顕現せし憤怒の相。
欲に塗れし魂の穢れと苦しみを断ち切らん。
目次
概要
- MHW:Iのラスボスである地啼龍アン・イシュワルダの大剣。
見た目は鉤爪のような鍔を備えた幅広の剣で、切っ先には細かい焔のような意匠がある。
刀身には大木から切り出した年輪のような模様が入っている。
性能
- 龍骨派生の龍封じの大剣から派生する。
その性能は、- トップクラスの攻撃力1344
- 属性解放で龍属性540が出現
- 龍封力【大】
- 素で白10、匠3から紫ゲージが出現
- 地味にありがたいLv1スロットが2つ
- 防御力ボーナス+30
- レア度12
匠Lv3から紫ゲージが出現し、更に攻撃力がトップクラスに高い。更に無属性強化も乗る。
紫ゲージかつ無属性強化を乗せた期待値は上位に食い込む。
匠で出る紫ゲージは最大30と短いのだが、抜刀大剣や達人芸運用であれば十分。Lv4で止めて他のスキルに振るのもあり。
- 無属性強化が乗る高攻撃力武器は他にザルファシュレッダーや吼大剣【荒咬】などが存在する。
ザルファシュレッダーはこちらを上回る攻撃力1392を誇り、紫ゲージも出すことが可能。
しかし最大でも紫ゲージは10と、流石の大剣も維持に気を向ける必要がある斬れ味となっている。
吼大剣【荒咬】もこちらを上回る攻撃力1392に加えて匠3で紫ゲージが出現する。
一方で会心率が-30%とかなり低く、スキルやカスタム強化を会心率のケアに回す必要がある。
このため、両者とも十分差別化は可能となっている。
余談
- 他のイシュワルダ武器同様、銘やデザインに仏教(密教)や仏像の要素が入っている。
とはいえ仏教の解釈や教義の難しい部分なので、ここでは簡単な説明に留める。- 「無相」は形の無いことや、すべての執着を捨てた状態のこと。
あるいは仏教で言う「空」、全てのものに定まった形は無い、といった部分に関わる。 - 「法身」は仏教における考え方の流派などによって差があるが、
肉体的な身体に対する「真理としてのブッダの身体」や「絶対的な真理」、「功徳」などを指す。
- 「無相」は形の無いことや、すべての執着を捨てた状態のこと。
- 仏教で「不動」と言えば、日本でも「お不動さん」としても親しまれる仏の化身、不動明王のことだろう。
不動とは「揺るぎ無い」という意味で、梵語では「アチャラナータ(揺るぎ無い守護者)」と呼ばれる。
不動明王は、悪を縛ったり人を引き上げたりする縄「羂索」を提げ、
悪を追い払い因縁や煩悩を断つ金剛杵型の剣「三鈷剣」を携えた姿で知られる、
無相法心―不動―のデザインは、爪の数や向きなどに違いはあれど、ほぼ巨大な三鈷剣そのものである。
切っ先の焔のような造形も、炎を背負った図像で描かれる不動明王のイメージから採られているのかもしれない。- 不動明王は仏の化身のなかでも「教令輪身」という姿で、簡単に言うと
無軌道や衆愚に至る者達に武力を駆使してても更生させる、
説法を聞き入れようとしない者を猛烈な怒りで畏怖させ、
縄でふん縛ってでも、剣を振るってでも、仏の道に帰依させるぞ
という強い意思を顕にした形態。
このため、不動明王の像や絵は「憤怒相」と呼ばれる恐ろしげな表情や姿で表わされる。
仏教は説法を中心とした穏やかなイメージも強いが、不動明王のように
武器を携えて魔を降し、気迫の現れでもある激しい怒りの表情で人々を畏怖させるなど、
強い態度で臨む存在や仏の化身は割と数多く存在する。
- 不動明王は仏の化身のなかでも「教令輪身」という姿で、簡単に言うと
関連項目
モンスター/アン・イシュワルダ
武器/イシュワルダ武器
武器/バスタークラブ - MHXXの究極強化で、強化すると不動明王の名を冠するヘビィボウガン。
武器/天具・調伏の剣 - 強化すると不動明王の名を冠する片手剣。
防具/金剛・不動シリーズ - ガンナー用が同じく「不動」の名を持つ。