MHP3のメインモンスター、ジンオウガの素材から造られた弓。
ここではジンオウガ亜種、二つ名持ちモンスターである金雷公ジンオウガの武器も扱う。
目次
概要
- 弓の外殻部分は、ジンオウガの蓄電殻で造られている。
また、矢を溜める際にはこの蓄電殻の隙間から光が漏れる仕組みになっている。
ほかにも、矢立には蓄電毛がついている。
- MH3Gからはジンオウガ亜種の素材を用いて作られた弓である獄弓リュウガン系統も登場している。
デザインは通常種の弓を亜種カラーに塗り替えたものである。
4Gでは狼牙武器の一部に新たに真・狼牙~という物が追加されており、この弓にも追加された。
性能
MHP3
- 全体でみるとやや低めの攻撃力215に、雷属性31とスロット一個を持つ。
- そして、主軸攻撃になりうる溜め3の矢は貫通LV4。
貫通型の矢とこの雷属性値の相性は抜群である。
体格の大きいモンスターに正面から打ち込めば、この電撃がモンスターの体中を走り回ることになる。
モンスターによってはとんでもない衝撃(ダメージ)を負う。
一番実感ができるのはおそらくイビルジョーやアカムトルムであろう。
終焉を喰らう者に最適な弓であるという評価も得ている。
やはり「王牙」の名に恥じぬ能力の持ち主なのである。
- 強撃ビンにもしっかり対応している上、チャンスをつくりやすい麻痺ビンにも対応している。
しかも碧玉を使わずに強化できるため、作成難易度も低め。
MH3G
- 今作でもめでたく登場。相変わらずの貫通矢の戦闘スタイルも引き継いでいる。
王牙弓【稚雷】は更なる強化を施されたのち、真・王牙弓【天命】へと名を変える。
- 今作の貫通弓の中で、王牙弓の立ち位置はというと…
名前 攻撃力 会心率 雷属性 溜め ビン 曲射 スロット 溜め3 溜め4 剛角王弓ディアホーン 372 -25% なし 貫通3 (貫通5) ペイント・
減気集中 1 真・王牙弓【天命】 300 0% 200 貫通4 (連射4) 強撃・麻痺・接撃・
ペイント・減気放散 1 冥弓エルクエスタ 312 5% 270 貫通5 (連射2) 麻痺・接撃・
ペイント・減気放散 0
【天命】に担ぐ意味は無いように見える。
- しかし、【天命】はデフォルトで強撃ビンを使えるので、スキル自由度が高いという利点がある。
装填数UPも強撃ビン追加も不要であるため、スキル構成次第では
上記の2張りと互角の戦いを演じることもできる。
特に、近接戦自体にリスクがあり、W回避が欲しくなる
水中戦では最適解になれる…かもしれない。
水中の敵は火属性がよく通るからミラオス弓で良くねとか言ってはいけない
MH4
- 多くのジンオウ武器の最終強化がラギア武器やラージャン武器に取って代わられた中、
貴重なジンオウ武器として最終強化を迎える。
攻撃力216・雷属性180で貫通矢とダレン・モーランにうってつけな弓。
素材についてだが、碧玉を使うのは当然として、なぜか砕竜の剛拳を3つも要求される。
- ライバルは貫通弓に変更されて再臨した雷弓【百獣王】。
こちらは物理寄りの性能となっている。
ただ、貫通矢はヒット数が多いため属性を活かしやすく、
さらに今作ではモーション値が1/3減と大幅な弱体化を受けているため、
属性値の高い王牙弓に軍配が上がるだろう。
MH4G
- ジンオウ武器としての形を保ったままG級素材で強化が可能。最終形はガオウ・ヴェローバル。
形状も若干変わり、上半分が二又に分かれたY字型の弓になる。
性能は順当に進化して攻撃力324・雷属性260・貫通矢と、手堅く纏まった印象がある。
また、装填数UPで連射LV5が解放される。雷属性の連射弓は覚醒限定なので、擬似連射弓として使うのもありだろう。
- 雷属性の弓は他にフルフルの弓とラージャンの弓がある。
前者は拡散弓なので差別化ができているが、ガオウと同じ貫通弓の後者は
性能バランスが矢タイプと今一噛み合っておらず、ビンやスロットの関係もありガオウが喰い気味である。
- やっぱり最終強化には砕竜の剛鉄拳を要求される。何故?
- G級闘技大会「ティガレックス3頭討伐」で弓を選ぶとこの武器を担ぐことになる。
外見と使い勝手を確かめたい人はこちらで試し撃ちしてみるといい…と、言いたいところだが、
実はこの武器、闘技大会でも類を見ない極悪難易度となってしまっている。
詳しくはリンク先にて。
MHX
- 本作でも続投。ベルダーボウLV5から派生可能な他、一発生産も可能。
王弓エンライから3度の強化を経て、最終形の王牙弓【稚雷】となる。
王牙弓【稚雷】の性能は以下の通り。- 少し物足りない攻撃力200
- そこそこの雷属性20
- 溜め3は貫通4
- LV1強撃ビン、LV2属性強化ビン、接撃ビン、毒ビン、麻痺ビン、
減気ビン、ペイントビンに対応 - 曲射は放散型
- スロットなし
特に、前作まで一長一短だった百獣王には勝っている点が本当に何一つとしてなく、
属性偏重のダークライトニングにさえ強撃ビン込みの物理火力で負けるという有様。
よほど愛着があるか、コレクション目的でもない限り作る意義は無いだろう。
MHXX
- 限界突破によってさらなる強化が可能になった他、派生形として王牙弓【滾雷】が登場。
王牙弓【稚雷】は究極強化形で真・王牙弓【天命】と銘を変え、
王牙弓【滾雷】は次の強化で最終形の真・王牙弓【天心】、
その次の強化で究極強化形のガオウ・ヴェローバルとなる。
- 真・王牙弓【天命】の性能は以下の通り。
- 属性弓の中では標準的な攻撃力300
- まぁまぁの雷属性24
- 溜め3は貫通4
- LV1強撃ビン、LV2属性強化ビン、接撃ビン、毒ビン、麻痺ビン、
減気ビン、ペイントビンに対応 - 曲射は放散型
- G級で追加されたスロット1
前作で完全に負けていた雷弓【百獣王】の究極強化形である震雷弓【萬獣王】と比較すると、
攻撃力と溜め3は同じで、属性値ではこちらが勝っているものの、
萬獣王はデフォルトで強撃ビンが両方使える上、溜め4も貫通矢なので装填数UPで火力増強が可能なため、
本作でも基本的に勝ち目は無い。
ダークライトニングの究極強化形である黒雷弓ウェザイスとの力関係も前作とほぼ同様であるため、
バランス型としても立つ瀬が無い。
- では、もう一つの究極強化形であるガオウ・ヴェローバルはというと、
- 属性弓の中では最高峰の攻撃力320
- それなりの雷属性21
- 溜め3は連射4
- LV2強撃ビン、LV1属性強化ビン、接撃ビン、毒ビン、麻痺ビン、
減気ビン、ペイントビンに対応 - 曲射は放散型
- 天命と同じくスロット1
ライバルとしては青電主武器のジルヴォルトボウがいるが、
むこうは属性寄りで二つ名武器の特性もあるので十分差別化はできている。
- 因みに滾雷に派生強化する時、やっぱりというか砕竜の剛鉄拳を要求される。一体どこに使ってるんだ…
MHW:I
- アイスボーンにてジンオウガと共に新大陸に進出。
ジンオウガとの邂逅が導きの地までお預けであるため、
この弓の入手もマスターランクのラスボス討伐後という異例の重役出勤である。
- 王弓エンライからさらに2回の強化を経て完成する王牙弓【稚雷】は、
攻撃力324、雷属性240と物理寄りの性能になっている。
歴代の王牙弓と比較しても決して見劣りしないスペックなのだが、
MHWは属性値の高さがものを言う環境であるうえ、
レア度12かつパーツ強化非対応ということで伸びしろが少ないことも逆風となり、
残念ながら天玉や古龍の大宝玉をつぎ込んでまで作るほどの武器とは言えなかった。
MHRise
- 発売時点で王牙弓【稚雷】まで強化可能。その性能は
- 属性武器としては高めの攻撃力210
- 弓では平均的な雷属性20
- 対応ビンは強撃、接撃、毒、麻痺、減気
- 連射2-連射4-貫通4(-貫通4)
- 百竜強化は攻撃力強化IIor属性強化IIor水棲系特効
- Lv1スロットが2つ
特に百竜強化の水棲系特効が1.1倍という破格の倍率で、しかも対象が雷属性弱点のモンスターばかりなので相性がいい。- ただし矢レベルが4止まりな為、溜め4で貫通5が撃てるアルクウノジョーヌ相手だと少し厳しい。
水棲系特効に強撃ビン装着の王牙弓【稚雷】≦属性強化【雷】I≦Iに接撃ビン装着のアルクウノジョーヌになりがちで、
百竜弓への繋ぎならジョーヌで事足りてしまい、麻痺ビン強化があるため人によってはジョーヌでいいとなる。 - さらに、溜め4で貫通5かつ基礎スペックが高い百竜弓相手では最早どうしようもない。
貫通5は貫通4の1.2倍ものモーション値を持つため、火力特化百竜弓には水棲系特効をもってしても及ばない。
スロットで差別化しようにも、属性強化スキルを積むだけなら防具のスロットで十分なことが多い。
麻痺ビン強化持ちのジョーヌで十分すぎる気もするが…- Ver.2.0では百竜弓が"V"となり、"IV"以上の火力と麻痺ビンを両立できるようになった。
こうなると最早、王牙弓は百竜弓の下位互換と言わざるを得ないだろう。
山雷を筆頭に優等生揃いの兄弟の陰で、ひっそりと涙を呑むのだった…。
相手が強すぎるし悪すぎるとも言えるのだが - Ver.3.0では百竜弓の外装を変更できるようになった。
見た目が気に入っているという人は外装をこれに変更して狩場に持ち出そう。
...特にRiseと同時期に発売されたMHST2では、詳細はネタバレになるため省くが、
この弓がストーリー上のとある場面でかなりの見せ場を作っているので
その活躍に惚れた人は是非ともこの弓を担いでひと狩りいくのも悪くはないだろう。
MHR:S
- マスターランクの実装により、この弓にも強化先が追加された。
最終強化形である真・王牙弓【天命】の性能は...- 高めの攻撃力340
- やや高めな雷属性35
- 連射Lv2-連射Lv4-貫通Lv4(-貫通Lv5)
- 対応ビンは強撃、接撃、毒、麻痺、減気
- スロットはLv2-Lv1、百竜装飾品スロットはLv2
マスターランクにて攻撃力や属性値などが大きく強化され、一線級の性能を持つ弓となった。
- 攻撃力340は属性弓の中では高い部類に入る。
ネックだった矢レベルも無事強化されて貫通Lv5が扱えるようになったため、物理性能は高い。
アイデンティティであった水棲系特効は1.05倍へと弱体化してしまったが、
百竜スロットはLv2で各種特効を装着出来るので、むしろどんな相手でも対応出来るようになった。
- 属性値も雷属性35と大幅に強化されており、王牙弓【稚雷】の属性値20から15も上がっている。
トップクラスの属性値とまでは言えないが、
弓では十分高い属性値であり、スキル次第では属性特化運用も視野に入れられるように。
- 王牙弓【稚雷】から引き続き、種類豊富な対応ビンも健在。
それと地味に通常スロットもLv1-Lv1からLv2-Lv1へと強化されているのも嬉しいポイント。
総じて物理と属性を高めのレベルで両立しつつ、搦め手も得意という、
ジンオウ武器らしく非常にバランスの良い弓に仕上がっているといえるだろう。
- MRでは、百竜弓とジョーヌに屈せられていた雷貫通弓が全体的に強化されたことで対抗馬も多い。
- 雷属性48という高い属性値を誇るものの、
溜め3と溜め4で矢タイプがバラバラな上、強撃ビンが使えない神貫・雷禍明明。
- 会心撃【属性】の効果を活かしやすくなる会心率15%に加え、麻痺ビン強化も備えるが、
肝心の強撃ビンが使えないアルクトレスジョーヌ。
- 攻撃力こそ360と高いが、雷属性値がたった16しかなく、
百竜スロットがLv1なので傀異錬成で満足に強化出来ない震雷弓【萬獣王】。
高いスペックを持ちつつ、特にこれといった欠点の無い王牙弓の強さが際立っている。
どの弓がベストかは運用次第なので一概には言えないが、
もしどの雷貫通弓にするかで悩んだらこの弓を選ぶのが無難だろう。 - 雷属性48という高い属性値を誇るものの、
- Ver.15現在、サンブレイクはかつてないほど属性中心のトンデモ環境。
弓という武器種はそれに完全に乗っかっており、傀異錬成のフル活用でさらなる強化が要求される。
それゆえ強撃ビンの優秀さを加味しても属性の比重が大きすぎるため、上記のライバルのうち
神貫に総ダメージ量で勝てないという無情な現実を突きつけられてしまった。
特に傀異討究クエストでは長期戦を余儀なくされるため、強撃ビンの恩恵が本来より薄いのも向かい風。
このクエストでは調合分まで使い切った後の方が長いため、持ち前の属性値で露骨に差を付けられていく。- ただしこちらも錬成の強化を最後まで頑張れば雷70になるほか、
溜め3・4共に貫通で手数に優れるため、最大火力の発揮までが早いのが何よりの売り。
これは虫弓のアルクトレスジョーヌも同じ特徴を持っているが、
こちらは高物理により素の状態でもジョーヌよりも強く最終属性値も僅かに2劣る程度のため、
麻痺ビン強化を抜きに考えても単純な火力はジョーヌなら上回る。
もちろん麻痺ビン強化は罠や環境生物以外に拘束手段が1回分増えることを意味するため、
ジョーヌとは各々の戦い方の好みで選ぶといい。これにより雷貫通弓は
完全属性特化の神貫、ハイバランスの【天命】、搦手と火力のジョーヌと住み分けされた。
震雷弓は元々の属性値が低すぎたのである
- ただしこちらも錬成の強化を最後まで頑張れば雷70になるほか、
MHF
- MHF-G8より登場。
HR5以上で受注可能な遷悠クエストに登場するジンオウガの素材から「王弓エンライ」を生産可能。
遷悠武器に属するため、武器を装備するだけで早食いスキルが発動する。
攻撃力336に会心率10%と生産段階からかなり強力な物理性能を与えられており、
雷属性は420とこちらも十分な数値になっている。
貫通矢なのでHR5における実質的な雷属性のライバルはタイクンザムザとゼルレウスの弓。
3つの弓は少なくとも強撃ビンと麻痺ビンを装填可能である。- 前者の「多殻強弓【今芽樫】」は物理・会心率・属性ともに王弓エンライよりも低いが、
曲射タイプは爆裂型、全てのビンを使用可能で状態異常ビンは最大(+3)の補正がかかっている。
とはいえ、基礎的な数値で全て負けているので基本的には王弓エンライに軍配があがるだろう。
- 後者の「輝界白竜弓【光射】」は長く貫通タイプの支持を得ている武器である。
純粋な雷属性ではなく、火属性も混じった"光属性"なのが最大の特徴。
雷属性だけで見れば王弓エンライが有利ではあるが、
モンスターが火と雷両方に弱い場合は輝界白竜弓【光射】のほうが高いダメージを出せる。
そのため、相手によって威力に差が出るこの2本は単純には甲乙つけがたい。
- 前者の「多殻強弓【今芽樫】」は物理・会心率・属性ともに王弓エンライよりも低いが、
- 「王弓エンライ」はその後しばらく強化できない状態が続くが、
G級に昇格してGR100*1になるとG級遷悠クエストを受注できるようになる。
そこに登場するG級ジンオウガの素材を使用することでさらなる強化が可能。
「王牙弓【稚雷】」を経て、「真・王牙弓【天命】」となる。
レア素材を使用するかしないかの違いであり、
同じランクで強化できるので前者がそのまま使われることはまずない。
- 真・王牙弓【天命】は雷属性値こそ580であり、そこまで大きく伸びたわけではないものの、
その一方で攻撃力626に会心率20%と物理性能の強みがより引き出されている。
遷悠武器なのでG級以上では装飾品スロットのほかにシジルを焼き付けることも可能。
3つある装飾品兼シジルスロットを使った柔軟な武具性能調整がウリでもある。
- そして真・王牙弓【天命】のライバルはまたしても光属性の貫通弓、今度は「ロウ・ジュスト」である。
ロウ・ジュストは4つの大型定期開催イベントを制覇することで生産が可能となるため、
入手にはそれなりに時間と手間がかかるが、真・王牙弓【天命】をも脅かす性能を秘める。
まず会心率は真・王牙弓【天命】と同じ20%であり、攻撃力も627と実質的に同等。
一番の問題は光属性値が素の状態で1000という驚異的な高さであることだろう。
これは内部数値に換算すると火属性700と雷属性700の両方を併せ持つということである。
つまり、真・王牙弓【天命】と物理が完全に並んでいるだけでなく、
雷属性値においても上回ったうえで同じ数値の火属性も併せ持っている恐るべきライバルなのだ。- 真・王牙弓【天命】がロウ・ジュストより優先して選ばれるには、
装備するだけで早食いが発動すること、装飾品とシジルを両方装着できること、
なによりGR100以上でさえあればいつでも入手はできるという点を活かすしかない。
- 真・王牙弓【天命】がロウ・ジュストより優先して選ばれるには、
狼牙弓【邪獄】
MH3G
- 通常種武器にえらい事態が発生した傍ら、
今作でお披露目になったジンオウガ亜種の素材から造られた弓も誕生した。
狼牙弓【邪獄】に強化可能。
- 貫通矢の力があった王牙弓だが、こちらに強化するとなんと連射矢になってしまう。
肝心の矢はというと、溜め3にて連射LV5を放つことができる。
他にも攻撃力は312に僅かながら上昇、曲射は便利な集中型になり対応ビンも強撃ビンは相変わらず、
麻痺ビンと減気ビンを失った代わりに毒ビンを搭載できる。
勿論雷属性から龍属性にチェンジされ、根本から能力がガラリと変わった。
高い位置づけの攻撃力、矢のレベル、集中曲射、強撃ビン登載と隙のない、
MHP3での王牙弓【稚雷】とは対極的な能力に仕上がっているハイスペックな武器である。
亜種という間接的な形になったとはいえ、ここにきて「汎用」の二文字を手に入れるとは…。
ライバルとしてはエクリプスボウが挙げられる。あちらは龍属性が無い代わりに会心率が20%付加されている。
性能面において大きな差は無いため、好みで選んでも良いだろう。
- ちなみにこの弓の属性値は140と、言うほど高いわけでもない。
なので龍属性攻撃強化or属性攻撃強化のスキルは余裕があれば発動させるくらいの感覚でよい。
逆に、連射矢&集中曲射といった「狙った部位に対してピンポイントに攻撃」できる特徴があるので
弱点特効のスキルが生きてくる。勿論連射矢UPも忘れずに。
MH4
- ジンオウガ亜種と共に続投。
直接生産では昏玉を要求されるので王弓エンライIIから強化したい。
イビルジョーの素材と昏玉を用いて獄弓リュウガンIIへと強化可能。
- 攻撃力228龍属性160の連射弓で、他の龍属性連射弓は装填数UPや覚醒が必須なので
この武器が最もスキル自由度が高い。
MH4G
- G級強化先として、真・狼牙弓【滅罪】が追加された。
天玉に加えて怒り喰らうイビルジョーの血戦の漆黒皮、古龍を倒して手に入れる太古龍骨、
そのどちらも6個も使うので作製難易度は妙に高い。
デザインは、通常種弓と同じく上半分が二又に分かれたものに変わる。
- だが、【滅罪】の立場は非常によろしくないのが実情。
まずG級になって装填数UPの発動が容易になったため、なんといっても覇滅弓がこちらを食っている。
というのも、武器倍率で30負け、会心率も30負け、属性値では40も負けているので、
スキルが一つ要らないこととスロットが一つ多い程度では到底太刀打ちできない。
その分のスキル自由度で攻撃力UP【超】と見切りマスターが発動できたとしても負けるレベルである。
無論そんなのは無理だが。
- 先述の通り作製難易度も高いためそちらでの差別化も難しいが、
一応、G級探索で怒り喰らうイビルジョーを探し出し、イベントクエストを利用したり
他の人にドス古龍のクエストに連れていってもらえば最短G★1で作製可能ではある。
だが漆黒皮は6枚必要なので、剥ぎ取りor捕獲報酬と部位破壊報酬しか手に入らない探索では、
2頭や3頭倒した程度では揃わない可能性が高い。
ただそれは現実的でないにしても、一歩手前の狼牙弓【邪獄】まではジンオウガ亜種素材で強化できるので、
G級アカムトルムがラスボス突破後にしか会えないことを考えると
その時点の繋ぎとしてはそれなりに有用になるだろう。- どうしても倒せないのならぶんどり猫に頼ってしまうのもアリである。
レギュラーをぶんどり猫で揃えた上でギリギリまで粘れば、
よほど運が悪くない限り4~5回ほどで必要な数が入手できるだろう。
- どうしても倒せないのならぶんどり猫に頼ってしまうのもアリである。
- しかし龍属性連射弓のライバルは覇滅弓だけではなく、
ゴア・マガラ特殊個体のデザイアorディスペアや、祖龍の勝利と栄光の勇弓も追加されている。- 前者は物理特化の性能を持ち、狂撃化状態で会心率が大きく上がる特性を持つが、
その状態でも覇滅弓に物理で僅かに勝る程度で、属性値の低さを考えると狼牙弓共々覇滅弓に食われ気味。
ただしデザイアorディスペアは旅団クエストだけで容易に素材が揃うため、作製難易度で大きくリードされている。 - 後者はペイントビン以外装填不可だが、龍属性弓で最も高い属性値、
覇滅弓には及ばないが狼牙弓よりは高い攻撃力、そして龍属性連射弓では唯一の剛射を持つ。
溜め3が連射LV4なのでそれを踏まえると狼牙弓と物理期待値は大して変わらないが、
それでも覇滅弓が無くともこいつに食われていたであろう性能を持っている。 - 殲滅と破壊の剛弓IIも後に控えている。
覚醒必須であり属性値も同等だが、物理性能で大きく水を空けられており、こちらもかなりの強敵。
ただし、覇滅弓は装填数UPが、勇弓は強撃ビン追加が、剛弓は覚醒がそれぞれ必須となるため、
これと言ってスキルを必要としない狼牙弓はスキル自由度が高く、クセがない。
いっそのこと火力は捨て、生存性重視のスキルを組んで差別化を図るのもアリである。 - 前者は物理特化の性能を持ち、狂撃化状態で会心率が大きく上がる特性を持つが、
MHW:I
- 通常種に遅れて大型アップデート第二弾で追加されたジンオウガ亜種。
それに伴い狼牙弓【邪獄】も復活を果たした。
- 性能は攻撃力336、龍属性300と後発組らしく物理高めながら属性値も低くなく、
単体で見ればなかなか悪くない性能と言えるだろう。
- ただ、この弓を入手するには導きの地を氷雪地帯まで解放しなければならず、
強化するにも最低でもMR100まで上げたうえで氷雪地帯をレベル7まで上げなければならないという、
王牙弓以上の超重役出勤であったため、同時に実装された赤龍ノ穿ツ矢の存在もあり活躍の場はあまり無かった。- さらにその後、禁忌の龍と共に煌黒弓アルカニスが襲来。
こちらと同等の攻撃力336に、龍属性600という弓としては規格外すぎる属性値を誇り、
狼牙弓を含めた全ての龍弓を過去のものとしてしまった。
- さらにその後、禁忌の龍と共に煌黒弓アルカニスが襲来。
金狼弓エンライ
MHX
- 二つ名持ちモンスターの金雷公ジンオウガの素材から作成できる二つ名武器。
デザインは4Gのガオウ・ヴェローバル同様、上半分が二又に分かれた形状となっている。
作成時は「金狼弓エンライ」であり、最終強化で「金狼牙弓【稚雷】」になる。
他の二つ名武器同様、最終強化まで9回の強化が必要な為、作成難易度は高い。
性能に目をやると、- 標準的な攻撃力220
- 王牙弓よりは低い雷属性16
- 二つ名武器なのでスロット無し
- 装填可能なビンは通常種武器と変わらず
- 溜め段階は連射LV2-連射LV4-貫通LV4-(連射LV4)
それゆえに、どうにも雷弓【百獣王】の壁が厚い。
攻撃力と溜め3の射撃レベルは互角だが、それ以外のスペックで完敗しており、
なによりLV2強撃ビンが非対応なのが痛い。
二つ名武器特有の作成難易度の高さもあり、こちらも使用は趣味の領域を出ない…とも言い切れない。
上記のように溜め4は連射4であり、装填数UPで連射弓として運用が可能なのである。- 本来、溜め3と溜め4で射撃タイプの違う弓に装填数UPを付けるのは邪道というのが定説だが、
本作では剛射、ジャスト回避、アクセルレインなどにより溜め4が使いやすい環境になっており、
グリードRシリーズを筆頭に、連射装備が全体的に優遇されている上、装填数UPも付けやすい。
おまけに、雷属性連射弓も全体的に性能の低いソニックリゾネイターぐらいしかないので、
そこに溜め4連射弓として割り込むのは、そこまで非現実的な選択ではない。
こちらも趣味の領域であることには変わりはないが、普通のプレイに飽きたら使ってみるのも一興である。
MHXX
- こちらも金狼牙弓【稚雷】から5回の強化を経て、極・金狼牙弓【昂】となる。
その性能はというと、- 雷属性弓では1位タイの攻撃力330
- 相変わらず通常種武器より低い雷属性19
- 二つ名武器なのでスロット無し
- 装填可能なビンもMHXから変更なし
- 溜め段階は連射LV2-連射LV4-貫通LV4-(連射LV4)
このせいで攻撃力が30低い震雷弓【萬獣王】にも総合火力で負けてしまっている。
また、萬獣王は装填数UPで火力を更に補強できる上、
激昂ラージャン弓の雷公怒弓【斉天大聖】も装填数UPで貫通矢が解放されるので、
ブレイヴスタイルにより高攻撃力でLV2強撃ビンが使用可能な溜め4貫通弓として運用することが可能。
攻撃力は高いので、強撃ビン全LV追加で欠点を補うのも手だが、
それなら同様の欠点を持ち、攻撃力がこの武器より80も高い鏖弓シャンギーを担いだ方が基本的に強い。
また、ガオウ・ウェローバルの登場により前作のような溜め4連射弓として運用するメリットもなくなった。
スペックは悪くないのだが、決め手に欠ける微妙な性能と言わざるをえない。
余談
- 王牙弓【稚雷】に付く稚雷(わかいかづち)は八雷神の一つである稚雷神から採られた銘である。
黄泉国において伊耶那美神の背中にいた神であると言われている。
このワカイカヅチであるが、書物により表記が異なり
日本書紀では「稚雷」と、古事記では「若雷」と書かれる。
すなわち、弓とランスは同じ神がご由緒ということになる。
八雷神はそれぞれが雷の諸要素を表すとする説もあり、
稚雷神は雷のもつ若々しい活力や、雷の落ちた後の清浄な様子を神格化したものと言われている。
- 狼牙弓【邪獄】の邪獄の名前だが、狼牙武器の名前にはダンテの神曲から抜粋されるケースが多いが
これは大剣や双剣と同様例外で、「邪」という名が含まれる地獄は存在しない。- しかし、丙寅邪獄という事件は存在する。詳細はリンク先を参照してほしい。
- 獄弓リュウガンの「リュウガン」についてだが、現実世界にもリュウガンという名前の植物が存在する。
東南アジアから中国南部原産の常緑樹であり、2cmほどの丸く茶褐色がブドウの房のように果実を一度に多く実らせる。
果肉はブドウに似た白く果汁の多いゼリー状で、独特な香りと味があり、好みが分かれるらしい。
果肉の中央には大きな種子があり、この種を竜の目に見立てて「リュウガン(龍眼)」という名前が付けられた。
また、果実は生食だけでなく、乾燥させた果肉が中国料理や漢方薬に使用されることもある。- なおモンハンの弓の方は、獄狼竜武器全体が「リュウ+身体の部位」という命名法則になっているため、
植物名と被ったのは恐らく偶然だろう。
- なおモンハンの弓の方は、獄狼竜武器全体が「リュウ+身体の部位」という命名法則になっているため、
関連項目
モンスター/ジンオウガ
モンスター/ジンオウガ亜種
モンスター/金雷公ジンオウガ
モンスター/ジンオウガ/派生作品
武器/ジンオウ武器
武器/黒龍棍 - 武器名に【天命】を冠する黒龍武器。