煌黒龍の爪を用いたハンマー。
龍を護り、人の世界を破壊する
ための武器なのだと噂される。
(煌黒の堅鎚)
狂気の龍鎚。光に惑いし心弱き
者が持てば、精神はのみ込まれ
二度と人の心は戻らない。
(煌黒堅鎚アルメタ)
熟練ハンターすら怯む異様な形状を持つ、煌黒龍の素材から誕生したハンマー。
この武器に必要なのは破壊力ではなく、むしろその真価を発揮させる狩人の存在である。
目次
概要・性能
- MH3より登場するアルバトリオン武器の一つ。
他のアルバ武器と同様、攻撃力はやや控えめながら龍属性値が高く、斬れ味が良いのが特徴。
最終強化した場合、何れの登場作品でも匠不要という圧倒的なアドバンテージを獲得しており、
高属性値・攻撃力を両立した優秀なハンマーである。
- 最大まで溜めるとアルバトリオンの角を模った突起物が伸びるという不気味なギミックがある。
MH3Gではこの突起物が今までの倍近くまで伸びるようになっており、より棘々しさが増した。- ちなみにこの突起物だが、武器説明では「煌黒龍の爪を用いた~」となっているので、
実際には角ではなくてアルバトリオンの爪が正体であるとみられる。
- ちなみにこの突起物だが、武器説明では「煌黒龍の爪を用いた~」となっているので、
MH3
- 「煌黒の堅鎚」を強化することで作成可能。
及第点の攻撃力936、龍属性値400、更に今作で希少な紫ゲージと三拍子そろった強ハンマー。
本作ではハンマーは斬れ味が良いほど気絶値が高くなる仕様であるため、
長い紫ゲージの現れるアルメタ1本あれば良い。
正しくアルメタ無双状態であり、全てのハンマーを完全に見下す形であった。
もう一つの紫ゲージを持つハンマーであるイビルジョーハンマー:カオスラ剛・天は、
攻撃力でアルメタに大きく勝るものの紫ゲージが短い、龍属性値も小さいといった欠点もあり、
短期決戦や龍が効かない相手に対する運用が主となり用途が被ることがなく、まさしく2強。
- こちらは龍属性のよく通る相手や長期戦となるモンスターに担がれていた。
リオレウス等の単純に龍属性がよく通る相手との相性は言うまでもないが、
長期戦となる相手は古龍やイビルジョーと龍が有効な敵ばかりであり、こちらも強力なシナジーを持つ。
一方でカオスラは龍属性が殆ど効かず体力も然程ではないチャナガブルやロアルドロスに鳥竜種、
そして特殊な例としては火事場と麻痺ガンによるアルバハメ用PTで担がれる*1ケースが多かった。
この通り武器スペックによる立ち位置が対になっているのは明らかだが、
こちらはイビルジョーに有効な一方あちらがアルバトリオンに有効と相性的にも対になっていたりする。- 「煌黒の堅鎚」からの強化には「覇王の証」を1つ、「煌黒龍の尖爪」を3つに加え
アルバトリオンのレア素材「瑠璃色の龍玉」を要する。
何れもアルバトリオンを数回倒せばまず集まるため、作成は比較的容易。
- 「煌黒の堅鎚」からの強化には「覇王の証」を1つ、「煌黒龍の尖爪」を3つに加え
MHP3
- ゲームの仕様上紫ゲージは姿を消したが、素で長い白ゲージを持つ。
攻撃力と属性値のバランスが取れており、相変わらず使い勝手が良く優秀な性能。
また、スロットが2つに増えており、ライバルである暴風槌【裏常闇】との差別化を図れる。
匠不要武器であるため、今作では非常に重いこのスキルを無視できるのも実用面では大きい。
MH3と同様、「瑠璃色の龍玉」以外に特に入手の難しい素材を要求されないため、
比較的作りやすいのも嬉しい。
- MHP3屈指の性能を誇るシルバーソル装備と相性が良い。
スロットが増え、より柔軟なスキル構成が可能になったことで というハンマー使い垂涎のスキル構成も可能となっており、
当時のこの運用は「シルソルアルメタ」としてハンマー使いにとってのテンプレ装備のひとつであった。
当時の弱点特効の仕様上、ほぼ常に会心率50%だったのもハンマー全体に対する追い風であった。
- ……しかし、今作でも無双状態と言われることは多いが、実際のところはそうでもない。
白ゲージが最大になってしまったことで、ライバルは結構増えているのだ。
例えばハンマーで重視される単純な物理面では剛槌ドボルベルクの青ゲージ状態と比較すると
ごく小さな差ではあるがこの時点で劣っている。
また、王牙鎚【大雷】はドボルハンマーより物理が10低いだけで実用的な雷属性を有する。
このため、これらの優秀な面々に出番を取られてしまうこともしばしばであった。- 尤も「アルメタが最適解となれないケース」が意外と多いというだけで、
他のハンマーが匠をつける分でシルバーソルで攻撃力UPや見切り、弱点特効で火力を盛れるため、
龍属性が15程度通れば無属性トップ格のドボルハンマーや裏常闇を逆転できる。
また、スロットが2つあることで、シルバーソル装備で火力や継戦能力を維持しつつ
耳栓や回避系スキルなど別方面のスキルも伸ばしやすい。
このことも考慮すると、幅広い敵に扱える汎用性という点で最高峰であることは間違いない。
そこは流石に裏ボス武器の実力であろう。
- 尤も「アルメタが最適解となれないケース」が意外と多いというだけで、
MH3G
- 何故か「煌黒の堅鎚」のキー素材はディアブロス亜種の「上質な黒巻き角」となっており、
その存在をアルバのクエストを受ける前にうかがい知れるようになった。設定ミスかもしれないが…
普通の武器にまじって妖しげな輝きを放つ様は不気味である。
- 攻撃力1092、龍450、素で紫と中々の性能だが、
強化にG級素材の「煌黒龍の凶爪」 ×3、「煌黒龍の天鱗」×4を要求されるため、実質G級武器。
紫こそ持つもののスロットは0であり、この段階では他のG級武器と比べると若干力不足といった印象。
過去「アルメタ無双」と呼ばれた実力は、真のG級強化を施された「神滅鎚」までお預けか…と思われていた。
神滅鎚アル・メタリア
- MH3Gにて登場した待望のG級強化形、「神滅鎚アル・メタリア」。
今作で強化を施されたG級アルバの素材が必要であり、
尚且つ前作、前々作で猛威を奮った煌黒堅鎚アルメタの強化先ということで、
MH3Gでも最強のハンマーとして君臨
…かと思われたが、そうは問屋が卸さなかった。
そう、遂に下剋上が起こったのである。なお実際はこっちの自爆である。
- 性能を一挙すると、攻撃力1196、龍属性500、斬れ味は匠無効の紫50、スロットなし。
高い龍属性と素晴らしい斬れ味は確かに魅力的だが、問題は攻撃力である。
武器倍率に直すと230なのだが、本作のハンマー界のトップを走る震撃鎚グロンド・ギガと比べると、
なんと武器倍率で60劣っており、攻撃力UP【大】と挑戦者+2を併用してなお15もの差をつけられてしまっている。
さらに、この2スキルを併用しようとするとまず間違いなく暴風槌【裏常闇】に負ける。
これだけでも過去2作品で主力だったことを考えるとこの武器にとっては屈辱に近い低性能なのだが、
実際のところ、無属性運用云々以前の問題として、
同属性の狼牙鎚【食獄】と鎬を削る程度のスペックとなってしまったのが事実である。
アルメタ無双とはいったいなんだったのか。- これはMH3でのネタハンマーであった震鎚ギガスの関係と完全に逆転している。
MH3でギガスを馬鹿にしていたバチが当たったのだろうか?
- これはMH3でのネタハンマーであった震鎚ギガスの関係と完全に逆転している。
- しかし、最強のハンマーの座こそグロンド・ギガに譲ったものの、
今度は正しく、龍属性ハンマーとしての運用が可能になったと言えばなった。
そもそも無属性武器として使ってなお最強クラスの性能であったMHP3以前のスペックの方がおかしいのであり、
龍属性武器なのだから龍属性弱点の相手に担ぐのが適当、というのが本来アルメタの在るべき姿なのである。- やはり、匠要らずで長大な紫ゲージを持つ事による継戦能力の高さとスキル構成の柔軟性は
狼牙鎚にはない長所である。
これに加えてハンマーの中ではトップクラスの属性値を持っているのがこの武器である。
これらの利点を生かせば、立派に活躍する舞台を整えることも十分可能だろう。
手っ取り早く言えば、物理の差を属性の差で覆すことのできる相手に担げばいいのだ。
特に、物理寄りな性能の武器キラーと言ってもいい、ラギアの亜種や希少種にはこの武器の出番もありうる。
そして火山のウラガンキン系統やアグナコトル等、龍属性を弱点とするモンスターは特に肉質が固く、
高い属性値が活きる事も多いので、彼らを神滅、もとい殲滅する際には、
前述のグロンド・ギガを上回る活躍を見せてくれる事もあるだろう。
ウラガンキンは爆破で頭を破壊しやすく、破壊してしまえば物理肉質が大幅軟化し、
アグナコトルはそもそもハンマーとは相性が良いとはいえないことに目を瞑ればだが- ただ、属性武器としての運用を行っても、
飽くまでも武器種自体が物理寄りの方針を持つハンマーである以上、
この武器最大の弱点である低めの物理攻撃力が響いてくる。
よってこの武器を最大限に活用したいのならば、担ぐ相手や運用法の検討が必要となるだろう。
…最もそれがこのゲームの醍醐味でもあるのだが。
- ただ、属性武器としての運用を行っても、
要は、敵材適所、この武器を活用できる相手に、この武器を使ってあげればいいのである。
そう、このハンマーに必要なのは破壊力ではなく、その真価を発揮させる狩人の存在であるのだから…。 - やはり、匠要らずで長大な紫ゲージを持つ事による継戦能力の高さとスキル構成の柔軟性は
- なお、今作ではMH3Gアルバ武器共通の生産難易度の高さとして、
作成には入手の面倒な「天を統べる角」や「煌黒龍の妖尾」*2、
激レア素材の「瑠璃色の龍神玉」も要求されるため、過去作における強みの一つであった
「アルバ武器の中でも比較的製作難易度が低い」という長所は失われてしまうことになった。
MHX
- MH4系列では残念ながら欠席していたが、アルバトリオンの再登場に伴い復活。
その最終強化の性能は- やや低い攻撃力180
- 素でとても長い白40
- ハンマー中1位の龍属性40
- 拡張性の高いスロット2
特に継戦能力は最高といっても過言ではない。
しかし悲しいかな、ハンマーに属性はさほど意味がなく、攻撃力が重視されてしまう。
そのため、残念ながらあまり日の目を見ることがない。
- マルチプレイにおいてはモンスターの頭はあっちこっち向いてしまって非常に狙いにくく、
ハンマーでも仕方なく他の部位を殴らざるを得ない場合がある。
だがモンスターの肉質のバランスは大抵物理に弱ければ属性に強く、逆に属性に弱ければ物理に強いため、
物理特化のみのハンマーでは損失が大きい。
それに対しこの武器は、物理も属性も水準以上であるため、
肉質と属性のダメージの均一化が起こり、どこを殴っても悪くはないダメージが入る。
そしてチャンス時は十分な物理攻撃力でまとまったダメージを与えることができるだろう。
素で白ゲージのため弾かれにくく、
ゲージの長さもストレスフリーの長さであるため臨戦を焦って使う必要もないのも良点。
- ………しかし、マルチプレイということは当然ながら属性が通る部位には手数武器が集まることとなる。
そして、ハンマーは全武器の中でも吹き飛ばし頻度が最も高い武器。
それで属性が有効な部位を殴りに行った場合、どんな状況になるだろうか…?
そうなるくらいなら頭を殴れない場合は攻撃を止めた方が、
結果的に全体火力が向上するというのが実情である。
そしてその場合は結局物理重視の他のハンマーにお呼びがかかるわけで…
- この武器が輝くとすれば、オオナズチにソロで挑む時だろうか。
幸いハンマーはタイフーントリガー等を利用すれば手数を稼げなくもない。
後足を属性で殴ってダウンを奪い、そこそこの物理と高い属性で頭を殴る、
と上記した戦法がかなり有効になる相手である。
ハンマーで挑むなら、お世話になるだろう。
なおこの記述はハンマーとオオナズチとの相性そのものについては一切無視しているので注意されたし。
MHXX
- LV5の究極強化にて「神滅鎚アル・メタリア」となる。
- 低めの攻撃力290
- 斬れ味は限界に達しており、紫50を持つ
- 龍属性43とハンマーとしては高めの数値
- 拡張性の高いスロット2
紫ゲージの補正弱体化も相まってやや立場は悪め。
- 斬れ味重視の龍ハンマーは他に「赫醒鎚マグナウド」や「THEアース」、「極星幽鎚ダリエガロア」などが挙げられるが、
この中では攻撃力と属性値のバランスの良さがアル・メタリアの売り。
匠不要+スロット2つのスキル自由度も合わせて使いやすい龍ハンマーとしての活躍が見込めるか。
- やはり、前作と同じくオオナズチ相手には相性がかなりいい。
今作も例のアレは続投しており、ドス古龍は村クエストがあるため、
この武器を利用して大宝玉を集め、ミラバルカンルイン等に繋げていきたい。
物理が有効かつ、頭を殴ってダウンを狙えるテオ・クシャの方がいいかもしれないが…
MHW:I
- 最終強化は煌黒堅鎚アルメタの銘を得る。
性能としては- 攻撃力1456
- 龍720
- 龍封力は小
- 会心率0%
- 素で十分な紫90
- Lv2スロットが2つ
- レア度12
- 赤龍武器を始めとする物理特化ハンマーの火力には届かないため、
フォロー不要の優秀な斬れ味を活かした運用が必要になる。
ハンマーと相性のいい耳栓を始めとした生存スキルはもちろんのこと、
レア12の中では低い攻撃力を補う火力スキルを詰め込めば、快適な狩りを楽しむことができるだろう。
覚醒武器は攻撃力Ⅴ+αで火力はアルバ武器を上回ってしまうため、
こちらは高い属性値や匠要らずのメリットを上手く活用して差別化していきたい。
- 追加武器と比較するのも酷ではあるが、ネルギガンテの武器である潰滅の一撃【壊】はほぼ下位互換となってしまった。
紫補正により物理火力でもこちらが上回り、属性値でも540もの差があり、加えてスロットによる拡張性も上回っている。
作成時期も壊滅の一撃【壊】への強化はMR100に対し、
アルメタはMR解放後アップデート追加要素さえこなせばMRを上げる必要も無い。
数少ない劣る面としては龍封力が【小】である事、作成時期は兎も角、アルバトリオン戦の難度が相応に高い事くらいか。
- 素の龍属性値はトップクラスに高いため、龍が第一弱点のモンスターにはかなりのダメージが期待出来る。
また、アルバトリオンの後に挑むであろう黒龍も龍属性の通りが良いため、そちらの攻略用としても十二分に活躍出来る。