禍々しき半月状の双剣。餓獣の
爪牙は獲物を狩る。「何か」を
封じたまま、いつまでも...。
(禍ツ刃【封】)
猛襲し、斬滅し、喰い尽くす。
内なる怨霊を解放した双剣は
万命を血途へと引きずり込む。
(禍ツ刃ノ幽鬼イステヤ)
MHRiseのメインモンスター、マガイマガドの素材で作られた双剣。
目次
概要 
- 文様が描かれた三日月形の刃に取っ手を付けたデザインで、柄と刃の間には特徴的な紫色の紐が括られている。
鬼人化すると文様が光るギミック付き。
2本とも同一の形状をしているタイプの双剣である。
性能 
MHRise 
- 最終強化の銘は禍ツ刃ノ幽鬼イステヤとなる。
その性能は以下の通り。- 高めの攻撃力200
- 会心率は0%
- 防御力ボーナスは無し
- 手数と非常に相性がいい爆破属性20
- 素で青40、匠3から白ゲージが出現
- スロットはレベル2とレベル1が1つずつ
- 百竜スキルは攻撃力強化III、属性強化【爆破】II、怨虎竜の魂
同じ爆破属性の双剣には物理寄りの爆鱗双斧バゼルホークと氷属性も併せ持つ氷炎剣ヴィルマフレアがあるが、
素の状態では本品はどちらよりも高い属性値を持ち*1、物理火力でもバゼルホークにほんの少し劣る程度である*2。
また、スロットも2つ空いているため拡張性にも優れる。
古龍や強化個体相手にも爆破の通りが悪くなければ十分に通用する一品と言えよう。
- 百竜スキルは属性強化【爆破】IIがおすすめ。
元々高い属性値をさらに伸ばせる上、蓄積値20と25では爆破の頻度に結構な差が出る。
攻撃力強化IIIならばバゼルホークの物理期待値を上回れるが、手数が多いため属性を重視した方が便利。
ここに爆破属性強化Lv3を積めば属性値は35となり、さらにおだんご特殊攻撃術を乗せれば38まで伸び、
かなりの頻度で爆破ダメージを引き起こせるようになる。- ヴィルマフレアとは氷属性の通り具合と会心率で差別化できる。
ディアブロス・ラージャン・ジンオウガなど、どちらもよく効く相手にはあちらが適任となる。
- ヴィルマフレアとは氷属性の通り具合と会心率で差別化できる。
- 禍鎧・覇一式で匠Lv3となり白ゲージが発現することも踏まえ、
朧翔けを多用する双剣では怨虎竜の魂も相性が他と比べてではあるが良い方。
ただし、あくまで制限時間付きのダメージソースであるため過信は禁物。
MHR:S 
怨霊の力に溺れ、修羅の道へと
落ちた武芸者達。彼らの魂に
よって、禍の銘は鎮められた。
(禍業物・大幽鬼イステヤ)
武芸者達の魂が宿り、蒼き炎が
灯された刃。修羅の業物と定め
られ、新たな銘が刻まれた。
(鎧怨鬼刃イステヤムト)
- 新たにマガイマガドの特殊個体怨嗟響めくマガイマガドが登場。
見事狩猟し、その素材を通常個体素材で最終強化した禍業物・大幽鬼イステヤに使用することで、
鎧怨鬼刃イステヤムトとなる。
青紫に揺れるこの双剣の性能は、- 属性付きとしてはそこそこ高めの攻撃力320
- 斬れ味は素で紫、匠で延長可能
- 特殊属性双剣としてはかなり高い爆破36
- 会心率0%
- スロットもかなり大きいLv3とLv2が1つずつ
- 百竜装飾品はLv2まで対応
- 武器単体での性能の高さもありながら、スロットでスキルを盛りやすい。
同じく特殊個体の防具である禍鎧・怨シリーズと合わせればLv2スロットが丁度3個空いているので、
爆破属性強化を最大まで綺麗に上げられる。
さらに、禍鎧系の防具で固めれば鬼火纏が発動するので、百竜装飾品に怨魂竜珠を入れて
業鎧【修羅】の疾替えの書【朱】*3で物理型としたり、
鬼火纏いを採用しない場合は炎魂竜珠や炎鱗の恩恵で爆破属性を伸ばしたりと、幅広い扱い方が考えられる。
- 爆破単属性の双剣としては爆鱗双斧バゼルカヌスがある。
ただ、こちらだけ特殊個体のもの故かもしれないが、バゼルカヌスの攻撃力330以外の属性値、会心率、スロット全てで
勝っている点からもこの武器のポテンシャルの高さがうかがえる。- Ver.11からはあちらも特殊個体の素材を用いて更なる強化が行われ、爆炎双斧バゼルボンバーとなった。
攻撃力がさらに伸びて340、爆破属性値も25となったが、他の性能は変化なし。
- Ver.11からはあちらも特殊個体の素材を用いて更なる強化が行われ、爆炎双斧バゼルボンバーとなった。
- 高い爆破属性と物理性能を活かしての大連続狩猟クエスト等が最大の見せ場だろう。
百竜を喰らう修羅となり、数多のモンスターを打ち倒すにはピッタリ。- 一方で、現状ではモンスターの体力量に対して爆破によるダメージ数値がかなり心許ないため、
特にモンスターの体力が高い傀異化クエストとの相性は最悪の一言。 - 状態異常値を底上げするスキルは多く存在するが、属性武器に比べると活躍の場が少ないのが現状。
双剣の状態異常武器枠は攻勢で攻撃力を伸ばせる毒属性と、マルチでも活躍できる麻痺属性が優秀であり、
加えて、毒と爆破の双属性双剣が登場した為に更に活躍の機会が少なくなっている。
- 一方で、現状ではモンスターの体力量に対して爆破によるダメージ数値がかなり心許ないため、
- アップデートの新要素は双剣と相性の良いものが多く、Ver.10時点で見られた属性重視傾向が
より進行する結果となった。
具体的には、弱点属性の部位に属性に特化した装備で攻撃すれば
1ヒットで100ダメージを超えることが当たり前なレベルとなっており、
物理重視の装備では到底勝ち目がない事態となっている。- とはいえ、それはあくまで弱点を突いた場合の話であり、装備構成や狙う部位次第では大したダメージは出ない。
傀異錬成や状態異常確定蓄積に蓄積時攻撃強化、天衣無崩など、
爆破武器であるイステヤムトにも追い風となるものも多く追加されているため、
使っていくことを諦めなければならないほど埋もれた存在というわけではない。
最終強化させるためにMR100まで上げなければならない事や、
通常個体、特殊個体両方の天鱗相当の素材が必要で生産コストがかなり高いのがデメリット。
看板モンスター武器だけあって万能といえば万能だが、何にでも使えるような武器ではない。 - とはいえ、それはあくまで弱点を突いた場合の話であり、装備構成や狙う部位次第では大したダメージは出ない。
余談 
- かなり特殊な形をしているが、現実世界の武器で最も近い形状のものは中国武器の一種である
中国式金属メリケンサックの「圈」あるいは「鴛鴦鉞
」だろうか。
中国では風火輪とも呼ばれ、圈には禍ツ刃のような攻撃部位が刃物になったものもあり、
言うなればチャクラムのような鉄輪に刃が付いた見た目となっている。
鴛鴦鉞は円弧を交差させるように組み合わせたような武器であり、圈と同一視されたものもある。
同期の双剣にはよりチャクラムに近い形のヤツがいるが…- ちなみに、古代日本の金属メリケンサックである「鉄拳」にも攻撃部位が刃物のものが実在している。
- なお本武器はその形状のため、納刀時は下のほうで干渉してしまう。
- 武器銘の「イステヤ」の由来は、アラビア語で「恨み」を意味する"استياء"。
実際の発音は「アスティア」に近い。