MH~MHP2G、MHX(X)、に登場する由緒正しきランス。
MH4でも発掘装備として同デザインのランスが登場している。
目次
概要
- 外見は先端が鋸状で、中程に複数の棘が生えた槍。
盾の方は無骨な鉄板造りである。- 龍騎槍ゲイボルガに強化すると、槍のカラーリングが変わるほか、盾のデザインが変化する。
鉄造りから、青っぽい甲殻のような質感に変わっている。
地味ながら銘も「竜」から「龍」にグレードアップしている。
- 龍騎槍ゲイボルガに強化すると、槍のカラーリングが変わるほか、盾のデザインが変化する。
- ベースとなったのは傭兵組織「鉄騎」の標準装備「鉄騎槍」。ゲイボルグは特注品で親衛隊にのみ与えられる。
その下には十人隊長仕様の「鋼殻鉄騎槍」、百人隊長仕様の「鋼殻竜騎槍」があった。
鉄騎の団長はさらに強化を施され「この上なく鋭い」と謳われたゲイボルガを愛用していたが、
竜操術なるロストテクノロジーを追う中で失踪した。- 後に伝説の傭兵のものとされる遺体と槍が見つかり、槍は復元されて「大龍騎槍ゲイボルゴ」となった。
性能
MHP2(G)まで
- 初代から続く無属性ランスの系譜。
防御UPと高い攻撃力を併せ持つ強力なランス。- …ここまでくればわかるだろうが、この性能はあのバベルと丸かぶりである。
しかも、鉱石だけで作れて攻略用に便利なバベルに比べると、
後述するがこの槍の生産難易度は無駄に高く、影が薄くなってしまっている。
- …ここまでくればわかるだろうが、この性能はあのバベルと丸かぶりである。
- 初期のシリーズでは鉄騎槍という独自の生産段階から作られる独立したランスだったが、
MH2とMHP2では派生が大きく変わっている。- MH2では、太古の棒状の塊から作られるランス。
しかも強化にはクシャルダオラ素材が必要なので、生産難易度はかなり高い。
また同じく太古の塊武器であるテオ=ハウル系統を捨ててまでこちらに派生させるほどの性能ではない。
- MHP2(G)では、アイアンランス系統のナイトランスから作られる。
つまりバベルとは強化元が全く同じ。
やはり鋼龍素材がいるので、作るのはかなり面倒。
しかも最終強化の大龍騎槍ゲイボルゴにはマボロシチョウが5匹も要る。
- ウカムルバス討伐後には竜騎槍ゲイボルグGが作成できる。攻撃力644・匠で紫30と、
ゲイボルゴ(攻撃力690)よりも火力を落とした代わりに紫ゲージを10伸ばした性能。
2Gの無属性武器は基本的に紫ゲージが命であるため、
作成難易度的にも性能的にも竜騎槍ゲイボルグGで十分かもしれない。
- MH2では、太古の棒状の塊から作られるランス。
- 一応傭兵集団≪鉄騎≫の名誉のために言っておくと、
単純な殴り性能ならバベルなど比べものにならない最高峰のランスである。
…黒滅龍槍やレイジングテンペストといった化け物のような連中がヤバすぎるだけで。
生産難易度が地味に高すぎるのと、バベルにはあるスロットがないのがコイツの悲劇かもしれない。
あと、MHP2Gでは匠を使っても紫が短いのが痛い。- とはいえ無骨ながら非常にロマンある外見と、小細工抜きの性能の高さは間違いなく、
使い手の技量次第では十分な戦果の見込める名槍である。
- とはいえ無骨ながら非常にロマンある外見と、小細工抜きの性能の高さは間違いなく、
- MHGとMHPのみでは、採掘素材と王族カナブン(MHPは+上竜骨)で生産から最終強化まででき、
攻撃力も552と高い数値を誇っているので、ホワイトディザスターやブラックテンペスト、黒滅龍槍の繋ぎに使えていた。- この場合は獄炎石がネックとなる。
訓練所でフエールピッケルを入手し、最大数弾生産のスキルを使えば必要数は楽に集まるが。
- この場合は獄炎石がネックとなる。
MH4
- そして長らく登場していなかったが、MH4にて発掘装備竜騎槍として復活。
ブラキディオス・ティガレックス亜種・ジンオウガ亜種といった
ややランスと相性が悪いモンスターのギルドクエストで入手が可能。
MHX
- MHXでは正式に鋼殻鉄騎槍と龍騎槍ゲイボルガが登場。
セインランスから鋼殻鉄騎槍に派生させ、そのまま強化して竜騎槍ゲイボルグにするか、
Lv3鋼殻鉄騎槍からさらに派生させて、龍騎槍ゲイボルガにするか選択することになる。
ゲイボルグと後者の最終形、大龍騎槍ゲイボルゴで比較すると、
素の斬れ味とスロットでゲイボルグ、匠込みの斬れ味と攻撃力、防御力UPでゲイボルゴが勝る。- 火力がそこそこ高いゲイボルゴは匠を付けることで安定して強くなるため大連続などにもってこいである。
一方のゲイボルグは性能においてはエルダーバベルの下位互換というのが現実。
強化可能時期も同じくらいなので、見た目にこだわらない場合はエルダーバベルを選ばれてしまう。
とはいえゲイボルグは青ゲージが優秀なので、業物と組み合わせて一矢報いてやろう。
バベルの金色は好みが分かれるし
なお業物運用に関してはバベルの前身、ランパートの存在も立ちふさがるが…… - 今作のゲイボルゴはほとんどクシャルダオラ素材しか使わず、本格的にクシャ武器化が進行している。
もし覚醒か出来たらやはり氷属性か龍属性だっただろうか……
- 火力がそこそこ高いゲイボルゴは匠を付けることで安定して強くなるため大連続などにもってこいである。
MHXX
- MHXXにてこれらの究極強化が解禁。
- まず、派生させずに強化していく竜騎槍ゲイボルグは「鋼殻竜騎槍ゲイボルグ」となる。
天彗龍の厚鱗が必要だが、G4で究極強化が可能となるお手軽さ、そしてG4を突破できうる性能を持つ。- しかし、最終的に攻撃力、スロット、防御力において真名セルケトヘティトに敗北。
素の斬れ味は白60、匠で紫20だが、勝ち目は薄いか。
MHX時代のライバルのバベルは強化がHR解放後である為、作成時期で大きく優位に立てる。
- しかし、最終的に攻撃力、スロット、防御力において真名セルケトヘティトに敗北。
- 次に、派生させた大龍騎槍ゲイボルゴは「真龍騎槍ゲイボルギア」となる。
- 究極強化には当然のようにクシャルダオラの素材を使う為、HR解放後になってしまう。
だが、そのおかげか無属性ランスとしては中々な高スペックにまとまった。
攻撃力340に防御+16、斬れ味は素で白30だが匠で紫40となる。
決して弱い、使えない性能ではないのだが、無属性ランスは競合する強豪が多い。
真名セルケトヘティトやダイオーガーなどは強敵。
- 究極強化には当然のようにクシャルダオラの素材を使う為、HR解放後になってしまう。
- まず、派生させずに強化していく竜騎槍ゲイボルグは「鋼殻竜騎槍ゲイボルグ」となる。
MHF
- MHFでは、龍騎槍ゲイボルガを独自にアレンジした物として
「龍王騎槍ゲイボルガ」が強化先として存在し、さらに「神龍騎槍ゲイボルガ」へと強化できる。
この2つになると龍属性と毒属性を持つようになるが、会心率が-40%と大幅にダウン。
「真の性能を引き出すためには使用者の技量が求められる。最高に扱いづらい槍。」
という解説は伊達ではない。
なお、MHFでもMH2と同様太古の棒状の塊からの生産である。- また、SP武器「ダークゲイボルグSP」も存在する……のだが、
こちらの説明は「≪鉄機≫傭兵団の用いた武器に酷似した槍。詳細不明。」である。
誤字と思われるがこれこそ「詳細不明」。
- また、SP武器「ダークゲイボルグSP」も存在する……のだが、
余談
- ゲイボルグはケルト神話に登場する神槍。同神話の大英雄クー・フーリンの愛槍として知られる武器であり、
投げれば30の鏃となり、突けば30の棘となるという。前述の外見はこの伝説を意識しているのだろう。
また、竜騎槍シリーズは金属武器だが、ゲイ・ボルグの原型は
海獣の骨から作り出されたとされ、むしろ原典の方がモンハンっぽい出自となっている。- クー・フーリンはこの槍を足で投げたという逸話が残っている為、
ゲイボルグは槍の名前ではなく投法の名前という説もある。
しかし、それはそれでどんな槍でも30の鏃に出来る投げ方が存在するという意味不明な逸話になるのだが…。
残念ながら、モンハンのシステム上この槍を投げることは出来ない。
- クー・フーリンはこの槍を足で投げたという逸話が残っている為、
- MHFのFateコラボにもこれを原典とするランスがある。
ただしこちらは「ゲイ・ボルク」と表記される。
(Fate作中表記は「刺し穿つ死棘の槍」、使用法やその時の効果によって一部表記が変わるが全て同じ読み)
「ランサーが死んだ!」「この人でなし!」
勘違いされがちだが「心臓に命中したという結果を作ってから突くという過程を辿る因果逆転の呪いを秘めている」
というのはFateシリーズの独自設定であり、原典にはその様な逸話は見受けられない
(原典クー・フーリンがこの槍を使用した相手は一撃必中必殺しているためその逸話の拡大解釈とも捉えられる)
また、SaGaコラボにおいても「竜槍ゲイボルグ」というランスが第2弾より登場している。