武器/武者備え

Last-modified: 2023-10-31 (火) 23:17:39

荒ぶる戦神が遣わしたという朱色の剣。
ひとたび切り結べば攻防一体の美しい舞を見せる。

目次

概要

  • ダレン・モーラン素材で作られた片手剣。
    ジエン武器の峯山小太刀と同系統のデザインだが、ダレンの甲殻で朱色に染まっているのが特徴。

性能

MH4

  • 生産段階の武者備えの特徴は、圧倒的緑ゲージ
    この時点でのこの長さの緑ゲージは非常にありがたく、継戦能力は抜群。
    水属性値も300と非常に優秀。攻撃力は低めだが会心率10%が補ってくれる。
    素材も大地の龍玉が不要で作りやすく、あえてケチを付けるならスロットが空いていないことぐらいで、
    非常に優秀な一振りになっている。
  • 上位素材を用いることで豪剣【天羽々斬】に強化される。
    攻撃力は196と下位武器並に低いが、
    • 斬れ味は素でまずまずの青ゲージ、匠で短めだが白ゲージ
    • 会心率は20%と優秀で、低い物理攻撃力をカバーしている
    • 当然だと言わんばかりの圧倒的水属性値470
    • オマケのスロット1に、かなりありがたい防御力+30
    と、ほぼ全方面に隙がなく、水片手剣の最高峰とも言える性能になっている。
    斬れ味がやや心許ないが生産水片手剣でこれを上回る斬れ味ゲージの武器がないため、実質独走状態である。
    素の青ゲージもまあまあ長く、属性の斬れ味補正は小さいため、匠を切っての運用も視野に入る。
  • 特に物理肉質が固く、他の属性がほとんど通用しないが水属性にだけは非常に弱い特徴を持つ
    グラビモス亜種に対してはまさに最終兵器
    確かに白ゲージは短いが、片手剣の斬れ味補正のお陰で青ゲージであれば全く問題なく戦うことが出来るのだ。
    他の片手剣ではソロで20分以上掛かることさえある中、この武器は軽く5分針まで叩き出せる
  • ただ、その性能故に生産難易度も高めで、大地の龍玉と獄狼竜の昏玉を1個ずつ要求される。
    下位でも手に入る大地の龍玉はともかく、獄狼竜の昏玉は需要も高く非常に厄介。
    地味に豪山龍の上腕甲5つも厳しい。

EX武器

  • イベントクエスト「砂漠に鳴らせ、勝ちどきの銅鑼」で手に入る豪山龍チケットを用いて、
    「EX武者備え」「EX豪剣【天羽々斬】」が生産可能。
    こちらは覚醒型の片手剣であり、スロット数と攻撃力が優秀。ただし、斬れ味は通常版と互角。
    失われた技術の復元を試みた結果、新たな性能を発現した。
  • EX豪剣【天羽々斬】は、
    • 攻撃力224、会心率30%と高めの物理性能持ち
    • 斬れ味は豪剣【天羽々斬】と全く同じ
    • 水属性450を備える。ただし、覚醒必須
    • スロットは3つあるが防御ボーナスはなし
    覚醒と匠がないとブラッディネルソードの劣化となるので、覚醒と匠は必須である。
    なお覚醒と匠を用意すれば総合性能は豪剣【天羽々斬】を上回るが、
    スロット3を駆使してもスキルの圧迫率が高く、運用は難しい。
    また天剣の龍玉が必要なので、生産時期は遅くなる。
    とはいえ、天剣の龍玉自体は尾殻や扇刃集めの途中に有り余るほど手に入るので、素材集めは楽な方。
  • 他のEXダレン武器と同じく、残念ながらG級強化先は存在しない。
    とはいえ性能は高く、覚醒の発動難易度もMH4Gではやや下がっているため、
    所持している場合はG級序盤までならばつなぎとして使っていけるかもしれない。

MH4G

  • G級個体が登場し、それに伴いG級強化が追加。
    大蛇御魂→豪崇剣【八重垣】の順に強化される。
    ちなみに、EX武器の方には強化先は追加されなかった。
  • 最終強化「豪崇剣【八重垣】」の性能は以下のとおり。
    • 攻撃力280とG級武器としては最低クラス
    • 斬れ味は素で短めの白、白30+紫20
    • 会心率30%。この物理性能では意味が薄そうに見えるが……?
    • 非常にありがたい防御+45、空きスロット1つ
    • 圧巻の水属性530
    水属性特化の片手剣としてはまさに最高峰の性能である。
    一見存在価値が薄そうな会心率も、今作で追加された新スキル「会心撃【属性】」を乗せた途端、
    属性ダメージの期待値を押し上げる強力な付加価値となる。
  • 斬れ味の関係上斬れ味レベル+1が必須スキルとなっているのが難点に見えるのだが、
    実は本作には斬れ味レベル+1、会心撃【属性】、特定条件下で会心率を+50%する力の解放+2
    そして水属性攻撃強化+1(SP12)を全て一式で発動できるとんでもない防具が存在する。
    素材交換で入手できるアマツマガツチの防具「荒天シリーズ」がそれで、
    マイナススキルのスローライフが元気ドリンコなどで実質無視できることも相まって非常に相性が良い。
    作製時期はラスボス後で製作難易度も非常に高いが、この武器を本気で使ってみたいプレイヤーは是非揃えてみよう。
    • 入手に運こそ絡むが、仮に匠+6以上のお守りがあると更に苛烈な構成も可能。
      頭からヘリオスX、アカムトX、以下リオソウルZと構成し、匠のお守りを突っ込み武器スロ1を使うことで、
      見切り+3、斬れ味レベル+1、高級耳栓、会心撃【属性】、水属性攻撃強化+1と、
      この武器のポテンシャルを最大限にまで発揮できるスキル構成が可能になる。
      水弱点かつ高級耳栓も欲しいグラビモスとその亜種にはキラーとも言える組み合わせを実現できるだろう。
    • 水属性攻撃強化+3までつければG級グラビモス(亜種)の足を10回斬るまでにダウンさせることすら可能。
      ソロですら軽くハメまがいの真似が出来るのでお守りも含めて検討する価値はかなり高い。
  • 作製難易度は高い……というか面倒で、「豪山龍の重腕甲」をあろうことか合計で7個も要求される。
    大地の龍神玉も1つ必要だが、余程運が悪くない限り重腕甲集めの過程で手に入る。
    現在は噴気孔破壊がサブタゲでマラソンしやすい「大砂漠の撃龍船祭!」等の配信で
    ダレン自体の素材は配信以前より集めやすくなっているが、
    他にディアブロスのレア素材「大地を穿つ剛角」を1つ要求される。
    厄介な素材だが、幸いにも3Gの時ほど入手難易度は高くないのが救い。
    大地を象徴する古龍と飛竜というだけあり、素材の相性は良いのだろうか。
  • 物理性能が高い正統十字ペリスケリスとは使い分けが重要になる。
    ブラキディオスのように物理が柔らかく属性の通りがイマイチな相手にはペリスケリスを、
    グラビモス亜種のようにやたら硬いが属性には弱い相手には八重垣と使い分けるといいだろう。

余談

  • ちなみに、【天羽々斬】(あめのはばきり)とは、日本神話に登場する剣の名前である。
    素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、この剣で八岐大蛇を退治したと言われている。
    G級1段階強化の「大蛇御魂」もこの神話にあやかっているのだろう。
  • G級最終強化につく銘【八重垣】とは、島根県松江市に実在する神社の名前である。
    上記にある素盞鳴尊を主祭神として祀っている。
  • EX武者備えのデザインは青色の発掘峯山小太刀のもの。
    そのため盾に突起がなく、ジエン武器の象徴である四つ菱もそのまま再現されている。
  • 素材元の関係上この武器は4シリーズにしか登場しないが、
    実は4と4G共に環境面でも性能面でもかなり恵まれている。
    4の時点でこの武器と特に相性の良いグラビモスとその亜種に対して単純に有効というだけでなく、
    片手剣という武器種自体の恩恵がモロに発揮される点や、
    4Gになってから登場した相性の良い属性会心と関連してなのか、
    属性会心の補正値が他武器よりも高いにもかかわらず、
    他のダレン武器より高めの会心率*1までもらっているところなどを見れば分かるだろう。
    他にも相性の良い防具まであるのも大きい。
    更に属性偏重であるため発掘武器にも立場を脅かされることもない。
    武器種と噛み合う性能、相性の良い相手、相性の良い防具とスキルが揃った、
    まさに4シリーズという作品に愛された武器と言えよう。

関連項目

モンスター/ダレン・モーラン
武器/ダレン武器
武器/小太刀【砂凪】 - デザインが似ているジエン武器
武器/豪剣アグニ - 同じく「豪剣」の銘を持つ片手剣。こちらは火属性武器である。


*1 正確にはガンランスの豪崇銃槍【天津日高】と同率