煉獄の力を宿す焔剣斧。
この剣が世に姿を現すとき、神は失われ大地は炎に包まれるという。
目次
概要 
- MH3Gのラスボス、グラン・ミラオスの素材から作成できる火属性のスラッシュアックス。
強化前は「インフェルノクレスト」。
- 読み方は「あんこくとせきねつのけんとおの」。
個性の強すぎる名称が並ぶミラオス武器の中では、比較的マトモ…かも知れない。
どっちにしろ武器名としてはインパクト抜群だが。- ハンターからはカタカナだけ抜き出して「トノト」と呼ばれることが多い。
性能 
- ミラオス武器の宿命か、攻撃力は1012とG級武器の中では低い部類。
最終強化で同値で並ぶスラッシュアックスはヘリオスクラッシャーやアグリットペッカーのほか、あずにゃん等がある。
そして言わずもがな、斬れ味はデフォルトで紫20を持ち、斬れ味レベル+1で70に延長という素晴らしさである。
- 一方で装填ビンは強属性。だが、ただでさえ強撃ビン一択とされることの多いスラアク界隈では
残念ながら強属性ビンは悪くていらない子扱い、良くて2番手という地位に甘んじてしまっている。
そう、普通のスラッシュアックスであれば…。
- ここで火属性値を見てみよう。その数値はなんと460。
これはMH3Gの火属性スラッシュアックスの中で最高値を誇っており、
その高い属性値のおかげで強属性ビンがとても輝いてくれるのだ。
アルバ剣斧の例があるように、たとえ強属性ビンであろうが、
肝心の属性値さえ高ければその恩恵に存分に預かることが出来るのである。
ミラオス武器の中では最も長所を活かしきれていると言えよう。
むしろ、ミラオス武器に強撃ビンだとお互いの特徴が全くかみ合わない事態に陥っていただろう。
火属性攻撃強化+2に加えて、オトモ踊りか狩猟笛の属性攻撃強化を乗せた上での
属性解放突きは強烈そのものである。
- 他の大部分のミラオス武器種同様、火属性武器種の頂点に立つ性能を持つ。
というのも、競合相手に挙げられる火属性スラッシュアックスは他に強撃ビンの紅蓮斧ヘルゼスティ、
同じく強属性ビンのギガントエンケラ等が存在する。
これらの武器種はいずれも物理攻撃力の期待値においては赤熱を上回っているが、
属性値が非常に低く、何より斬れ味レベル+1を発動しても白止まり(後者に至っては素だと青止まり)、
という致命的な欠点を抱えているのである。
結果、長い紫ゲージを有し、強属性ビンの恩恵を最大限に受けられるステータスを持つトノトが
一歩勝った状態となっている。
素材面で言えば、特にギガントエンケラは、最終強化に使うレア素材の大地を穿つ剛角の存在が……
余談 
- 武器の説明文の意味をそのまま解釈した場合、
この武器を剣モードにしただけで神が失われ、大地が炎に包まれる事になる。まるで意味がわからない
ミラオス武器の中では比較的まとも……な名称の反動だとしても物騒過ぎやしないだろうか。
斧モードしか使わないなら大丈夫なんだろうか
現世を煉獄に変えるだの、善と悪を一掃するだの、人の世に終焉を告げるだのと、
物騒な同胞を孕むミラオス武器の中でも際立った説明文といえよう。
- 納刀時は他のスラッシュアックスと比べて小さく感じるが、抜刀すると刃の部分が大きくなる。
また、一見すると納刀時はミラオス武器のガンランスや弓と同様に光らないように見えるが、
よく見ると柄の先端部分が明滅している。
- 北欧神話では、「ラグナロク」という世界の終末が記録されている。
ラグナロクの最後のほうは炎の巨人スルトが炎の剣で神々と世界を焼き尽くすという
凄まじい展開を見せるが、そのスルトが「黒」を意味しているようで
当武器の名前と剣モードの説明文・高い火属性値かつ強属性ビンと言う仕様と一致していることから
モデルとされたのかもしれない。
「暗黒と赤熱」と言えば単にグラン・ミラオスの特徴と捉えられることも可能だが
そのミラオスも巨人と言われているのである。