MHFに登場する片手剣シリーズ。
杖のような形をした武器。熟練職人の加工技術により先端の珠に強力な属性を宿す。
概要・性能
- MHFの課金サービスで展開されるプレミアムキット、
マギサ/ウィザーキットで購入が可能な武器。
モンスターハンターフロンティアオンライン1周年記念のキットである。
現在、2種類の属性を反映させた2パターンのシリーズが存在する。
- この武器、外見が非常に面白い。
誰がどう見ようと、何かのアニメに出てきそうな『魔法の杖』である。
ハンマーの柄ような非常に長い持ち手の先には、妖しい占い師が常用するような妖しい宝玉。
珠剣【火】系列はエメラルドの如き綺麗な緑色、
珠剣【氷】系列は青サファイアのような深い青色となっており、
武器を振ればこの珠から魔法が!…出ない。
この武器だけだと非常に奇妙な外見になるが、
魔導士のようなデザインの同キット防具と合わさった時、そこだけ余計に浮いて見える。- 斬ったらしっかりと「斬れ味」が減る。
しかしながら、戦闘中はこの珠の部分を叩き付けているように見えるわけで、
砥石など当てようものなら珠が台無しになってしまうのではないか。
- 斬ったらしっかりと「斬れ味」が減る。
- 得物もかなりのインパクトだが、盾もおかしい。
ギョロリとした一つ目、その下に翼を広げた鳥の紋章が描かれた書物。
この本の表紙でハンターを護る形となっており、
内側のページに持ち手となる金属が直に取り付けられている。
もう一度言うが、これは盾である。
- お世辞にも剣と盾とは考えづらい特徴的過ぎる片手剣(?)だが、
見た目でふざけている反面、性能は非常に高い。
珠剣【火】はここから【紅蓮】、【煉獄】と強化し「レーヴァテイン」、
珠剣【氷】は【永凍】、【絶零】、「ミステルテイン」と強化が可能。
いずれも属性が異なるだけで数値は共通しており、- 攻撃力332と低いが、会心率20%がしっかり補っている
- 火属性/氷属性も400で片手剣の手数なら十分
- スロットは1つだけ空いている
- 斬れ味レベル+1で白ゲージを獲得
火属性のレーヴァテインの場合、大きなライバルは「爆剣アグニ」や「フレアSPVII」だが、
爆剣アグニは言うに及ばず、フレアSPVIIにも会心率やスロットで小回りが勝っている。
氷属性のミステルテインは「白蛇剣【氷牙】」や「アイスエッジ」と比べ、会心率や属性値で引き離している。
- その後、HR500でのHC武器と、HR/SR999以上のG級で2回に分けてG級武器に強化が可能となった。
レーヴァテインは「レーヴァタック」、「レーヴァミュット」、「レーヴァラーミア」、
ミステルテインは「ミステルタック」、「ミステルミュット」、「ミステルラーミア」の3段階。
最終強化のラーミアでは、- いずれも攻撃力570、会心率30%
- ミステルは氷属性570、レーヴァは火属性470
- 斬れ味レベル+1で紫ゲージ50出現
- シジルを2スロット分、自由に焼き付け/取り外し可能
属性値が平気で700、800を突破する他のG級武器片手剣と比べると属性は控えめだが、
会心率の高さはG級片手剣でトップクラスである。
斬れ味ゲージも扱いやすい部類なので即戦力として大いに期待できる。
- そもそものコンセプトとして当たり前だが、課金系武具なので生産、強化はすこぶる容易である
(ただし実装当初はそうでもなかったようだ)。
生産はチケット1枚で完了し、各種肉球コインなどを使いながら鍛えていく。
モンスター素材もゴム質の皮や雌火竜の鱗などしか用いず、
G級派生へは「優玉」や「至玉」など1種類で行うことが可能。
G級武器のミュットに派生するためには別売りの「G強化券」が必要なので注意。
- その後当キットの陳腐化、及びMHF-Zにおける販売終了にて忘れさられた武器になっていたが、
初実装から9年後となる2017年7月の大型アップデートにて、マギサ・ウィザーキットが突如復活。
この武器も「辿異武器」への強化を引っさげて帰ってきた。
辿異武器強化を行うと、「レーヴァマジア」「ミステルマジア」となる。
いずれも攻撃力700、会心率30%、属性値は740まで強化され、
さらに辿異スキル「閃転強化+1」が発動する。
閃転スキルと組み合わせることで、実質的な攻撃力は737~775まで上がる。
長い雌伏の時を経て、遂に第一線級の性能を得る事ができたと言えるだろう。
余談
- 火属性系列の強化「レーヴァテイン」の由来は、北欧神話に登場する武器の名前。
よく"剣"として認識されるが、実際は剣として伝えられたものかどうかも怪しい。*1
ミステルテイン(ミスティルテイン)は北欧言語でヤドリギを指す。
「なんだ、木の名前かよ」と思う方もいらっしゃるであろうが、
ヤドリギは、北欧神話で有名なラグナロクの引き金となった植物となっている。