武器/阿武祖龍弩

Last-modified: 2023-02-06 (月) 18:02:51

祖龍武器の1種。
初登場時、その絶対的な性能と類を見ない作成難易度の高さでハンター達を驚かせた事でも有名。
名前の読みは「あぶそりゅうど」。
祖龍の素材と古龍の大宝玉(MHP2Gではさらに崩天玉も使用)をふんだんに使って作られる豪奢なライトボウガンである。

目次

MHP2G

  • 全ての武器の中でも一、二を争う作り辛さを誇り、その作成難易度の高さ故に途中で挫折するハンターが多い。
  • ミラルーツZとセットでそろえようとすると古龍の大宝玉の使用数は8個。
    …だが、実際の所はミラルーツZと合わせてもメリットは少ないのでオススメはしない。
    装填速度+3、装填数UPが発動するウカムル一式と合わせるのが主流。
    まあその場合、崩天玉を7個使うことになるが
    他に、キリン装備と装填速度が大きいウカムの腕と足装備を使って、
    属性弾の速射の威力を更に伸ばすという組み合わせも流行っている。
  • 祖龍素材や崩天玉以上に古龍の大宝玉×5がハンター達の前に立ちふさがる。
    祖龍もウカムも倒せるが、これが原因で諦めたハンターは意外と多いのではないだろうか。

性能

  • 撃てない弾は散弾一式、LV2回復弾、LV2毒弾、LV2麻痺弾、LV2睡眠弾、滅龍弾、鬼人弾、硬化弾。
    LV1貫通弾と属性弾全て(滅龍弾以外)が速射対象
    大型で何らかの属性が弱点のモンスターに対しては悪鬼の如き力を発揮する。
    リロードは遅く、会心率は0、反動は中。攻撃力は「銘火竜弩」や「金獅子筒【万雷】」と同等。
    P2Gより追加された大連続狩猟においては、
    それぞれのモンスターに対応した属性弾(龍属性以外)を速射できるため凄まじい威力を発揮する。
    弾肉質の非常に硬いグラビ亜種も水冷弾の速射で素早く狩れる。
  • この絶対的ボウガンの速射は賛否両論である。
    貫通弾が3連射、属性弾が5連射と思って生産したが、
    この銃は逆の貫通弾5、属性弾3連射であったため期待はずれと言うハンターもいる。
    確かにダメージは5速射に比べ悪いが逆にこれは硬直が短いと見ることもできる。
    例を挙げると銘火竜弩の火炎弾速射だと硬直の関係で、ついばみを行うまでの間が短いゲリョスと相性は悪め。
    しかし阿武祖龍弩の場合は3速射と短いため、発射後に回避が間に合う可能性が生まれる。
    このように、5連射銃と比べて比較的小さい隙にも速射で攻めて行けると言うメリットを持っていると言える。
    これらを踏まえて評価すると欠点は製作難易度の高さと初期リロード、貫通弾速射*1と言えるだろう。
    • 言い換えれば、当時のこの銃に対する評価は、
      「速射は反動小で連発数が多い物ほど優秀」という価値観が強かったことの証左とも言えなくはない。
      詳しくはこれらを参照していただきたいが、モンスターの隙が小さくなる等で、
      硬直なども含めて速射が評価されるようになったのはこの後の話である。
  • 本銃の最大の特徴にして個性は、複数属性弾速射から来る総火力の高さ
    単純にDPSのみで比較すると、リロード動作と速射の動作を挟む関係上、
    ラオートマオートにその優位性を譲るが、
    総火力で見た場合、複数属性速射から来る火力と弾持ちの良さによって、
    この2銃、特にヘビィボウガンである前者に匹敵する総火力を発揮できる点は見逃せない。
    純粋に運用しても強いが、本銃の真価を発揮できる複数狩猟系クエスト、
    大連続狩猟クエスト、そして複数の弱点属性を持つモンスター相手には、
    本銃の総火力の高さを遺憾なく味わう事が可能である。
  • 最大の弱点は属性弾以外の運用は苦手、または並の運用しかできないという事実。
    これは通常弾は全て単発撃ち、散弾は全LV非対応という点、
    そして貫通弾は主力になりやすいLV1貫通弾が速射に対応しているのは良いものの、
    その速射が上述の通り、使い勝手が悪い5連射タイプで、
    LV1貫通弾が事実上、封印されて使えないも同然である事が理由。
    これらを簡単に纏めると「器用貧乏な性能」という結論を導き出す事ができ、
    純粋に効率や状況に応じた最適解のみを持って比較した場合、
    先述の2銃と、本銃が苦手とする貫通弾と散弾の扱いを得意とする夜砲荒神に、
    その優位性を譲ることになる。
    比較相手がヘビィボウガンである事を鑑みると、本銃の潜在能力の高さが伺い知れるものの、
    あくまで属性弾の運用によってその総火力の高さを発揮できるという前提には気をつけたい。
    • また、ライトボウガンに限って見ても、
      貫通弾の運用が得意なヒドゥンゲイズ系列というライバルがいるし、
      属性の通りが悪く、更に肉質が硬いモンスター相手には、
      拡散弾の運用が得意な幻獣筒【三ツ角】、という大きな壁が立ちはだかる。
      その万能性に振り回されないよう、運用相手はしっかり選ぶべきである。
    ただ、こういった弱点こそあれど、
    速射やDPSに対する研究があまり進んでいなかった本作の時代では、
    本銃はかなり強力な武器として見られていたのも、また事実である。
  • 貫通弾速射を抜くとMHP3の凶針【水禍】が同じ性能となっている。
    凶針【水禍】は要求素材が軽く、かつ欠点がない阿武祖龍弩のようなものであり、
    また万能ボウガンと思いきや、W属性連発装備にするととてつもない高火力を発揮する。
    ただし、あちらは装填数の面もあって、単属性に特化するだけならより適した銃が存在するものの、
    単属性特化でもこちら同様十分強力である。
    後の作品の変遷を鑑みる限り、器用万能であった原因は、
    同作で属性スキルの仕様によるものだったと言ったほうが正しいだろう。

MH4G

  • 祖龍の復活に伴い、阿武祖龍弩も無事復活した。
    P2G時の見た目は当時のレウスライトである火竜弩を白くして祖龍の毛を生やしたようなものであったが、
    3以降の今作ではベースのレウスライトが火竜砲になっているためそれに合わせるようにこちらもリファインされた。
    また弓部分が2つになりX字に配置されていることも特徴的。
    そしてサイレンサーも相変わらずレウスの顔先のまま。
  • 過去作では実に鬼畜な製作難易度だった阿武祖龍弩だが、MH4Gでは幾分マイルドになっている。
    もちろん祖龍を倒せなければ話にならないのは当然であるが、部位破壊限定素材である祖龍の霊眼を使用しない。
    さらに今作では生産に崩天玉を使わず、要求される大宝玉はたった2つ
    無論これでもMH4Gの中では非常に作成難易度が高い部類ではあるのだが、
    なにぶん過去作では古龍の大宝玉を5つも要求していただけに遥かにマシに見える。

性能

  • 攻撃力は403で会心率は0%、生産武器の中ではかなり高く、マイナス会心も無いので安定している。
    反動はやや小、左右ブレなし、スロットが2であるため、拡張性が高い。
    ただリロードがやや遅いのは少々の欠点。
  • 速射対応弾は過去作と同じくLV1貫通弾と4種の属性弾。
    しかし今作のLV1貫通弾速射は3速射で隙【中】。DPSが低い上に被弾しやすいのでかなり不便。
    属性弾は全て扱いやすい3速射であるので、メインウェポンはこちらだろう。
    ただし属性弾の装填数も変更が無く、素で3発と下位武器並。
    このままでは扱いづらくDPSも低いため、少なくとも連発数・装填数スキルのどちらかは欲しいところ。
    また素の状態では属性弾すら最速装填できないので装填速度スキルがあれば取り回しが良くなるのだが、
    スキルポイントが相反するため前述の連発数や装填数と同時発動するのはやや困難。
  • 倍率の高さに複数属性速射対応という響きから、
    属性強化スキルに倍率アップ系のスキルを盛ったこの銃が最強と思う人もいるかもしれないがそれは誤り。
    個々の体力が低く複数体前提で、ある程度弱点もばらつく探索ならその程度でも十分なのだが、
    大老殿のG級モンスターに属性速射で挑むにはその程度では全くもって足りない。
    まず間違いなくあっという間に弱点属性弾を使い果たし、
    狩猟時間の大半をサブ弾であるはずの貫通弾や通常弾を撃って過ごすことになるのが関の山。
    こうなってしまってはせっかくの全属性速射も宝の持ち腐れで、
    もっと倍率の低い銃に単属性攻撃強化+3を発動させた単一特化銃の方が遥かにマシになってしまう。
    普通のクエストで使う限りでは単純にどっちつかずの器用貧乏になってしまいがちであり、
    単一属性に特化しようとしても、少なすぎる装填数がネックとなってしまいDPSは非常に低い。
  • P2Gには存在しなかったリミッター解除にも当然対応。
    この場合、ネックだったLV1貫通弾速射が2発分の装填数UPとして帰ってくるのがポイント。
    リロードの遅さは相変わらずだが、フルリロードの対応はマタタビ爆弾や咆哮などでカバーできる。
    反動軽減がいらず、全LV貫通弾に対応しているので攻撃面の取り回しは中々のもの。
    貫通弾の装填数は多少気になるが、スロット2つと元々の高攻撃力のため物理ライトとして使える性能になる。
    また全種のLV1状態異常弾を3発装填できるため、
    反動軽減+1かサイレンサーを用いることで補助的な役割もある程度こなせる。
    サポガンというほどではないが、物理弾の合間に撃つだけでもそれなりに有用。
    もっともそういう使い方をできるボウガンはごまんとあるため作製難易度に見合うかは微妙な所。
    狼牙弩【反獄】冥弩エンプロクスなど、火力面でもライバルは多い。
  • MHP2G時代と違い、速射の特性とDPSに対する認知が進んでいったこともあり、
    総じて「器用貧乏」という特性が露骨に表れるようになったため、使用者のセンスが素直に出てしまう。
    何も考えず「祖龍武器だし超強い!」「全属性弾速射って凄い!」などという浅はかな考えで使えば
    早々に属性弾を切らして火力不足に泣くのは間違いない、扱いの難しいボウガンといえる。
    少ない装填数に遅い装填速度といった特徴から火力(DPS)よりも総火力に重きを置いた銃であるため、
    「弱点バラバラのモンスターが複数体出る連続狩猟」といったところがベストシチュエーション。
    総火力が重要になるほどシビアなクエストでこそ、多彩な弾を運用できる阿武祖龍弩の長所が光る。
    しかし、器用貧乏を裏返せば「使い手次第で真価が大きく変わる」という事実でもあり、
    P2G時代と同様にだからこそ単体クエストで性能を活かして戦うという運用法も面白い。
    単体なら上位互換で良いと考えるか、全属性弾速射という魅力に振り回されるか
    各々の価値観、実力で大きく性格を変える軽銃と言えよう。

MHXX

  • MHXという間を挟み、祖龍が再び復活したことでこの銃も復活。
    裏祖龍弩→阿武祖龍弩→阿武祖龍弩【零】の3LV制となっており、
    阿武祖龍弩で完成、限界突破して【零】の銘が加わる。

性能

  • 裏祖龍弩の時点での攻撃力は320で、レベルアップする毎に10ずつ上昇する。
    それ以外は概ねMH4Gと同じで、リロードやや遅い、反動やや小のブレなしとなっている。
    通常弾の装填数は最終的に9/9/10となり、貫通弾は4/4/5と、
    良く言えば一定水準を確保、悪く言えば平凡な装填数である。
    武器内蔵弾はLV2電撃弾18発のみで、これと属性弾の装填数は3となっている。
    速射対応弾はいつも通りLV1貫通弾に加え滅龍弾以外のLV1属性弾。
    今作はLV1貫通弾の速射の実用性が復活したため、こちらの使用も十分選択肢に入れられるようになった。
    そのため、従来と違って属性弾とLV1貫通弾の速射の両方で攻めることが可能になった。
    スロットは初期は1で、究極強化で2になる。
  • 狩技「全弾装填」と相性が良いのも見逃せない。
    通常弾、貫通弾の装填数は一定水準を確保しており、加えてLV1貫通弾の速射も実用的となっている。
    そして、全弾装填はリミッター解除と異なり速射との共存が可能である。
    よって、全弾装填を用いることで若干の欠点であるリロード速度を無視しつつ、
    全属性弾&LV1貫通弾速射と、予備の通常、貫通弾の回し撃ちという、
    MH4Gの欠点を解消した、従来の阿武祖龍弩とは異なる運用ができるようになっている。
    また装填数の少なさも、今作では刃鱗スキルを始めとした、
    装填数UP以外のアプローチも用意されている。
  • が、逆に言えば今まで属性弾速射特化銃の比較だけだったのが、
    今度は加えて通常、貫通弾速射&回し打ち特化銃の影響も受けてしまうことになった。
    上述の全弾装填で物理弾速射&回し打ちで強化された銃もチラホラ存在しており
    (このが判りやすいだろう)、
    加えて単属性に特化しつつ貫通弾の回し撃ちができる銃が既に存在している。
    そして全弾装填が無ければ、以前から抱えている欠点が付き纏う。
    結局は貫通弾速射の変化と、全弾装填によるリミッター解除と速射の共存で強化されたものの、
    結局万能であるが故に使い手と使い所を選ぶ点は変わっていないと言え、
    スキルの取捨選択についても悩ましいモノになっていると言える。
    • ただし、これはあくまで単一モンスター、クエストの連戦を想定した場合の話である。
      様々なモンスターを周回するオンライン部屋等と言った、
      装備を変更しないほうが望ましいケースではこの銃の価値は急上昇する。
      また弱点が違うモンスターが複数登場する大連続狩猟クエストでも活躍できるだろう。
      ようは、使い方次第である。
      もちろん、この銃に強い愛着を持つ愛好家であれば、話はまた別となる。
  • 必要素材は阿武祖龍弩の強化に必要な「希望の証XX」、
    最終段階で必要な「古龍の大宝玉」1個を除けば全て祖龍の素材となっている。
    また、希望の証XXと古龍の大宝玉は平行して集めることが可能なので、
    少なくとも、MHP2G時代よりは圧倒的に作りやすいと言えるだろう。

余談

  • 名前は"absolute(アブソリュート)"の当て字。
    absoluteは「完全な、絶対の、決定的な」という意味を有する英単語であり、
    メインウェポンになりうる、Lv1貫通弾と4種類の属性弾の速射に対応し、
    物理、属性双方で抜かり無いと言える絶対的とも言える性能と、
    それを証明するフレーバーテキストの内容を踏まえると、
    本銃の銘は開発者が意図したネーミングである可能性が考えられると同時に、
    武器名と性能双方に当て嵌まる「ダブルネーミング」も意識している可能性が考えられる。
    Lv1貫通弾速射については、一部作品では扱いづらい5連射タイプなので、実質空気と化してしまっているが…
    ちなみに当て字ではあるが、銘が漢字のミラルーツ武器に大体ある「祖龍」の二文字もちゃっかり入っている。
    どっかの暴走族が自分の愛車につけそうな名前だが、
    個性的な性能に注目が集まるせいか、名前の面で取り上げられることは少ない。
    • また名前の「~龍弩」のせいか、そのデザインは同時期に存在した火竜弩をベースとし、
      祖龍由来の純白色と毛のようなものをあしらう形で区別できるようにしている。
      加えて4G以降は、火竜弩の移行先である火竜砲に合わせ、意匠がそちら基準に変わっている。
      一方で各種機構の動作音や銃声は、XX時点で火竜弩と同一のままという状態が続いている。
    • 上述を踏まえると、MHXXの究極強化後の銘にある【(れい)】の由来は「ゼロ」であると推測できる。
      阿武祖龍弩(アブソリュート)()(ゼロ)】』とすると、中々ぶっ飛んだネーミングである。
      英語の『absolute zero』の日本語訳はあの絶対零度となる。
      某怪獣王映画に出てくる機械龍をはじめとし、冷気を扱ったりゼロの名を持つ方々の
      必殺技や最終形態としてメジャーな単語である。
      なお、アブソリュート・ゼロの名称は、
      後に登場したイヴェルカーナの最大の攻撃技の名前としても採用された。
      祖龍が操るのは氷属性ではなく雷属性であるが
  • 裏祖龍弩は公式ガイドブックによれば「りそりゅうど」と読むようだ。
    これは"resolute"*2のもじりと考えられる。
    こちらは祖龍そのものというよりも、
    幾度も祖龍へと立ち向かいこの武器を作り上げたハンターの武勇を称えた銘と考えられる。
    そして強化することで阿武祖龍弩となり、絶対的な性能に至る…ということなのだろう。
  • MHXRでは同じアブソリュートの名前を持つ武器として、
    特殊種であるベリオロス凍氷種の片手剣「アブソリュートスパイク」と、
    ライトボウガン「アブソリュートゼロ」が登場する。

関連項目

モンスター/ミラボレアス【祖龍】
武器/ミラ系武器
武器/ダークフリルパラソル - 傘という名の黒龍ライト
武器/黒龍翼弩 - 後から追加された、正統黒龍ライト。色違いとして、紅龍ライトも存在する
武器/ディスヴァラーク - 紅焔龍ライト
武器/凶針【水禍】 - 後継者と言える存在。MHXXでは共演を果たした
武器/煌黒弩アルドミナ - 同じく4属性弾を速射可能なボウガン。こちらは滅龍弾にも対応
武器/王国騎士軽弩シャリテ - MHR:S版阿武祖龍弩。


*1 貫通弾の速射は5連射かつ反動中と硬直が大きすぎるため、ほぼ使い物にならない
*2 こちらは勇敢さや意志の固さを表す形容詞。発音は"レゾリュート"に近い。