MHP2Gに登場するドドブランゴ亜種の素材から作られた太刀。白猿薙から強化していく。
例によって読みづらいが、「さえんなぎ」と読む。
目次
概要
- その昔、ある砂漠地域一帯を征服していた騎馬民族の長が背にしていたという両刃刀。
大きさも然る事ながら非常に重く、凄まじい破壊力を誇る一方で取り扱いは難しい。
件の民族の長は戦闘の際にはこれを両手で構え、
民族全体の士気を高めるために自ら先頭に立って獅子奮迅の活躍を見せたという。
砂獅子の顔のような独特な鞘も、部隊を鼓舞するための装飾である。
性能
MHP2G
- 概要にある通り、砂獅子の顔の様な鞘と幅の広い無骨な刀身と、砂獅子の毛を用いた鍔からなる。
ゴゴゴの前にゴゴを挟むが、こちらは集会所G★2の段階で作成可能となる。そしてこの到達時点としては
破格と言える攻撃力1392(武器倍率290)、攻略用としては極めて高い攻撃力を誇る。
勿論ゴゴゴには劣るものの斬れ味レベル+1をつければちゃんと紫ゲージ30が付く上、
欠点の会心率も-10%とゴゴゴに比べると見切りによる打ち消し、ないしは強化のハードルが低いのも嬉しい所。
打ち消さなくても十分強いので、他のスキルを付けたいなら無視するのも手。
この段階のままでもG級を渡って行ける程の破壊力を持っている。
- ドドブランゴ亜種素材と共に、さらにラージャンの素材を使用して強化するとゴゴゴとなる。
その攻撃力1536(武器倍率320)は崩刀ウコトカムルバス、覇剛刀クーネタンカムに次ぐ全太刀中3位である。
しかし前者は斬れ味ゲージが白までなうえ会心率-30%でスロット無し、
後者は会心率こそ40%もあるのだが斬れ味ゲージは青止まりで、やはりスロット無し。
それに対し、ゴゴゴは斬れ味レベル+1で紫ゲージが40出現し、スロットも1つ空いているので遥かに扱いやすい。
欠点としては-20%の会心率がつく事だが、消さなくても斬れ味レベル+1さえあれば十分強い。
これに見切り+3をつけると、斬れ味ゲージ白以上の補正を受けて実質+20%になり、最強の無属性太刀となる*1。
今作では見切り+3、斬れ味レベル+1、業物を両立するカイザミ装備が丁度武器スロット1を要求するので、
カイザミとゴゴゴのシナジーは全武器を通しても最高峰のものだろう。- ちなみに斬れ味レベル+1を発動させただけでは青ゲージのクーネタンカムに威力で僅かに劣るが*2、
ゴゴゴの会心率をプラスに転じさせた時点で逆転する。
- ちなみに斬れ味レベル+1を発動させただけでは青ゲージのクーネタンカムに威力で僅かに劣るが*2、
- この武器が余りにも強すぎるため、他の無属性太刀は非常に肩身の狭い思いをする事になってしまった。
理由は単純。この武器だけ性能が異常なレベルで高いからである。
上記の通りゴゴゴの武器倍率は320だが、これは覇剛刀クーネタンカム(武器倍率330)と10しか変わらない。
アカムト武器は悪い斬れ味と引き換えに圧倒的な攻撃力を持っているはずなのだが、
何故かそれとほぼ同等の武器倍率を得てしまっているのだ。
この320という武器倍率を持ちながら、匠で紫40が出現し、会心率もリカバリーが効く-20%。
上記のように、見切り+3を発動させると会心率ボーナスによって敵無しの状態になる。- 覇剛刀クーネタンカムも青ゲージが出現するため非常に高い期待値を持つが、
青ゲージの会心率ボーナスは+5%であり、クーネタンカムの会心率は元々40%もあるため、
割合的にごく僅かな恩恵しか受けられない。
加えてカイザミ装備を使用できないスロット0なのも致命傷であり、
これによって攻撃力UP【大】発動分に近い差を付けてゴゴゴに敗北してしまう*3。
覇剛刀クーネタンカムそれ自体は極めて強力な太刀である。
ゴゴゴという怪物と同じ時期に産まれてしまったのが唯一の失態だろう。 - 覇剛刀クーネタンカムも青ゲージが出現するため非常に高い期待値を持つが、
- なお、同じドドブラ亜種武器であるマグニチュードは武器倍率310・会心率-15%・匠で紫20であり、
物理期待値においてゴゴゴよりワンランク下となっており、斬れ味ゲージもかなり短い*4。
もし仮にゴゴゴがハンマーだったら、属性問わずほぼ全てのハンマーを駆逐していただろう。
また仮に大剣だった場合、バランスブレイカーと言われている抜刀アーティより武器倍率が10高く、
更に武器スロットも1個空いているというバランスブレイカーを超えた何かになっていたに違いない。
太刀だからこそ、無属性一強という立場だけで済んでいる*5と言えよう。
- 上記のようにゴゴゴは無属性として最強の太刀であることはほぼ間違いないものの、
太刀は手数が出る以上属性もそれなりに重要である。
幸いにもミラザーゲスパノンなど優秀な属性武器は存在しているため、
アーティラートなどとは違いコレ一本でほぼすべての敵と渡り合える、という訳ではないのだ。
- もっとも、属性持ちは紫ゲージの長さに難があるものが多いため大抵はゴゴゴの出番になる。
加えて言えば、物理が50~60程度以上通るようなら属性値が30%ほど通ってもほぼゴゴゴがトップになるし、
さらには、物理が20%しか通らず、属性は20通るミラボレアスの足相手にも5~6番手の火力は出すなど
属性の垣根を越えた存在感を示してもいた。
さすがにグラビモス亜種ほど極端に属性に弱くて物理に強いような相手だと相性は悪いが。
アーティラート及びマグニチュード程には至らないにせよ、
ここまで来れば脳死で適当に持ち込んでも十分なタイムで狩猟できる水準であり、
攻撃力倍率、会心率、紫ゲージの長さのどれか1つでもあと10高かったらほぼゴゴゴ一強になっていた可能性大と言えよう。
余談
- ゴゴと付くが、MHFのゴゴモアと関連性はまったく無い。
- この武器が人気だった理由の一つとして
P2GのG級後半は異なるモンスターの複数狩猟クエストが多かった事が挙げられる。
モンスターが異なる場合、どうしても弱点属性が違う事が多くなるため
どんな弱点の敵にもダメージが安定する無属性が便利だった、というわけである。
結果「もうこれ一本でいいや…」と思う人が増えてしまったのだろう。
- 男性用ブランゴ防具を見た人なら想像が付くと思うが、相当個性的な見た目の武器である。
それに加え、余りにも格好良すぎる無属性太刀が存在するため、
意図的にこの武器を使わない人も居たりした。
- 武器の強さはこれまで記述した通りだが、残念ながらドドブランゴ亜種は現状MHP2Gにしか登場しておらず、
通常種の太刀である白猿薙は登場機会がそれなりに多い一方で、この武器はP2Gにしか登場していない。