- 時はMH4…
- 「下位ジンオウガを倒したぞ! さあて今作のバイクはどんな性能かな?」
…!?
目次
概要
- MH4で初登場したジンオウガ素材の新たなるヘビィボウガン。
あのいわく付きバイクに差し替えられる形で登場し、デザインも一新された。- デフォルトの状態ではジンオウガの頭部を模したようなデザインだが、
パワーバレルを付けると角とアゴ(?)をものすごく伸ばしたようなパーツが取り付けられる。
また、このパーツ装着時にはアニメーションが搭載されており、抜銃時にパーツの隙間でバチバチと放電する。
その様はさながらSF作品のレールガンであり、
パワーバレル派や最終強化時にパワーバレル付きデザインに固定されるMHW:Iのハンターにとっては
ジンオウガの頭部というよりレールガンとしての印象が強くなるだろう。
デザインから『バイク』と呼ばれて色々な意味で親しまれている王牙砲【山雷】に対し、
呼び分けという意味でも『レールガン』の呼び名が定着している新型の王牙砲である。
- デフォルトの状態ではジンオウガの頭部を模したようなデザインだが、
- 本項では通常種武器だけでなく、MH4Gで追加された亜種武器の狼牙砲【獣獄】についてものちに紹介する。
性能
MH4
- その基本性能はというと…
- リロード速度普通、反動中、ブレなしと10%の会心率
- LV2までの通常・貫通・散弾が並程度に装填可能
- 斬裂弾と電撃弾の装填数がそれぞれ3発と4発、しゃがみ撃ちに対応
- 反動の問題はあるが麻痺弾も使用可能
といったところ。
と思った皆さん。レールガンをバ〇ク王に売ることはできないので少し待ってほしい。
なんと王砲ライゴウには新しくLV1貫通弾のしゃがみ撃ちが追加されている。
しかも王砲ライゴウの時点でいままでのしゃがみ撃ちも全て使える(強化すると麻痺弾のしゃがみ撃ちはLV2になる)。
攻撃力も下位ヘビィの中ではブッチギリのトップであり、上位序盤の下手なヘビィを凌駕する性能。
【震雷】に強化するとさらに滅龍弾の3発装填、LV2麻痺弾しゃがみに対応するようになり、
(ただし、滅龍弾とLV2麻痺弾はそのままでは反動最大)
麻痺からの怒濤の貫通しゃがみをお見舞いする…そう、あの時計と同じ立ち回りが可能になった。
スロットも2つ備えており、柔軟なスキル構成が可能な点も嬉しい。
前述の麻痺弾の反動もPTプレイならしゃがみで使えるチャンスもあるだろう。
- 惜しむらくはここ(レア5)で強化が止まってしまうことであるが、
会心率を含めたダメージ期待値はレア6以上の最終強化ボウガンと同レベルであり、最終装備としても十分な性能。
仮にこの銃がリミッター解除できてしまうとLV1貫通弾と電撃弾の装填数がえげつないことになるため、
運用をしゃがみ撃ちに限定させ、他の銃を差別化させる意味で、敢えてレア度5で止められた可能性はある。
このような形で新たなしゃがめよ系列が登場するとは、しかもそれを担うのが王牙砲だとは誰が予想しただろうか…。
MH4G
- 「G級ジンオウガを下したぞ! バイクから生まれ変わったレールガンの強化が楽しみだな!」
…!!
- MH4Gにも登場。
「真・王牙砲【天門】」を経て、他のジンオウガ通常種武器と同じく「ガオウ」の名を与えられ、
最終強化は「ガオウ・クオバルデ」となる。
新たにLV3散弾に対応し一部弾の装填数が増加した。
特に際立った変化の無いオーソドックスなG級版といったところ。
LV1貫通弾しゃがみは相変わらずなので体躯の小さな相手には強い。
特化させるならば反動すら不要なのでスキル構成にかなり幅が出る。
- 今作からは念願のリミッター解除にも対応。
LV1貫通弾の装填数も増えるほか素でLV2貫通弾が5発入るので、反動軽減+1をつければ十分強力。
ただ通常弾貫通弾共にLV3に対応していないため大柄な相手には不向き。
- ライバルとしてはG★2クラスの名銃筆頭と名高いアグナコルピオが挙げられる。
装填速度とスロットでこちらが勝るものの攻撃期待値、物理弾、反動で劣る。
あちらでは扱えない電撃弾、麻痺弾、斬裂弾が差別化要素になるか。
MHX
- 「村ジンオウガを狩猟したぞ! これでレールガンを作れるぜ!」
…!!?
- ジンオウガを倒し、加工屋に来たハンターは誰しもが驚いただろう。
そう、まさかのリストラ。
代わりにあのスクラップバイク、王砲ライドが復活というとんでもない事態に。
ではライドがライゴウのリストラに見合うだけの性能を引っ提げてきたかというと、
ライゴウから貫通しゃがみが没収され案の定ポンコツバイクと成り果てている。
- 一方で、金雷公ジンオウガの武器は大剣は辺獄、弓はガオウ・ヴェローバルと同じデザインとなっているが、
ヘビィはやっぱりバイクのまま。
こちらの性能もまんまバイクという救いようのない事に… - 詳しくは
バイク山雷の方の記事を参照。
MHXX
- 「G級昇格したぞ! さぁてバイクを限界突破するか!」
…!?!?
ポンコツバイクを限界突破しに来たハンターにまた目を疑う光景が。
なんとダブルクロスにアイツが帰ってきた。
帰ってきた。
大事なことなので2回言いました
上記通りバイク山雷(LV3)から派生強化で入手できる。なおレア度9。
- でもさあ、あのバイクからの派生だろ?と心配する声は尤もだが百聞は一見に如かず、性能を見てみよう。
- 装填数
LV1 LV2 LV3 通常弾 5 7 9 貫通弾 4 5 0(3) 散弾 2 3 0(4) 麻痺弾 3 2 電撃弾 5 5 滅龍弾 3 - なんと今まで装填できなかったLV3通常弾がデフォルトで装填できるようになった。
さらにLV1滅龍弾3発装填とMH4の頃とほぼ変わらない。
残念ながらLV1貫通弾しゃがみは没収されたままだが
それでもぶっちゃけ限界突破してLV4にした山雷よりも強い。
- なんと今まで装填できなかったLV3通常弾がデフォルトで装填できるようになった。
- 限界突破して「真・王牙砲【天門】」を経て、
究極強化を施し4Gと同じく「ガオウ・クオバルデ」となる。
気になる性能は…。
- 基本性能
- 攻撃力340
- スロット:2
- 会心率:20%
- リロード:普通
- 反動:中
- ブレ:なし
- しゃがみ撃ち:LV2電撃弾、LV2麻痺弾、LV1貫通弾
- 武器内蔵弾:LV2斬裂弾、LV2電撃弾、鬼人硬化弾
- 装填数
LV1 LV2 LV3 通常弾 5 8 10 貫通弾 5 6 0(4) 散弾 2 3 4 麻痺弾 4 2 電撃弾 6 6 滅龍弾 3
- 全体的に強化されLV1貫通弾しゃがみが復活。
4Gの頃以上に強化され完全復活したと見てもいい。
4Gと同じ運用もできる上に、
LV3通常弾対応で不向きだった大柄なモンスターに少しは対応できるようになったのも嬉しい所。
- 麻痺からの怒濤の貫通しゃがみをお見舞いするライバルはやはり時計こと太虚ノ刻【鈞天】。
反動、装填速度は劣るが武器内蔵弾の違いやあっちには扱えないLV1滅龍弾が差別点となるだろう。
また、期待値は会心込みで僅かに優っているのも見逃せない*1。
- LV1貫通弾しゃがみ砲として帰ってきた4G時代のライバル焔戈砲アグナバリストと、
強豪コルム=ダオラがライバル候補。
焔戈砲アグナバリストは概ね4Gと同じ立ち位置だが、期待値はこちらが上になっている。
コルム=ダオラは護符爪込みで全ヘビィ中2位という高い期待値がウリだが、
スロット数を活かしてスキル一つでも増やせれば逆転可能。
また、PTプレイで優秀な麻痺弾しゃがみと鬼人硬化弾を内蔵しているので
同じスキルでもPTプレイならこちらの方が活躍できる場合が多い。
属性弾しゃがみがそれぞれ別属性になっているので、それぞれ作成して
相手にするモンスター事に使い分けるのも良いだろう。- ちなみにネセト一式を用いる場合、
武器スロ1と2でちょうどスキルが1個余分に盛れるか盛れないかが分かれるため、
クオバルデの大きな差別化となっている。
- ちなみにネセト一式を用いる場合、
- 内蔵しているLV2斬裂弾はブレイヴゲージの蓄積効率が非常に高く、
ブレイヴリロード2回分(8発)でブレイヴゲージが溜まるため、ブレイヴ状態への移行をスムーズに行える。
LV2斬裂弾自体の威力も非常に高く、ブラキ炭鉱部屋ではコルム=ダオラよりもダメージ効率がいい為、
ガオウ・クオバルデの武器指定募集が主流になっているほど。
というか、例の炭鉱においてはコルム=ダオラはガオウ・クオバルデの完全下位互換扱いであり、
立ち回りが分かってない人を弾くため、部屋名に「コルム×」と書かれることも珍しくはない。
それでもモラクディアーカよりマシではある。
そちらの記事にもある通りコルムもアグナやクオバルデと並ぶ貫通ヘビィの大御所なのだが…
今や炭鉱は修羅の国と化していることがうかがい知れる。
- 炭鉱においてのライバルは、ディスティフェロースと真名ラーホルアクティの2つ。
それぞれLV3貫通弾とブラキの肉質の相性、
斬裂弾&烈光弾しゃがみの圧倒的火力でガオウを越えるDPSを叩き出すものの、
前者はクリティカル距離の管理が非常にシビアであり、後者は外しは許されないエイム力を求められる*2。
その一方、こちらは安定性が非常に高く、麻痺弾しゃがみによってサポガンの事故にも対応しやすいため、
炭鉱初心者はもちろん、上2つの装備を組める熟練炭鉱夫もこの武器を使い続ける者は圧倒的に多い。
- 麻痺弾LV2が撃てることから、現地という特殊な立ち回りのために
上記のライバル2つを差し置いて今もガオウのみを指定されることは少なくない。
しかし、全員がガオウで固まると位置取り争いがかなり苛烈になってしまうのと、
上記2つも現地手順が開拓されたため、オールOKな「弱特ヘビィ募集」が現在の主流となっている。
そのため、慣れてきたら他2つの装備も用意しておくといいかもしれない。
- なお先輩のバイクと比べると
殆ど勝負にならないレベルでクオバルデが勝っている。
基本性能は勿論しゃがみ撃ちや内蔵弾までクオバルデの方が優秀であり、
バイクが勝っているのは通常弾の装填数と斬裂弾の扱いなど、片手で数えられる程度しか無い。
その上作成時期も同じなせいでほぼバイクを喰ってしまっている。
こちらを見れば分かるのだが、今作でバイクも劇的に強化されており、状況を選べば普通に使える性能だった。
その上、山雷の性能を元にしたゴールデンバイク金雷公のヘビィも立場を奪われてしまっている。
どうしてこうなった
MHW:I
- 「ジンオウガが復活したぞ!もうこの展開も慣れてきたな!」
…!!!!!!
- MHW:I発売直前のPV第4弾でついにジンオウガの参戦が明らかとなり、プレイヤー間では
「どちらのオウガヘビィが参戦権を手にするのか?」
「ひょっとすると甲殻貼り付けタイプのデザインかも?」
「そもそもオウガヘビィは実装されるの?」
と早速話題となっていたオウガ砲。
渡りの凍て地についた彼らがさっそく強化ツリーを覗くと、
なにやら青色の虫素材を使った武器が確認できる。
期待と不安を胸にゲームを進めていき、ついにジンオウガを狩猟するとそこに現れるのは……
燦然と輝く王砲ライゴウの雄姿であった。
バイク、またもや無念のリストラである。
- さて、ボウガン周りのシステムが刷新されたMHWorldでの大まかな性能はというと…
- 攻撃力375
- ブレ小
- 機関竜弾対応
- LV1から順に装填数が10/6/6の散弾
- 3発装填の竜撃弾
- 有り難いLV2スロットがひとつ
当然反動や装填速度のスペックもそのまま。
さらにブレ小の機関竜弾と前代未聞3発装填の竜撃弾まで備え、
ヘビィボウガンの近接戦闘において有利な要素をこれでもかと詰め込んだ強力な銃へと仕上がっている。 - 最終強化はおなじみの王牙砲【震雷】。
見慣れたパワーバレルつきのデザインとなり、攻撃力も420と順当に強化。
作成はかなりの終盤となるが、今作でも最強ヘビィの一角であるというのが発売直後の評である。 - なお、過去作でのメインウェポンだった貫通弾はLV1のみの対応。
また、斬裂弾は非対応であり、麻痺弾や電撃弾の適性もそれほど高くはない。
今までとは完全に方向性が変わっている。
- 前述の通り、本作発売直後の時点では散弾ヘビィボウガンぶっちぎりのトップという超高性能となっている。
物理弾の対応弾種、装填数がガイラアサルト・賊と全く同じという事で予想できた人もいただろう。
クラッチクローで顔に傷をつけぶっとばしてダウンを取り、
強打の装衣で顔を散弾で打ちまくるだけでたいていのモンスターはスタンする。
これを繰り返すうちにモンスターは数分で沈むため、
単純な火力としてはXXに引き続き最高峰のヘビィボウガンとなる。
もしバイクがリストラされていなかったらどうなっていたのだろうか- 同作のストーリー中では狩りのことを「自然との調和」と表現している。
発音が似ていることもあってか、その発言を皮肉って、一部では
調和というにはあまりにも高性能な本武器のことを「調和砲」と呼んでいる。
- 同作のストーリー中では狩りのことを「自然との調和」と表現している。
- 赤龍ムフェト・ジーヴァと共に実装された覚醒武器・赤龍ノ撃ツ砲・迫撃は、
覚醒能力の付与により最終的に素でLV3散弾の装填数がこちらと同数の6発、
攻撃力も400を超え、反動軽減能力を付与すればパーツ自由枠もこちらを上回る、
オマケに今作で価値の跳ね上がった睡眠弾に対応している上
LV4のスロットまで持っている強敵。
ブレが大の欠点も機関竜弾を使わなければさほど気にもならず、
散弾を撃つだけで言えば、ほぼこちらの上位互換の性能をしていると思っていい。
この性能故、一部では「真調和砲」などと呼ばれている。
ただ、ずば抜けて差をつけられているわけでは無く、あちらは期間限定武器で強化にも少々骨が折れるため、
こちらが気に入っていたり、覚醒武器を育てる手間が惜しいなどの場合はこちらを担いでも大きな問題は無い。
機関竜弾の運用を視野に入れるときはブレが小のこちらが有利であり、
竜撃弾の装填数もこちらの方が1発多いため、差別化点としたいところ。
それこそ高い攻撃力と3発装填を生かした竜撃弾特化戦法もいいだろう。
ただし、竜撃弾は仲間を巻き込む為、オンラインでの運用には注意する事。
MHRise
- 「里でジンオウガを狩猟したぞ! 今作のレールガンはどんな性能か楽しみだな!」
…!?!?!?
- ジンオウガは続投したが、王砲ライゴウについては無念の再リストラ。
MHRiseは前作がベースになっている為にライゴウの続投が予想されており、驚いたプレイヤーも多かった。
だからといって雷狼竜派生のヘビィボウガンが無いわけではないのでもうお分かりだろう。
王砲ライド、またも復活である。
- 「でもどうせ今回もMHXのように、ライドはライゴウの代役を張れるほどの性能は持ってないだろう。」
そうプレイヤー達が高を括った矢先に、なんと王牙砲【山雷】はやった。やってくれた。
数値面も強力な上にLV3 通常弾を7発、移動射撃可能で対応。汚名返上を果たしたのである。
これによりなんと通常弾ヘビィにおいては山雷が最強の一格という誰もが想像し得なかった事態となっている。
王砲ライドの段階では相変わらずスクラップバイクだったことも驚愕に拍車をかけている。- じゃあ王牙砲【山雷】が覇権を獲れたかというと、そんな活躍はバイクが許さない。
そもそも弾肉質の劣悪さなどの事情により、今作では通常弾ヘビィそのものに活躍の機会がなかったのである。
今までの王砲ライドと比べれば大出世なのだが、ライゴウ系列のような環境最前線の評価は到底受けてないため、
デザインなどの観点も含めライゴウの未参戦を惜しむ声も少なくないという結果に。
- じゃあ王牙砲【山雷】が覇権を獲れたかというと、そんな活躍はバイクが許さない。
- ちなみに発売前にもTVCMには王砲ライドの姿が映っていたため、
王砲ライゴウのリストラはともかくライドがまたも復活することは事前に一応判明していた。
もちろんネタ性能を予想されていたのは言うまでもないが、その期待を見事良い意味で裏切ってくれた
- ちなみにウツシ教官が訓練で貸し出してくれるオトモガルクの名前は「ライゴウ」である。
彼の装備にはジンオウガ素材やお面があるが王砲ライゴウとは関係ない……と信じたい。
まさかバイクより先にこちらが乗れるようになるとは……
MHR:S
- 「マスターランクに昇格したぞ! 今作はレールガンに派生できるか楽しみだな!」
…………
- XXでは復活し、バイクと共演を果たした本武器だったが、今回も復活ならず。
- ちなみに肝心のバイクはというと、順当に強化された性能、Lv3通常弾の移動リロードの獲得、
徹甲榴弾と斬裂弾の弱体化、マスターランク追加によるモンスターの体力増加、テオ砲の伸び悩みなどが重なった結果、
月華妃竜砲【煌撃】等ライバルこそ多いものの、
ライズよりはちゃんと実用で採用されることも増えたといったところ。
ただ、特殊弾系列が弱体化した一方で伏魔属性貫通に火力面で大きく引き離されてしまったため、
相変わらず今までのライゴウシリーズ程の高評価は受けていないのが残念なところである。
- 他方でレールガン風のへビィボウガンとしては空中版ジンオウガと評される事もある
ライゼクスと共に電竜砲【進撃】が復活を果たしたので
レールガンデザインに思い入れを持つハンターはこちらを持つのも一興かもしれない。
- オトモガルクの方の「ライゴウ」に関しては、盟勇クエストにウツシ教官を連れていけば常に活躍してくれる。
後のアップデートでイベントクエストや闘技大会など以外なら常に盟勇を連れていけるようになったため、
目にする機会も必然的に増えている。
- 本作ではついでに新たなバイクが新登場し
てしまった。
しかも王牙砲の方のバイクと違い、あちらはVer.11以降のMHR:Sの環境に非常に噛み合った性能となっている。
狼牙砲【獣獄】
MH4G
- 「レールガンに亜種武器登場だと!? これは期待できるぜ!」
…?
- 通常種同様にリニューアルされて登場したジンオウガ亜種のヘビィボウガン。
ガオウ・クオバルデとの分岐で獄砲リュウコウへ強化し最終強化が狼牙砲【獣獄】となる。
見た目は震雷の亜種カラー版といったところ。
震雷があのバ○ク王直行時代から見事汚名を返上してのけたように
この銃もかつてのガッカリバイクから見事強化されて帰って…きてほしかった。
- 性能を見てみると、クオバルデより攻撃力が30増えた代わりに会心率が無くなり、
装填速度は一段階上のやや速いとなっている。
装填可能弾は減気弾が新たに加わり、散弾の装填数が増えているほか、
LV1/LV2貫通弾の装填数が3発ずつに減っている。
しゃがみ撃ち対応弾は電撃弾、滅龍弾、斬裂弾、LV2散弾。
- お気づきであろうか。
この銃はLV2散弾のしゃがみ撃ちに対応した以外、あの忌まわしきバイク時代に逆戻りしたのである。
強化前までできていた貫通弾しゃがみができなくなったばかりか、なぜか装填数自体も減っている。
LV3通常弾貫通弾共に装填不可なのは変わらず手数の少なさもそのままのほか、
電撃弾、麻痺弾の装填数まで削られている。クオバルデは滅龍弾も3発装填なのに…。
代わりにLV1減気弾に対応したがたったの2発ぽっち、しかも無反動で撃てない、と焼け石に水にもならない有様。
クオバルデの倍率がもう少し欲しいなどといった悩みがかなりの贅沢に感じるほど無惨な有様になってしまった。
- 一応フォローするなら、散弾はLV2がしゃがみに対応したほかLV3もそれなりに使用可能、
硬化弾も扱え倍率自体はそこそこあることから、散弾運用をするには中々のものである。
ただ装填速度は十分なものの、LV3散弾を扱うには反動軽減が必須、とスキルでの補強は要する。
何よりの問題は、そもそも今作においてとりたてて散弾メインで狩猟すべきモンスターがいないことだろう。
- 電撃弾、滅龍弾と属性弾しゃがみを使おうと思えばミラアンセスレイヴの存在が痛い。
倍率で大きく差をつけられており反動は同等、
あちらには強力なLV2通常弾とその気になればLV2貫通弾のしゃがみもあるため、
差別点とはいえ散弾と斬裂弾ではかなり物足りないか。- もっともあちらは高水準の通常銃としての立場を確立している。
わざわざしゃがみで属性弾を使う機会は少ないだろうが。
- もっともあちらは高水準の通常銃としての立場を確立している。
- そして素材元であるG級ジンオウガ亜種が強敵なこと、
下位武器の王砲ライゴウから途中に一発生産が一つも挟めず気軽に生産しづらいこと、
当然のごとく最終強化に獄狼竜の天玉が要求されることから作成難易度も高め。 - 一応、例のバグ持ちバイクに比べれば散弾の扱いようがあるだけ実用面でまだマシなレベルにはなっているか。
ただそれ故に話題も呼ばない普通に残念な銃止まりになってしまった。
MHW:I
- 「アプデでジンオウガ亜種がようやく登場か! 亜種版レールガン、今度こそ頼むぞ…!」
…!!!
- Ver.12.01よりジンオウガ亜種が参戦し、めでたく実装される事となった。
しかしながら、通常種のほうで大暴れしている他、
MH4Gでの待遇もあって、性能を不安視するハンターもいた事だろう。 - MHW:Iに参戦した獄砲リュウコウ。気になるその性能は…
- 攻撃力420
- ブレ中
- 狙撃竜弾対応
- LV1から順に装填数が10/6/6の散弾
- 3発装填の竜撃弾
- 有り難いLV2スロットがひとつ
- 散弾装填数を見れば察せられるように、MH4Gでの評価を払拭する程の高性能散弾ヘビィとなっていた。
強化前での攻撃力ですらいくつかのマスターランクヘビィを超えている。
そのうえ、狙撃竜弾を搭載していることで傷付けを素早く行える。
ブレ中も散弾と狙撃竜弾には影響が少ないのでさほど問題ではなく、3発装填の竜撃弾も見逃せない。
- 最終強化の狼牙砲【獣獄】になるとその攻撃力は435に上昇し、通常種の王牙砲【震雷】を超えている。
作成は震雷よりも更に遅くはなってしまうが、作る価値は十分にあるだろう。- これだけを見れば王牙砲【震雷】の上位互換に思えるが、
惜しい事に散弾LV3の反動を小にするために反動軽減パーツが2つ必要である。
パーツの構成次第では火力差はほとんど出ない場合もあるが、
シールドパーツとガード関係スキルを大量に積んでタンク運用をしたい時には、
近接射撃強化パーツを諦めるか、シールドを2つまでにするかの選択を迫られる。
前者では近接パーツのついた震雷との火力差がかなり開いてしまい、
後者では生存性が下がり、ノックバックによる手数の低下も発生しうる。
高いガード性能が必要なモンスター相手には震雷のほうが適性はあるだろう。
- これだけを見れば王牙砲【震雷】の上位互換に思えるが、
- と比べてはみたが、簡単に言ってしまうと色が黒くなって狙撃竜弾に変更された震雷である。
散弾の性能に差はないので、散弾ヘビィの選択肢が増えたと思っておけばいいだろう。
機関竜弾が撃ちたければ震雷、狙撃竜弾が撃ちたければ獣獄と使い分けると良いかもしれない。- 狙撃竜弾にするメリットとしては、傷付け速度の速さが挙げられる。
いくら強力な散弾といえど、傷がついている時とそうでない時の火力差はかなり大きく、
傷付け管理が苦手な人は狙撃竜弾にするというのも手である。
撃ち続けているだけで特殊怯みを頻発できるソロならともかく、怯み値が大幅に上がるマルチでは
傷付け状態を維持するために獣獄を担ぐ理由も出てくるだろう。
- 狙撃竜弾にするメリットとしては、傷付け速度の速さが挙げられる。
MHF
- 「MHFにも獣獄が来た! レールガンで環境の最前線を突っ走るぜ!」
…!?!?!?
- MHF-G10.1にてジンオウガ亜種が登場したとともに、この武器も遷悠武器として実装…されたと思いきや、
名前こそ獄砲リュウコウや狼牙砲【獣獄】ではあるもののなんと見た目が黒バイクになって登場してしまった
(黒バイクは本来3Gに登場した狼牙砲【逆獄】である)。
おそらく原種武器がバイク故に、亜種武器だけデザインを変えるわけにはいかなかったのだろうか。
- 性能については、獄砲リュウコウが攻撃力510(5段階強化+パワーバレル装備時)、会心率20%で、
狼牙砲【獣獄】が攻撃力768、会心率30%である。
リュウコウにせよ獣獄にせよ、単純火力の面では飛びぬけてこそいないが十分強力。
装填弾種については、バイクこと王砲ライドや真・王牙砲【天機】とは大きく異なる。
MHFのバイクは装填弾種が極めてまともなものである事を念頭に置いておいてほしい。
- まず通常弾については、非常に珍しい全レベル12発装填となっている。
散弾も全レベル6発装填と不足はない。
が、MHFのヘビィボウガンの主力と位置づけられる貫通弾はLv3以外装填できず、
同じく主力と多くのプレイヤーが認識する属性弾も、仕様上使いものにならない滅龍弾のみとなっている。
使う機会は少ないが、状態異常弾も全く撃てない。
- そして装填速度が「やや遅い」、反動「中」なので、
装填速度+3と反動軽減+1が無いとLV3貫通弾は満足に使用できない。
通常弾と散弾は圧縮リロード撃ちで高い有効性を発揮できるが、
通常弾はともかく散弾でそれを実現するためのスキル負荷はかなり重い。
- そんな訳で実装直後の時点では中々厳しい、というかバ○ク王に連れていかれそうな性能であった。
しかし、直前のMHF-G10で実施されたものの火力面で貫通弾撃ちほどではないと称された、
通常弾圧縮リロードのテコ入れがMHF-Zにて実を結ぶことに
(ピンポイント弱点への狙撃が評価されるようになった)なり、
スキル構成次第だが通常弾圧縮撃ち用の銃として活かせるようになった。- 主力となるであろうLV2通常弾を最速・無反動撃ちするためには、
反動軽減+3と装填速度+1が必要になる。
複合スキルの負荷の重さと始種防具によるスキルランクアップを考えると、
反動軽減+2(ランクアップ未適用時)と装着+1で賄うのが比較的楽と言える。
- 主力となるであろうLV2通常弾を最速・無反動撃ちするためには、
- LV2通常弾を12発装填できる銃はMHF-Z1.1時点でも限定されており、
近い性能のG級武器である絶帝征重砲【仁王】(攻撃力780、会心率20%、リロードが普通)と、
一定期間限定で高い性能を発揮する祈歌武器を除くと、
いずれも攻撃力900に達する始種武器が対抗馬となる。
会心率こそないものの、この圧倒的な差をシジルだけで埋めるのは不可能であるが、
辿異スキル「閃転強化+2」を発動させることで、素の会心率30%が攻撃力に直接転換され、
実質攻撃力832、会心率30%の武器として振舞うことができるようになる。
始種武器には搭載できないシジルと素の会心率を活かせば、これらの武器を上回る事も現実的だろう。
- また、MHFにはシジルで散弾を「打撃弾」という打撃属性の貫通系弾丸に変えることができ、
これはシジルを焼けない始種武器にはできない事である。
打撃弾は射程の関係上、接近戦が重要となるため簡単に扱えるものではないが、
有効な相手には高い効果が実証されているため、モンスターにもよるが有力な選択肢になりうる。
通常弾も接近戦で問題なく使用できるため、インファイトする分にはどちらも活用できる。- 打撃弾運用の上位互換になりうる存在としては改極雷砲【顰】と、
改銀火竜重砲【冥帝】、絶帝征重砲【仁王】がある。
いずれも貫通弾がまともに撃てて、リロードも平均以上という優秀な性能であり、
前者2つはG級技巧武器効果で武器を出し入れするのが早く、何より攻撃力の面で狼牙砲【獣獄】を少し上回る。
ただし前者2つはGR800まで待たないと作成に着手できず、
ベースとなる武器が微妙極まりないため作成に手を伸ばしにくいという問題点がある。
また、どちらも通常弾撃ちはそこまで強力ではなく、
G級武器のため武器スロットに装飾品が使えない3武器と異なり、
狼牙砲【獣獄】は武器スロットが使えるため微妙な調整ができるのも差別化として機能はするだろう。 - 細かい部分で言えば、改銀火竜重砲【冥帝】はLV3打撃弾、絶帝征重砲【仁王】はLV1打撃弾が使えない。
- 打撃弾運用の上位互換になりうる存在としては改極雷砲【顰】と、
- 総じていえば、創意工夫によって使い道を見いだせる武器と言えるだろうか。
真・王牙砲【天機】がスマートな性能を持つため、こちらはかなり特殊な使い道が求められる。
今となっては、始種武器や改G級武器との差別化が厳しくなっている真・王牙砲【天機】より、
ある意味こちらの方が差別化の余地が残されているともいえる。
バ○ク王に持っていくか有効な使い道を見出すかはプレイヤー次第である。
余談
- MHXではバイクがかつてより明らかにまともな性能で帰ってきたが、
MHXXでは震雷が復活し、バイクと共演したことで露骨に性能を比較されるようになってしまった
(やっぱりというかなんというか、発売直後の時点ではバイクを完全に食っているという評が強い)。
MH4・4Gの時代には、
ジンオウヘビィは見た目も中身も強く生まれ変わった。もうネタ武器とは言わせないぜ!と見るプレイヤーと、
バイクはこのまま歴史に埋もれ、未来永劫、伝説のネタバイクとして語り継がれていくのだ!
…と見るプレイヤーで(概ね)二分されていたが、今後はどうなっていくのだろうか。
ネタ的な意味でますます目が離せない。
モンハンを知らない人がバイクとレールガンのどちらが強いかなんて話を聞いたらどんな反応をするのだろう- が、後のMHRiseにおいてあのバイクがMHXの頃を凌駕する一級品の性能を手に入れてしまい、
通常ガンとしては最終候補に残れるほどの逸品と化してしまった。
そのため、MHR:Sにおいて震雷が復活するのか、
復活した場合はバイクは震雷の強化元として役目を終えるのか、
あるいはMHXX時代の二の舞になって再びバ◯ク王送りになるのか、
それともまさかの下克上を果たしてレールガンが産廃性能となり、バ◯ク王に持ち込まれて買取を拒否されるのかと、
今まで以上にバイクとレールガンの行く末に注目が集まっている。- そしてMHR:Sが発売されたが、
蓋を開けてみたらレールガンは復活ならずというオチがついた。
ただし、本作では別のバイクが現れるという誰もが予想していなかった事件が起こったが、
前代とは異なり尖りすぎた性能から新車で乗り回すハンターが大勢を占めており、バイク王送りは免れた。
- そしてMHR:Sが発売されたが、
- が、後のMHRiseにおいてあのバイクがMHXの頃を凌駕する一級品の性能を手に入れてしまい、
- 実を言うと貫通弾のしゃがみに対応したこと以外には、
今までのバイクと性能面で特に目立った違いはなかったりする。
(強いて言えば、貫通弾の装填数がマトモになったことと、滅龍弾に対応したことぐらいである)。
だが4系では、物理弾しゃがみを手に入れただけでこうも評価が変わってしまったのである。
そしてそれを失った亜種武器の評価もまた然り- なお、MH4シリーズのLV1貫通弾は、有志の検証により前作より威力が高くなっていることが判明しており、
さらに素材入手が最も容易であるため、LV1貫通弾への対応は前作のそれと比べて価値が高い。
MHXXでは素の性能でバイクを若干上回っているほか、物理弾しゃがみ撃ちができる点が、
環境上大きな利点となっている追い風がある。
- なお、MH4シリーズのLV1貫通弾は、有志の検証により前作より威力が高くなっていることが判明しており、
- 下位段階の銘「ライゴウ」は恐らく漢字で書くと「雷轟」となると思われる。
雷轟とはそのまま字のごとく「雷鳴がとどろく様」という意味の言葉。
普段の日常生活ではあまり使われることはないが、俳句における夏の季語としてよく使用されている。
- 震雷という名の神は八雷神にも八色雷公にも存在しない。
【ふるいかづち】とかいうと居そうな気もするが存在しない。
というわけで、この【震雷】は【しんらい】と音読みする。
実際バイクと比べると、こちらはかなり信頼出来るというシャレも効かせている。
- ジンオウガ亜種の武器は基本的にダンテの『神曲』を元に名づけられたと思われるものが多いのだが、
「獣獄」に関しては元ネタと言えそうなものが見当たらない。
通常種武器の震雷と同じく、別の出典があるのかもしれない。
関連項目
モンスター/ジンオウガ
モンスター/ジンオウガ亜種
武器/ジンオウ武器
武器/王牙砲【山雷】 - 初代王牙砲にしてメインモンスターのガッカリヘビィ第一号
武器/電竜砲【進撃】 - 本銃と同様に電磁銃をモチーフにしたと思われるライゼクスのヘビィボウガン
モンハン用語/しゃがめよ - MH4ではリミッター解除ができない、貫通弾で暴れたいならしゃがめよ。