武器/王牙剣【折雷】

Last-modified: 2023-10-10 (火) 15:01:23

MHP3から登場しているジンオウガ素材で作られた片手剣。
読み方は、おうがけん【さくいかずち】。同じ読み方の武器もある
ここでは二つ名モンスターである金雷公ジンオウガの素材から作られる「金狼剣シツライ」についても紹介する。

目次

性能

MHP3

  • 強化順は王剣シツライ→王牙剣【折雷】。
    角やレア素材の「雷狼竜の碧玉」が必要なため入手は結構大変だが、
    攻撃力210(他シリーズで言うところの294)、ブーストさせると225(315)、
    更に雷属性値30(他シリーズでは300)を誇る。
    さらにその斬れ味は発動で白40にまでなり、
    MHP3に登場する片手剣の中でもトップクラスの超高性能を誇る。
  • 更に本作における雷属性片手剣はこれとセクトウノジョーヌがあるが、
    王牙剣【折雷】はセクトウノジョーヌのほぼ上位互換であり*1
    雷弱点の敵に対しては冗談抜きで王牙剣【折雷】の独擅場であった


    …しかし、MH3Gにて恐ろしい仕打ちが振りかかるのである。

MH3G

  • 一発生産で王剣シツライを生産できる他、
    麻痺武器であるア・ジダハーカ改から派生強化することもできる。
    王牙剣【折雷】は攻撃力こそ若干下がったものの雷属性値が350に上昇し、
    上位としては非常に強力な雷属性武器となっている。
    しかし、上位で匠を発動できないので、実質的に斬れ味の武器として扱うことになる。
  • 更に、G級にて通常種素材で「真・王牙剣【天賦】」、
    亜種の素材を使って「獄剣リュウリン」に強化することが出来るようなっており、
    獄剣リュウリンは更に「狼牙剣【欲獄】」への強化ができる。
  • 通常種武器である真・王牙剣【天賦】の性能は、攻撃力こそ322(武器倍率230)と低めだが、
    雷属性値は驚異の420。しかし斬れ味が匠でも白80紫ゲージ出ない
    という、若干微妙な性能ながらその雷属性値を活かして十分戦っていける性能であった。
  • ライバルとしてはラギアクルスの武器「冥剣エントラル」が存在するが、
    こちらは攻撃力が350と高く、斬れ味も匠で紫20白120
    雷属性値は300と、総合性能では天賦を上回る強力な武器であった。
    作成難易度がイカれてるってレベルではないが
    しかし、こちらのほうが雷属性値が高い上、片手剣ということもあり、
    物理特化・属性特化としてそれぞれ差別化された性能を持つもの…と思われていた。
  • …だがしかし、2012年3月、あるイベントクエストの武器がその立場を奪ってしまった
    その武器の名は雷剣コロドライト。コロコロコミックとのコラボ武器である。
    その性能であるが、攻撃力は上位武器クラスの280だが、その雷属性値は驚愕の500
    斬れ味は匠で白70と天賦と大差ない。
    そう、属性特化するならばこの武器で良いということになってしまったのだ。
    一応、王牙剣は冥剣と比べ作成難度はまだ低いのだが、コロドライトはさらに難度が低い。
  • この徹底的な属性特化武器であるコロドライトの登場により、
    天賦は物理・属性どちらも中途半端という立場に追いやられたとみなされる場面が増え、
    要らない子扱いという哀れな評価を受ける武器になってしまったのだ。
    ただし以上の低評価は、よくよく数値を観察し計算すれば誤解であることも分かる。
    • まず、物理322という数値はコロドライトより倍率が30も高い。
      これは攻撃力UP【大】の効果より更に10大きく、幾ら片手剣のモーション値であっても
      硬い相手でも1~2ダメージ*2、そして柔らかい相手であれば更に大きな差をつけることも可能である。
      属性面も、あちらが雷500といってもこちらも420とかなり高い*3
      こうした条件から、実際には多くの場合で最低でも拮抗するダメージは期待できる。
      • 今作の片手剣は属性値に0.7倍の補正が掛かるので、実際の数値としては60ほどの差に留まっている。
        G級のおよそ平均的な防御率といえる全体防御率70%を仮定すると、
        属性肉質30を超えないとコロドライトと天賦の属性ダメージは1に留まるが、
        今作で雷30を超え、かつ肉質も充分に硬い敵はせいぜいリオレイア希少種の頭くらいである。
        属性強化も施せば2ダメージ差を付ける程度ならばあり得てくるが、3ダメージを超えるのは非常に難しい。
        実際にはコロドライト側の会心率が絡むので物理面での差は縮むのだが、
        それでも属性で1~2ダメージ差が限度となると、
        物理に硬く属性に弱いジンオウガ亜種のような相手でも総合ダメージ面での差はほぼつかなくなる。
    • 続いて、あちらは白20しかないので斬れ味対策としてはまず匠が欲しいが、
      こちらは30あるので業物・研ぎ師での対応も検討出来ないほどではなく、
      装備によって伸ばしやすいものを伸ばせばいい。
      したがって、スキル面での自由度ではこちらの方が上になるだろう。
      そしてW属性攻撃強化も今作は行えないので、属性特化といっても出来る範囲にも限界がある。
    • また、エントラルに関しても非常に高い制作難易度の割に物理差は倍率20に留まり、
      それでいて属性値に120、補正を掛けても84もの差がつく以上はやはり匠による紫ゲージで差をつけたい*4
      が、その紫もやや心もとない数値である。
      加えて、エントラルはスロットもないのでスロット1を持つ天賦と比べて些か拡張性も劣る。

    この通り、コロドライトに対しては制作難易度はともかく実際のダメージ効率上は上位に立てる場合も多く、
    エントラルに対してはスキル拡張性・属性値といった点で差別化が充分できる範疇になっている。

    1つ1つの数字が突出していないために低評価を受けてはいるが、
    実際に計算すれば状況によってコロドライト・エントラルのどちらにも並び、
    場合によっては超える活躍も可能な一振りであることはすぐに分かる。
    この武器の最大の不幸は、行き過ぎた過小評価にほかならない。

MH4

  • ジンオウガの続投に伴い、この武器も続投。
    今作でもシツライを一発生産できる他、ドスファングダガーからの派生でも手に入る。
    王牙剣【折雷】は強化途上にあるため、攻撃力224、雷属性160、斬れ味止まりと性能は今一つ。
    ここから亜種武器の獄剣リュウリンか、ラギア武器のラギアソードへと派生する。
    つまり、ジンオウ通常種武器のまま最終強化を迎える事はできないのである。
    奇しくも、同じ読み方の武器も同じ結末を迎えていた。

MH4G

  • 他の多くのジンオウ武器に雷狼竜素材での強化先が追加された中、
    片手剣は残念ながら強化先は実装されなかった。
    つまり、3Gの最終強化「真・王牙剣【天賦】」は未登場という結果に終わってしまった。あんまりである。
  • やっぱり、読み方が同じあっちの方の武器も全く同じ運命をたどっている。
    「さくいかずち」という名前は呪われているのだろうか…。
    おのれラギア武器!
    • なお、その宿敵とは次々作で真の実力を出し、相対する事となる。

MHX

  • ジンオウガが参戦しているため、当然のように続投。
    ソルジャーダガーからの強化でのみ作成することが可能。
    生産直後は普通の攻撃力120、ながーい緑ゲージ、十分高い雷属性25、スロット1と手堅くまとまっている。
  • 最終強化ではお馴染みの王牙剣【折雷】。
    気になる性能は
    • 高めの攻撃力210
    • 十分な雷属性30
    • 素で短めの青ゲージ30、匠2で長い白40が出現
    • スロット1
    と、MHP3の時と同じ性能になる。かつての強さを降臨したといえるだろう。
  • 今作の雷属性武器は片手剣に限らず超世紀末の戦場と化している。
    分岐も含め最終強化の種類は空前絶後の12種類
    新旧メインモンスターブヨブヨしたアイツ金色の猿かつての宿敵と難敵揃い。
    その中でのライバルとなるのはライトニングレイピア金獣棍だろうか。
    • ライトニングレイピアと比較すると、属性値で2上回られている代わりに攻撃力が会心込みで20勝り、
      向こうの白ゲージの物理期待値もこちらの青ゲージの期待値とほぼ変わらないという徹底っぷりである。
      匠で白ゲージを出してしまえば物理火力の差で王牙剣【折雷】に軍配があがるが、
      ライトニングレイピアには相性抜群の防具があり、好みのレベルと言ってもいいかもしれない。
    • 続いて金獣棍と比較すると、属性ではこちらが10上回り、攻撃力ではマイナス会心を加味してもこちらが若干低い。
      スロットは双方1つで匠で出る白ゲージも同等、とこっちもほぼ同等の性能を誇る。
      ただし青ゲージは王牙剣【折雷】の方が少し長いため、研ぎ難い闘技場などではこちらが有利か。
    • 上記二振りもスロットが1つのため、スロットによる差別化は不可能である。

MHXX

  • 4Gにて未登場となってしまったG級の王牙剣だが、
    今作では王牙剣【折雷】の究極強化を得て、真・王牙剣【天賦】がここに降臨する。
    その性能は、
    • 高めの攻撃力320
    • 同じく高めの属性値35
    • 素で白30、斬れ味レベル+2で紫40
    • 最終的に1つ増えたスロット2
    と、かつての不遇をものともせず、高水準な性能を誇る武器に完成した。
    特にスロットが2に増えた影響が意外と大きく、
    攻撃力や属性値が似通っている前作からのライバルとの差別化が容易になった。
    癖がなくかなり扱いやすい武器であり、迷ったらこれを担げば問題ない。
  • このように、高めの物理性能と属性値、十分な斬れ味を両立したすばらしい性能を誇っているのだが、
    斬れ味、スロット数は劣るもののこちらよりより高い物理性能と属性値を両立したドレッドフルレイザーや、
    天賦よりも素の斬れ味に優れ、非常に高い属性値を備える後述の極・金狼牙剣【凌】などがいるため、
    これ一強というわけでは決してないので、自分と相手の状況を見て使い分けることも重要。
  • あまり知られていないが、実は【天賦】もHR解放までに究極強化が可能な武器である。
    • 方法は村最終の一つ、「龍歴院からの挑戦状」で獰猛化素材を手に入れること。
      当然G級に昇格してからいきなり挑むなんてことはよほど自信がない限りあまりオススメしない。
      完全に遠回りにはなるが、やはりHRを解放してから単体クエストを受注した方が一番確実である。

MHW:I

  • MHWでは参戦を逃したジンオウガが待望の復活。
    雷属性派生武器からそのまま、王牙剣【折雷】まで強化できる。
  • 性能の方はというと
    • 平凡な攻撃力364
    • これまた並の雷属性360
    • 素で白50、匠Lv5で短めの紫20
    • Lv2スロットが1つ
    と、相変わらずの安定した性能を持つ。
  • が、ここに来て強力なライバルが現れる。
    前作でも優秀な雷属性片手剣、工房武器のレジェンドバングである。
    • こちらと同じ攻撃力364に、属性解放スキルこそ必要だが
      雷450とこちらを大きく上回る属性値が顔を出す。
      極めつけに匠で出るのは全て紫という高性能。
      加えてレア度11ということで、カスタム強化の枠も広い。
    • 属性解放不要な点で差別化したいところだが、匠Lv5で紫を出そうとすると
      結局、属性解放+匠Lv3程度をつける場合と同様にスキルを圧迫する。
      完全な差別化を求めるなら、素で優秀な斬れ味白での運用が望ましいか。
  • また、蛮雷剣カーリシーカも物理寄り雷属性片手剣として対抗馬になりうるが、
    素で青の斬れ味にこちらより低い属性値と、会心率を除けば圧勝している。
    その会心率はスキルでのカバーがしやすいため、性能的には圧勝していると言える。
  • が、のちにほぼ無属性の物理偏重型片手剣である金獣棍【禁忌】や、
    攻撃力と斬れ味が優秀で属性も十分な鬼神棍グランジャといった強力なラージャン武器が登場。
    加えて、覚醒能力で自由に強化できる赤龍ノ裂ク牙・雷や会心撃【属性】を持つ皇金の剣・幻など、
    少々厳しいライバルが多数現れている。しかしこれらは素材元のモンスターが強大だったり、
    そもそも入手に運が絡むなど、いずれも入手難易度が高い。
    これらを手に入れるまでのつなぎと考えれば、十分使い道があると言えるだろう。

MHRise

  • ジンオウガ続投とともに本武器も続投。
    王剣シツライから王牙剣【折雷】となる。
  • 本作での性能は以下。
    • 属性武器としては高めな攻撃力200
    • 斬れ味は素で青50、匠2から白が出現
    • 雷属性27と平凡
    • 会心率0%
    • Lv1スロットが2つ
    • 百竜強化は攻撃力強化II、属性強化【雷】II、水棲系特効
    と、やはりまとまった性能である。
  • 雷属性片手剣として比較すると、
    • 鈍器運用が前提の金獣棍IIは攻撃力210、会心率-15%と物理特化ながら物理面も良いとは言えない。
      かんなりの神剣Iは攻撃力180とこちらに大きく劣り、属性値も33と際立って高い訳では無い。
      その他、セクトウノジョーヌはスロットこそ優秀だがそれ以外はこちらにほぼ劣り、
      ある程度のカスタマイズが可能な百竜剣も属性値では本武器に届かない。
      ペインフルレイザーに至っては上位序盤止まりである。
    いずれの片手剣もこちらのほぼ完全下位互換であり、雷属性を使うなら王牙剣【折雷】一択。
    雷属性片手剣の中では頭一つ抜けた性能を持つと言えよう。
  • ただし、上記の性能を手に入れるには古龍骨と雷狼竜の碧玉が必要になる。
    本作での古龍骨の入手経路はVer.1.0時点だとラスボスであるナルハタタヒメのクエストのみであるため、
    王牙剣【折雷】に強化できるのは集会所進行のクリア後となってしまう。
    その1つ前の王剣シツライIIでの性能は攻撃力180、雷属性24と、
    同時期に最終強化ができるセクトウノジョーヌと大差ない性能になっているため、
    出番が訪れるのは主にクリア後となっている。
  • 百竜強化の水棲系特効は、水棲モンスターへのダメージが1.1倍に上がるというもの。
    倍率が非常に高く、水場を縄張りとする雷属性弱点は多いため、選択肢としては最も有力だろう。
    • 一方で、派生元の天具・調伏の剣から空棲系特効を引き継ぐという選択肢も考えられる。
      こちらは飛竜種・古龍種と翼を持つ鳥竜種が対象となっているが、こちらも雷が通る相手は多い。
      いっそ2本作ってしまうという選択肢もあるが、碧玉がもう1つ必要になることは注意したい。
    • 今作では重要度が下がったLv1スロットも雷属性値を上げるのが目的であれば、決して無駄になる事はない*5
  • ちなみに、これと同じ水棲系特効を持つライバルとしてラグドスタバールが存在する。
    ラグドスタバール自体はVer.1.0から存在する武器だったが、Ver.2.0から装飾品が大量に解禁され、
    物理方面のスキルを簡単に盛れるようになった影響が大きい。
    しかしあちらは無属性武器なため、そもそも立場や運用方が全く異なる。
    強力なライバルなのは確かだが、差別化はあまり気にしなくていいだろう。
  • そして、ついにVer.3.0で金獣棍【禁忌】と神源ノ雷裂キが解禁された。前者は古龍級生物、後者はラスボス武器と
    世界観上非常に強大なモンスターであり、ついに王牙剣の役目も終わりか…などと思われたが
    金獣棍【禁忌】は斬れ味が青10と極めて貧弱で、神源ノ雷裂キは攻撃力190とかなり誤差程度だが攻撃力が低い。
    特に金獣棍【禁忌】は斬れ味と百竜スキルが貧弱すぎて、水棲系特効発動時はこちらの下位互換になる有様。
    よって、雷属性片手剣を用いるなら王牙剣【折雷】一択という状況はほぼほぼ変わっていない。
    匠1で白が出る百竜剣もあるが、属性値はこちらより低く、攻撃力も大差ないためそこまで気にしなくて良いだろう。

MHR:S

  • ジンオウガが出現するのはM★4であり、攻略途中の武器としてはM★2で強化できるセクトドスジョーヌや
    M★3でさらに補強できるペインフルレイザー改に水を開けられることになる。
    そうしてようやく強化できる「王牙剣【折雷】改」の性能は
    • M★4時点では高水準の攻撃力310
    • 斬れ味は白20で、匠で白が伸びる
    • 雷属性39とそれなりの数値
    • 会心率0%
    • Lv1スロットが2つ、百竜装飾品はLv2に対応
    と、手堅くまとまっている。
    だが、立ちはだかるのが同じくM★4で作れるライゼクス武器の「サルガナスレイピア」で、
    攻撃力10と雷属性値8の代わりに会心率20%を得て、Lv1スロットが1つ少ない程度しか違いが無い。
    さらにあちらはM★5の時点で(天鱗を要求されるが)もう1段階強化でき、
    MR解放前に匠無しで紫ゲージの恩恵に与ることができる。
  • MR解放後は傀異化素材で「真・王牙剣【天賦】」に強化でき、その性能は
    • 解放後では標準クラスの攻撃力330、会心率0%
    • 斬れ味は紫20で、匠でさらに伸びる
    • 雷属性44とやや伸び悩む
    • Lv1スロット2つ、百竜装飾品スロットLv2は据え置き
  • 十分な性能に見えるが、対抗馬も多い。
    ライゼクス武器の最終強化系「アスタロフィレイピア」は攻撃力10と引き換えに会心率20%を得ているが、
    あちらは見切りと弱点特効を積めば会心率がオーバーしてしまうため、見かけほど物理性能の差は大きくない。
    一方属性では神裂・雷禍無尽が一つ抜けた属性値を持っており、
    属性特化では勝ち目がない。
    物理と属性を高水準で両立したバランス型としての運用がいいだろう。
    実際、雷片手剣の中でもバランスがよく弱点の少ない一本になっている。

MHF

  • MHF-G8より遷悠武器として登場。
    王剣シツライを原型とし、最終的に真・王牙剣【天賦】に強化可能。
  • もう生産時点での王剣シツライの時点でかなりおかしい性能をしている。
    • 無属性剛種武器ですら届かない攻撃力406
    • 雷属性760。上記の物理性能に加えて、この恐ろしい属性値である。
    • 素でかなり長い白ゲージ、斬れ味レベル+1で更に紫50が出現
    • 空きスロット2を完備
    武器の単体スペックだけを見れば、天嵐武器どころか覇種武器レベルに片足を突っ込んでいる超性能である
    何よりも攻撃力が狂っており、あの極良斬でさえHR5の剛種武器段階では攻撃力378の白ゲージである。
    このふざけた物理性能に加え760もの雷属性値を備えているのだからもう大変。
    逆に言えば、属性値があまりに高いため、属性吸収肉質には細心の注意を払わねばならないのではあるが。
  • 惜しむらくは遷悠武器の例に漏れずリーチ中であることだが、むしろこれでリーチ長だったら
    往年の名剣であるベルキュロスの真舞雷剣【鳳凰】の存在価値が完全になくなってしまうので、
    そこまでは出来なかったのだろう。
    また、上記で「武器の単体スペックだけを見れば」と述べたように、
    天嵐・覇種防具で火力を高めた天嵐・覇種武器には流石に劣る。
  • そして最終強化である真・王牙剣【天賦】の性能はGR100*6から解禁される、
    G★8のG級遷悠クエストをクリアしないと素材が入手できないということもあり、
    • 攻撃力742という高い水準を獲得
    • 雷属性値も1200と大台に達している
    • スキルを発動することで、物理、属性両方を大幅に強化する空色ゲージを獲得
    とGR8武器に恥じない性能となっている。
    また、今までの片手剣のG級武器で、雷属性値と物理がともに高水準の片手剣が存在せず、
    それらを両立している性能も大きなアドバンテージとなるであろう。
  • さらに遷悠武器であることから、装備するだけで早食いスキルが自動発動し、
    さらにユニバーサル仕様のスロットでシジル、装飾品両方に対応できる柔軟性も特徴的。
    特に前者は片手剣と相性が良いスキルであり、防具側で早食いスキルをカットし別スキルに回すことで、
    更にスキル構成を高めることが期待できる。

金狼剣シツライ

MHX

  • 生産段階で攻撃力160に会心率5%、雷属性35と非常に優秀。斬れ味も素で緑70と及第点。
    ここから10段階の強化を経て金狼牙剣【折雷】となる。その性能は
    • そこそこの攻撃力190
    • 嬉しい会心率5%
    • かなり高い雷属性40
    • 素で青50、匠で追加されるゲージは全て
    • スロットは無いが二つ名武器固有の狩技ゲージ補正つき
    と極めて優秀な一振りである。
    他に十分な属性値を持つ雷属性片手剣といえば雷神宝剣キリンが存在するが、
    あちらは物理性能をかなり削っており、属性特化一筋が専門なので競合はしない。
    雷属性が弱点のモンスターなら大半はこの武器を担ぐと十分な火力が出せる優れものである。
  • ただし属性の効く割合が微妙な場合、高い物理性能と爆破属性を持つ燼滅閃カシオールに出番を奪われがち。

MHXX

  • 金狼牙剣【折雷】をG級金雷公素材で5段階強化することにより極・金狼牙剣【凌】となる。
    天玉を2個消費するのと入手し辛い金雷公の雷電毛を大量に使う為作製難度は高い。
    そんな極・金狼牙剣【凌】の性能は、
    • そこそこの攻撃力300
    • やっぱり会心率5%
    • 高い雷属性値45
    • 素で白50、斬れ味レベル+2で紫30と必ずしも匠が必要と限らないそれなりに優秀な斬れ味
    • お馴染みのスロット0に狩技ゲージ補正つき
    と非常に優秀なものになっている。
    まず雷属性45という数値はかなり高く、これを越えるものは雷神至宝剣キリンしかない。
    一方その雷神至宝剣キリンは攻撃力が250しかなく、こちらが300の攻撃力により物理で大幅に突き放している。
    斬れ味についても、紫ゲージは長くないが白は素で50と十分にあり匠を切るという選択肢を取れるので優秀。
    この数値を持ちながら会心率5%、ゲージ補正を持つという超性能武器である。
    特にMHXXでは混沌の刃薬という強力な狩技が追加され、これの回転率が上がるのは非常に嬉しい。
    対して上記のキリンは紫が10しかない代わりに業物すらいらない白ゲージと作成の容易さが魅力
    が、属性値のみで攻撃力50の差を埋められるかというとさすがに厳しいものがある。
    • しかし前述したようにキリン剣は作成難易度が低く白ゲージが長大で、更に防御ボーナスと2スロを持つ。
      そのため、こちらを無理に作らず今もキリン剣を使い続ける人はままいる。
  • 全体的に物理偏重なMHXXの環境で競合するのは、
    こちらの攻撃力をさらに20を上回り属性値もそこそこの高さを誇る通常種武器真・王牙剣【天賦】
    そのライバルでもあるドレッドフルレイザーであろう。
    属性偏重で行くかバランスを取るか、相手に応じて使い分けることが理想的。
  • この通り、相当優秀な一振りであり多くの雷属性片手剣を喰いかねないものとなっている。
    とはいえ、こちらはスロット0であり不便な場面もある。他の雷属性片手剣ともしっかり使い分けていきたい。
  • もう一つ大事な事が、究極強化をしないと紫ゲージが出てこないため、
    それまでは匠の有無関係なく白で戦わなければならない
    (しかも火属性のシンヴァルツマロウと違いこちらは紫が30しかない)。
    使うのであれば究極強化は必ず済ませよう。

余談

  • ちなみに、盾の裏面を見ると何故か腕に止めるためのベルトがないのがわかる。
    そのため、装備時に盾が付いた方の腕を見ると盾が腕から離れて宙に浮かんでいるように見える。
    ランスやガンランスの盾のように片手剣の盾でベルトが描かれていないのは珍しい。
  • 「折雷」とは、日本神話に登場する八雷神の1人。イザナミの陰部にいたと云われている。
    このサクイカヅチであるが、書物により表記が異なり
    古事記では「拆雷」と、日本書紀では「裂雷」と書かれる。
    すなわち片手剣とスラッシュアックスは同じ神がご由緒ということになる。
    八雷神それぞれが雷の諸要素を表すとする説もあり、
    拆雷は雷が落ちて大木が拆けた様子を神格化したものと言われている。

関連項目

モンスター/ジンオウガ
モンスター/金雷公ジンオウガ
武器/ジンオウ武器
武器/狼牙剣【欲獄】 - 亜種武器


*1 一応、青ゲージの長さとスロット数では負けている
*2 例えばジンオウガ亜種の前脚である肉質25%・全体防御率70%をジャンプ斬りで相手取ると仮定すればコロドライト側の物理は(280/1.4)*0.25(肉質)*0.7(防御率)*0.16(モーション値)*1.32=7.39、こちらは同様の計算で8.5ダメージになる。これほど厳しい条件でも1は差がついている
*3 同様にジンオウガ亜種の前脚となる属性肉質25%・加えて防御率70%であればコロドライトは50*0.7(属性補正)*0.25(肉質)*0.7(防御率)*1.125(白補正)=6.89になるが、こちらは同様の計算で5.78になる
*4 物理肉質70・雷20と物理が強いエントラル有利寄りな肉質にジャンプ斬りを行うと仮定すると、物理でエントラル側は紫時に28.42、白時に25.87。一方でこちらは白で23.8ダメージ。属性はエントラルが紫時5.04、白時4.72となるが、天賦は白時6.61。合計して小数点切り捨てすれば白時のエントラルも天賦も30になり、紫をつけないと互角になってしまう
*5 各属性攻撃強化はLv1スロットで発動が可能なため
*6 2017/4/19アップデート前はGR500