無印から登場する由緒正しき鉱石製大剣。MH2以降は太刀のカテゴリに移動。
目次
概要 
- 東方伝来の加工技術の剣。丹念に加工された刃は強靭で粘りがある。手入れは重要。
無印時代の説明文から、鉄刀から鉄刀【神楽】に鍛え上げるためには、
大量の結晶研磨材が必要だったようだ。
- 太刀の中で最初期から生産できるものである。
モンスターの素材を使用した奇抜な剣が多い本シリーズにおいて
いかにも日本刀といった感じの、太刀という武器種を象徴するデザイン。
序盤用の武器であるため、無属性で低めの性能という宿命を背負っているが、日本刀マニアからの評価は高い。
性能 
MH 
- 上述の通り、この頃は大剣の一種としての扱いだった。
身の丈以上の長さの巨大な剣というコンセプトの中、
日本刀型という見た目と振るった際の独特な風切り音が存在感を放つ武器であり、
アイアンソード改から派生させることで作れる。- 大剣なので一振りは遅く重々しく、激しく地面に叩きつけられる。
更に味方を斬りあげると派手に吹っ飛び、何ならガードも平気でできてしまう。
見るからに折れそうな使い方である
- 大剣なので一振りは遅く重々しく、激しく地面に叩きつけられる。
- 作成可能時期を考えれば、他とは頭一つ飛びぬけた高い攻撃力が特徴。
元のアイアンソード改とは比べ物にならないほどの高火力を、モンスターに叩きこむことができる。
しかしその一方で、派生前に比べて斬れ味ゲージも大幅に悪化。
黄色ゲージがあまりにも短いためこまめに研がなければならない。
大した差ではないものの当時の初期武器には「攻撃力が高いが斬れ味の悪い骨武器」
「威力は劣るが斬れ味の安定した鉄武器」という大まかな傾向があったが、
鉄刀は「高い威力を研ぎで維持する」という日本刀風のイメージを演出するステータスだったのかもしれない。
- もっとも、相手がモンスターとなれば戦いに支障が出ることは避けられないため、
できれば一刻も早く強化を進めたいところ。
幸い、斬れ味ゲージの問題は強化を重ねることで収束していく上に、攻撃力もさらに高くなっていく……
……のだが、この強化にも問題があった。
なんと、強化するごとに尋常ではない量の大地の結晶が必要になるのである。
その量、10個や20個は当たり前である。
一応、【神楽】までは大地の結晶とマカライト鉱石だけで強化できるのだが、とにかく数が要るのがきつい。
マカライト鉱石の方も、大地の結晶ほどではないがそれなりの量を要求される。
MH無印は素材ツアーも常設されていないため、クエスト中にひたすらコツコツ採掘するしかない。
- 最終的にはフルフルから手に入る電気袋とマカライト鉱石、それに50個の大地の結晶を使うことで、
あの斬破刀へと派生強化する。
斬破刀は本作唯一の雷属性大剣であり性能も優秀なため、
欲しい人はとにかくピッケル片手に採掘ポイントを駆け巡ろう。
オンラインサービスが終了してしまった現在でも、斬破刀を完成させることは可能である。
MHP2(G) 
- 直接生産のほかにも大剣のバスターソード改からの派生で作成可能。
【禊】から鎌状のダークサイスへ、【神楽】から斬破刀、軍刀へと派生する。
MHP2Gでは【神楽】からミラージュショテルへの派生が追加された。
- G武器の中に「鉄刀G」が存在する。
攻撃力1344・匠で紫ゲージ出現、と性能自体は悪くないものの、
同攻撃力の氷刃【雪月花】やファントムミラージュと異なり、属性や会心率などの付加効果はない。
MH3 
- 今作では鉄刀は不参戦である。
おそらく、村で太刀が生産可能になるのが遅いMH3では、
他の多くの作品で初期武器を務める鉄刀では力不足と判断されたためであろう。
ただし、神雷斬破刀・飛竜刀・南蛮刀と刀系の武器は充実している。
MHP3 
MH3G 
- MH3Gでも続投。
しかも最初からボックスに入っている。
派生先は青熊薙・フロギィソード・チェーンブレイドであり、いずれも刀としての面影は失ってしまうが、
さらに派生させることで断牙太刀・雷刀ジンライ・凍刃といった和風の武器へ逆戻りする。
- 強化に氷結晶が必要になるため、初期武器の中で唯一最初の強化が砂原の解放までお預け。
…と思いきや、3Gではタンジアの港の星1で最初から砂原に行くことができる。
それどころか運がよければ行商人が売っているので、砂原に行くことすらなく強化できることも。
本来砂原に行くレベルでの強化だからか攻撃力は他の一段階強化した初期武器より一回り高め、
更に初期武器中唯一最初の強化でいきなり緑ゲージが出現する。
MH4(G) 
- 初期装備として続投。
今作の派生先は斬破刀、氷刃、鋸斬り匕首と刀らしい面々に変更された。
刀好きにはありがたい変更である。
ただし、残念ながらどの派生先を選んで最後まで強化した場合でも、
4、4G共に強力なライバルが揃っており、最終的にはそれらのほぼ下位互換となってしまう。
あくまでもつなぎポジションの派生に留まるという、少々残念な結果となってしまった。
幸いどれを選んでも強化そのものはそこまで難しくないのはうれしいところだが。
- 性能面としては斬れ味が劣化し【禊】で黄色、【神楽】で短い緑とかなりのナマクラ。
幸い鋸斬り匕首以外の派生先は斬れ味が優秀なので、さっさと強化してしまおう。
覚醒の氷属性は無くなったが、特に困ることはないだろう。
MHX(X) 
- ベルダー武器の登場によりゲーム開始後には所持していないが鉱石系武器として購入と一発生産が可能。
派生先は斬破刀、凍刃、鋸斬り匕首、ヒドゥンサーベルと過去と同じものが並ぶ。
加えて新たに、マッカォ素材を用いたローグソードへの派生が可能となった。
前作と違い派生先によっては選択肢に上がるレベルのものもあり、太刀使いなら一度はお世話になるだろう。 - 強化システムの関係上、鉄刀そのものもそのまま使い続けることができる。
派生させずに鉱石を投入し、最終強化に発光する上粘液を使うことで鉄刀【神楽】へ強化が可能。
性能に関しては- 攻撃力は高めの230
- 斬れ味に関しては長い緑に匠で青と良くない部類
- 会心率、スロットなどは一切なし
- これは鉱石系武器の最終強化に共通する性能である。その斬れ味から鈍器使いとの相性がいい。
ほとんど同じ性能でスロットを3つ所有する骨刀【竜牙】に食われがちであるが、
見た目でこちらを選んでも差し支えはないだろう。
- 続編のMHXXではG級の導入により、MHXの最終強化である【神楽】をさらに強化できるようになった。
集会所のクエストを進めていくと限界突破が可能になり、鉄刀【禊祓】となる。- 攻撃力はかなり高めの360
- 斬れ味は長めの青、匠で長めの白が追加。
- 会心率、スロットなどは一切なし
スロットも会心率もないまま強化されてゆくため、
下位の序盤用のパッとしない見た目の武器というイメージが拭えない鉄刀であったが、
今作ではG級クエストに背負って行っても何ら不思議のない攻撃力を手に入れている。
序盤武器というフィルターさえなければ、素朴で格好良い日本刀に見えてくるから不思議なものだ。
もっとも、同じく無属性の3スロットで匠で紫ゲージになるラスボス武器に比べると見劣りするものの、
太刀っぽい形状が好きなハンターからはこの性能が絶賛されている模様。
鉱石系ゆえに早い段階で強化出来るため、
エルダーサーベルからの乗り換えに適する優秀な繋ぎ装備となるだろう。
- 名前の由来は、過去作で登場した鉄刀【禊】をオマージュしたものだろう。
「禊(みそぎ)」は、罪や悪行などの穢れに触れてしまった人を清める行為であり、
「祓(はらえ)」は、その汚れを生み出してしまった人に対して行われる御払いである。
- なお、MHXXでは鉄刀に似たある武器を大剣として扱える。
MHP以前のプレイヤーは過去の鉄刀の勇姿を思い出すとか。
MHWorld 
- 今作では調査団のエンブレムがあしらわれた新デザインで登場。
といっても大きな変化ではなく、ほぼいつも通りの鉄刀と言っていいだろう。 - 派生にはクルルヤック、ツィツィヤックと何故か中型鳥竜派生がまとまっている。
後者の系列はそれ一本だが、前者の系列からは飛竜刀に派生できる。
飛竜刀は雌雄どちらも優秀な性能なので二本とも揃えたいところ。
それに食われたガンキン太刀?知らんな - 派生させなければ今まで通り【禊】→【神楽】と強化されていく。
段階表記が無粋ではあるが
最終形である【神楽】IIは至って平凡な性能ではあるが、古龍の血が要求されるため製作時期も少し遅め。
というか、その時期に丁度ネルギガンテ武器に派生するがはっきり言ってそちらの方が強い。
属性解放で貴重な水属性を発現するが、元から水属性を持つディプテルスに結構負けている。
さらに無属性でそのまま扱うにも天上天下無双刀という強大な壁がいるのも難点。
残念ながら鉄刀で食い込める余地は残されていなかった。
- 「鉄刀の形を残す太刀」という意味でなら、新古龍マム・タロトのクエストで手に入る
「ガイラソード」シリーズでバリエーションが大幅に増加した。
もっとも金ぴかの太刀なので、わびさびを求める刀派ハンターからの評価は分かれるだろうが。
黒鋼の太刀 
- 同作に登場する鉄刀の亜流。名前通り少し黒っぽい色になっている。
上位昇格後に赤い採掘ポイントから入手できる「龍脈の結晶」やその他鉱石で生産可能になる。 - 珍しく龍属性を持つ太刀ではあるが、実用性は皆無。
理由は単純で攻撃力や属性値、斬れ味が時期不相応に弱すぎる。
では何に使うのかというと、上述した通り炎王龍又は冥灯龍の武器を作る土台。
簡単に説明するなら多少マシになったさびた武器、風化した武器と言っていいだろう。
MHRise 
- 初期武器が太刀で固定となっている今作でハンターが最初に装備
させられるするのはこの武器……ではなく
鉄刀は鉄刀でもカムラノ鉄刀である。 - もちろんカムラ独自の鉄刀とは別にいつもの鉄刀も鉱石素材派生として生産、購入できる。
鉄刀I、IIから【神楽】に強化され、派生先には斬破刀、ヒドゥンサーベルの他、
名称が変わったクルル武器のピコ・セイフや狐刀カカルクモナキが並ぶ。 - 鉱石素材派生として【神楽】をそのまま強化すると、
MHWorldの眩惑刀やゼノ=サイファのような鋸状の刃に変わってしまい、銘も鉄鋸刀となる。
まさか鉄刀そのものから鉄刀の形が失われるとは
最終強化は鉄鋸刀【千切】。- 攻撃力180、会心率はなし
- 斬れ味は素で青40、匠3から白
- Lv1スロットが1つ
- 百竜スキルは攻撃力強化III、防御力強化III、鉄蟲糸技強化
ほぼ鉱石素材だけで強化できる作りやすさも魅力的。
また、一段階前の鉄鋸刀IIは上位に入ってすぐに作れるうえ、
攻撃力170に短いながらも青ゲージ有りと、時期を考えれば破格の性能。
更に現在ではイベントクエストで上位昇格直後に水没林に赴く事ができる為、
即最終強化も可能。
攻略用としては非常に有用な一振りと言える。 - ★6に上がるとカムラノ鉄刀の最終強化であるカムラノ忍刀にあらゆる面で追い抜かれてしまうが、
あちらはレア素材である竜玉が必要な上性能も大差があると言うほどではない。
どちらも繋ぎ装備なのは変わらない為、
必ずしも乗り換え推奨というわけではない。
- また、Ver.2.0現在では最強とされる太刀の一つである一虎刀【餓刃】が、
鉄鋸刀Iから派生することでのみ百竜スキルの鉄蟲糸技強化を引き継ぐことが可能。
攻略用に加えてもう一つの繋ぎとしての需要ができたといえる。
MHR:S 
- カムラノ忍刀や骨刀グアルガなど、Riseの序盤武器にも最終強化形が存在しクリア後も使えるような性能を持っている本作。
鉄鋸刀にもそのような進化先が存在するだろう…と考え、太刀使い達は武器強化の派生欄を確認する。
しかし、そこには鉄鋸刀の姿は無い。
他の武器種が強化されても、エルトライト鉱石のようなMR素材を入手しても強化先が現れないのだ。- そう、今作は太刀の鉱石派生にMR強化先が存在しないのである。
正確にはライゼクスの武器が強化先となるが、
鉄鋸刀と一緒にMRを駆け抜ける事は出来ないため、落胆したハンターもいる事だろう。- ハンマーや片手剣などにも強化先が存在せず、ライゼクス武器に直接派生する。
一方で大剣のクロームデスレイザーや双剣のスーパーセルにはしっかりMRの強化先が存在する。
武器種によって何故このような差が出ているのかは不明。
- ハンマーや片手剣などにも強化先が存在せず、ライゼクス武器に直接派生する。
- そう、今作は太刀の鉱石派生にMR強化先が存在しないのである。
MHF 
- 本作では珍しく、【禊】【神楽】以外の銘を持つ鉄刀が登場する。
鉄刀【禊】から強化される【氷刃】【氷月】【雫ノ型】【薄氷】がそれで、
名前の通り氷属性を持っている。
関連項目 
武器/鉱石武器
武器/骨刀 - 鉄刀と対を成す骨素材太刀の基本形
武器/骨 - 一部作品ではこちらが対を成していることも