MHX初登場の防具。
MHXのメインモンスターの一体・ガムートの素材を使用して作成した防具。
目次
概要
- 牙獣種の中でも最大級の巨躯を誇るガムートの素材を使っているだけあり、やはりゴツイ。
ただしそのふさふさの毛までふんだんに使われた結果、やたらモフモフした見た目となっている。
ちなみに下位及びS装備で見た目は同じ。- 男性用装備はやはりゴツさの影響か毛だらけの強化アーマー。
特に剣士用装備はガムートをそのまま人型サイズにしたような見た目が特徴である。
対してガンナーは不規則なコブやトゲが生え、どこか怪物然とした見た目になる。 - 対して女性用装備は北方民族を想像させるような民族衣装のような見た目が特徴。
高さのある帽子に毛皮製のワンピースであり、
外国の土産のお人形として売っていそうな可愛らしいデザインをしている。
これにアイルーヘアバンド辺りを着けると
なんとなくではあるがハンター版ネコ嬢とも言える見た目に。
幸い今作のネコミミは胴系統倍加なので、取り換えてもスキルが腐らないのも○。
ただやはり腰装備のスカートが馬鹿でかく、これで本当に機敏に動けるかが心配になってくる。
- 男性用装備はやはりゴツさの影響か毛だらけの強化アーマー。
- 一式揃えると説明文がストーリー仕立てになるのも特徴。
男性用は「優しき山の神に仕えた衛士たちの装備」、女性用は「優しき山の神と心を通わせた巫女の衣装」
「衛士(巫女)たちが外からきた禍つ神との戦に敗れ、死に絶えた悲しみと憎悪に我を忘れ凶暴化し、
狩人に討たれた山の神の素材から作られた防具」…という物悲しい話になる。
いわゆる伝承的なものであり事実かどうかは不明だが、「外からきた禍つ神」という表現やガムートの住む地からは、
今作で復活した嵐の神や世界を崩壊させるという白き神が連想される。- このストーリーを踏まえて見ると、
男性ガンナーは「怒り狂った山神のなれの果て」を模しているように見えなくはない。
- このストーリーを踏まえて見ると、
- MHXXには「衛士達を束ねる聖職者の装備」とされるガムートXが登場、これも一式揃えると、
「禍つ神に立ち向かった衛士達の無事を祈り続け、多くの衛士を亡くした事に涙を流して懺悔し、
永遠の絶望の果てに衛士達の軌跡を語り継ぐ」
という聖職者視点のストーリーになっている。
性能
MHX
ガムートシリーズ
- 下位の一式で発動するのは「北風の狩人」・「薬草強化」・「火耐性弱化」。
スロットは総計4個。- この時点で既に雪山・氷海特化装備となっている。
新スキルの寒冷適応は耐寒効果に加え、クーラードリンクを飲むと攻撃力が上がる効果を持つ。
雪山・氷海に登場する大型モンスターはほぼ全てが氷属性使いであるため、
耐性も相まって十分な働きを見せる事が可能だろう。 - 反面火耐性は低い上にスキルでさらに下がっている為、リオレウスやディノバルド相手には着ないのが吉。
- 残りのスキルは薬草強化。
…だが、金やアイテムをケチりたい序盤ならともかく実入りも充実してくる村★5の時点でこのスキルとは
いささか難しいとしか言えない。
強いて言えば回復薬の持ち込みを抑えられる位…だろうか。
ちなみに薬草は20z・回復薬は66zなので、回復薬10個を薬草で節約すると仮定した時は、
660-200=460z。
丁度クーラードリンク(300z)1つ砥石(80z)2つ分お釣りが出る。
支給品と合わせれば、これだけのアイテムでも単体クエストのクリアは難しくない。
せっかく発動しているのだから、ささやかな恩恵ながらも活躍させてあげよう。- MHXXでは野草知識のSPが+15まで行くようになり、薬草超強化にすることが可能になった。
薬草超強化になれば薬草の効果が回復薬グレートと同等になるため、
多少は選択肢に入れても良いかもしれない。
- MHXXでは野草知識のSPが+15まで行くようになり、薬草超強化にすることが可能になった。
- この時点で既に雪山・氷海特化装備となっている。
ガムートSシリーズ
- 上位の一式ではスキルが一部変更され、「北風の狩人」と「耐震」(剣士)/「重撃弾強化」(ガンナー)となった。
また共通で重撃のスキルポイントが8あり、装飾品によって「破壊王」が発動できるようになる。
マイナススキルはなくなったので、多少火耐性も上がった(それでもマイナスだが)。
スロットは変わらず計4個。
下位の時点でも十分寒冷地特化の装備であったが、上位ではさらにその傾向が強まる。- 寒冷地のモンスターは意外と振動攻撃を使ってくるモンスターが多い。
その為耐震スキルは基本的に腐らないと言っても過言ではない。
地味な話では当のガムートの討伐時の振動も無効化できる。 - 破壊王に関しても、効果を発揮できる場面は少なくない。
ガムートの雪甲塊やドドブランゴの牙・クシャルダオラの角など、
破壊するメリットが大きいモンスターが寒冷地には多い。 - 一方で重撃弾強化だが、こちらは何というか微妙な立ち位置。
何故なら重撃弾は特定のボウガンの内蔵弾にしか存在しない。
つまりこのスキルで重撃弾を強化するということは、使用するボウガンまで縛る、と言う事になってしまう。
一方の重撃矢であるが、こちらは言葉通り飛びにくい為使うには重射を熟慮する必要がある。
ガンナー装備は使い所を見極めなければならない為、自分の腕が問われると言えよう。
- 寒冷地のモンスターは意外と振動攻撃を使ってくるモンスターが多い。
- 寒い所ほど強くなり、破壊できる部位を悉くブチ壊し、震動を物ともしない。
どう考えても狙い撃ちにされているのは、もう一人の氷界の神じゃねーか
と思った諸姉諸兄の直勘は、あながち間違ってはいない。
神とも恐れられ古龍にも並ぶと畏怖された大先輩が相手ではあるが、こちらは新参者とは言え名実ともに「山神」なのだ。
過信は禁物と言うより、実際には思ったほど防御が期待できずに大苦戦は必至であろうが、
不動の山神と称された巨獣の底意地で、かつて世界を震撼させた巨竜に挑むのも一興と言えよう。
- 今回はおなじみイビルジョーの常設クエストも氷海だったりする。
耐震が付いており、寒冷適応のおかげで攻撃力も確保できるついでに結構多い部位破壊もこなしやすくなる。
ついでに牙獣種装備なので龍耐性も高い。
イビルジョー討伐用としても十分活きる装備と言えるだろう。
- 腕は入手の面倒な巨獣の鼻棘を6本も使用する。
一式そろえようとして、腕だけ違うパーツというのもちらほら。
- 本作のメインモンスターの装備は他は汎用性・武器特化・コンボ重視*1となっているが、
特定のフィールド特化と言うのはなかなか珍しい。
- 寒冷地に着て行きたい装備だが、寒冷地に登場するモンスターは基本的に氷属性が通らないため、
氷属性を持つ相方のガムート武器との相性はあまりよろしくない。- ならばガンナーは、とは思うがライト・ヘビィともに重撃弾は18発しかなく、
弓は溜め3が重射ではないのでいかんせん装備そのものの相性がよろしくない。
- ならばガンナーは、とは思うがライト・ヘビィともに重撃弾は18発しかなく、
MHXX
ガムートXシリーズ
- 続編のMHXXではG級追加により、新たにガムートXシリーズの作成が可能に。
従来のガムートシリーズ同様のボリュームある見た目だが、「衛士達を束ねる神職者の衣装」とあるように
冠のような頭防具、豪奢なマントやケープを纏った胴装備など
ゴツさの中にも気品や威厳を感じさせるデザインとなっている。
特に女性用頭部は巨大な上に髪型が大きく変化するため、今までとは一味違った合成装備として地味に需用がある。
- 一式で発動するのは「破壊王」「北風の狩人」そして新スキル「痛恨会心」。
破壊王がデフォルト発動に変更された一方、Sシリーズに備わっていた「耐震」「重撃弾強化」が消滅。
振動攻撃を使ってくるモンスターが多い寒冷地向けの装備として、耐震消滅は若干痛い。
スロットは6つに増えている為5スロスキルは簡単に発動できるので、必要ならば耐震は装飾品で発動しよう。
一方で新たに備わった痛恨会心のお陰で、
今まであまり相性がよろしくなかったガムート武器との相性は良くなっている。
寒冷地に氷属性の武器を担いでいくことがどれほどあるのかは疑問ではあるが…。
- タフなガムートの装備と言う事か、フル強化で防御810とやたら硬い。
相変わらずクシャルダオラやイビルジョーが跋扈する寒冷地帯では無類の硬さを発揮するだろう。
銀嶺シリーズ
- MHXX初登場の二つ名モンスター銀嶺ガムートの素材で作成する防具。
見た目は下位上位のガムート装備をベースに、
男性用は甲殻で作ったような顔の下半分が露出した兜と突き上げる牙を思わせる肩鎧が足された胴、
女性用はウルク装備のように変わった帽子と胸当てを足された胴が大きく変更されている。
また、男女共通の意匠としてガムートの鼻を思わせる一本角が頭にあしらわれている。
- 一式発動スキルは「スタミナ急速回復」・「集中」・「銀嶺の魂」。
なお「銀嶺の魂」は「ランナー」「鈍器使い」「通常弾・連射矢UP」の複合スキルである。- さらに装備LVを4まで上げると「真・銀嶺の魂」に強化される。
「銀嶺の魂」で発動していたスキルに加え、攻撃力UP【中】が追加される。 - 地味にガムートシリーズお馴染みの「北風の狩人」は無くなっている。
如何にも暖かそうな装備ではあるが、寒冷地に着込む際はホットドリンク必須。
ウルク装備と言い大雪主装備と言い、見た目詐欺にも程がある
- さらに装備LVを4まで上げると「真・銀嶺の魂」に強化される。
- ざっくり解説するなら驚異的なスタミナ回転率を活かして鈍器を振り回す構成。
銀嶺武器も素でとても長い緑なのだが、匠+2で出る白ゲージ20で戦う運用の方が強力。
こう言う系統の装備全体に言える事だが、強走薬で全部解決は禁句
相性が良いのは集中の活きる大剣・ハンマー・連射弓だろう。 - 実際、弓においては連射弓を扱う上で欲しいスキルが一通り揃うため優秀。
しかし、二つ名防具故にスロット0、真・銀嶺の魂で発動する攻撃力UP【中】が【大】に強化不可能、
そもそも何度も銀嶺を狩るのが至難であり、スタミナ系と火力を両立した混合装備の方が簡単に作れると言う点が合わさり、
優秀だが(剣士武器を差し置いて)銀嶺素材を割く程の価値は無いとみなされている。
- 外見(特に男性用)は実に優秀なので防具合成で使ってやるほうが賢明だろう。乗り越えるべき壁は高いが。
- 一応、今作最強の獰猛化と悪名高い獰猛化ザボアザギルに着て行けば安全に狩猟出来るのだが…
- 闘技場チャレンジクエスト「XXイベント:大連続狩猟2」にて弓を選択すると、
かの変態弓完全変態ガーンデヴァを担いだ銀嶺一式のハンターがブレイヴスタイルで登場する。
剛射・剛連射によるスタミナ消費の多いブレイヴスタイル、
溜めLv3の連射4を主力とするガーンデヴァ双方との相性は抜群。
防具作成を考えているハンターは、この機会に使い心地を確かめてみるのもいいだろう。
相手が相手なので、彼らに慣れていなければあっという間に倒されてしまうが
ガムートネコシリーズ
- MHXより登場した、巨獣ガムートの強靭な素材を用いて作られるというオトモ装備。
見た目は女性用ガムート装備の胴のような、巨獣の毛を用いて作られたコートの形をした防具で、
そのデザインはマフモフネコシリーズやネコートさんのコートといった、
ポッケ村の特産品のデザインを踏襲しているようにも見える。- 頭防具は襟巻きのようなデザインで頭の大半が露出している。
顔が見える装備は数あれどここまで頭の大半が見えるものはあまり多くない。
その特性から頭防具に悩みがちなネコートさんのコートと組み合わせる事で、
見た目をあまり崩すこと無く防御力を上げることができる。 - 女性用胴装備の背中側には目玉のような模様があったが、こちらは猫の顔になっている。
- 頭防具は襟巻きのようなデザインで頭の大半が露出している。
- オトモ武器は武器の強化システムが無い為ハンター用武器のようなブッ飛んだ銘にはならなかった…
と、思いきや上位武器が犠牲ハンター用武器に倣った銘を冠するようになった。
その名も「巨ネコ・踏叉ァーッ」。読みは「キョネコ・フシャァーッ」。
アイルー用の武器ということでネコを意識したネーミングなのだろうが、それにしてもはっちゃけすぎな気がする。
もっとも、これはガムート武器全般に言えることなのだが。
それにしてもこのスタッフ、ノリノリである。- なお、獰猛化素材を用いた武器では下位防具同様「猛巨ネコ杖」と大人しいネーミングになっている。
- そしてMHXXでは
待望のG級版も登場。
上位武器からその名は更に暴走グレードアップしており、「巨ネコ踏叉ァーMAX」となっている。- なおG級獰猛化素材を用いて作られた武器はやはり上位同様「獰巨ネコ杖」と大人しいネーミング。
上位版にも言えることだがどうして荒ぶっている方が大人しいネーミングになるのか...
- なおG級獰猛化素材を用いて作られた武器はやはり上位同様「獰巨ネコ杖」と大人しいネーミング。
- MHXX特別体験版では他の同僚がニャンターやオトモの装備として登場する中、
唯一ガムートネコ装備だけハブられてしまっている。
不憫な...- 体験版にはOPムービーが付いており、そこではパーティーの一員としてガムートネコ装備のニャンターがいる。
この部分でバランスを取っているのかもしれない。
- 体験版にはOPムービーが付いており、そこではパーティーの一員としてガムートネコ装備のニャンターがいる。
- ちなみに防具の着彩設定では
襟巻きやコートの赤い縁取りのカラーを変更できる。
カラー(襟巻き)のカラー(色)を...いや何でもないです
銀嶺ネコシリーズ
- MHXXにて銀嶺ガムートの登場に伴い、二つ名装備も登場。
ハンター用の銀嶺装備はガムートの意匠を随所に残しながらも
より猛々しく、より神々しくしたデザインであった。
ならばオトモ装備はどうかというと...
- 原種防具をそのままゴワゴワのモッフモフにしたようなコート、
そしてつぶらな瞳と大きな鼻が特徴的なフード...もとい被り物。
二つ名装備のなかでもとりわけ目を引くデザインとなってしまっている。
時代を先取りしすぎた結果がコレだよ!
さすがはガムート。二つ名となってもガムートは期待を裏切らなかった。
なお外見は大きく様変わりしたものの
防具名は原種同様「銀嶺ネコカラー」、「銀嶺ネココート」となっている。
どう見ても被り物なのに襟巻きとはこれ如何に。- こんなナリでも一応二つ名装備なのでその防具の性能は中々どうして優秀。
使う側からすれば複雑な気持ちかもしれないが…
特に氷耐性はガムート装備だけに合計+16とかなり高く、
防御力も加味すれば氷属性対策の防具としては文句無しの最高性能を誇る。
クシャルダオラや白き神といった面々を攻略する際には役に立つだろう。
反面火耐性は合計-18と壊滅的なので、
間違ってもディノバルド等の火属性を扱うモンスターに着ていかないように。
- こんなナリでも一応二つ名装備なのでその防具の性能は中々どうして優秀。
- 特徴的な武器銘も健在。
生産可能段階では「銀嶺ネコ杖」と大人しめだが、
特殊許可G5クリアで解禁されるXX版ではその真の名が解禁される。
その名も「踏叉ネコ王の大乱闘」。
まるでどこぞやの石像武器のような銘である。
なお防具の着彩設定では原種防具と同じくコートの白い縁取りの他、耳の白い部分がカラー変更に対応している。
余談
- デザインを担当したえだやん氏によると、デザインコンセプトは
男性用(剣士)は「雪深い山守の守り神である巨人」、
女性用は「巨人と心を通わせることのできる巫女」とのこと。
同じく寒冷地仕様のマフモフシリーズとの差別化や、
ガムートの持つボリューム感を損なわずに可愛い感じに仕上げるのに特に苦労したんだとか。
- 因みに、男性用の筋骨逞しい上腕並びに大腿部はそれぞれ胴装備並びに腰装備の装甲で表現されている。
この為、脚装備を混合装備に取り入れても極端に体型が崩れる事はない。
ロボ装備を作りたい人には朗報だろう(これでスロットが空いていれば…)。- MHXXにて防具合成が可能になり、スキル面の問題は解決した。
- ところで、厚着な印象の強い女性用ガムート装備だが、
実は胴パーツ(特にガンナー用のガムートレジスト)のみを混合装備に使うとチラリズム度が高かったりする。
- 男性装備のガムートX及び銀嶺の胴はめちゃくちゃゴツくてデカいマントであり、
それ以外もかなりゴツくてデカいため、見た目装備では唯一無二のラスボス存在感を放っている。
そのカッコいいデブそのものな見た目から、男性ハンターを選ばなかった事を後悔したプレイヤーも多かったとか…。
- MHXの四天王装備はそれぞれ準固有の新登場スキルを備えているが、
ガムートシリーズの場合は北風の狩人がそれに相当するのだろう。薬草強化は違うだろうし。*2
しかし、ザボアシリーズのような中堅どころの他の防具でも発動させられたり、
南風の狩人と対になるスキルという立ち位置などから他所と比べてややパンチが弱かった。
MHXXで更なる新スキル痛恨会心が追加されたのも、そんなこの防具へのテコ入れかもしれない。
関連タグ
モンスター/ガムート
モンスター/銀嶺ガムート
ゲーム用語/四天王
登場人物/四天王装備のパーティー
スキル/寒冷適応
登場人物/エスメラルダ - ガムートをオトモンとするライダー。お揃いのガムート装備と巨獣剣系を装備する。