蓄電性能の高い電竜の素材を
使用。電力を活かす構造を
成した、狩人なら憧れる重砲。
(電竜砲【進撃】/電竜大砲【襲撃】)
細身の銃身に最先端技術を投入
した電竜砲【進撃】最終版。
熟達の狩人にのみ従うという。
(電竜砲【雷撃】)
目次
概要
- MHXで登場した、四天王の一角電竜ライゼクスの素材で作られたヘビィボウガン。
鋭い杭のようなフォルムをしており、銃身部は二又でレールガンチック。
ライゼクスの電荷色に明滅する部位があり、強化パーツではそれが増え一気に派手になる。
- 本項では二つ名持ちモンスターである青電主ライゼクスの武器も扱う。
性能
MHX
- 初期段階では攻撃力150に会心率10%、ブレなし、リロード速度:普通、LV1電撃弾のしゃがみ対応
…とまずまず。スロット2による拡張性の高さも嬉しい。
しかも最初から貫通弾が5/6/6発と凄まじく多い…のだが、残念ながらこの銃の反動は「中」。
ザザミ防具などを用意しない限り高レベル貫通弾を用いるのは難しいだろう。
とはいえ、LV1貫通弾と電撃弾で戦っていけるだけの性能はある。
- 最終強化は電竜砲【雷撃】(【進撃】のLV4にあたる)。
攻撃力220、会心率10%となり、貫通弾の装填数は6/6/6と全ヘビィで最大。
さらに、武器内蔵弾にはLV1&LV2貫通電撃弾を備えており、装填数も5発と十分なレベル。
しかもLV1&LV2電撃弾をしゃがみ撃ちできるため、電撃弾の扱いで右に出るものは無い。
ヘビィボウガンとしては珍しく、完全属性特化でも戦えるだけの能力がある。
電撃弾を主体にするならば、属性強化と共に特定射撃強化を是非とも発動させよう。
- 単純な立ち撃ち貫通銃としては、反動いらずでほぼ同等の装填数を持つあしひきの山砲の御車に軍配が上がる。
貫通弾を主体にしても強力とはいえ、こちらは一工夫が必要だろう。
やはり各種の電撃弾が活きるシチュエーションでこそ使いたいところ。
特に、やたらと依頼関連の連続狩猟で出てくる上に弾肉質が堅いショウグンギザミに対して
貫通電撃弾による高火力を発揮できるのはかなりの長所。
特定射撃強化を使えば僅か5スロットでLV2電撃弾しゃがみも大幅強化されるので、貫通弾主体でもオススメ。
- この武器の欠点としては生産に並ぶキー素材が電竜の鋏尾であること。
強化での入手はできないため、ボウガンメインでのプレイだとそもそも存在に気づけない場合すらある。
幸い捕獲報酬には入っており、根気よく繰り返せば剣士に切り替えずとも入手が可能だが、
2つ要求されるため微妙に面倒くさいところもある。
MHXX
- G級追加に伴いさらなる強化が可能となった。
究極強化で電竜大砲【閃撃】となる。
その性能は、- 攻撃力330
- 会心率20%
- リロード:普通 反動:中 ブレ:なし
- 内蔵弾はLV2電撃弾(30,6)、LV1貫通電撃弾(50,5)、LV2貫通電撃弾(40,5)、LV1斬裂弾(24,4)
- しゃがみ撃ちはLV1・2電撃弾
- スロットは2つ
特徴であった貫通弾の装填数も7/7/7となり、会心率も合わせて物理寄りの性能と言えるだろう。
ただ、ブレイヴスタイルの登場により物理弾しゃがみが幅を利かせているMHXXにおいて、
属性弾・状態異常弾の扱いはライトボウガンの仕事になりつつあり、物理弾をしゃがめないのは少し痛い。
まぁ金雷公バイクの立場を喰らいかねないほどの性能なのだが。
- これ自体の性能は優秀で、MHX系は雷に弱いモンスターが物理にそこそこ耐性を持っている連中が多いため、
属性弾しゃがみでエンジンを吹かしてからでも十分すぎるほどの火力が叩きこめるのがポイント。
前作MHX同様に豊富な各種電撃弾とありったけの貫通弾を駆使した立ち回りを心がけたい。
MHR:S
霹靂、荒天に轟く。空を奪いし
反逆者に応えるが如く。
頂きに昇りし王を祝福する。
(電竜大砲【閃撃】)
- ライゼクスの復活に伴い、このヘビィも登場。近衛隊正式重砲改からの派生強化で入手できる。
デザインはほとんど変わっていないが、銃身やシールドの発光ギミックは、単に明滅するのではなく
グラデーションを描くように色が変わるようになっている。
また、生産時の銘も電竜大砲【襲撃】に変化している。
- 最終強化は「電竜大砲【閃撃】」。
最初の派生強化で鋏刃尾を2つも要求してくる上、次の強化では電竜の天鱗まで必要になる。
そして最終強化ではEX★4の傀異化モンスターの素材が必要と、入手までの道のりは中々厳しいものがある。
気になるその性能は、- 標準的な攻撃力350
- 嬉しい会心率20%
- ブレ左右/小、反動「中」、リロード「普通」と及第点
- 特殊弾は機関竜弾
- 装飾品スロットはLv2が1つ
- 百竜装飾品スロットはLv1
- 物理弾は通常弾7/7/6、貫通弾0/6/7、散弾0/5/0、放散弾0/6/0
移動射撃はLV3貫通弾以外の全ての弾が対応。移動リロードはLV1・LV2通常弾のみ対応 - 徹甲榴弾と拡散弾には非対応。斬裂弾と竜撃弾が1発装填
- サポート弾は鬼人弾2、硬化弾2
- 状態異常弾は麻痺弾2/1
- 属性弾は貫通電撃弾が4発装填。移動射撃可能
- 性格は過去作から変わらず、貫通電撃弾による属性攻撃も得意とする貫通ヘビィ。
LV3貫通弾の装填数が7発と最高クラスであり、貫通電撃弾と合わせて一気にダメージを稼ぎやすいのが長所。
素で20%の会心率を持っているのも、弱点特効に頼りにくい貫通ヘビィにとってありがたい特徴である。- ただし、LV3貫通弾が移動射撃と移動リロードに対応していない点は無視できない欠点と言えよう。
間合い管理や細かい斜角の調整など、貫通ヘビィにとって重要な動作の足枷になるため中々に厄介。
麻痺弾で動きを止めたり、オニクグツを積極的に使用するなど、まとまったダメージを与えられる
攻撃チャンスを自分から作り出す立ち回りをしてカバーするといい。
もしくは、LV3通常弾が6発装填で移動射撃可能なので、いっそのこと通常ヘビィとして扱うのもあり。 - また、百竜スロットがLv1であり、各種特効をはじめとする百竜スキルが素では発動できないのも残念。
Ver.11アップデートで追加された傀異錬成によって、百竜スロットをLv2まで拡張できるようになったため
ある程度問題は解消された。
さらに、更に後のアップデートによりLv3まで拡張出来るようになったため、
初めは使用出来なかった弱点特効【属性】や鋼龍の魂といった強力な百竜スキルも
使用する事が出来るようになった。
- ただし、LV3貫通弾が移動射撃と移動リロードに対応していない点は無視できない欠点と言えよう。
- ライバルとなるヘビィについては、貫通ヘビィとして扱う場合は無明砲【正命】やTHEデリュージュ、
属性弾を主力とする場合は万雷重弩【雷上動】改や神放・雷禍壊劫が挙げられる。- 無明砲やデリュージュはこちらより攻撃力が低い代わりに、30~40%の高い会心率を持っている。
LV3貫通弾の移動射撃にも対応しており、取り回しについては分が悪いと言えるか。
一方で、こちらにも「LV3通常弾でも戦える」「麻痺弾による拘束ができる」という長所がある。
もちろん、貫通電撃弾の存在も有力な差別化点である。 - 万雷重弩はかなり性能が似通っており、会心率と装飾品スロットの大きさ、Lv3貫通弾の装填数は
こちらが勝っているが、その代わりに万雷重弩の百竜スロットはLv2。更に単発の電撃弾も使用でき、
貫通電撃弾の装填数もこちらより多い。組もうとしているスキル構成や仮想敵によって使い分けるか、
何なら好みで選んでしまうのもいいだろう。
問題なのは神放・雷禍壊劫。物理弾の装填数が壊滅的な代わりに電撃弾系統の装填数が非常に多く、
加えて、百竜スロットがLv3なので弱点特効【属性】も発動できる雷属性完全特化の化け物。
火力面では勝ち目が薄いので、物理弾の有無による弾持ちの良さなどを意識して差別化しよう。
- 無明砲やデリュージュはこちらより攻撃力が低い代わりに、30~40%の高い会心率を持っている。
- ちなみに、弱点特効【属性】が使用できないのは上記の通りだが、これとは別に属性火力を出す方法がある。
それは、本ヘビィが素で持つ20%の会心率に目を付けた属性会心運用である。
この場合にオススメなのが、しまき・真シリーズ一式と雷神龍の魂。
武器の傀異錬成で百竜スロットを拡張し、雷神竜珠をつけてしまきシリーズを身に着ければOK。
シールドを付けたヘビィ向けのスキルが揃ったうえで、
雷神龍の魂によって会心率が40%以上になり、風雷合一の効果で雷属性攻撃値が1.15倍になる。
後は、空きスロットで会心撃【属性】と雷属性攻撃強化を発動し、
さらに会心率を強化するスキルも入れれば準備万端となる。
防具の傀異錬成によってLv1スロットを増やせば、反動軽減なども問題なく組み込める。- 強化持続がヘビィでは死にスキルになるので、腰パーツを他の防具に換装するのも大いにあり。
換装先としてオススメなのは、ジンオウXコイルと怒天ノ帯。
前者の場合は、風雷合一込みで雷属性強化Lv4と会心撃【属性】Lv2、力の解放Lv2が発動する。
後者の場合は、風雷合一込みで会心撃【属性】Lv3、連撃Lv2、弾丸節約Lv2が発動する。
後は、空きスロットを使用して元のしまきシリーズのスキルを補填するといい。 - この構成の利点は、安全性が非常に高い事。今作で属性弾向けの火力スキルといえば伏魔響命があるが、
伏魔響命は圧倒的な火力が出せる反面、ほぼ常時体力を削られ続けるため力尽きやすいリスクがある。
一方で、こちらは火力で劣る代わりに「スリップダメージが無い」、「極端に弱い属性が無い」、
「危なくなったらガード性能付きシールドで身を守れる」と三拍子そろった安全性を持ち合わせている。
また、火力で劣ると言っても、傀異化していないナルガクルガを3分程で捕獲できる程度の火力は出せる。
更に言えば、風紋の一致による幸運効果も付いてくるのも嬉しい特徴だろう。
安全性と快適性を持ち合わせた素材集め用の装備として、一考してみてはいかがだろうか。
- 強化持続がヘビィでは死にスキルになるので、腰パーツを他の防具に換装するのも大いにあり。
- 他のゼクス武器のフレーバーテキストはリオレウスの武器と対になっているが、
ヘビィボウガンと片手剣はリオレイア武器を元にしているため、
MHX(X)ではそちらを意識したテキストになっていた。
しかし今作のMRでは、片手剣がリオレウス武器を踏襲したテキストになっている一方、
雄火竜武器が存在しないヘビィは完全オリジナルの解説文を手に入れている。
内容を見てみると「空を奪いし反逆者」「頂きに昇りし王」とあるが、ライバルが不在のため、
空の王の座を奪うことに成功したということか。
青電竜砲【急撃】
MHXX
- MHXXで初登場した青電主ライゼクスの素材から作られるヘビィボウガン。
- LV3の青電竜砲【猛撃】を経てLV5の究極強化を施すと青電竜大砲【襲撃】になる。
紫毒姫竜砲【輝華撃】のオマージュであろう。
性能は- 通常種より20低い攻撃力310
- 通常種と同じ会心率20%
- リロード:普通 反動:中 ブレ:なし
貫通弾の装填数は変わらず7/7/7 - 内蔵弾は通常種からちょっと増えたLV2電撃弾(35,6)とちょっと減ったLV2貫通電撃弾(35,5)
LV1貫通電撃弾は残念ながら没収されてしまった - しゃがみ撃ちはLV2麻痺弾とLV1電撃弾
- 二つ名武器故にスロット無し・狩技ゲージブースト効果。
内蔵弾の種類、弾数が減ってしまっているのと、通常種同様物理弾をしゃがめないのが少々痛いか。 - この武器の最大のライバルはある意味上述の通常種武器、電竜大砲【閃撃】なのかもしれない。
攻撃力に20もの差があり、内蔵電撃弾も【閃撃】に軍配が上がる。
【襲撃】の特徴は狩技ゲージブーストとしゃがみ撃ちにより素早く麻痺させること。
【閃撃】は攻撃力と各種電撃弾弾数に優れるためソロ向き、
【襲撃】は素早くモンスターを麻痺させパーティーならば火力も補える(というか麻痺中に蜂の巣にできる)
ためマルチ向きともいえる。
- かの青電主を倒す必要があり、青電主武器故に集まりにくい上よく使う放電棘が計5個、
究極強化に天鱗が2個必要なため製作難度が高いというのも向かい風か。
余談
- 名称はかの名銃のオマージュだろう。
神撃の同音異義語たる進撃は、鋭く矢継ぎ早に責めてくるライゼクスのイメージにもぴったりである。
なお、ヘビィと同じく雄火竜武器の存在しなかった狩猟笛は二つ名武器として追加が行われ、
電竜笛はそれと対になるように銘打たれているが、
ヘビィボウガンにはまたもや雄火竜の武器は追加されず、雌火竜武器の銘で代替されてしまった。
もっとも、片手剣もバーンエッジを押し退けプリンセスレイピアと対になっていたりするので、
あまり気にするべき所ではないのだが。
- 進撃とは言っても別にあの双剣とは何の関係もない。
残念ながらMHX(X)、MHR(:S)いずれの作品でもコラボしてないので、コラボ元のクエストに担いでいけない。
関連項目
モンスター/ライゼクス
モンスター/青電主ライゼクス
武器/ゼクス武器
武器/妃竜砲【遠撃】 - 武器名のオマージュ元
武器/王牙砲【震雷】 - 同様に電磁銃をモチーフとしたジンオウガのヘビィボウガン