MHXに登場するムーファ素材の太刀。
目次
概要
- 雲羊鹿飼いが用いるという素朴な杖で、持ち手側がU字フックのように湾曲しているのが特徴。
ベルダーシリーズの腰部位に付属する杖にもよく似ている。
しかしその実態はいわゆる仕込み刀であり、抜刀すると内部から細身の直刀が姿を現す。 - 柄と鞘にはオレンジを基調に緑色のラインが入った帯状の装飾が付いており、
同じような装飾の付いたベルダーシリーズやムーファシリーズとの親和性は抜群。
性能
MHX
- 生産時点で長い緑ゲージと高い会心率30%が目を引く。
攻撃力80でスロットは無いものの、草食種武器の例に漏れず生産・強化難度も低く、
序盤の即戦力としては大変心強いだろう。 - 他のムーファ武器同様に当然睡眠属性が付く…と思いきや、それらとは違い雲羊鹿杖だけは
何故か睡眠系素材を用いないので、残念ながら無属性。
このため、本作ではネルスキュラの未登場や新モンスター・ホロロホルルの太刀が
存在しない事情も重なり、MH3の再来となる睡眠属性の太刀が1本も存在しないという事態に。
上記モンスター由来の太刀の登場はMHXXを待つことになり、それゆえ本来ならば本作唯一の
睡眠太刀となり得たはずの雲羊鹿杖は貴重な枠を逃す形となってしまった。どうしてこうなった - LV4の最終強化で雲羊鹿杖【牧刃】となる。その性能は、
- 低い攻撃力160
- さらに増加した会心率40%
- 斬れ味は非常に長い緑の先に青10、匠+2で白10が出現
- 属性&スロット無し
加えて斬れ味の悪さも目立つ仕上がりに。- 匠+2による白ゲージ運用の場合、前述のナルガ太刀・夜刀【月影】が同じ会心率で攻撃力180、
素で延長可能な白20、スロット2つを持つこちらの完全上位互換といえる性能であり、
完成時期を除いて勝ち目はない。 - 長い緑ゲージを活かした鈍器運用の場合、攻撃力230にスロット3つを備え
作製難度も低い骨刀【竜牙】がライバル。
鈍器のみを付けた時点で竜牙の期待値は257.25となり、これは仮にこちらが会心率100%+超会心を積んで
ようやく横並びになる数値。
無論、攻撃力250に会心率30%を持つ覇剛刀クーネタンカム相手には言わずもがな。
所詮は草食種武器、と割り切ったほうがいいだろう。
MHXX
- そんな雲羊鹿杖もG級進出により、さらなる強化が可能になった。
LV6の究極強化で大雲羊鹿杖【夢破】となる。その性能は、- やはり低い攻撃力290
- 据え置きの会心率40%
- 斬れ味は素で白10、匠+2で紫30が出現
- 最後まで属性&スロット無し
匠+2時の紫ゲージの長さではこちらが勝るものの、素紫かつスロット2つを備える無明刀に
スキル自由度で差を広げられてしまう。
作製難度の低さで差別化しようにも、無明刀がHR解放前に完成するのに対し、
こちらは不屈の証Gを要求される都合上、必然的に完成はHR解放後。
いくら作製難度が低いとはいえ、完成時期で遅れをとるようでは本末転倒である。
また無明刀に限らず、本作の無属性太刀はラスボス武器を筆頭に大業物揃いの超激戦区なので、
見た目にこだわりが無い限り出番はないだろう。
どうしても運用したい場合は、良質な斬れ味を維持しつつ会心系のスキルも積みやすい
グギグギグが概ね最適解となる。
余談
- 雲羊鹿杖のモデルは、現実の羊飼いが使用する「シェパーズ・クルーク」という杖。
羊たちを引き連れて山岳地帯を移動する際に姿勢を安定させる杖としてはもちろん、
岩場に落下した羊を引っかけて群れに戻す救出・誘導用、捕食動物から羊を守るための武器など、
多目的な用途に使われている。
流石に刀は仕込まれていないが、モンハン世界の太刀に匹敵するサイズの物も存在するようだ。 - 武器銘にある【牧刃】は牧場、【夢破】はムーファにかけたダジャレだろう。
睡眠の象徴的なイメージの羊(=ムーファ)が夢破とは、なんとも皮肉なネーミングである。
睡眠属性が付かないのはこれが原因なのか?
関連項目
モンスター/ムーファ
武器/草食種武器
武器/隠刀【終焉ノ唱】 - 仕込み刀仲間