鎌鼬竜の重弩。素材特有の柔軟
性が、たっぷり引き絞っての
強力な一撃を可能にしている。
(風ノ賊重弩)
勇敢な者が持つことを許された
強化版重弩。従来の柔軟性に
加え、強度の向上が成された。
(風鎌重弩エドケリー)
撃ち出す弾は重みを増し、
嵐の中でも揺るがぬ照準で
獲物に大きな風穴を開ける。
(大風鎌重弩ノッタース)
目次
概要
- MHRiseから登場した、鎌鼬竜オサイズチの素材を使用したヘビィボウガン。
見た目は、鎌鼬竜の毛皮と刃尾を使用している点を除けば現実世界のクロスボウそのもの。
対物ライフルや機関銃など、重火器がモチーフのヘビィボウガンが主流となった今では、
こういった「クロスボウの見た目をしたヘビィボウガン」は逆に珍しい。
- プレビュー画面で見ると分かりにくいが、他のヘビィよりも一回り程小さい。
構えた姿を傍から見ると一瞬ライトボウガンに見えてしまうことも。
本武器から金獅子砲に持ち替えると大きさのギャップがすごい
もちろん、小さいからと言って他のヘビィより移動速度が速くなったりはしない。
MH3の頃の組み立て式ボウガンでもあれば、この辺りにも影響していたかもしれないが。
- その外見から単発自動装填がよく似合いそうだが、残念ながら一切非対応である。
まあ実用性を考えたら対応していない方がありがたいのだが
性能
MHRise
- 最終強化は「風鎌重弩エドケリー」。
ノヴァクリスタルが必要なため、完成時期は集会所★5となる。
その性能は、- 攻撃力180、会心率10%と火力は低め
- ブレなし、反動「中」、リロード「やや早い」と癖はない
- 特殊弾は狙撃竜弾
- スロットはLv2とLv1が1つずつと優秀
- 百竜強化は会心率強化IV/小型特効/オトモへの采配術
- 物理弾は通常弾5/5/0、貫通弾6/4/4、放散弾4/2/0、斬裂弾3発装填
Lv1・Lv2貫通弾と斬裂弾は移動射撃に対応。 - 徹甲榴弾、拡散弾、竜撃弾は装填不可能
- 属性弾と状態異常弾も装填不可能
- サポート用の弾は、鬼人弾、硬化弾、Lv1・Lv2回復弾が使用可能と豊富
- 初期形態から変わらず、低レベル貫通弾と斬裂弾がメインのヘビィボウガン。
というより、まともな攻撃手段が貫通弾と斬裂弾しかないといった方が正しい。
一応、Lv2までの通常弾と放散弾も使えるが、基本的には雑魚散らし程度にしか使えないだろう。
状態異常弾や属性弾が一切扱えないのも痛く、貫通ヘビィとして終盤まで使用するのは厳しい性能。
- 完成時期はかなり早いため、序盤の貫通ヘビィとして活躍してもらうのがベストか。
斬裂弾が3発装填かつ移動射撃対応と扱いやすい性能であるのもありがたく、
攻撃力もオサイズチ武器としては頑張った方であるため、実際の使用感は中々良好。
最終強化手前で優秀なヘビィである絢爛たるルスタルマフに派生するため将来性もあり、
作って損はしないヘビィであるのは間違いない。
- 百竜強化のうち、「オトモへの采配術」はヘビィボウガンの中ではこの武器にしかついていない珍しいもの。
オトモの攻撃力と防御力を1.1倍にする効果があり、オトモが頼もしい今作では中々強力な百竜強化である。
ちなみに、風ノ賊重弩の百竜強化は、派生強化先であるルスタルマフにも引き継ぐことができる。
オトモへの采配術が気に入ったなら、ルスタルマフに引き継がせて最前線で使ってみるのもまた一興である。
- Ver3.0のアップデート以降、百竜武器の見た目を既存武器のものに変更する外装変更が可能となった。
「ボウガン」という武器種があると聞いてモンハンを始め、ワクワクしながらボウガンを生産してみたら
どれもこれも見た目がまんま銃でありガッカリした……というクロスボウ好きな方がいたら、
百竜重弩の外装を風ノ賊重弩に変えることで心を満たすことができるかもしれない。- そうでなくても、デザインが秀逸であるため外装変更先としてオススメできる一丁である。
特に徹甲榴弾型の百竜重弩の外装とした場合まるでクロスボウから爆弾付きの矢を
射出しているような見た目となり、とてもカッコイイので是非一度お試しあれ。
- そうでなくても、デザインが秀逸であるため外装変更先としてオススメできる一丁である。
MHR:S
- MR昇格後、オサイズチの狩猟で「風鎌重弩エドケリー改」に強化可能となる。
攻撃力が250に急増した以外は弾種も装填数も変化無し。順当にMR相当にアップグレードされたという印象。
- さて、中型鳥竜武器ということで、強豪達のいないMR序盤の攻略用貫通ヘビィはコイツで決まりかな…
と思ったらそうは問屋が卸してくれず、
カムラノ忍重弩が小型モンスターをチョイと狩るだけで攻撃力270の「カムラノ武重弩」へと強化できてしまう。
会心10%を加味しても期待値で及ばず、装填数も負け、向こうはLV4スロットまで獲得している。
そのため、この時点では正直勝ち目は無い。
- まだ諦めるには早い!強化段階で出番が来るはず!…という希望は強化段階が解放される度にじわじわと失われていくことになる。
ツリーは伸びているのに一向に強化先が現れないのである。
何とこの武器、MR早々に強化して以降、次の強化が傀異化素材を使用した最終強化までおあずけとなっているのだ。
この置いていかれっぷりが致命的で、攻略中にはまず持ち出されることはないだろう。
そんな雌伏の時を経てたどり着いた最終強化「大風鎌重弩ノッタース」。その性能は…- 十分食らい付いてるがやや低い340、それを補助する会心率も10%で少々控え目。
- 反動や装填速度は上位から変化無し。
- スロットは上位から変わらぬ2・1。百竜装飾品スロットはLV2で必要十分。
- 装填数は主力の貫通弾が大きく伸びて全レベル6発装填。斬裂弾も1発増えて4発に。
- LV3貫通弾は移動射撃に対応出来ぬまま、移動リロードのみ対応。
- 貫通ヘビィとしては決して悪くはないのだが、火力にせよ取り回しにせよ、
上を見上げればいくらでも強者がいるという激戦区を見上げる格好になってしまった。
上位でのアイデンティティのひとつであった斬裂弾の弱体化により、最小反動で撃てなくなってしまったことも残念な点。
- しかし、最終強化時期はMR10からと早めなので、強力な貫通ヘビィの完成までの橋渡しにはなってくれるだろう。
- 一線級のヘビィからは劣るというだけで致命的に性能が低いわけではなく、鬼人弾や回復弾によるサポートも可能なため、
タイムアタックでもなければ普通に狩場に持ち込んでも全く問題はない。
- 一線級のヘビィからは劣るというだけで致命的に性能が低いわけではなく、鬼人弾や回復弾によるサポートも可能なため、
- MRでは全武器に対応した武器の重ね着も実装されたため、特徴的なシルエットが気に入ったのなら
色んなヘビィに被せて楽しむのも良いだろう。
余談
- オサイズチ武器の最終強化の一部には、有名な盗賊・義賊にあやかったカタカナ名が入っている。
この武器の場合は、19世紀のオーストラリアに実在したブッシュレンジャー(ギャングのようなもの)、
ネッド・ケリー(本名エドワード・ケリー)が由来であると思われる。
富裕層への窃盗や強盗を繰り返しつつ、盗み出した金品は貧困者に分け与えるなど義賊として活動していた人物で、
当時の貧困層からは絶大な支持を得ていた。現在でもオーストラリアでは知らない人がいないほど有名であり、
「as game as Ned Kelly(ネッド・ケリーのように勇敢に)」という一般表現があるほど。
ここはモンハンのwikiであるため彼の人生についての詳しい説明は割愛するが、
彼の伝記小説や映画は数多く制作されているため、もし興味があれば手に取ってみてはいかがだろうか。
関連項目
モンスター/オサイズチ
モンスター/イズチ
武器/イズチ武器
武器/カーマエレオーン - 現実のクロスボウに近い見た目のヘビィ仲間 ただし素材の主張が激しい
世界観/ボウガン