巨大な風車状の機構が特徴の
狩猟笛。回転する風車を掲げる
さまは、まさにかぶきたる者。
(風ノ賊笛)
進化した鎌鼬竜の狩猟笛は、
力強い音色を風に乗せて運ぶ。
派手に回る風車が人気の一品。
(風鎌笛ネズロ)
一陣の風を受け、豪快に回る
風車。奏でられる音色と共に
鮮やかに狩場を彩る。
(大風鎌笛セピュア)
MHRiseより登場。鎌鼬竜オサイズチの狩猟笛。
目次
概要
- イズチの毛皮が装着された鉄製の笛に風車を付けた面白いデザインをしている。
風車にはオサイズチの刀尾を豪華に4本使用しており、抜刀状態では風を受けてぐるぐる回る。
見るからに切断属性を備えていそうだが、狩猟笛なので攻撃はほぼ全て打撃属性である。*1
武器構えのポーズセットも抜刀状態と同じ扱いのため、風車が回る。
- 武器をぶん回すことで風車が風を受けて音を出す仕組みであろうか。
そうであればRise狩猟笛のコンセプトを分かりやすく体現した武器と言えるだろう。
一方で持ち手部分に息を吹き込む部分があり、従来通りに吹いて奏でることもあると思われる。
- 風車の中央には刀尾が3つ集った家紋のようなシンボルがある。
また、柄部分は日本刀のような菱形模様のデザインになっている。
- 演奏すると大社跡汎用戦闘BGMである「神が去りし、廃忘の社」の一節が流れる。
性能
MHRise
- 一発生産もしくはアイアンホルンIからの強化で風ノ賊笛Iを入手できる。
攻撃力80、会心率10%、そして序盤では貴重な緑ゲージ30を持つため、
里クエスト★2の段階では非常に優秀な武器と言える。
尻尾の部位破壊が入手条件となる鎌鼬竜の刀尾を使用するため、
頭だけではなく尻尾も忘れずに攻撃しておこう。
刀尾は低確率だが捕獲でも狙えるが、序盤では罠や麻酔玉が入手しづらいのがネック。
- 里クエスト★3で砂原や水没林へ行けるようになるとマカライト鉱石が入手でき、
これを使うことで風ノ賊笛IIに強化できる。
攻撃力が90に、そして緑ゲージは50になりぐっと扱いやすくなる。
攻撃性能はやや低めだが長い斬れ味緑が優秀で、下位序盤を乗り切るのに十分な実力を備えている。
- 上位鎌鼬竜素材と鳥竜玉を使うことで最終強化でき、風鎌笛ネズロという銘になる。
- 上位序盤ではそこそこの攻撃力150
- 鎌鼬竜らしく優秀な斬れ味青50。匠1から白。
- 会心率10%
- スロットは2-1
武器自体の会心率に加え、会心率UP旋律を奏でることで実質30%の会心率を持つ武器と見なせる。
- 演奏可能な旋律は、
スタミナ回復速度UP、会心率UP(+20%)、体力回復【小】
補助、火力向上、回復、とバランスの取れたなかなか優秀な組み合わせ。
スタミナ回復で前転回避を助け、会心率を上げ切り付け、傷の手当をしてやる...
といった、3匹で行動する鎌鼬のイメージを反映したようなラインナップと言えるかもしれない。
スタミナ回復速度UPはちょっとこじつけっぽいが
- 百竜強化は、
会心率強化III(+8)、小型特効(ダメージ1.05倍)、オトモへの采配術 (オトモの攻撃力&防御力1.1倍)
会心率強化は無難に火力を向上できるが、音波ダメージに反映されず笛との相性はいまいち。
小型特効は子分を召喚してくるドス鳥竜種達と戦う際には有効だが、
倒してしまうと効果が発揮できなくなるうえ、その他の大型モンスターには一切効果がない。
采配術はオトモ武器と防具を装備した状態から1.1倍となるため、意外と火力向上に役立ってくれる。
旋律でさらにオトモの会心率を強化できるこの笛との相性も良い。
- 上位序盤で入手できればなかなか使いやすい笛ではあるが、
レア素材の鳥竜玉を使うことに加え、風車の見た目通り上刃尾をきっちり4本使用するのが痛い。
尻尾の部位破壊をしっかりこなして捕獲をしても、
センサーが仕事をすると上刃尾を1つも入手できないことも...
強化ができないままクエストランクが上がり、他の笛が強化できるようになってくる時には
既にネズロの出番が無くなっているという悲劇が発生しがちである。- 鎌鼬竜の上刃尾は研磨珠や剛刃珠など、有用な装飾品の作成でも使う点も後々を考えると地味に痛い。
- 上位序盤では匠スキルを持つ防具はハンターSメイルしかなく、
それだと匠1止まりで白ゲージがたったの10しか使えないのも向かい風と言える。- 早期に白ゲージ運用をしたい場合は同時期に作れるアロイSヘルムが剛刃研磨を持つため、
30秒ではあるものの無理矢理斬れ味の維持を行える。
チャンス時の瞬間火力を求めるのであれば、これでもなんとか運用できるだろう。
- 早期に白ゲージ運用をしたい場合は同時期に作れるアロイSヘルムが剛刃研磨を持つため、
MHR:S
- MR進出から早々に風鎌笛ネズロ改へ強化される。
攻撃230まで伸びて序盤のお供に!というのは良いのだが、今回も鎌鼬竜の砥刃尾を4本使用するため、
他のイズチ武器と比べて製作に時間がかかる。尻尾破壊からの捕獲にまた励むしかない……。- 砥刃尾も研磨珠IIIの製作に後々使うことになる。
MR10としばらく後であるのと、性質上1個で済んで必要本数も1本なのが救いか。
- 砥刃尾も研磨珠IIIの製作に後々使うことになる。
- ネズロ改の後はしばらく強化先が出ない。
一緒にMRへ来たカムラノ武笛が武笛改という中間強化を得た時点でも何も進展がないので、
またもや倉庫で一時埃を被ることになる。
だが、今回は強化ラインがしっかり出ており、まだ終わりではない。
- そして、MR10でついに究極強化が解禁される。
傀異化オサイズチが傀異化した皮担当なので、カテゴリ素材の回収には苦労しないだろう。
そんな究極強化大風鎌笛セピュアの性能は……- そこそこの攻撃力310
- あって嬉しい会心率10%
- 斬れ味は素白60、匠3から紫。
- 通常スロットはちょっと広がってLv3×1・Lv2×1
- 百竜装飾品スロットはLv2
- 旋律は変わらずスタミナ回復速度UP、会心率UP(+20%)、体力回復【小】
MR10時点ではバルバールグラントに次ぐ物理火力を有する……のだが、どうにも悩みが多い。- 特にソロでの単品運用では、会心重視の方向性と笛の性質が噛み合いにくいのが悩み。
MHR:Sでは鉄蟲糸響打の登場により、会心が載らない衝撃波ダメージがさらに前面に出ている。
旋律込みでの高会心を活かすなら、後方攻撃やぶん回し連撃を軸に据えた立ち回りを体得したいが、
努力してなおA⇒演奏ループするだけの土砂笙【厳ノ音】改になんとか並べるか、
というのは納得し難い部分もあるだろう。 - かといって、マルチで支援に特化した方向性を目指すと言い切ってしまうと、
今度は鬼神電鼓【緋ノ魂】やテスカ・デル・ムシカといったあまりに厚い壁が立ちはだかる。
幸い白で戦うなら斬れ味のフォローはいらないので、スキルで火力を盛りつつきっちり殴っていこう。
余談
- オサイズチ武器の命名法則として、最終強化形には有名な盗賊・義賊を元にした名前が付く。
風鎌笛ネズロの由来は、江戸時代後期に名を馳せた大盗賊「鼠小僧次郎吉」であろう。
処刑されるまでに荒らした屋敷は95ヶ所、忍び込んだ回数は839回、総額3000両余りを盗んだとされている。
鼠小僧と言えば義賊伝説がよく知られており、歌舞伎や小説等の創作物にも取り上げられているが、
実際は義賊ではなかったとする説が濃厚である。
庶民の金には手を出さず大名屋敷のみに忍び込んだこと、普段の生活が慎ましやかであったことなどが、
彼の義賊伝説に繋がったとされている。- また、「風車」という武器デザインは、時代劇「水戸黄門」に登場する元義賊の忍者、
「風車の弥七」をイメージしているのかもしれない。
もっとも、弥七が使う風車はあくまで棒手裏剣であり、こんな巨大な鈍器ではないが。
- また、「風車」という武器デザインは、時代劇「水戸黄門」に登場する元義賊の忍者、
関連項目
モンスター/オサイズチ
武器/イズチ武器
武器/ドラグマ【参式】 - 大社跡BGM仲間
武器/狸獣の草笛 - 大社跡BGM仲間その2