登場人物/竜人族のハンター

Last-modified: 2024-11-27 (水) 18:10:46

「もし 君も導かれたのなら
 すべてを超えた先で また会おう」 *1

MHWorldに登場する新大陸を独自の観点で渡り歩き調査をしている竜人族のハンター。
日本語・モンハン語のCVは川端快彰氏、英語はKeith Silverstein氏が担当している。

目次

概要

  • 新大陸古龍調査団の1期団として新大陸へ渡った竜人族のハンター。
    調査団に唯一存在する世にも稀なる竜人のハンターである。
    寡黙でどこか不思議な雰囲気を持つ男性で、コーンロウに細い眉毛と渋い眼光を持つ。
    竜人ならではの感性とハンターならではの経験値を併せ持ち、調査の要として頼られているが、
    ゾラ・マグダラオスの「古龍渡り」よりも以前に“とある調査”に出て以来、現在は行方不明となっている。
  • 操虫棍*2を得物とし、新大陸の至る所へ単独で足を運び調査を行っている。
    そんな彼が愛用している操虫棍だが、何故か猟虫がどこにも見当たらないただの「棍」である。
  • べらぼうに酒が強いらしく、竜人族ハンターに呑み比べを挑んだと大団長に語ったところ
    ネルギガンテにクルルヤックが挑むようなものという例えでその強さを表している。
    • セリエナの料理長に竜人ハンターの好きなものを聞くと
      「山菜とか木の実とか、お酒をよく頼んでいたかしら。」との事。
      強いだけじゃなく呑むことそのものが好きなようだ。
      また、エルフのような素朴なものを好むようだ。
      決してピーナッツや山菜のおひたしをつまみに酒をあおっているオッサンみたいなことではないはず。

MHWorld

  • 相当勘の鋭い切れ者として描かれ、ストーリーにおけるキーマンの一人。
    PV第3弾・第5弾において主人公と邂逅していた4本指・長い耳のハンターは彼である。
  • 主人公ハンターとは大蟻塚の荒地で初めて出会い、焚火を囲んで現況を語り合った。
    すると竜人族としての観点なのか、運命的な何かを主人公に感じ取ったのか
    すべてを超えた先でまた会おうと言葉を残し、再び1人で新大陸の奥へと消えてしまう。
  • その後さっぱり出番はないがマグダラオスを撃退したのち、
    主人公がそこそこの経験を積んだ頃、ようやく消息がつかめる。
    • 古き友の大団長に新発見した狩猟地をアステラに報告することと主人公に対しての言伝を頼んで、
      自らはその最深部に行く道の調査を行なっていた。
  • そして主人公が各地古龍の討伐に成功した時を全てを超えた先と判断したのか、
    その最深部【地脈の収束地】の調査の同行を依頼してくる。
    冥き河を舟で越え、収束点にたどり着いた調査団一行。
    竜人族のハンターが地脈エネルギーの純度が高い結晶を発見したのと時を同じくして収束点の主が誕生。
    目を疑う光景を前に思わず立ちすくんでしまい、拡散するブレスを受け昏倒する
    大団長に担がれその場を離脱し、自体の対処は5期団ハンターに委ねられることとなる。
    • ネット上ではこのシーンだけが独り歩きし、上記の仰々しいセリフや古参の強者感が滲み出ていたにもかかわらず
      (相手が未知の古龍だったとはいえ)即座に退場した竜人族のハンターは
      全てを超えた先で一乙おじさん』などと不名誉な呼ばれ方で有名になってしまっている。
      だが、古龍の孵化の瞬間に立ち会うなど百戦錬磨の彼らでも我を忘れるに十分な希少な体験であり、
      超大型古龍のブレスを至近で受けては即死でもなんらおかしくないダメージである。
      装備を固めたプレイヤーキャラにはかすり傷となるのはゲームだからに過ぎないのだ。
    • ちなみに、有志の検証によると
      ゼノ・ジーヴァの攻撃でぎりぎり1撃乙する防御力はおおよそ360(ドーピング、料理なし、体力増強なし)。
      これはやられた相手の装備一式と同じ数値である。
      案外、しっかりと防具強化をして臨んでいたのかもしれない。
    エンディング後は大団長と同じく一定の確率で生態研究所所長のそばに立っている。
    が、元来口数は多くないのか簡素なセリフが多い。
    そんな彼であるが…
    • 何度か話しかけると、時折長い話をすることがある。以下はその一例。

    「竜人のハンターは恐ろしく腕が立つ」と信じている
    ハンターがいるようだが、私の場合、それは間違いだ。
    長くハンターを続けるという事は、命が危機に
    晒される回数がそれだけ多くなるという事でね。
    私は人より数倍慎重だった。ただそれだけだよ。
    憧れるに値しない。
    あとは…、そうだな。運かな。どうしようもない危機を
    迎えた時、君のようなハンターが側にいたという運

    • こうは言っているが、彼自身(いつ頃からかは不明であるが)
      ほとんど未開の地である新大陸を単独で調査し、五体満足で生存しているという、
      他の竜人ハンターとは別のベクトルで凄まじい成果を残している人物である。
      上述の通り、一部のハンターからはゲームの都合上乙しても問題がない自分たちを棚に上げて貶されているが、
      他の1期団と比べても遜色がない能力を持っていると言えるだろう。
      とはいえ、気光ブレスのガードや未知の古龍とのタイマンを見てからだと地味であることは否めないが
  • 第四弾アップデートで実装されたFF14コラボの特別任務群では、
    通常の人間には見えないモーグリを視認できるのはハンターと勝気な推薦組、
    そして竜人族のハンターの三人だけである。
    最初に直接邂逅した二人はともかく、竜人族のハンターは彼の感受性がなした業なのだろうか?
    勝気な推薦組の扱いが大きくてイマイチ目立って無かった気もするが

MHW:I

  • MHW:Iでは出奔を終えて調査団に戻ってきているため、
    新大陸に起きた新たな異変に関して独自に調査を行っていたり、
    大いなる存在の居場所をあぶりだすために歌の聞こえる地点の調査を
    4期団と共に進めてくれたりしているのだが*3
    いかんせん大団長の言う役割的には(恐らく)頭脳労働担当であるため、
    戦闘シーンがメインになるムービーなどでは他の1期団メンバーに比べて極端に出番が少ない*4
    大いなる存在のところへ向かう一期団の中にはしっかりいて、
    おいしいところに顔は出しているのだが、全体的な出番は少なめ。
    • ちなみに、一度討伐されたアン・イシュワルダが再び起き上がった時、
      駆け付けた調査団の面々が武器を構えるのだが、竜人族のハンターもきちんと操虫棍を構える。
      ……が、前述の通り彼は猟虫を連れていないため
      「エキスも取れない操虫棍で戦うつもりなのか」と一部でネタにされることもある。
      先頭には猟虫どころか武器自体持っていない人がいたのだが
    • なお、当の大いなる存在に関しては以下の様にコメントしている。

      大いなる存在の調査の最中、
      奴の「歌」を幾度も耳にしたが…、
      あれは、耳で聞いたというよりも、
      私の体に「振動」として直接届いていたように思う。
      身体中が粟立ち、どういうわけか不安と衝動を覚えた。
      実に不思議な感覚だった。

  • そんな彼だが、12月のアップデートでは意外な一面を見せるシーンが描写された。
    「周囲の環境を自分の好きなように作り変える」能力を持つムフェト・ジーヴァが討伐されたことに
    一先ずは安堵するものの、人間も同様のことをしていると指摘。
    ムフェト・ジーヴァが調査団に討伐されたなら
    人間もいつか何かに討伐されるのであろうか、そうだとしたらその存在とは何か、と
    アン・イシュワルダの討伐を大自然の一部とする大団長や、
    後述の受付嬢とはまた趣の異なる意見を投げかけてくる。
    会話の中で「いずれは君達と別れることになる*5、自分の寿命が尽きる内にはこの答えが出るかもしれない」と
    達観したように語るところからも、やはり竜人族の彼は独自の価値観を持っているのかもしれない。
    答えが出るとは、それはつまり…
    • ただその一方で、ゼノ・ジーヴァやアン・イシュワルダなど、
      生態系に大きな影響を及ぼす程の存在の討伐時には何も言わなかったのに
      何故今回はこのような問いかけをしてきたのかという疑問の声もある。
      一連の出来事を経てこのような考えに至ったのだろうか。
    • 規模の大小はあれど人もモンスターも、環境生物でも「巣」や「住処」という形で
      自身の周囲の環境を都合よく作り替える物である。
      ムフェト・ジーヴァの住処は小型モンスターどころか植物さえも生息できない不毛の地と化しており、
      ギルドの理念である「自然との調和」に真っ向から対立するものであった
      (他の古龍や古龍級生物も周囲の生態系に多大な影響を与えるものの、
      幽境の谷のように一切の生命を根絶するほどの力は無い)。
      この点について受付嬢は
      「彼が何を思い、何を考え、この生態を得るに至ったのか。」
      「彼の事をもっとよく理解することが出来るのなら、共存することも可能かもしれない」
      と、イビルジョーさえも生態系の一部として見ている彼女なりの見解を聞くことができる。
    その後、伝説の黒龍の実在が確認されたことでこの話の続きを聞けるようになった。
    「人を滅ぼすのはおそらく黒龍ではない」と感じた一方、研究班長の発言に興味を引かれていたとのこと。
    発言の内容は「他の生物同様、人の滅びはそう難しい現象ではない」、
    「にもかかわらず、なぜ人は自分達だけは特別だと思うに至る進化を遂げたのだろう」というもので、
    これに続く形で前述の「人が滅ぶ理由は黒龍ではない」という竜人族ハンター自身の所感が述べられている。
    • 研究班長の発言は「人は特別な存在だと考える傲慢」を指しているもの*6
      もしかすると、その驕りこそが人を自滅させる要因だと考えているのかもしれない。

余談

  • MHRiseに登場する茶屋のヨモギカムラの里の出身ではなく、
    赤ん坊の頃に「竜人族のハンター」に連れられてきて、里で保護されたという過去がある。
    当初はここで言う「竜人族のハンター」なる人物が本項との人物と同一なのか、
    肩書きが被っただけなのかは判明しておらず、考察の的になっていた。
    • その後発売されたMHRiseの設定資料集やMHR:Sのストーリー、アップデート等によって、
      竜人族である雑貨屋のカゲロウがヨモギの故郷である「ツキトの都」を治める「ミカド」に仕えていた元ハンターであり、
      「ツキトの都」の滅亡の際に「ミカド」からヨモギを託された張本人である事が明らかとなった。

関連項目

世界観/竜人族
世界観/新大陸古龍調査団
登場人物/大団長
登場人物/ソードマスター
登場人物/ココット村の村長 - 竜人族(以外を含めた)ハンターの元祖


*1 ムービー「竜人族の賢人」より
*2 ボーンロッドに1期団の団旗を巻いた独自の物
*3 ちなみに断層の調査はフィールドマスターが、古龍の調査は主人公含む五期団で行っている
*4 同じく調査など裏方に回る仕事が多いフィールドマスターは師匠の足跡を追うというストーリーに絡む役割を与えられたため露出が多く、この点も竜人族ハンターの出番の少なさが際立つ一因となっている
*5 竜人族は人間より長寿のため
*6 これに関連する話題として、竜人族ハンターは「生物的な分類がし難いから古龍として別途扱う」という定義付けについても疑問を呈している