武器/金牛といふ名の白骸

Last-modified: 2023-11-29 (水) 01:48:43

我、嘗ての金牛の名を墓碑に銘ずる者。
我が豪角は、因果を斬り崩し、混沌を喚び込まん
(金牛といふ名の白骸)

天の仔らに鬼の猛撃を。
我が憤怒が紅蓮の裂け目を刻まん。
金牛といふ名の白骸、最終型。
(白骸の鬼角)

我、嘗ての金牛の名を天上に銘ずる者。
我が豪角は天心に立ち、星を先導する者の証
(極星刃ギリエ)

紅蓮喚ぶ悪鬼に憤怒の斬撃を。
星々の激昂を統べ、この刃に宿す。
極星刃ギリエ最終型。
(憤怒ナル刃星ギリエ)

目次

概要

  • MHXにおける集会所のラスボス、オストガロアの素材から作成される片手剣。
    他のオストガロア素材から作られる武器と同様に、
    1種のモンスターの素材から2つの武器に枝分かれするように派生する。
    一つ目は金牛といふ名の白骸を、そのまま骸素材を用いて強化し続けて得られる白骸武器「白骸の鬼角」。
    そして二つ目は強化途中で、オストガロアの皮などの本体素材を使用して作成される
    極星武器「極星刃ギリエ」およびその最終強化「憤怒ナル刃星ギリエ」である。

金牛といふ名の白骸

  • 下位オストガロアを撃退して得られる骸素材と発光する粘液を用いて作成できる。
    「金牛」の名前に違わず、見た目は正に巨大な双角が付いた不気味な牛。
    目と双角のラインは抜刀中常に明滅している。

MHX

  • LV1の時点で攻撃力は160もあり、下位武器の中では随一。
    しかし会心率-25%のせいで期待値は150とそこそこ高いレベルに落ちてしまう。
    集会所★3にもなれば優秀な属性付き高火力片手が多いことも逆風である。*1
    そしてなにより黄色ゲージなので斬り方補正がかかってしまい、
    片手剣で出始め・出終わりを当てずに攻撃するのはほぼ不可能に近いため、
    物理期待値すら大きく下がってしまう。
    さらに属性値は龍10(他作品で100相当)とかなり低く、更に黄色ゲージによる補正(0.75倍)
    によって約7.5まで低下してしまうので属性ダメージは殆ど期待できない。
    残念ながらLV1ではアンクofチェッカーの完全劣化である。
    • しかし強化していくとLV3で漸く緑ゲージが10出現する。
      会心率は変わらず-25%だが攻撃力は230まで、属性値は14に上昇。
      を発動すれば何とか使えるLVになるだろう。
      ただし獰猛な竜骨が必要なので強化は★6まではお預けとなる。
  • 最終強化は白骸の鬼角。その性能は
    • 非常に高い攻撃力260(最終強化2位)
    • LV1から変わらない会心率-25%
    • 高くはない龍属性値18
    • 素で緑30、匠+1で青5、匠+2で青30
    匠無しの素の期待値は約256程度と匠未発動の武器としてはそれなりといった程度。
    斬れ味の物理期待値の差は約1.14倍程度とかなり大きく、
    属性面の斬れ味補正を上昇させる事も考慮すると匠+2を発動させる価値は大きい。
    匠+2があれば期待値は約292と凄まじい数値となり、素のクーネマキカムを越える。
  • 匠+2程の瞬間火力と属性ダメージは期待できないが、今作から追加された鈍器を活かす手もある*2
    ただし斬れ味黄色では斬り方補正が掛かるため扱いづらく、
    減算補正を気にせずに使える斬れ味は緑30だけと、そういった意味での維持能力はかなり厳しい所。
  • 一見物理偏重に見えるもそれなりの属性値を併せ持つ、という独特な性能によってライバルは特に無い....
    と言いたいところなのだがやはりあの煌黒剣アルスタの影がちらつく。
    手数武器の片手剣では物理期待値で大きく引き離していても、属性ダメージで追いつかれ(もしくは追い抜かれ)がちなのだ。
    そしてアルスタはかなりのスキル自由度を誇り、自在に火力スキルを追加できる。
  • 一応の地位を獲得した白骸だが、物理に特化するならクーネマキカム等の強力な無属性を使えば間に合うし、
    属性に頼るならアルスタで賄えるという結果になってしまい、どうしても出番が回ってこないのが実情である。

MHXX

  • 当然ながらMHXXにてG級強化先である白骸鬼角アッダバランが追加された。
    前作ではいまいち活躍の場を見出せなかったが…
    • トップタイである非常に高い攻撃力380
    • わずかだが改善された会心率-20%
    • 相変わらず高くない龍属性値20
    • 素では緑50だが、なんと斬れ味LV+2で白40が出現。(内訳は青10+白40)
    • 他の高攻撃力片手剣は持っていないことが多いスロットを1つだけ持つ
    目を引くのは380という高い攻撃力。これは少し風化した片手剣牙牙我王の大回転と並びトップタイ。
    少し風化した片手剣は匠+2でわずか白10会心率-70%無属性である。
    匠・剛刃研磨痛恨会心を揃えれば確かに期待値は高くなるが、半ば浪漫構成なので特段考慮しなくても構わない。
    目の上のたんこぶなのはやはり氷属性値16を併せ持つ牙牙我王の大回転。匠+2で出るゲージは白20だが、
    なんと会心率が+5%でありプラスに転じている。
    他のライバルは攻撃力320、会心率25%、龍属性値25で紫30を活かせば物理で並ぶアンクofシーカー
    攻撃力350に加えて会心率15%、匠+2により白20紫10が出て氷属性値19琥牙剣グラキエス
    アンクofシーカーはアッダバランとほぼ同等の物理期待値に加え、龍属性値が25とこちらより高く、
    グラキエスは紫ゲージの時の期待値でアッダバランを大幅に突き放し、白でも期待値が500程度ある。
  • これによりただ匠+2を発動したままでは物理期待値に差を付けられてしまう。
    しかし今作の片手剣は会心率を上昇させるのが非常に容易であり、
    匠業物を発動するために多用するには達人のスキルポイントが付くし、
    会心の刃薬+混沌の刃薬IIIの重ね掛けで会心率+60%を容易に実現できる。
    つまり上記のグギグギグに弱点特効を付けて達人のスキルポイントを3補うだけで、会心率を100%にできる。
    そのため会心率-20%の武器であるにもかかわらず超会心を付けて殴るという豪快な運用ができるという魅力があり、
    これならマイナス会心による期待値低下を防ぐことができる上アンクofシーカーも物理期待値で突き放せる。
    また、地味に白ゲージが40もあるのは嬉しく、上で挙げたどの武器よりも継戦能力が高い。
  • よって、氷属性が通らないモンスター相手なら龍属性と高い攻撃力を活かし戦っていくことができるだろう。
    尚、攻撃大の食事と爪護符込みの100%超会心時の物理期待値は、
    (攻撃力380+爪護符15+猫飯7)×斬れ味白1.32×超会心1.4=742.896
    というトンデモな数値となる。

極星刃ギリエ

  • 集会所上位のオストガロアを討伐することで解禁。金牛といふ名の白骸から派生強化できる。
    見た目は全体的に青くなり、スリムなシルエットになる。

MHX

  • 極星刃ギリエLV1に強化する際、斬れ味は素でゲージ50%を占める長大な青ゲージに置き換わったり、
    会心率が大きく改善され0%になったりと強化される場面もあるのだが、
    攻撃力は170に、龍属性値はなんと7(他作品で70相当)にまでガタ落ちしてしまう。
    尤もギリエはこの状態から更に強化されるが、やはり一長一短と言えるので派生の際はよく考えたい所。
    最終強化である憤怒ナル刃星ギリエの性能は
    • 高くはない攻撃力190
    • 会心率0%
    • 低い龍属性12(他作品で120相当)
    • 素でゲージの60%を占める長大な青ゲージに加え素で延長不可能の白10が出現
    • 嬉しいスロット2
    といった具合に強化される。
    しかし素で白が出ているといっても攻撃力190、属性値12という数値はかなり低い*3
    よってこの武器を使うには高いスキル自由度を活かして火力スキルを積むのは必須である。
    • なお、剛刃研磨などを利用して素で出ている白ゲージを維持、
      という利用法もあるにはあるが、やってもあまり意味が無い。
      何故なら、何とかして短い白を維持して使うという前提ならば、
      攻撃力・属性値・スロット全てでこちらを上回る真・封龍宝剣完全下位互換となってしまうためだ。
      なのでこの武器を使うならば青ゲージの長大さを生かし、斬れ味のフォローをしない運用になる。
  • 基本的なスペックはかなり控えめなものとなっているのでライバルはかなり多く、
    特にギリエと同様に匠不要である煌黒剣アルスタの存在は白骸より遥かにキツい。
    余程の事でない限りダメージで追い越されてしまうのだ。
    属性武器としてではなく汎用片手剣として扱おうにも今作屈指の強無属性片手剣と名高い覇濤剣クーネマキカムや、
    非常に高い汎用性を持つ燼滅閃カシオール*4の存在が非常に大きく付け入る隙が無い。
  • 総合すると非常に長いゲージといった個性があるものの、
    それ以外の性能が控えめ過ぎてかなり影が薄い存在になってしまったと言わざるを得ない。
    • 異様に長いゲージというのもその立ち位置の大先輩ハイニンジャソードと若干被り、
      向こうは鈍器使いを乗せられる。
      また、攻撃力が若干落ちて属性もなくなるがスロットを1つ増やしたマスターソードもいたりする。
      それらに喰われているわけでは無いがどちらもライバルにはなり得るため注意。

MHXX

  • こちらも当然ながらG級強化先である極星憤刃ギリガロアが用意されている。
    前作ではあらゆる武器に苦渋を舐めさせられた武器であったが果たして性能は…
    • 他の属性武器と同程度の攻撃力310
    • 骨と違って変わらず会心率0%
    • やはりかなり低い龍属性値14
    • 上位と変わらず素で長大な青白50、匠で延長できない素の紫10
    • スロット2
    とやはり控えめな性能に収まってしまった。特に今作では匠を発動させるのがかなり容易になってしまい、
    斬れ味を匠で延長できないのは痛く、前作で唯一の長所だった斬れ味のケアが不要という要素も
    何故かがそのまま居座ってしまい白の伸びが悪く、業物が必要になってしまった。
    これにより赫醒剣アルゴルク、ラスボス武器真名ウンネフェルといった新たなライバルや、
    前作で喰われていたカシオール、アルスタの最終強化である真滅閃カシオヴァ神滅剣アル・ゾディアなども
    順当に強化されてライバルとして聳え立っている。
    そして物理寄りの龍属性片手剣として運用しようとしたところで、
    こちらが匠の代わりに攻撃力アップ等を入れても、
    匠を入れて期待値で余裕を持って追い抜いて来るアンクofシーカー相方の鬼角が道を塞ぐ。
    特に、スロット数で勝っているアル・ゾディアとカシオヴァ、匠が必要なアンクと鬼角と違い、スロット数で
    並ばれ、スキル自由度も属性値も負けているアルゴルクには厳しすぎる
  • よってこちらの方は前作同様かそれ以上に厳しい状況に置かれていると言わざるを得ない。

関連項目

モンスター/オストガロア
武器/ガロア武器
武器/ド級弩アルデバラン - 同じく牡牛座の銘を冠するライトボウガン。
武器/アクサアルダバラン - 同じく牡牛座の銘を冠するスラッシュアックス。


*1 例えばアンクofチェッカーLV2なら、金牛より長い緑ゲージに龍属性もこちらより高い15、肝心の物理期待値ですら151.734375と抜かれている。
*2 鈍器の補正緑+15、黄色+25により斬れ味60~70程度消費する場合、匠+2で青を出した時とおおよそ並ぶ。
*3 参考までにハイフロストエッジは素で攻撃力200、属性値42である。
*4 等、と書いたように今作の無属性片手剣(汎用片手剣)は二つ名含めたティガ系統ナルガ系統ガルルガ系統、単純にハンターカリンガ等の鉱石武器の最終、マスターブレイド煌竜剣etc....など世紀末と言える程の激戦区である。