武器/海王槍リヴァイアサン

Last-modified: 2023-11-01 (水) 14:27:28

MHP2より登場した、ガノトトスの素材をベースに作られた上位ガンランス。

目次

概要

  • ガノトトスの素材より作られたガンランス、マリンフィッシャーの強化形。
    その完成度の高さより「水竜の分身」とも謳われる強力な武器である。
  • 他のガンランスと比べて砲身が細く、
    それを上下から挟み込むような形でヒレを加工した刃が取り付けられており、
    遠目からだと大剣かなにかと見間違えそうな形状をしている。
    • 柄の近くにはリールがあり砲身には糸が巻き付いている。
      更に下側の刃には釣り針がついており、釣竿を模した形状になっているのが特徴的。
      まさにマリンフィッシャーを体現したデザインと言えよう。
    • 実はこのリール、竜撃砲の使用時に高速回転するというギミックが……無い
      独特で面白い形状故に期待したハンターには残念なお知らせである。
  • 刃は上質な水竜のヒレを特殊な薬液に浸しては
    それを天日干しにして乾燥させるという工程を幾度も繰り返して作られ、
    さらに水竜の素材から作られた高性能な冷却機構を搭載、
    使い手の技術が必要だが、砲撃の連射性も強化されている。
    その一突き、そしてその砲撃の威力は津波を打ち破るほどとも言われる。
  • 当初はこの形態によりひとまずの完成を見たが、その後に確認されたより強靭な個体、
    そしてそのような個体から得られるより上質な素材によって更なる強化が可能となった。

性能

MHP2(G)

  • シリーズ初にして、MHP2では唯一の水属性ガンランス一派の完成形。
    基本攻撃力はそこそこだが、水属性値が高く、
    水属性を弱点とするモンスターに対しては相当な強さを発揮する。
    また、砲撃はLV3放射型で使いやすく、斬れ味もなかなか優秀。
    素材も集めやすいものが多く、生産難度が比較的低いのもありがたい。
  • MHP2GではG級素材により海神槍リヴァイアサン、そして海滅槍アビスへと強化が可能。
    攻撃力575、水属性400、素で白ゲージ、Lv4放射型と平均以上の性能を持ち、
    スロットも1つあるため、さらに使いやすく強化されている。
    製作難度もやはり低めになっており、しかもG2上がりたての段階でもう素材は全て集められる。
    実用性も高いので、ひとまず前線を任せられる武器を何か一つ作りたいという時には
    候補として挙げられ、作った後もしっかり活躍してくれる。
  • ウカムルバス討伐後にはマリンフィッシャーGが作成できる。
    攻撃力598、水200、スロット0、放射レベル3、匠で紫30と物理偏重型だが、
    属性値に差がありすぎるため水属性ガンスとしてはアビスに軍配が上がる。
    要求素材もそこまで易しくないため見た目が好きな人用か。
  • 同じくMHP2Gではヴォルガノスの素材を導入することで、
    海王槍リヴァイアサンから熔銃槍ヴォルケーノへと派生強化することが出来る。
    こちらはヴォルガノスの武器らしく、一転して火属性武器である。

MH3G

  • ガノトトスの復活により、マリンフィッシャー系列の武器も再登場。
  • 今作ではディープオーシャン以降がG級武器となり、海神槍リヴァイアサンが最終形となっている。
    「リヴァイアサン」としては歴代シリーズの中でも最強の武器となったが、
    スロットが消えてしまい、汎用性の方は下がってしまった。
    また、ハプルボッカやアグナコトル亜種の素材から作られる水属性ガンランスもMHP3から続投。
    特にアグナコトル亜種の素材から作られるダム・アグナコルソは非常に強力なライバルとなっており、
    MHP2Gの頃ほどの活躍は難しくなってしまった。
    • とはいえ、決してダム・アグナコルソの下位互換というわけではない。
      属性値や斬れ味では劣っているものの、攻撃力ではこちらが勝っている。
      また、あちらは砲撃タイプが通常型LV5なのに対してこちらは放射型Lv4なので
      砲撃をメインのダメージソースにする戦い方ならばこちらのほうが使いやすい。
      工夫と愛情があれば、充分前線で活躍し続ける事が出来る。
  • 海滅槍アビスは未登場。ラギアクルス希少種とイメージが被るからであろうか。
    登場したならラギアクルス希少種の防具と組み合わせて、
    全身アビス装備という一種のネタができたというのに残念である。
    ただ、実現できたとしてもアビスシリーズのスキル構成を考えるとシナジーが薄く、
    本当にネタの領域になってしまうが。

MH4

  • 投網マシーンでガノトトス入手の素材が入手できることで続投した。
    マリンフィッシャーからイャンガルルガ古代魚リオレウス亜種の素材を投入することで強化していき、
    最終的に海王槍リヴァイアサンとなる。必要なレア素材も古代魚くらいと比較的良心的である。
  • ライバルではダレン武器豪銃槍【天照大神】があがり、あちらは
    下位の段階では強化前の燦々顕現がこの時点ではガンランス全体で規格外ともいえる性能で他を圧倒しているが、
    豪銃槍【天照大神】と海王槍リヴァイアサンの対比になると立場が逆転、
    威力・属性値・斬れ味ともにリヴァイアサンが上回ることとなり、作成難易度の低さでもこちらに軍配が上がる。

MH4G

  • G級が追加され、投網マシーンで入手できたこの武器にも見事G級強化先が用意された。
    上位の海王槍リヴァイアサンから海神槍リヴァイアサン、そして最終強化として「海滅槍アビス」が復活した。
    • 今作では海神槍からの一発生産も可能になった。
      その場合大竜玉がもう一つ必要になるものの、そこまで苦労することはない。
      また、アビスには堅牢な白銀の角を3本要求されるが、
      幸い破壊できれば100%の確率で手に入るため、ヤツに悩まされることが少ない。
      総じて作成難易度は低めである。
  • 上位では物理寄りの性能となっていたが、G級では控えめだった属性値が大幅に上昇し、
    攻撃力575、水430、会心率10%、素で長い白ゲージ(匠で極短紫)、放射Lv4、
    オマケにスロット1と、物理と属性でバランスの取れた性能となっている。
    優秀な斬れ味は鳴りを潜めたものの、素の白ゲージが長いので扱いやすさは相変わらずである。
    やはり、癖のない性能がこの武器の強さといえよう。
  • 余談だが、今作には素材主こそいないものの、
    ラギアクルス希少種のガンランス、冥銃槍エングルムが登場しているので、
    ごっちゃにならないよう注意されたし。
    ラギア希少種の防具が「アビス」である。

MHX(X)

  • ガノトトスが狩猟対象として復活したことで、当然この武器も続投。
    最終強化で海王槍リヴァイアサン…ではなく、ディープフィッシャーとなる。
    その性能は、
    • まあまあの攻撃力200
    • 高めの水属性36
    • 放射3
    • 素で青40、匠+2で白20
    …といったもの。
  • 水属性の放射型ガンランスとして対抗馬となるのは、
    今作メインモンスターの一角たるタマミツネ素材のさばへなす荒槍の水守
    素の攻撃性能ではディープフィッシャーがリードしているが、匠で出現する白ゲージの長さでは圧倒されているため、
    素の青ゲージ運用ならディープフィッシャー、匠運用なら荒槍と使い分けるのが良い。
    とはいえ、MHXの環境ではガンランスの必須スキルに加えて匠まで発動させるのは至難の業なので、
    基本的にはこちらが有利と思っていいだろう。
  • 続くMHXXではG級強化が可能。
    究極強化でアビズモフィッシャーとなる。
    性能を見ると、
    • 攻撃力320
    • 伸び悩んだがそれでも高めの水属性40
    • 放射4
    • 素で白40、匠+2で紫20
    • 追加されたスロット1
    と、スロット以外は上位の性能そのままに強化されている。
  • 上位でのライバルであったタマミツネのガンランスとの立ち位置も変わらず。
    匠の発動難易度が大幅に下げられ、必須スキルとの共存も容易になったとはいえ、
    今作では紫ゲージの補正が下げられた影響で白ゲージとの差が縮まったこと、
    上位では負けていた空きスロット及び物理期待値がG級では並んだことを考えると、
    やっぱりこちらが有利と言える。
    ホロロホルルの翼爪や鏖魔ディアブロスの角など、白ゲージでは弾かれる部位を突きたいのでもない限り、
    基本的にはこちらを選んで良いだろう。

MHF

  • 海王槍リヴァイアサンからの強化として海皇槍ポセイドン、オチェアーノ・デセオが登場。
    強化にあたってガノトトス素材は一切使わず、まるで水と縁のない素材ばかり要求される。
  • SP武器として「シーアングラーSP」も登場。ヒレと鱗は紫色に変化しており、黒色の砲身が特徴。
    こちらは雷属性と毒属性の双属性。
    深海に潜む獲物すら狙い撃つ、釣人の名を持つ機械槍。

余談

  • 現在は海の王といえば海竜ラギアクルスの称号として有名だが、
    ラギアクルスが未発見だったMHP2当時、水棲生物の頂点に立つとされていたのはガノトトスであった。
  • 「リヴァイアサン(Leviathan)」とは旧約聖書に登場する海に潜む長大無比な魔獣の名である。
    「レヴィアタン」とも呼ばれる。
    陸の大魔獣ベヒモスと影の薄い空をつかさどるジズと三頭一対を成す存在とされるが、
    ベヒモスが「温厚な性格」の「最高の生物」とされるのに対し、
    リヴァイアサンは「凶暴な性格」の「最強の生物」とされる。
    また、キリスト教の七つの大罪の一角「嫉妬」を司る悪魔としても有名。
    悪魔としてのリヴァイアサンは、いかなる悪魔祓いも寄せ付けない強大な力を持つとされる。
    • ちなみに、海竜種の英語名は「Leviathan(リヴァイアサン)」である。
      英語版での武器名は日本版と大差ない「Leviathan Gunlance(リヴァイアサン ガンランス)」なので、
      魚竜種の武器にもかかわらず海竜種の種族名を冠するという、かなりややこしい武器となっている。
  • 海王「槍」とあるが、上記の通り武器種はガンランスである。海王銃槍ではダメだったのか。
    ガノトトスのランスを使いたい方はこちらをどうぞ。
  • MHFの海皇槍ポセイドンの銘にある「ポセイドン」とは、
    ギリシア神話などに登場する海を司る神の名である。
    ハデスの弟でゼウスの兄だったが、後にゼウスの弟でハデスの兄とされるようになった。
    神としての位はゼウスに次ぐとされるほど高く、争いでは津波を引き起こしたこともある。
    また、スペイン語でオチェアーノとは「大洋」、デセオとは「欲望」という意味を持つ。
    オチェアーノ・デセオを直訳すると「大海の望み」といったところだろうか。

関連項目

モンスター/ガノトトス
武器/ガノス武器
武器/ナバル武器 - 一部の通常種武器名に「海王」と付く点が共通している。