登場人物/酒場のボード前ハンター

Last-modified: 2025-07-05 (土) 23:44:20

MH(G)に登場するNPCの一人。作中での正式名は不明。

概要

  • ミナガルデの酒場でクエストボードを眺める女ハンター
    その後のPシリーズでは定番となった、いわゆるボード前ハンターの元祖とも呼べる人物。
    「やぁ!」と気さくなボイスを放つが、こちらを向いて話してはくれない。
    腕組みしクエストを吟味するその背中からは、ベテランハンターの風格さえ感じられる。
  • やはり場所が場所ということがあって、クエスト帰還後に雑貨屋に寄ろうと思ったら、
    勢い余って誤って話かけてしまうことも多い。「やぁ!」
    フラグが出ているわけでもないので、大体読み飛ばされてしまうのがオチ。
    彼女の方こそスカルフェイスの集団がやたらと話しかけてくることを迷惑がっているかもしれないが…。
    肝心のボードの使い方に関してはギルドマスターギルドガールズが丁寧に説明してくれているため、
    ボードについてただ解説をするNPCであれば、個別記事としては内容の薄い人物であろう…。
  • まったく…どいつもこいつもシケてるね!
    こういって、煽り立てるのが彼女の決まり文句。続けて
    アタイはもっと大きな獲物に挑戦したいんだ!
    と、声を大にして宣言している。
    同じく酒場にいるヘルブラザーズといい、その豪快な態度であしらう様子に、
    初心者たちは、これからの街での生活に戦々恐々として身の引き締まる思いだったかもしれない。
    ………が、なぜ自分で受注しないのかを問われると、一変。
    痛いとこ突くヤツだね!
    「今は手持ちの金が足りないんだよ!」…ということらしく、
    誰かがクエストを貼ってくれるのを待ち続けていると白状…。
    簡単な納品クエストであれば契約金ゼロで受注できるともいっているが、
    兎にも角にも「アタイはもっと大きな獲物に挑戦したいんだ!」ということらしい。
    大事なことなので二回言いました。
    • 要するに、彼女は奇策クエはっての先駆者、第一人者であり、
      時代を先取りしすぎたハンターもとい、ふんたーであったと言ってよいであろう。
      時代が時代であれば、有名NPCの一人に持ち上げられていたかもしれない。
  • まったく…どいつもこいつもシケてるね!
    ある日、彼女はこうとも述べている。
    「アタイはいま、猛烈にガノトトスを釣り上げたいんだ!」
    試しにガノトトスのクエストを貼っても、当然のことだがこの釣りには乗ってこない。
    というのも、ガノトトスはガンナーでしか倒せないと思い込んでいたようで、
    最近になって釣りカエルで釣れることを初めて知り、試してみたいそうだが、
    いざ釣りの腕を問われると、やはり痛いとこ突くヤツだね!と憤慨しているのであった…。
    モガの村のボウズでさえ灯魚竜を釣り上げるというのに…。
    この調子では釣りで初動資金を得ることも難しそうだ。
    • 終いには、主人公がガノトトスを狩猟する頃には、こちらからは聞いてもいないが
      釣りの腕はどうかって?などと、自分で問いただし怒り出すという自爆行為も披露している。
  • また別の日には、誰かと同行したのか、イャンクックの討伐に出かけている。
    …が、急な突進を喰らいまくってしまい当然のごとくクエストは失敗。
    「アタイはいま、猛烈にイャンクックと再戦したいんだ!」
    ただし、再攻略への糸口は見つけており、不意に大声を出した際にクックが怯んだという。
    彼女が発した叫びとは、もちろん「痛いとこ突くヤツだね!」だったことだろう…。
    そして、やはり誰かが怪鳥のクエストを貼ってくれるのを待ち続けている。
    突如として怒り出した怪鳥の声と共に、鬱蒼とした木々を縫って誰かの叫びが聞こえてくる…
    \痛いとこ突くヤツだね!/
    • ちなみに、音爆弾の代用として大声をあげるというヒントは、以降の作品のNPCたちの十八番のセリフとなっており、
      ユクモ村の湯治客に対するアオアシラだったり、ポッケ村の心配性な村人に対するウルクススだったりする。
      ただ、これらの人々は普通の村人であるのに対し、
      彼女はハンターでありながら、音爆弾の存在を知らないということは内緒…。
  • さらに別の日には、誰かにクエストを貼ってもらえたのか、
    一攫千金を狙って、沼地の洞窟に採掘に出掛けている。
    ところが、なんということかフルフルにどこからともなく襲われてしまい、敢えなく採掘は断念。
    自分の頭にヨダレまで垂らしてきたことに憤慨しており、
    「アタイはいま、猛烈にフルフルと再戦したいんだ!」ということで、
    やっぱりクエストが貼られるのを待ち続けている。
    ちなみに、狩猟の秘策として今度はずーーっと天井を見ながら洞窟内を歩くという戦法を高らかに述べている…。
    天井に気を取られ、背後から咆哮・電撃ブレスのコンボをくらった誰かの声が洞窟の中から今にも聞こえてきそうである…
    \痛いとこ突くヤツだね!/

    あるいはエリア11の洞窟で待機していたら、エリア5の沼沢地にいたというパターンに陥っていたかもしれないが…。
  • またまた別の日には、これまで根性まかせで戦っておりグラビモスなぞ到底かなわないと思っていたところ、
    打ち倒す秘策をどこかの誰かに聞いたらしい…。
    「アタイはいま、猛烈にグラビモスに挑戦したいんだ!」ということで
    受注HRが足りなかったのか誰かが貼ってくれるのを待ち続けている。
    しかし、今回はその秘策は最機密事項のようで、主人公には簡単に教えられないと語っている。
    ただ、ヒントぐらいは教えてやっても良いとのことで、クイズ形式で出題してくる。
    『最初に「ド」がついて、最後に「ク」がつく効果だよ!さあ存分に悩むがいいさ!』
    もはや何も言うまい…。
    • 彼女はこれまでグラビモスを「ぶっ叩いてた」と語っているので、どうやらハンマリストらしい。
      武器種までわざわざ初代MHの最弱武器を選んでくるとは…。
      今頃、毒属性値が最大のハンマーであるさぼてんハンマーで、ムロフ神になっていると願いたい。
      その前に、触るとちくちくするキングサボテンに痛いとこを突かれていないといいが…。
  • 主人公がGクラスに昇格すると、感化されてか
    「アタイはいま、猛烈に最上位クエストに参加したいんだ!」
    他では味わえないG級の刺激的な逆境に惹かれ、武者震いが止まらないという。
    恐怖心からくるただの震えではあるまいな。
    ところが、予想通り、G級の参加資格があるか尋ねられると、
    痛いとこ突くヤツだね!ほっといておくれ!
    そもそもHRはいかほどなのだろうか。
    参加だけならHR1でも、これまで登場した下位モンスターには挑めるので…。
  • そんな調子だが、唯一、性に合わないと自覚しているクエストがあるらしい。
    「アタイはいま、猛烈に飛竜の卵を持ち帰りたいんだ!」
    運搬クエストだけは短気な自分には向いていないと語っている。
    失敗理由は、運搬中に武器出ししたり、飛び降りたり、スタミナを切らしたりするという、
    ランポス痛いとこ突かれる以前の問題だったりするのだが…。
    しかし、万能ハンターを自負する彼女にとっては、一度はクリアしたいクエストのようで、
    言うまでもないが誰かが貼ってくれるのを待ち続けている。
  • 一方で、主人公の方は着実に腕を上げ、巨龍を討伐したおめでたい日にも、
    やはり彼女はボードのクエストを吟味し続けている。
    どうやら街に安息の日々が戻ったはいいが、景気のいいクエストが全くないことに愕然としているそうだ。
    「こんなことなら、アンタと一緒に、ラオシャンロン討伐に参加するべきだったよ!」
    確かに報酬はこれまでのクエストの3倍4倍はありそうだが、
    どこかの誰かさんのように殺人岩を落としてこられても困るので……。
    そもそも下位ラオに参加するためにはHR9以上必要なのだが。\痛いとこ突くヤツだね!/
    • 一応、最後には労いの言葉をかけてくれる。根はいいハンターなのであろう。
      「ま、アンタには感謝してるよ!お疲れだったね。」
    • ちなみに、亜種を討伐してきた場合は、
      「アタイも一目でいいから拝んで見たかったよ!」とただの高みの見物客になってしまっている。
  • まったく…どいつもこいつも勝ち目が無さそうだ…。
    珍しくネガティブな発言をする彼女。いよいよ黒龍に挑まんとする頃のことである。
    これまでほとんどクエストに参加していなかったが、なぜか歴戦のハンターを装い
    「さすがのアタイも、怖くて怖くて参加すらできない…。」と怖気付いている。
    主人公に対しても、勇気を出して勝てる相手ではないと念を押している。
    無論、神ヶ島拡散祭りというリッチな戦術は、金欠の彼女には内緒にしておこう。
    • 伝説の黒龍が姿を現した理由については、
      「ミラボレアス、ただのおとぎばなしだと思ってたよ…。
      ひょっとすると、飛竜狩りを商売にしたこの街への天罰なのかもね。」と考察している。
      金欠の彼女の羨望を言い換えてのことだとは思うが、天罰と言うあたり
      ハンターと飛竜との戦いを何らかの起点として黒龍は甦ると感じていた者も少なからずいたことが窺える。
    • 主人公がミラボレアスを無事に討伐してくると、
      まったく…どいつもこいつもシケてるね!といつものように迎えてくれる。
      しかし、今回ばかりは景気のいいクエストが少しはあるようで、
      これまで練りに練ってきた色んな奇策、もとい秘策を見せる時が来たと語っている。
      そして、これからは命を失わない程度にハンターを続けていくのだという。

アタイはね!ほどよい強さの大物に挑戦したいんだ!
アタイのハンター生活は黒龍がいなくなった今からが始まりなんだ!
まったく!これだからハンターはやめられないね!
ハンター最高ー!!

  • これ以降の作品で彼女がどうなったのかを知ることはできないが、
    ミナガルデのハンターの中でも最弱を争う実力の彼女に、
    時には自分を重ね、当時のハンターは勇気付けられていたことだろう。
    今日もボードの前で景気のいいクエストを探しているに違いない!

    ……え?オンラインサービスは終了してるって?
    痛いとこ突くヤツだね!

関連項目

世界観/ミナガルデ
ゲーム用語/地雷
登場人物/汎用NPC
登場人物/自称・腕利きハンター - ココット村のボード前ハンター
登場人物/ツンデレハンター - ポッケ村のボード前ハンター
登場人物/ハッハッハッハー!の人 - ユクモ村のボード前ハンター
登場人物/リッチなハンター - 金持ちハンター