目次
焔魔滅龍棍 
紅龍の激怒が宿る操虫棍。
因縁の仇敵に刻まれし烙印は、復讐の連鎖を紡ぎ続ける。
概要 
- ミララースの今にも爆発しそうな赤とオレンジ色の角をそのまま使ったデザインで、
ミラアンセスロードと同じく、棍の両端は柄の片側を覆うようにして繋がっている。
虫笛部分はコンパクトで、刺々しい菱形の部分の中央にはやはり紅龍の眼が配置されている。
性能 
- 初期段階では焔魔滅龍棍。性能は攻撃力775、爆破属性500、会心率10%。
斬れ味は素では青までしかなく、匠でも白20と黒龍武器の割には斬れ味が悪い。
だが、爆破の数値の高さは、適当に振り回してもどういう結果を生むかを物語る。
- しかもレア10だからといってこれで終わりではない。
「焔魔滅龍棍」から「焔魔滅龍棍【灼火】」を経て「焔魔滅龍棍【劫炎】」へと強化される。
その性能は、- 最終強化したG級操虫棍としては平均的な攻撃力837
- 手数武器としては異常なレベルである爆破属性値は更に上がり、なんと560
- 斬れ味レベル+1により現れる紫30
- 取り回しが良いスロット2
- 地味に攻撃力を底上げする会心率15%
斬れ味こそ劣るものの会心率15%によって爆破武器のライバルとも言える砕光の黒曜杵に期待値で勝っている。
さらに、なんといっても爆破属性の冗談のような高さが最大の特色である。
これが何を意味するかというと、出会い頭にエキスをとり、棍縦振り回しで粉塵が1,2回発生するとまず爆発する。
いつかのディオホコリ溜め3にほぼ近い事が起こる。
- 気になるのは斬れ味ゲージの短さ。
黒龍棍同様、素では青ゲージまでしかなく、匠でも白20に紫30しか現れない。
操虫棍は手数武器であるため、探索でモンスター1匹と戦っていても緑ゲージまで落ちている事がザラにある。
斬れ味レベル+1と合わせて、消費を抑える業物や砥石使用高速化の併用はほぼ必須。
- 他の爆破属性操虫棍には、本作で追加された『砕光の黒曜杵』、
前作で大暴れしていたヤマタの進化系『蛇帝笏ペダンマデュラ』と強力なものが揃っている。
イベント武器に断罪の銃棍Jというものもあるが、覚醒必須な上に極限強化不可能なので忘れていい。- 砕光の黒曜杵には会心率を含めた物理期待値や属性値、スロット数で勝っているが
素で白50・匠で紫40という非常に優秀な斬れ味が持ち味。
その一方で此方の斬れ味は操虫棍としては心許ないので、
火力では完全に勝っていても継戦能力の差によって覆る事もある。
スキルを揃えて火力を突き詰めるか、他に欲しいスキルを付けるかで選ぶべきだろう。
作成できる時期は黒曜杵が圧倒的に早いため、G級攻略のお供はあちらが適任である。
- やはり最も手強いのは蛇帝笏ペダンマデュラ。
素で全体の3割を占める白ゲージと、滅龍棍を大きく上回る攻撃力が特徴。
滅龍棍の運用に必要な「斬れ味レベル+1」も「業物」も必要ないため、装備の組みやすさは比べるまでもない。
操虫棍としての使いやすさや物理攻撃力では大きく水を空けられていると言える。
とはいえ属性値では滅龍棍の方が圧勝であり、物理攻撃力自体も紫ゲージであればペダンマデュラの白ゲージには勝てる。
何より今作は怒天シリーズをはじめとした高性能な刀匠付きの防具が揃っており、装備さえあれば業物との共存もさほど苦労しない。
瞬発力に関して言えば滅龍棍が優位と言って差し支えないだろう。
肉質の柔らかい相手や長丁場ではペダンマデュラ、硬い相手や連続狩猟では焔魔滅龍棍、といった使い分けが推奨される。
- 砕光の黒曜杵には会心率を含めた物理期待値や属性値、スロット数で勝っているが
- 金のかかる操虫棍を同じく高額化しやすい紅龍素材で作るため、作成費用が非常に高い。
生産の時点で99999zかかる上、【灼火】への強化に133333z、最終強化の【劫炎】へは166666z必要とする。
そこに猟虫のレベルアップも必要なめ、生産から最終強化まで強化まで一括で行うと所持金の桁が一つ減ることもある。
幸い、素材を集める過程で大量に取得することになる紅焔鱗が一つ13650z、
紅焔殻が一つ10680zと破格の値段で売れるので、必要分以外をまとめ売りしてしまうと良いだろう。
しかし、全ての紅龍武器をつくろうとすると紅焔鱗や紅焔殻の必要数も凄まじいことになるので注意。
この焔魔滅龍棍ではさほどでもないが、他武器では紅焔鱗や紅焔殻を2桁単位で要求される事が多い。- 必要素材も量こそ多くないが満遍なく要求される。
作成に黒龍の紅焔殻×3、黒龍の紅焔角×2、古龍の大宝玉が必要になり
【灼火】には黒龍の紅焔翼×3、黒龍の紅焔鱗×5+虫素材、
【劫炎】には黒龍の魔神眼3、炎王龍の靭尾2+虫素材となる。
魔神眼と紅焔翼、紅焔角がうまく手に入るかは運次第だが、頑張って3回部位破壊してみよう。
確率は低いが基本報酬にも並ぶので入手にはそれ程苦労はしないだろう。
- 必要素材も量こそ多くないが満遍なく要求される。
黒滅龍棍 
紅龍の力を秘めし血塗られた操虫棍。
禍々しき破滅の力は、自然界の理すら支配する。
概要 
- デザインは焔魔滅龍棍から変わり、刃が折りたたみ式になっている。
武器全体の色合いはミラバルカンを意識した、焦げ付いたかのような赤銅色。
簡単に言ってしまうと、クロノロッド系列の方の黒龍棍の色違いである。
性能 
- 究極強化は真・黒滅龍棍【旦明】。
- 申し分ない攻撃力330
- それを押し上げる会心率15%
- 爆破棍どころか全属性棍中でも最大数値の爆破55
- 斬れ味は素では青30と残念だが、匠で白10と紫30
- この性能でスロット3
攻撃力だけなら既に真名武器に並び、そこに会心率15%のブーストと破格の物理性能。
素の状態では斬れ味が残念だが、斬れ味レベル+2で白10+紫30が出現し、
圧倒的な属性火力を持ちながら物理期待値が全操虫棍中3位まで一気に跳ね上がる。
つまるところ、MHXで猛威を振るった勇猛と光明の凄烈弓の再来である。
- なんと、匠有りなら物理期待値のみで無属性棍を完全に上回っている。
もちろんその差は操虫棍の手数と属性値の高さにより大きく広がる。
- 匠と業物を使用する場合グギグギグテンプレ、もしくはその亜種を着込む事になるが、
元々の会心率と会心率上昇猟虫によって十分な会心率は確保出来るため、超会心によりさらなる高火力を得られる。
斬れ味には不安は残るものの、今作では業物臨戦、剛刃研磨、エキススキルなど
斬れ味をカバーする手段が豊富に揃っており、それらで弱点を補えば
圧倒的な物理で殴りながら高い属性値で爆砕しまくる恐ろしい一振りが爆誕する。
弱点部位が狙い難い、そもそも弱点部位がないモンスター相手でも爆破属性が後押しして火力を発揮するので、
肉質が硬かろうが属性耐性が高かろうが問答無用でねじ伏せることもできる。- ただし、匠で出した紫ゲージを他の手段でカバーすればいい、ということは裏を返せば
その手段を全く用意しないと使いづらくなるということでもある。
白と紫合わせて40という数値は手数の多い操虫棍では早めに使い切ってしまい、
また上述の絶対回避【臨戦】にしろ剛刃研磨にしろエキスにしろ挟むべきアクションの頻度が多くなるので、
煩わしさはどうしても拭えない。
- なお、グギグギグテンプレ全般に言えることだが、属性耐性がネックになる点に注意。
操虫棍は機動力・復帰力ともに高く防御力も自前で上げられるため、他の武器種よりはかなりマシではあるが。
- ただし、匠で出した紫ゲージを他の手段でカバーすればいい、ということは裏を返せば
- 爆破属性のライバルとしては、燼滅刃ディノバルドの操虫棍、真滅旋ヘルダヴァが挙げられる。
あちらは攻撃力300、会心率5%、爆破属性値42…と攻撃および属性値は旦明に悉く敗北しているものの、
素で白50&紫30と優秀な斬れ味を持つ。
臨戦のゲージも溜まりやすいので斬れ味面では優位だが、今作では匠、業物の併用が容易であり、
旦明も臨戦で紫を維持できることから、斬れ味の維持に気を遣う事を厭わなければ旦明に軍配が上がる。
- 汎用性の高いライバルとしては舞羽ン舞王の大跳躍も挙がる。
斬れ味こそ悪いものの、武器倍率380におまけの氷属性という火力特化の一本。
素の状態で、斬れ味レベル+2発動時の期待値でこちらを圧倒的に凌駕し、
属性値もありながら物理威力でゴリ押しできる性能故に、旦明のライバル的な立場とも言える。
白ゲージは20とやや物足りないが、二つ名補正故に業物臨戦での維持はそれほど苦しくはない。
理想とするスキル構成や相手の肉質や体力等クエストの性質をよく考えて、使い分けをしていきたい。
- 総合すると、高攻撃力、高属性値、そこそこの会心率、スロ3を兼ね備える、
正にミラバルカン武器の良いとこ取りを実現した驚異の逸品。
MH4における渾然一体の薙刀ヤマタ同様、今作における操虫棍の最終到達点の一つと言える武器である。
スキルを整えることで最高クラスの総合性能を発揮することから、
超特殊にソロで挑むプロハンのお供としてもよく見かける。
- ミラバルカン武器であるため、作れるのはラスボス戦後となる。
またミラバルカン自体がMHXXからの登場であり、上位個体も存在しないことから攻略用にも使えない。
活躍できるのは装備がほぼ整っているであろう最終盤からであり、
それまでに完成できるライバル操虫棍が多くなることには留意する必要がある。
- また、製作難度も高い。
紅龍素材は勿論、あの悪名高い古龍の大宝玉を要求される。
そして何よりも面倒なのが獰猛な爆縮液。
獰猛化ブラキからしか取れない上、そのクエストも依頼クエストなので依頼クエストを進めていない人は
持ち込み禁止のイベクエか超高難度の大連続イベクエに挑まないと手に入らないのだ。
更に、前者のサブタゲでは絶対に出ず、後者はサブタゲが無い上に報酬で手に入る確率はわずか6%。
その為、作りたいなら依頼クエストを進めておくことを強く推奨する。
- 全体的な性能の傾向は上記の焔魔滅龍棍と大体同じような物である。
しかし、Xシリーズは絶対回避【臨戦】のおかげで紫ゲージの維持が容易なため、
斬れ味が問題にならないのもこの武器が覇権を握った要因だと言えよう。
4Gと違って発掘武器も存在しないし
余談 
- 究極強化の武器名にある「旦明(たんめい)」とは「明け方、夜明け」という意味である。
- しかし環境によっては一発変換で出てこないため、字面がほんのすこし似ている「旦那」と呼ばれることも。
関連項目 
武器/ミラ系武器
モンスター/ミラボレアス【紅龍】
モンスター/ミラボレアス【紅龍】特殊個体
武器/黒龍棍
武器/ミラアンセスロード