武器/荒縄鼓砲

Last-modified: 2023-09-16 (土) 00:21:14

MH4で初登場した、鬼蛙テツカブラの素材で作られたヘビィボウガン。
公式サイトのヘビィボウガンの紹介ページに掲載されている武器がそれであり、
見覚えのある方も多いだろう。

目次

概要

  • 花火打ち上げ用の筒を強引にボウガンに改造している。
    そのため扱いには熟練を要するが、威力は抜群らしい。
  • 「荒縄」の名の通り、豪快に荒縄が巻き付けられたデザインが特徴。
    また、発射音も設定通りまるで花火を打ち上げるかのようなシュルルーという音で、
    性能は別にしてこの音に惚れ込むガンナーも多い。
    …が、このヘビィ最大のツッコミどころ特徴はそんなところではなく、名前にある。


    荒縄鼓砲
    ( ´∀`)フムフム、テツカブラのヘビィはこういう名前なのか、確かに荒縄がカッコイイな。

    荒縄鼓砲【調緒】
    ( ´∀`)なるほど、鼓の調緒(しらべお)の意匠は花火の大筒とマッチしていてイイネ!


    鼓撃ち弩首領火ッ


    (;゚д゚)


    (;つд⊂)ゴシゴシゴシ


    (;゚Д゚) …!?

  • ココに来てまさかの判読不可である。頭はおそらく「つづみうちど」だろうが、
    その後に続く「首領火ッ」はなんと読むのであろうか。
    というか漢字の後にいきなりカタカナで「ッ」が入るのもかなりのインパクトがある。
    それにしても奉ろわぬ弩といいマガラ武器といい本作の武器名は色々はっちゃけすぎだと思うのだが…。
    • なお攻略本によれば、正しい読み方は「ツヅミウチドドンカッ」。
      つまり」まで含めて正式な武器銘。
      決してこの記事上でインパクトを出すために付け足しているワケでは無い。
      「首領」はスペイン語で「ドン」であり、
      それに倣って「首領」を「ドン」と読ませる作品も多いが、
      それに引っ掛けて和太鼓の「ドンドンカッカッ」という音色を表しているのだろうか?
      • 某STGメーカーのファンなら一発で読めたかもしれない。
        あと首領パッチを知ってたハジケリストはなんとなく読めたんじゃないだろうか。

性能

MH4

  • 武器名は色々アレだが、性能はそこそこ優秀。
    リロード速度は普通で反動も中、防御力アップ効果とスロットもあり、基本性能は中堅クラス。
    • 通常弾は3/5/0。下位ボウガンとしては並の装填数。
      しゃがみ撃ちにも対応している。
    • LV1貫通弾が4発(弩首領火ッでは5発)と装填できる。
      今作のLV1貫通弾は威力が過去作と同様に戻っており、調合も容易いため重宝する。
    • また花火筒らしく、拡散弾がLV1のみだが3発装填、
      徹甲榴弾も【調緒】からLV1が3発装填であり、火薬の扱いに長ける。
      拡散弾は独特の発射音もあって、花火師気分に浸れること間違いなしである。
    • サポート系の弾は精々減気弾がしゃがめるぐらいでイマイチ。
      ヘビィでは数少ない氷結弾が入る銃ではあるが、これも所詮3発装填である。
  • 基本的には貫通弾メインの運用をしつつ、チャンスに通常弾しゃがみを叩き込むのが主な使い方になるか。
    炸薬系も使えるので、状況に応じて弾を使い分けていこう。
  • 残念ながら最終装備となる程の攻撃力は持ち合わせていないものの、
    ブレ、装填速度、スロット、防御力などの基本性能に欠点がないため、非常に扱いやすい。
    作成時期の割には高めの攻撃力を持っており、要求素材も簡単に集まるため、
    攻略用のヘビィボウガンとしては非常に優秀。
    バイトブラスターの強化終了までは最前線で活躍してくれるだろう。

MH4G

  • MH4GではG級派生先の「鉄花火・弩首領破」と、その最終派生「星花火・弩首領破ッ把」が登場。
    これまた攻略本によれば、こちらはそれぞれ「どどんぱ」「どどんぱっぱ」と読む。
    説明文によれば、荒縄で縛りあげた砲身には剛胆な鬼の魂が宿っており、
    荒くれ重弩」とも称される、この武器が戦場に派手な花火を打上げる
    勿論、富士急ハイランドのジェットコースターではなく、
    某国民的バトル漫画の柱に乗って飛んだりする殺し屋の必殺技でもない。
  • G級に挑むヘビィガンナーを超強力にサポートする、攻略用銃のエースといった位置づけの性能。
    G★1昇格直後にテツカブラ亜種(生産の場合は通常種も)をちょこっと狩るだけですぐに入手できるが、
    その攻撃力は上位ボウガンを遥かに凌駕する脅威の390
    主力弾は5発装填のLV1貫通弾と、リミッター解除で9発装填のLV2通常弾という隙のないラインナップ。
    防御力は弩首領火ッの+15から+40へと跳ね上がっており、G級モンスターの猛攻からハンターを守ってくれる。
    • 例によってG★2からより強力なモンスターの銃が揃ったらお役御免…かと思いきや、
      他の銃は強化の段階が多かったり天鱗などの入手困難な素材を要求されたりと完成までの道のりが遠かったり、
      反動や装填速度などの補正など、運用準備に時間がかかったりするものがほとんど*1
      一方こちらはゲネル・セルタスの素材があればすぐに最終段階の「弩首領破ッ把」に強化が可能。
      攻撃力も435と申し分のない数値へと上昇し、G★2以降においても現役でハンターを守り抜いてくれる。
    • 亜種の特性からか、しゃがみ撃ち対応の属性弾が氷結弾から火炎弾に変わっている点には注意。
      ただし、氷結弾の装填自体は引き続き可能となっている。
      また、イメージとは裏腹に爆破弾には対応していない。

MHX

  • 続くMHXでも続投したものの、なぜか上位からしか生産できない。
    最終強化は荒縄鼓砲【調緒】だが、その性能がこれまたヒドイ。
    攻撃力200というのはまあ中型モンスター素材のヘビィボウガンなら並レベルだが、
    LV3通常弾が非対応で、LV1貫通弾が4発装填に減ってしまっている。
    そしてしゃがみ撃ちがLV1重撃弾&LV1減気弾になってしまい、まるっきり使い物にならない。
    よりにもよって通常弾しゃがみと氷結弾しゃがみが無くなってしまったのだ。
    ついでに防御力ボーナスは+15に、スロットも1つに減って弱体化。
    もはや長所らしい長所は無いというありさまに。
    同期のバイブは下位から八面六臂の大活躍だというのに、このザマである。
    やはり名前がハジケないのがダメだったのだろうか。
    • とはいえどっかの丸いヤツとは違い、全く未来が無い訳では無い。
      MHX最強のしゃがめよへの橋渡しという役割だけなんとかキープしている。
      そのまま強化する価値は全く無いので、何の未練も無くモンテベルデに派生できるだろう。
  • なお二つ名テツカブラの武器である黒縄鬼砲【注連】も生産できる。
    二つ名武器特有の狩技ゲージブースト機能はある。
    さらに攻撃力が210と微増し、LV1貫通弾が6発になった。
    …以上である。他は特に強化されてないどころか、むしろ物理弾の装填数は弱体化している。
    LV1しか撃てないボウガンで貫通銃を名乗るのは流石に無理があるし、
    かといって通常弾も散弾も並以下。しゃがみ撃ち対応弾も相変わらずの有り様。
    一応、LV1貫通弾を調合して撃ち続けるという事もできなくはないが、
    その程度の運用ならば完全上位互換がいくらでも存在するのは言うまでもない。
    しかもこいつを作るのも、かなり大変ときている。
    そしてなにより名前がハジケてないので、趣味武器としての地位すら怪しいものがあるだろう。
    音に漢字を当てはめる武器を新造したので、それに遠慮したのかもしれない
    • ちなみに、「注連」は「しめ」と読む。しめ縄の「しめ」である。

MHXX

  • と、Xではいろいろと残念だったが、XXにて究極強化することであの名前が復活。
    MH4以来の登場となった鼓撃ち弩首領火ッの性能は
    • 平均的な攻撃力320
    • 限界突破直後にLV3通常弾に対応。勿論しゃがみ撃ちも可能
    • 通常弾は7/8/8と平均的な装填数に。貫通弾・散弾は1発だけ増加
    • スロットは一つ増え2に
    と、通常しゃがみ銃としてはそれなりの性能を取り戻した。
    • ライバルはX・アルバレスト
      G★2段階、およびG★4での最終強化時にはこちらが攻撃力で優り、鬼人会心弾が内蔵されているが、
      あちらは非常に多様な弾に対応し、スキル次第でサポートもこなせるのが強み。
  • 完全にネタだが、重撃弾特化ヘビィとしては
    内蔵数からこの筒かモラクディアーカの二択となる。
    あちらの方がLV2の装填数が5発も多いが、こちらはLV1をしゃがめるので
    エリアル運用ならこちらの方が多く撃てるのが強み。

二つ名武器

  • こちらも究極強化が可能に。気になる名前は黒縄鬼砲【章断】と、ハジけていない。その性能は
    • 通常種と同等の攻撃力320
    • 通常弾は9/8/7発と高レベルが少なめ。貫通弾はLV1のみ、散弾はLV1・2がそれぞれ7発装填
    • 内蔵弾は榴散弾が追加されたが、内蔵数はたったの8発。LV1重撃弾は20発内蔵、4発装填と順当に強化
    • しゃがみ撃ちはLV1重撃弾と榴散弾のみ
    • リロード・反動は普通・中
    • 二つ名武器なのでスロット0だが狩技ゲージが溜まりやすい
    …これはひどい。
  • この筒で唯一まともな性能の通常弾はしゃがめない上に、装填速度こそまともだが高レベルの装填数に劣るため
    立ち撃ち性能すら微妙で、相変わらず劣悪な性能の丸いヤツと同等ぐらいという有様。
    それ以外は全LV装填可能の拡散弾とLV2まで装填できる散弾以外ほとんど対応していない。
    そして、拡散弾は固定ダメージなのでヘビィでは真価を発揮できず、
    散弾はオンラインプレイでは仲間の妨害をしやすいので使い辛いうえ、
    LV1・2の装填数こそそれなりだが、LV3が装填出来ないのでとてもじゃないがメイン弾としては使えない。
    • また、内蔵弾も通常種ヘビィから驚きの退化を遂げており、
      LV1重撃弾が全ヘビィ1の装填数になった代償としてLV2重撃弾と鬼人会心弾が無い
      さらに追加された榴散弾は、名前が似ている連爆榴弾と間違えて*2対応させてしまったんだろうか…
      と思わせるほどあんまりな装填数*3
      当然ながらこんな内蔵数では弾薬節約を発動させたところで話にならない。
      • そもそも榴散弾しゃがみにはこの筒より攻撃力で優り、
        5倍以上の内蔵数を誇るインペリアルカノンがある時点で…。
  • ちなみに通常種の鼓撃ち弩首領火ッと最初から勝負になってすらいない強化難度を抜きにして比較すると
    攻撃力こそ同等だがしゃがみ撃ち、内蔵弾の両面で大敗しており、
    二つ名武器が勝っている点がLV1貫通弾の装填数とLV3拡散弾に対応しているぐらいしかない。
    どうしてこうなった!
    やはり、名前がハジけていないと駄目なんだろうか。
    • 結局ハジけなかった銘だが、「章断」の読みは「しとだち」である。
      詳細は省くがこれまたしめ縄の一種。とことんしめ縄に拘った武器であった。
      しめ縄で性能を封印してしまったのでは

余談

  • この筒には、二つ名を含めて最終強化で名前がハジけていないと性能が微妙になる傾向がある。
    …ただ、銃と銘がつくと性能が微妙になる先輩と比べると登場作品数が少ないので、
    まだジンクスとして確定したとは言い切れないのも事実。これからの作品でどのような性能になるか気になる所である。
    • 性能面は度外視して名前が弾けたライバルとしては、MHXにて巨撃・爆砲ォー遠が爆誕。
      今作でボツになった弩首領火ッの鬱憤を肩代わりして晴らしてやろうと言わんばかりの吹っ飛びネーミングだが
      ネーミングの吹っ飛び具合とは裏腹に、長所と短所が絶妙なバランスで調整されたデリケートな代物となった。
      度外視した性能面を改めて要約するなら「氷結しゃがみが使える立ち打ち散弾銃」となる。
      通常弾の装填数もそこそこ、攻撃力の期待値も妥協範囲に収まるが、リロードと反動が中途半端で
      性能面では良くも悪くも弾けた特徴が無い、至って普通の氷結ヘビィである。

関連項目

モンスター/テツカブラ
モンスター/テツカブラ亜種
モンスター/岩穿テツカブラ
武器/カブラ武器
武器/狩猟の達人 - MH4Gに登場する、和太鼓を弩首領火ッと鳴らす首領狩猟笛。
武器/大筒重砲 - MHFに登場する、同じく打ち上げ花火の筒を模したヘビィボウガン。
武器/蛮骨大鉈 - 同じテツカブラ武器で、この武器と同じく名前がハジけているスラッシュアックスッ
武器/鬼面木魚 - 同じく名前がハジけているテツカブラの狩猟笛。朴々。
武器/ガムート武器 - 名前がブッ飛んでるヤツ仲間。


*1 上位防具を使い回せばスキル面では動かせるが、防御力はかなり心許ないものとなる。
*2 連爆榴弾なら8発内蔵2発装填は平均的な数値。ちなみに、もししゃがみ撃ち対応なら全ヘビィ唯一だった。
*3 強化段階を含めても榴散弾が一桁しか内蔵されていないボウガンは他に存在しない