目次
概要
- 青熊獣アオアシラ素材で作られたスラッシュアックス。
鉄の刃を青熊獣の甲殻で補強。類い希なる頑強さと安定した斬れ味を実現した剣斧。
- 見た目は少々変わっている。
斧部分はなだらかな山形になっており、剣部分は鋭い山形である。
斧刃の基部を包む亀甲模様の甲殻や、持ち手の部分にあしらわれた青い毛などに、
素材元の特徴を残している。
- 強化していくと、青熊斧→青熊斧改→青熊豪斧【山祭】になる。
MH3Gでは改と【山祭】のあいだに【山塊】がある。
MHXでは青熊斧→青熊豪斧【山祭】と強化され、MHXXでは青熊豪斧【御神輿】という新たな銘を冠する。
- MHP3の公式サイトに掲載されているスラッシュアックスはこれである。
また、同作の体験版では使用武器をスラッシュアックスにするとこの武器で出撃する。
性能
MHP3、MH3G
- 武器の解説に反して斬れ味は悲惨なので、スペックはあまり高くない。
一応同クラスで製作できる武器と比べて黄色ゲージが長めなので、
これを安定した(斬れ味が良いとは言っていない)と表現しているのであろうが…。
装填されているのは毒ビンで、これも使い道はあまりない。
頑強とか言っているが、防御+効果もない。
攻撃力はそこそこあるが、そこそこ止まり。スロットも空いていない。
- とはいえ、使い道がないわけではない。
最終的にはベリオ斧、ペッコ斧、MH3Gでは最強剣斧の一角に数えられるブラキ斧などに派生できる。
特にベリオ斧であるアンバースラッシュ系は、
生産だと地味に集めにくい氷牙竜の棘を要求されるので、強化推奨。
- ちなみに覚醒で毒が付く。
毒ビンもそうだが、なぜアシラ素材で毒属性になるのだろう?
MHX
- 4シリーズではリストラの憂き目に会っていたが、MHXで復活。
ベルダーアックスLv2から派生し、Lv2でモーターバースト、Lv3でディオスアックスに派生できる。 - 最終強化は青熊豪斧【山祭】なのだが、何かがおかしい。
- 攻撃力は高水準の220
- 驚きの毒ビン属性値35
- 斬れ味は青20、斬れ味+2で白30
- スロットは無い
二つ名武器であるランドグリーズロゼに迫らんばかりの性能*2となっているのである。
アシラ素材と少々の千刃竜素材及び★6で手に入る獰猛化素材で作成可能なものとしては破格と言えるだろう。
毒属性の汎用性も高く、★7攻略に使える逸品である。
MHXX
- 今作では状態異常ビンの変形斬りが確定蓄積となるテコ入れが加えられた。
これによって元から毒値の高い青熊斧系列はブレイヴ、及びブシドースタイルとの適性が大幅に上がっている。
青熊斧の方はある程度強化しないと斬れ味に不安が残りすぎるが、
青熊豪斧【山祭】は攻略用として前作以上のポテンシャルを発揮してくれる。
- そんな【山祭】はG級アオアシラの素材で限界突破強化が可能に。
最初の強化で攻撃力が250まで上がり青/匠時の白ゲージ量が十分なものとなるので、
やはりG級序盤の攻略に高い適性を示してくれる。
- 究極強化は青熊豪斧【御神輿】となる。その性能は、
- あまり高くない攻撃力310
- 非常に高い毒ビン40
- 属性や会心率は無い
- 斬れ味は素で白20、斬れ味レベル+2で紫10が出現
- スロットなし
非強撃ビンの割に物理性能が芳しくないため、ブレイヴ・ブシドースタイルでもそこまで火力を出し切れない。
そして売りである毒ビンも、毒属性40かつ強属性ビンで実質50に到達する猛者の戦斧【巨魁】の存在で
強みとは言い難い状況になっている。
攻撃力では10勝るものの、巨魁は毒属性ゆえに斧モードにも毒が付与されるうえに
スロット3つまで備えるため、勝ち目は低い。
では強化難度ではどうかと言われると、どちらもG★4解禁と同タイミングでの強化となり、
使う獰猛化素材もG★2から手に入るコモン素材とほぼ同等。
強いて言えばこちらは最初から最後までレア素材一切不要というのが救い。
確定蓄積がある分完全に劣るというほどでもないので、主力に据えるならスタイルや立ち回りを吟味したいところ。
MHRise
- MHRiseでアオアシラ共々めでたく復活。カムラノ鉄剣斧IIから派生するほか、一発生産も可能。
生産時点での性能は- 序盤としては破格の攻撃力110
- 斬れ味は黄30と相変わらず
- 毒ビンを装着。蓄積値は23
- 今作の毒ビンは覚醒ゲージの蓄積が滅龍ビンと並んで最速という個性を手に入れたため、
これまでのように火力で強撃ビン剣斧に後れをとるということが無くなっている。
里2でアオアシラを倒せばすぐ作れる上、生産でも強化でもこれといって貴重な素材を使用しない。
上述した攻撃力の高さもあり、おまけに毒も取れるため序盤ではかなり重宝する一振り。 - ボルボロス討伐後は青熊斧IIに強化可能。
攻撃力は120に上がり、斬れ味と毒ビン蓄積値も伸びる、ただし緑ゲージは出ない。
緑ゲージが出ないことから火力面で不安は残るが、緑ゲージの斬れ味補正は1.05倍と僅かであるため、
斬り方補正にさえ気を付ければ攻撃力の高さで十分上回れる。零距離解放突きは斬り方補正の影響を受けないため、
零距離解放突き→飛翔竜剣のコンボを連発する戦い方ならば十分にその性能を発揮できるだろう。
少し進めて紅蓮石を手に入れれば、ブルファンゴフェイクを作れるようになり、
鈍器使いと合わせて下位時点では破格の火力を発揮できるようになる。
- 上位に上がってすぐ青熊豪斧【山祭】に最終強化できる。その性能は、
- やはり時期に対して高めの攻撃力180
- ようやく緑ゲージを獲得、匠での上昇分はすべて青
- 毒ビン蓄積値は29まで上昇
- おまけのLv2スロット、Lv2装飾品の生産時期の関係から意味はあまりない
- ★4に上がってすぐ作成可能な点、実用クラスの緑ゲージから上位序盤の繋ぎとして優秀。
覚醒ゲージが高速で溜まる毒ビンなのもあって、練習用スラアクとしても向く。
- しかし同時期に作れる他スラアクの中にはライバルも多い。
- 緑と青の火力差は大きいため、火力面では少々後れを取っている。
緑ゲージを活かし、スキル鈍器使いを用いて高い攻撃力を底上げしたいところ。
幸い下位レックスシリーズにより、鈍器使いの発動は容易である。
鈍器使いのパワーでささっと上位序盤を突破してしまおう。
- ★7で同じ毒ビンの闇夜剣斧【弦月】が作成可能になる。
同じ攻撃力で白ゲージ+会心40%と、ほぼ勝てる見込みはない。
上位で活躍できるのは、あくまで繋ぎに限られるだろう。
- 青熊斧IIからはベリオロス剣斧のアンバースラッシュに派生できる。
青熊斧は上位序盤で強化が止まってしまうため、最終的にはこちらに強化することになるだろう。
強化の巻き戻しが行えるため、最終強化してから改めてベリオロス剣斧に派生することも可能。- ただサンブレイク実装後の現在では、後を見据えて巻き戻ししない選択肢もある。
MHR:S
- マスターランク昇格後すぐに青熊豪斧【山祭】改に強化が可能になる。残念ながら一発生産には対応していない。
- この時点では平均的な攻撃力250
- 斬れ味は青30を獲得。匠3から白ゲージが出る。
- 毒ビンは31に微増。
- 百竜スロットはLv2。各種特効が使用できる。
- この時点での毒ビン持ちはこれしかないため、闇夜剣斧からの乗り換え候補となりえる。
ただし、あちらより斬れ味が一段劣ってしまっているため、同じような運用をするなら匠でのケアが必要。
その後はクリア後まで一切強化ができないため、繋ぎとして使うのは少々苦しいか。 - MR10で傀異化アオアシラを討伐することで漸く青熊豪斧【御神輿】に強化できる。その性能は、
- 攻撃力340に会心率0%。白は50だが匠で延長しても紫は出ない。
- 毒ビン34とそこまで伸びなかったが、これでも毒ビン持ちでは一番高い。
- 装飾品はLv2スロット1つとそのまま。
- 百竜スロットはLv2。
- 毒ビン剣斧としては悪くないが、全体で見ると微妙な性能。というのも今作は毒ビン自体の立場が悪く、
といったことから前作から評価が下がってしまっている。
また、素で毒属性を持っている剣斧にも強力なものが多く。- こちらより高い毒属性45に加え、それを更に伸ばす強属性ビンを持ち、
攻撃力340に白60で匠1から紫が出るため、物理性能でも完全に上なハイランドグリーズ改。 - 攻撃力340を強撃ビンで叩き伸ばし、60というビン補正込みのハイランドグリーズ改に匹敵する毒属性持ち。
おまけに百竜スロットLv3のため、変撃竜珠【3】を素で付けられる、今作で大躍進したタナトスサーペント。 - 攻撃力330の強撃ビンに毒属性40とタナトスサーペントに負けるものの、
素で紫30に加え匠で延長可能な優秀な斬れ味を持つ幻界のザリエラ。
- こちらより高い毒属性45に加え、それを更に伸ばす強属性ビンを持ち、
- 一方毒ビン剣斧は他に2本あるのだが、 と問題児揃い。そのため毒ビンであることを活かそうとするとこの武器が最有力候補になっている。
- 当初は他の毒ビン剣斧共々散々な有様だったが、Ver.11で傀異錬成が追加されたことで評価は上がっている。
というのも百竜スロットがLv3に上げられるようになったことで変撃竜珠がつけられるようになり、
これによって斧:変形斬りで毒が確定蓄積できるため、毒ビンであることの強みが増えたからだ。
同じことがオルドマキナ・SAでもできるが、前述の通り毒属性で圧勝しているため、独自の立場を得たと言えるだろう。
- さらに続くVer.12では新スキル蓄積時攻撃強化が実装。
毒の確定蓄積と噛み合っており、この武器にはさらなる追い風となった。
そしてVer.14では傀異錬成スロット拡張ボーナスによって白ゲージが素で60に強化できるように。
火力面では素紫持ちのオルドマキナ・SAに一歩譲るものの、
素で60もであれば斬れ味関係のスキルを若干グレードダウンしても
(例えば業物3だけの運用でも)かなり長期戦に耐えられるようになり、
Lv2スロットや最速覚醒の毒ビンという性質も相まって、より快適さを重視したビルドが構築できるかもしれない。
また、攻勢もフル活用したいならこちらの方がオルドマキナ・SAより有利であり、
火力面でも決して見劣りしない活躍はできるようになったと言える。
紅熊斧
- 二つ名持ちモンスター:紅兜アオアシラの素材から作られるスラッシュアックス。
斧部分の甲殻と刃に紅色が差しており、獲物の返り血のようで中々恐ろしげな色合いになっている。
MHX
- 生産から9回の強化を経て紅熊豪斧【雄峰】となり、
- やや下がった攻撃力210
- 申し訳程度の会心率10%
- 毒ビン33
- 斬れ味は青60、斬れ味+2で白40
- スロットは無い
紅兜アオアシラ自体が強敵である事、面倒なクエストを連戦しなくてはならない事などから、作製難度は高い。
攻略用にとこれを作るくらいなら、ランドグリーズロゼの作製に挑んだ方が良いだろう。
MHXX
- MHXXでは二つ名武器の方も順当に強化され紅熊豪斧【摩雲天】となるのだが、その性能が
- 通常種武器を大きく上回る攻撃力350
- 通常種武器より1低いだけの毒ビン39
- 期待値を一押しする会心率10%
- 素では長い青、斬れ味+2で白40と紫10
- スロットなし
- オマケの狩技ゲージ蓄積1.2倍
他武器種含め今作では無属性二つ名武器が前作と比べ優遇されており、
この武器も例に漏れず高い物理性能を得た。
- 他武器種は完全な無属性なので激戦区に放り込まれ棲み分けには何かと苦労させられるが、
こちらは毒ビン、しかも高蓄積値のためかなり強い個性を持たされている。
変形斬りや属性解放フィニッシュで確定蓄積があるため、ブレイヴスタイルとの相性は抜群。
具体的には、R連打ループのDPSが強撃ビンに比して1割程落ちるが、
それを毒ダメージが(相手の毒ダメージや肉質、こちらのプレイスキル等にもよるものの)補って余りある。
また、ビン無しでの物理性能が非常に高いので斧メインのブシドースタイルとの相性も良く、
毒ビンの蓄積値が高い分、定期的に変形斬りを差し込むだけで簡単に毒にすることができる。
- 物理性能と高毒属性値の両立という面で言えば、紫毒姫剣斧のランドグリーズエピネも当てはまるが、
あちらは強撃ビンであり斧モードでの物理性能はこちらに劣る上、
なんと斬れ味が同じなら剣モードでもこちらが上回る。
ただしあちらは素紫なので斬れ味ではこちらが大きく劣る。
更にその火力も剣鬼形態だと逆転するので、剣鬼+エネルギーチャージの戦法なら強撃ビン、
変形斬りを用いるなら毒ビンと、上手く差別化が為された形となる。
- 本作では斬れ味レベル+2の発動難度がグッと下がり、
耐性に目を瞑れば業物との併用も武器スロやお守り無しで可能となっている。
ブレイヴ・ブシドーの狩技は特殊な戦術でなければ絶対回避【臨戦】を選択するケースが多いが、
狩技ゲージが溜まりやすい特性も相まって紫/白ゲージの維持は十分可能だろう。
匠無しでは青ゲージなので、装備構成が縛られがちなのが難点ではある。
紅兜の凶悪さ故に作成難度も非常に高いことは言うまでもない。
- 漢字は当て字で「マウンテン」。山に住む熊ということをアピールしている…のか?
まあ、アオアシラ、ましてや紅兜が山に出てきたら恐怖というレベルでは済まされないだろうが…。
余談
- MHXXではスラッシュアックスの一部の攻撃に状態異常ビンの効果が確定で乗るようになっているため、
攻撃力が低く毒ビンを搭載している青熊斧の使用は、小型甲虫種の剥ぎ取りを
ノーコストかつ安定して行える数少ない手段となっている。
そこまでして毒けむり玉をケチる意味があるのかはまた別のお話。
関連項目
モンスター/アオアシラ
モンスター/紅兜アオアシラ
武器/アシラ武器
武器/青熊双鉞 - 同じくアオアシラを素材とした斧で、こちらは双剣。