骨刀系から派生する武器の一つであり、巨龍ラオシャンロンの角を紅蓮石の力で加工して作られた片刃の刀。
MHPまでは大剣に、MH2以降は太刀に分類される。
目次
概要
- 【焔】、【紅蓮】といった銘が示すとおり橙色に輝く刃を持ち、龍殺しの武器としても知られる。
MHGでは【紅蓮】から強化した【火焔】と、イベント専用のラオ亜種素材で派生させた【朧火】に分化したが、
MH2以降は【朧火】の系統のみが生き残っている。
【朧火】、MHP2Gで追加された【劫火】、及びMHFでシーズン5.0に追加された【業炎】は
亜種の素材を使うために刀身が青く染まっており、
説明文も「刀そのものが龍を憎んでいる」という何かの呪いを思わせるものに変化している。- もっとも【火焔】も、「吸い込まれるような美しく淡い光を放つが、触れるだけで切れる」と
これまた妖刀じみた説明をされていた。
- もっとも【火焔】も、「吸い込まれるような美しく淡い光を放つが、触れるだけで切れる」と
性能
MH
- 初代MHにおける最強大剣の名をほしいままとしていた武器である。
特に当時の最終強化形であった「龍刀【紅蓮】」は天上天下無双刀と全く同値の物理攻撃力960と、
封龍剣【滅一門】をも上回る龍属性48(MHG換算で480)を兼ね備えていた最強武器だった*1。
製作難易度においても紅蓮石しめて12個とラオシャンロン連戦が面倒ではあるが高い部類ではなく、
むしろ数種類の逆鱗が要る滅一門などの方が手間がかかるくらいであった。
MHG
- MHGではさすがに滅一門より属性値が高いデタラメはなくなったが、物理攻撃力は据え置きであった。
上記した派生のうち【火焔】はさらに攻撃力を高めたタイプで、
【朧火】は紅蓮から攻撃力を落として代わりに属性値を大きく増大させたタイプに当たる。
MHP
- MHGと比べると、【紅蓮】の性能が武器倍率10相当落ちて912になった。
これでもH級では高い部類に入るが、物理性能で言えば攻撃力960の天下無双刀及びダークトーメントに一歩譲るように。- その他の派生の性能は据え置き。属性武器が物理も最強という事態を避ける為の調整だったのだろう。
- MHPでは【火焔】はリオレイア亜種の大剣であるブラッシュデイムの上位互換だったが、
報酬か角破壊報酬で1%の老山龍の紅玉2個が大きな壁となった。- 一方【朧火】は蒼角5本で物理的に時間を食うがそれ以外は難しくないが、物理が低めでより敵を選ぶ。
ただ当時の大剣は溜め斬りがない為昨今の作品と比べて属性が活きやすく、MHPは白ゲージの物理補正もMHGより下がっている。
その為、グラビモスやミラボレアス辺りの物理に強く属性に弱い相手ならば物理型に勝つ可能性もある。
- 一方【朧火】は蒼角5本で物理的に時間を食うがそれ以外は難しくないが、物理が低めでより敵を選ぶ。
MH2~MHP2G
- MH2では太刀に分類され、MHP2までは唯一の龍属性太刀として存在感を発揮していたが、
MHP2Gにおいてミラ系の太刀であるブラックサイス系統というライバルが出現した。
最終強化の「龍刀【劫火】」と「ミラザーゲスパノン」で比べると、
属性値では劫火が勝るが斬れ味レベル+1をつけての紫ゲージでザーゲスに大きく遅れをとる
(ザーゲスの紫ゲージの長さは当時としては破格の50であり、
太刀はおろかMHP2Gに登場する全近接武器の中でもダントツである)。
製作難易度で言えばG級ミラ連戦+大宝玉のザーゲスの方が高い方だが、劫火も天鱗が要求される。
ウカム後に作れる「龍刀【紅蓮】G」は紅玉3つが面倒だが天鱗は使わないので、
そちらで妥協するのも手である。ただこちらも紫ゲージが短い。
MHXX
- ラオシャンロンの久々の復活に伴い、この武器も再登場。
ラオシャンロンはG★3昇格のための緊急クエストに登場するので、作製できるのはG★3昇格以降となる。
- 初期段階の銘は龍刀【焔】。まず目を引くのは攻撃力280、龍属性46
という、この時点では他の太刀を引き離す圧倒的な数値。
作製には入手しづらい剛角2本と巨爪4個が必要になるのでそれなりに手間は掛かるが
作製さえできればそのまま一気にG★3を突っ走れるだけの性能を誇る。
龍属性に弱い火竜夫妻などは、ひとたまりもないだろう。
- その後龍刀【紅蓮】への強化を挟みつつ、最終的には究極強化龍刀【火焔】に強化される。
亜種が存在しないためMHP以来久方ぶりに【火焔】の銘で強化を終える事となった。
性能は- 攻撃力300
- 龍属性50
- 素で長い白ゲージ&匠+2でやや短い紫ゲージ
- スロット1
- 攻撃力が意外と伸び悩んだものの、全体的に高い水準を誇る優秀な一本である。
特に龍属性の高さは指折りなので、どちらかといえば物理より属性に弱い相手に向いていると言える。
主にミラボレアスとかミラボレアスとか、あとミラボレアスとか
- 素で長い白ゲージと高い属性値という組み合わせから、エリアルスタイルとの相性が良い。
装備についての詳細はミラアンセスフォリアの項を閲覧すべし。
抜刀会心と属性会心を合わせれば凄まじい属性ダメージを叩き出せるだろう。
乗りダウンで弱点の頭を集中攻撃できるのでミラボレアスとの相性も良好である。
素材元は怯えて逃げてきたというのになんとも皮肉な話である。
MHF
- MHFでは金色版SP武器として雷&睡眠属性の双属性太刀「クリューソスSP」が存在する。
説明文によれば、刀身に雷が落ち、刃そのものに雷が宿った金色の太刀と言われている。
余談
- MH2の龍刀【紅蓮】とMHP2Gの龍刀【朧火】は斬れ味を除いてほぼ同じ性能である。
MH2での太刀は弱武器扱いこそされていたが、MH2の村下位は(当然ではあるが)MHP2の上位程のタフネスはない為
紅蓮に関して言えば当時の太刀の低性能ぶりを差し引いても製作時期としては破格の性能。
なおMH2では龍刀【朧火】は龍属性こそ480から520と微増するが、攻撃力は倍率にして10下がっていたりもする。
朧火には補正の強い斬れ味白があるので実際はきちんと差はついているのだが、
かたや下位武器、かたや上位武器と考えると一見して少々納得のいかない数値に感じられなくもない。- なお、龍刀とは関係ないが、MHP2(G)の鬼神斬破刀と龍刀【朧火】は属性が違うだけで全て同じ数値である。
- MHXXにおいてこの龍刀が復活したことによって、
ノベル版第四弾の登場人物である太刀使いのベクセルの最終装備の再現が可能になった。
武器の龍刀はMHP2Gを最後に登場しておらず、防具のダマスクシリーズはMH3以降に実装された装備のため、
言わば新旧のハイブリッドであった彼の装備はこれまでは再現が不可能であった。- 厳密には彼の使用した太刀は亜種の素材で強化した龍刀【朧火】なので完全再現には至っていないのだが。
- 前述の通り、MHXXでは亜種が登場しないため、残念ながら青い刀身を持つ龍刀【朧火】系列に派生することはできない。
しかし、本作にて実装されたブレイヴスタイルでは、ブレイヴ状態により太刀の刀身が青く光るギミックがある。
これにより、擬似ではあるが龍刀【朧火】を使っているような気分に浸ることができる…かもしれない。