目次
概要
- MHW:Iで満を持して登場した、ジンオウガ素材のチャージアックス。
MH4(G)、MHX(X)と、登場の機会がありながら未登場に終わっていたが、遂に登場した。
強化前の銘は「王盾斧ライモン」。
ここでは亜種素材の狼牙盾斧【呪獄】についても記述する。
性能
MHW:I
雷の力が一気に解き放たれる時、
獲物は一瞬で消し炭となる。
- MHWでの休暇を挟み、ジンオウガの復活と共に初登場。
ジンオウガは導きの地で初遭遇するため、作成時期はMR解放後となる。
王盾斧ライモンは一発生産できないので、クロムフォートIから派生させよう。
ライモン改に天玉、最終強化に古龍の大宝玉を使い、王牙盾斧【風雷】の銘を得る。
その性能は…- ぼちぼちの攻撃力936、会心率は0%
- 合格点の雷属性390
- 強属性ビン
- 素で長めの白、匠Lv4から紫が出現
- Lv2スロットを1つ搭載
- レア度12で、カスタム強化は最大6枠
- パーツ強化には非対応
レア度12としては少々寂しいが、メインモンスターということで数値も似せられてしまったか。
- 発売当初のライバルとして、後輩の素材で作れるカガチノミタマIIが挙げられる。
攻撃力828に会心率+15%、雷属性330と素の性能は貧弱だが、カスタム強化とパーツ強化による伸びしろが大きい。
カスタム強化を詰め込み、パーツ強化で細かく補強したあちらの属性値は風雷を凌ぐ。
無論、物理では風雷の完勝。
だが強属性チャアクは属性値が重視される面もあるため、作製画面に見るほど両者に実力差はない。
物理と属性を両立し、素の完成度が高い風雷、製作難易度と伸びしろに特化したカガチノミタマで好きな方を使い込もう。
MHRise
雷狼竜の盾斧は、刃の内側より
電撃を解き放つ。轟け王者の
咆哮。雷を呼んで天を駆け。
(王盾斧ライモン)
天駆ける幾重の轟雷を従え、
雷狼竜の盾斧は強化型となる。
斬撃は、猛き王の咆哮が如く。
(王牙盾斧【風雷】)
- MHW:Iに引き続き続投。
カムラノ鉄盾斧III→ヴァイスリッターIを通して王盾斧ライモンIとなる。
一発生産は不可能なため、一度ヴァイスリッターIを作る必要がある。
最終強化の王牙盾斧【風雷】の性能はというと、- かなり高い攻撃力210
- 十分な雷属性26
- 強属性ビンがそれを伸ばす
- 斬れ味は青40、匠で最大白40まで伸びる
- 今作では需要の高いレベル2スロットが一つ
- 百竜強化は「攻撃力強化II」「属性強化【雷】II」「水棲系特効」。
- また、ヴァイスリッターIからは「会心率強化II」「氷やられ特効」を引き継げる。
強属性ビンではあるが同ビン内でも物理型のため、斧強化運用との相性が抜群である。
百竜強化もシンプルに優秀で、特にイソネミクニやタマミツネなどの
水場を縄張りとするモンスターに対するダメージが1.1倍になる水棲系特効が強力。
- ライバルとしては、ナルハタタヒメの神源ノ雷護リと、鉱石武器のディヴァルキューレだろうか。
- 雷護リは攻撃力190、雷38と、こちらの物理性能を落として属性に尖らせた性能をしている。
あちらは空棲系特効を持っているため、相手に合わせて使い分けると良い。 - ディヴァルキューレは攻撃力170に会心率20%、雷37、アップデートで価値の上がったレベル3スロットを備える。
一見すると二振りの劣化に感じるが、攻撃と会心率を盛りまくった超会心型の斧強化運用に長けており、
隙あらば高出力属性解放斬りを叩き込む戦術も得意としている。
他属性のチャアク達にもこれくらい融通してほしかった… - 雷護リは攻撃力190、雷38と、こちらの物理性能を落として属性に尖らせた性能をしている。
MHR:S
疾風迅雷の如く駆ける雷狼。
その神速から生みだされる
轟雷は天地を切り裂く。
(真・王牙盾斧【轟天】)
- MRでは傀異化した牙と甲殻を用いて真・王牙盾斧【轟天】となる。
風雷から強化していく場合、最終強化まで天玉を使わないため作製は案外楽。
天地を切り裂くと謳われるその性能は- 属性盾斧としては高い攻撃力330
- 匠で延長可能な紫20、続く白も十分な長さ
- 高めだが雷属性×強属性ビンの中では最下位の雷52
- 標準的な会心率0%
- スロットはLv2-Lv1と中々
- 百竜装飾品スロットは及第点のLv2、水棲系特効も変わらず付与可能
しかし強属性ビンとして見た場合、雷75を誇る神護・雷禍宿命が立ちはだかる。
超高出力をぶっ放す以上は属性値こそ全てであるため、この運用方法で勝てないのは仕方がない。- よって、この盾斧の活路は斧強化となる。
攻撃力、斬れ味、高い属性値、スロット全てが優秀で
そのポテンシャルはよく使われている優等生たちとも遜色ない。
むしろ雷属性の榴弾ビンはややクセの強い武器が多いため、
スタンはもはや狙わないものと割り切れば王牙盾斧のほうが使いやすいだろう。
相手を選べば強属性ビンがしっかりダメージの底上げをしてくれる。 - この斧強化運用のライバルは鉱石武器のトリスタンイゾルデ。
攻撃力320に会心率20%、雷58、さらにスロット・百竜スロット共にLv3と拡張性が高い。
ただ斬れ味が白30と不安が残り、匠+3から紫とそこそこ重いため基本は白ゲージでの運用となる。
あちらはあちらで非常に個性的で独特な長所を持っており、その点ではハッキリと住み分けされているが、
斧に特化させることを考えた場合、紫ゲージを出してる間の斬撃威力では王牙が優位となる*1。
- Ver.14、15にて傀異スロット拡張のボーナスが追加された。
属性武器か否かで強化内容が変わるため、強化幅としては前述の雷禍宿命も同じである。
そのため属性値を絶対とする超高出力運用ではやはり敵わないのだが、斧強化での運用には磨きがかかっており、
中々高い攻撃力と属性値、斬れ味を更に伸ばすことが出来る。
また、雷属性強属性ビンの中では最下位の属性値とはいうものの、
前述のスロット拡張ボーナスと傀異錬成の属性強化を全て選択した場合、
その属性値は105にまで成長する。
同じ強化内容で雷禍宿命は128と凄まじい数値になるのだが、ここで王牙盾斧のハイバランスな性能が光る。- 水準以上の攻撃力355
- 傀異錬成で強化しきると素で100を超える属性値
- それでいて斬れ味は素で紫40
- 更にこの性能に加えてスロットは2-1で百竜スロットは2
ライバルとの比較として、他の雷チャアクで似た性能にしようとすると
必ずどこかしらで再現できない部分が出てくる点がある。- 属性値や攻撃力では近い万雷盾斧は斬れ味紫を出すことが出来ず、
逆に斬れ味紫を持つアムガラクレスには攻撃力と属性値で圧勝。
とはいえ、元よりこの2本は強属性ビンではなく榴弾ビンのため
スタンを狙うことが出来る点では王牙盾斧とは差別点ではある。
また、これら2本は素で会心率を持つものの、
過去バージョンとは比較にならないレベルでスキルを盛れるようになったVer.15以降において
会心率100%は殆どの武器で実現出来るため、会心率0%の王牙盾斧でもそれほど気にならない。 - 2つの金獅子武器はそもそも運用方法が榴弾重視の運用のため競合しない。
- 唯一対抗しうる性能を秘めているのはライバルのトリスタンイゾルデなのだが、明確な差別点としてイゾルデは
傀異スロット拡張ボーナスで斬れ味紫が出現しないことにある。
ボーナス強化を受けた上でかつ、匠や傀異錬成の斬れ味強化を積まなければイゾルデは十分な紫ゲージを得られないが、
王牙盾斧は既に十分なほどの紫ゲージを獲得しており、イゾルデより少ない斬れ味補強スキルで事足りる。 - ここまで来ると残った雷チャアクは神の雷こと神護・雷禍宿命だが、
上述の通りそもそも斧強化で本武器は運用することになるためやはり競合しない。
ただ、この性能で尚且つスタンも狙えるとなると
雷属性での斧強化運用はこれ一択になりかねないため致し方ない所ではあるだろう。
風雪を司る古龍や空の王者はその弱点すら克服しているが
総じて、登場当時は一見すると他より劣っていたように見えていたが、
アプデを重ねることでついに覚醒した非常に優秀な雷チャアクに仕上がった。
この武器が真価を発揮するのは斬れ味紫の斧強化のため、
装備を組む際には常に紫を維持出来るように斬れ味補強スキルを積み、
思う存分にゴリゴリとお見舞いしてやろう。
狼牙盾斧【呪獄】
概要
- アップデートによるジンオウガ亜種実装に伴い、亜種武器もめでたく実装。
基本的な外観は風雷の色違いと呼んで差し支えない。
生産時点で既に紫ゲージを持つのが特徴。
MHW:I
滾るは赤黒く禍々しき憎悪。奪うは
気高き魂。激情のままに両断せよ。
- 獄狼竜素材のみで獄盾斧リュウケンを一発生産し、
導きの歴戦素材と天玉を用いて狼牙盾斧【呪獄】となる。
その性能は、- 風雷を凌ぐ攻撃力972
- 会心率は0%
- 悪くない龍属性360 龍封力:中
- 素で長めの紫ゲージ、匠でさらに延長可能
- 榴弾ビン搭載
- あって嬉しいLv2スロットが1つ
- レア度は最高の12
- というのも、榴弾チャアクには原則攻撃力を重視という事情があるため。
榴弾のダメージは攻撃力にのみ依存し、斬れ味も属性値も関係しないのだ。
- 属性に活路を見出そうにも、チャアクの場合には「なら強属性ビンを使え」となりやすい。
欠点はないが特筆すべき強みもないという仕上がりは、
「物理か属性、どちらか振り切れている方が使い道を見出しやすい」
というチャアクの特性と噛み合いが悪いと言わざるを得ない。
- なお悪いことに導きの地限定、しかも歴戦素材を使うため作製難易度も高い部類に入る。
MR100以上を解放し、さらに氷雪地帯をLv7まで上げきる手間に見合う性能かと言われると…。
極めつけに、壊滅の一束【裂】はMR100以上を解放した時点で完成可能。あんまりな仕打ちである。
- 念のため言っておくが、どうしようもなく弱い残念武器というわけではない。
物理、属性とも十分戦える数値を持っているだけに、色々と惜しい武器である。
- ジンオウガ亜種の武器は基本的に「リュウ+(身体の部位)」という命名になっているが、
本武器の「リュウケン」が対応する部位は「腱」。
腱といえばアキレス腱が代表的だが、その役割を簡単に言うと「骨と筋肉を繋ぎ合わせる」というもの。
また、古代においては石と木を接合する材料としても用いられていた。
関係ないように見えて、剣と盾という異なる武器を合体させるチャージアックスに通じる部分もあると言える。
「龍剣」と解釈した方が遥かにカッコいいのは確かだが。