グラビモスの素材をベースに作られる防具シリーズ。岩の如き装甲がモンスターの攻撃を防ぐ。
下手な攻撃では仕掛けた方が怪我をするほどの防御力と、石造りの床にひびを入れるほどの重量を誇る。
目次
概要
- 全身を覆う甲殻の硬度と重量感から「鎧竜」とも呼ばれるグラビモス。
その素材から作られただけあって非常に高い防御力を持つが、
オシャレなものが多い女性用装備でさえ他に類をみないほどゴツい。
岩石から作られたかのような外見は凄まじく動きにくそうだが、ハンターの動きに大きな影響は無い。
特に胴装備の肩部分は男女共に肩パッドの域を超えた巨大さを誇り、
男性剣士用装備の肩はバサルモスやグラビモスの頭部を模したようになっている。
女性用は剣士の頭用防具がグラビモスの頭殻、
ガンナーの左肩から左腕にかけてがグラビモスの顔面のようなデザインになっている。
このため女性剣士用防具の頭を単体で見ると被り物のように見える。体はゴツいが
- 素材元のモンスターの名前はグラビモスだが、この装備の銘は何故かグラビドシリーズである。
性能
- 剣士用、ガンナー用共通で防御や体力、ガード強化などのSPが高く、他の防具以上に打たれ強い。
それに加えて剣士用はガード性能、ガンナー用は反動軽減のSPが高いものが多い。
このガード性能や反動軽減はグラビドシリーズそのものの重量を活かしているらしい。
しかしその重量は肉体的な負担にもなってしまうらしく、
鈍足や体術-1などのスタミナ関連のマイナススキルを併発してしまうことが多い。
- スキルの構成上、ランスやガンランス、ヘビィボウガンなどの重量級の武器と相性が良い場合が多い。
- MH2では、ガンナーのS装備が、その高い火属性耐性と反動軽減+2から
対ミラバルカン戦のガンナー装備として、よく利用されていた。
フル強化し、体力MAXならばメテオ直撃も一撃なら耐えられるほど頑丈だった。 - MH4Gにおいても同様に、高い火耐性と一式装備で発動する防御力UP【大】によって
ラスボスであるゴグマジオスに強い。絶望的な威力を誇る重油拘束状態での熱線爆破も
キッチリ強化していればあっさり耐えることができたりする。
物理攻撃が広範囲で乗りが効果的なゴグマジオスにランスの相性が悪くないのもあいまって、
この装備のランサーの死亡率は低いことが多いようだ。
- MH2では、ガンナーのS装備が、その高い火属性耐性と反動軽減+2から
MH
- 無印のグラビドシリーズでは、頭以外を装備することで体力+10が発動。
グラビドGシリーズは体力+20と暑さ無効、はらへり倍加が発動する。
一部位の防御力は無印で15、Gで23。いずれも各ランクにおいては最高峰の数字となる。
また、あろうことか剣士は火耐性-5、ガンナーでも火耐性0となぜかやたら火耐性が低く、
逆に腹部に龍属性が100%通るトンデモ肉質にも拘らず龍耐性は剣士で0、ガンナーで+15と謎の硬さを持っていた。- 他の同時期の防具と比べると高防御に体力SPで硬さに全振りといった内容。
攻撃【大】持ちのレウス、そこにさらに麻痺無効も付くがはらへり倍加もつくモノブロ、
風圧無効が付く(G版なら攻撃【小】も発動)ディアブロといった具合で全体的に分かりやすく差別化されている。
その点グラビドのHP+効果は一見少々微妙に見えるが、当時は秘薬の入手性も悪い。
猫飯も当時はオンラインでしか使えなかった為、今と比べ体力SPの恩恵はけして悪いものではない。
ただしHP+効果に関してはレイア及びレイアGの方が効果が+10ずつ高い上に
あちらは火耐性にも優れるため、どちらが良かったかは難しいところである。
- 他の同時期の防具と比べると高防御に体力SPで硬さに全振りといった内容。
MHG,MHP
- MHP以降は耐暑やガード性能や弾追加持ちで高防御。はらへり倍加等スタミナ関連のマイナススキルもあり、
防具耐性も見直され、MHGから先は最近の作品と同様龍・水に弱く火・雷に強い。
グラビモスが最後に登場したMHXXまで共通する項目が多く、グラビドシリーズとしての基礎が固まりつつあることがうかがえる。
しかしその一方、耐寒SPや攻撃SPがあったり、あろうことかグラビドSは防御SPが、グラビドUは反動SPがそれぞれマイナスになっている等、今とは全く異なる傾向もまだある。- グラビドGは耐暑と耐寒の双方のSPを持つ代わったスキル構成だが、残念ながら耐寒SPは+9で止まってしまう。
ただ耐暑の方のSPが+12と逆に過剰なため、+1しかない腰をフルフルフォールドに換装すれば*1暑さ・寒さの双方を防げるようにもなる。- なお、その腰部位はなぜか匠+4と当時の水準ではとんでもなく強力なSPを持っており、
H級防具ながら一部位の防御力が30とG級水準で見てもそこまで悪くない為、H級~G級終盤まで幅広く重宝された。
またMHPではなぜか千里眼+1のSPが付き、地味ながら自マキ+匠装備の実現に貢献してもいた。
- なお、その腰部位はなぜか匠+4と当時の水準ではとんでもなく強力なSPを持っており、
- グラビドGは耐暑と耐寒の双方のSPを持つ代わったスキル構成だが、残念ながら耐寒SPは+9で止まってしまう。
- MH無印からMHGへはデータ引継ぎが可能だったため、
無印でグラビドGを作っていた場合、なんと初手で防御力150という当時の基準では極めて実用的な防御力が手に入る。
少し防御を落とせばクロオビ胴・グラビドG腰・ガレオスG脚で防御力130前後を保ちつつ匠を手に入れることも可能であり、
持ってさえいればスタートダッシュにはこれ以上ない防具だっただろう。
MH2
- 無印グラビドは暑さ無効が発動するほか、耐震のSPがある。
更に剣士であればガード性能+1。ガンナーであれば拡散弾追加も付く。
強化すればスロットも出てくるため、多少の拡張性もある。
またS、Uは耐震や暑さ無効が消滅する代わりにガード性能や反動軽減、ついでに防御SPが増える。
そして共通して、はらへり倍加や鈍足といった脚を遅くするスキルが付与される。
一応グラビドUに運気SPがある等変わった部分はまだ少し残っているが、
MHP以前と比べても防御SPが+になっていたり、代わりに攻撃系SPは消滅しているなど
グラビドらしい構成が整ったのは概ねこの頃と言える。
- 防御SPもあって防御力はかなり高く、
グラビドSに強化すれば下位の時点でカイザーシリーズをごく僅かに超える素防御220に
スキルでの防御+30を獲得できるため、実はMH2の下位ではキリンシリーズを抜き去り最強の防御力250を得る。
護符爪で290、更に豪槍グラビモスなどの防御+効果を持つ武器と合わせれば
下位の時点で防御力300オーバーすら容易に目指せてしまう。
上位強化まで施せば防御力は素で400を突破し、防御力だけなら古龍防具の最終強化にも匹敵する。
MHP2
グラビドシリーズ
- 共通で睡眠無効、鈍足が発動し
それぞれ剣士用はガード性能+1、防御のSP、ガンナー用は拡散弾LV1&LV2追加が発動する。
スロットも6個あり、拡張性も高いのもポイント。- MHP2Gでは拡散弾追加のスキルが15ポイントで全LV追加になったため、
拡散弾LV1&LV2追加が拡散弾全LV追加に変更されている。
- MHP2Gでは拡散弾追加のスキルが15ポイントで全LV追加になったため、
グラビドDシリーズ
- 亜種素材を用いたグラビドシリーズ。
共通でガード強化、防御+30、はらへり倍加【小】が発動する。
その他スロットは破格の9個も空いており、グラビド以上に拡張性が高い。
グラビドSシリーズ
- 剣士用はガード性能+1、防御+30、鈍足。見ての通り、完全な防御特化である。
スロットも8個と多いが、ガード性能が+1止まりなのが惜しい所である。
ガンナー用は反動軽減+1、防御+30、鈍足が発動する。
グラビドUシリーズ
- 共通でガード強化、防御+30が発動。
少々物足りないが、スロットは11個と後のG級防具すら顔負けの拡張性を誇る。
地味にはらへり倍加が発動しなくなり、下位装備の完全上位置換である。
なお、胴装備は本作における唯一の3スロである。
MHP2G
グラビドXシリーズ
- G級グラビモスの頑丈な素材を用いた超重量級の装備。
剣士はガード性能+1、ガード強化、体力+30、体術-1が発動する。
装飾品を用いて上位スキルにしたり、5スロスキルを発動したりと自分好みにカスタマイズしよう。
とはいえマイナススキルの体術-1は無視できないので、装飾品で打ち消すか強走薬を使用すること。
- ガンナー用はガード強化、反動軽減+1、体力+30、体術-1と、
完全にシールドヘビィボウガン専用装備である。
グラビドZシリーズ
- 共通で属性攻撃強化、防御+40、鈍足が発動する。スロットは11個と拡張性がかなり高い。
珍しくガード系のスキルが発動しない。
剣士用はスキルの都合上、手数型の武器を担いでいきたい所だが、双剣を使用する場合、
スタミナのSPがマイナスなので強走薬で代用すること。
- ガンナーは今作で強化された属性弾をさらに強化できるのがウリ。
さらに頭装備をキリンXホーンに換えると鈍足を消しつつ属性攻撃強化が発動する。
- グラビドZレジストは属性攻撃強化が1ポイント付いていて3スロットと、
属襲珠をはめ込んで倍加装備を一つつけるだけで属性攻撃強化が発動するため、
ラオート用防具として重宝された。
MHF
グラビドシリーズ
- 剣士は一式で体力+30、暑さ無効、砥石性能半減。
はっきり言うと、耐暑はクーラードリンクで対応可能、
体力は狩人弁当を食べて力尽きれば秘薬を使えばよい、
匠や業物が充実しない序盤だから研ぎ師の出番なのにそれがマイナスと、
全く需要が無いと言っても過言ではないほど全体的なスキルが酷い。
聴覚保護や耐震のどちらかが各部位に3ずつ付加されているが他のラインアップが…。
- 一方、ガンナーは一式で体力+10、高級耳栓、暑さ無効、装填速度-1。
胴と腕には体力4の代わりに通常弾強化3が付加している。
グラビドSシリーズ
- 剣士は一式で耳栓、ガード性能+1、なまくら。
腕と腰に耐震3のほか、頭には風圧がついているのでやはりランス向きか。
- ガンナーは一式装備で拡散弾LV1&2追加、ぶれ幅UP。
頭のスタミナだけ1になっており、ランナーまで9と微妙に足りない。
しかしながら貴重なスキル枠を消費してまで発動する拡散弾追加が影響するのはボウガン、
ランナーを必要とするガンナー武器は弓であり、
スキルがそれぞれかみ合っていないことから全く採用の余地がない。
グラビドLシリーズ
- 剣士はグラビドSと大半が共通しているが、特に頭の風圧が5に、腕の耐震が5になっている。
- ガンナーもグラビドSからスキルを受け継いだが、
頭のなぜか1だったスタミナが2になり、脚は調合成功率5がつくので使うなら拡散祭向き。
グラビドRシリーズ
- グラビドUからスキル一新。
剣士は体力+30、攻撃力UP【中】、各耐性-5。
サブスキルでは脚がガード性能5と運気5を併せ持つほか、腕は防御5と斬れ味5を有している。
- ガンナーは一式で火属性攻撃強化【大】、調合成功率+15、不運。
火炎弾の運用に向くスキルだが、胴が断食5と通常弾強化5を持つので強い。
また、部位単位で最も火炎弾攻めに向いているのは装填数5と達人5を内包する腕だろう。
腕はスロットも2あるので扱いにくいわけでもない。
グラビドLXシリーズ
- 剣士のみ存在。
一式装備時では高級耳栓、ガード性能+2、属性攻撃強化、なまくら。
属性ランスやガンランス向きだが、一部位で属性攻撃が5なので、
3部位以上装備するとスキルポイントが15~25と大幅に飽和してしまう。組み合わせて使おう。
また、頭の風圧5、腕の耐震5も相変わらず使い勝手がよい。
グラビドRXシリーズ
- 剣士のみ存在。
一式で属性攻撃強化、見切り+3、いたわり+2、マイナススキルなし。
貴重ないたわりスキルが全部位に5も付与されている。
サブスキルでは頭の攻撃5や聴覚保護5、脚の斬れ味5や底力5がかなり有用だが、スロットが1しかない。
グラビドGシリーズ
- 剣士は一式装備で生命力+1、ガード性能+2、集中+2、耐震+2、マイナススキルなし。
「生命力」スキルは防御、回復、ダメージ回復速度の3つを複合したスキルである。
腰と脚はスロットが少ない代わり、耐震とガード性能のポイントが6と高め。
集中とガード性能の両立はやや謎な組み合わせなので扱いやすいほうではない。
- ガンナーは生命力+1、貫通弾・貫通矢威力UP、貫通弾LV1&2追加、暴風圧無効。
デフォルトで貫通弾を扱えないが、スキルで引き出すと強力というボウガンと相性がよい。
風圧無効は仮に組み合わせで発動することがあっても事故の防止程度だろう。
グラビドGFシリーズ
- 剣士、ガンナー共通で生命力が+1から2に強化。
GFシリーズに派生したからといって特に大きな変化はないが、スロットは2~3に増えた。
グラビドGXヘルム
- グラビドGの真骨頂。
剣士は一式で生命力+3、回避性能+2、集中+2、耐震+1、反射+1。
集中とかみ合っていなかったガード性能が回避性能に変化し、
大剣やハンマーに喜ばれるスキルとなった。
大剣であれば、ガード時に攻撃を跳ね返す「反射スキル」も使えなくはない。
また、頭に怒3、胴に一閃3、腰に剛撃5、脚に回避距離6が付加するほか、
グラビドGXアームは「生命力3 回避性能5 溜め短縮5 耐震6 溜め威力3」と、
まさに大剣やハンマーのためだけに用意されたかのようなラインナップが豪華。
- ガンナーも若干のスキル変更が行われており、
一式装備で生命力+3、回避性能+2、貫通弾全レベル追加、龍風圧無効、装着+1が発動。
装着スキルは「装填速度」と「装填数UP」の複合スキル。
剣士とは異なり、強引に貫通弾を扱えるようにするという趣向は変わっていない。
頭に速射4のほか、脚に弱点特効の痛撃5が付加しているのが特徴。
グラビデGシリーズ
- 「グラビデシリーズって何?」と思うかもしれないが、要はG級グラビモス亜種である。
G級防具の分類にはG、GF、GXしかないので名称がこうなっている。
尚、ファイナルファンタジーシリーズの同名の魔法はほぼ関連性はない。
- 剣士は一式で溜め威力UP+1、剛撃+2、ランナー。
剛撃は攻撃力UP【大】と攻撃力UP【特大】の中間的なスキルだが、装飾品で大いに強化の余地がある。
また、痛撃のスキルポイントもあるが、合計で14なので発動のための20に届いていない。
- ガンナーは一式で節約名人、剛撃+2、砲術師。
一応は痛撃もあるが、その件は剣士グラビデGと同様。
節約名人は弾の消費を抑えるというG級スキルだが、
固定ダメージを強化する砲術師と物理ダメージを強化する剛撃、痛撃があんまりかみ合っていない。
ヘビィボウガンの排熱噴射機構などに活用しよう。
グラビデGFシリーズ
- 剣士は一式装備で溜め威力UP+1、弱点特効、剛撃+3、絶倫。
ガンナーは節約名人、弱点特効、剛撃+2、砲術王となる。
スロットは胴、腕、腰の3部位が3つに拡張されている。他の部位は2つ。
グラビデGXシリーズ
- スキル編成に大きな変更が加えられている。
剣士は一式装備で溜め威力UP+2、弱点特効、剛撃+3、絶倫。
サブスキルでは頭の怒4、腰の生命力4などが便利である。
- ガンナーは一式装備で節約達人、弱点特効、剛撃+3、砲術王。
頭の怒4のほか、ガンナーらしく胴に射手3、腕に装着3という複合スキルがそれぞれ付加する。
MH4(G)
- グラビモスの復活に伴い、こちらの装備も復活した。
相変わらず防御関連のスキルが豊富にそろっている。
グラビドシリーズ
- 剣士・ガンナー共通で防御力UP【小】とスタミナのマイナスSP8、
それに加えて剣士はガード性能+1、ガンナーは反動軽減+1が発動する。
どちらもSPが多めに付与されており、装飾品で簡単に上位スキルへと持っていける。
- 生産には大量の甲殻が必要なほか、ドスイーオス素材も大量に要求される。
幸いにも鎧竜は剥ぎ取り回数が多めなので根気よく粘って集めるべし。
グラビドSシリーズ
- 共通で防御力UP【中】、鈍足、剣士はガード性能+2、
ガンナーは反動軽減+2が発動する。見て分かるように、無印のほぼ完全な上位置換である。
- 注目するべきは上位のグラビドSの腕である。
なんと剣士用のものはガード性能のポイントが4もあるだけでなく匠も2ポイント、
ガンナー用のものは反動軽減が4ポイントに装填数が2ポイントもあり、
それでありながらスロットも2つあるという破格ともいえる性能を持つ。
混合装備を作るうえでは何かとお世話になる装備なので、
ランサー・ガンサーは作成しておいて損はない。その他5倍ナルガの腕としても使える。
グラビドUシリーズ
- 剣士・ガンナー共にガード強化、防御力UP【小】、鈍足が発動し、
スロ3が1部位、2スロが3部位、1スロが1部位、合わせて計10個と拡張性に関しては文句無しの性能。
しかし、スタミナのSPが-11と少し悪化してしまった。ついでに燃鱗4Pのおまけ付である。- 胴がスロット3を持っているので組み合わせに使えるかもしれないと期待されたが、
こういう部位に限ってSPが少なかったりする。さすがカプコン
- 胴がスロット3を持っているので組み合わせに使えるかもしれないと期待されたが、
グラビドXシリーズ
- 共通で防御力UP【大】、剣士はガード性能+2、ガンナーは反動軽減+2が発動し、
不動が5点、スタミナが-6点、剣士は匠3点、ガンナーは装填数3点を持っている。
上位版とスロットは同じながら、防御力アップが大になり鈍足も発動しなくなった。
空きスロットと装飾品で上手く金剛体とガード強化を付けてやれば、
ガードランス装備としてかなり安定したスキル構成になる。
一方でSシリーズで優秀だった腕の匠SPは1ポイントになったので、出張はやや難しくなった。
グラビドZシリーズ
- 共通で鉄壁、ガード強化、鈍足が発動。他に納刀が7点、剣士は剣術が6点、ガンナーは反動が5点付く。
スロットは腰部位が2つとなり、合計11個もの空きがある。
納刀と剣術or反動を発動させ、鈍足を消してもさらにスキルの余裕がある。
納刀や剣術、ガード強化とこちらもランスにとって相性の良いスキルが揃っている。
ガード性能を足してやればこちらも優秀な装備になる。
MHXX
- 今作では下位防具が存在しないため、
上位防具がグラビドシリーズ、G級防具がグラビドXシリーズとなっている。
スキル構成はこれまでのシリーズと変わり、
多くのシリーズで発動していた防御力UPの代わりに攻撃力UPが発動するようになった。
また、P2シリーズ以来の睡眠のSPが追加された一方で
剣士はガード性能、ガンナーは反動軽減と、前作に続いて続投されたスキルもある。
グラビドシリーズ
- 一式で攻撃力UP【小】、剣士はガード性能+1、ガンナーは反動軽減+1、他に睡眠が7点分付く。
スロットは5つ。ガード性能、反動軽減は13点分ある為、空スロットで上位スキルに持っていくのは簡単。
決して悪い性能ではないのだが、HRが解放する段階のデータを引き継いだプレイヤーは
既にある程度完成された防具を持っていたので、わざわざ作られることはなかった。
- MHXXから新規に始めたプレイヤーにとっても、この防具より早く作れるボロスSシリーズが
攻撃力UP、ガード性能、防御力UPと、特に剣士にとっては同じようなスキル構成なのでそれとライバルになる。
製作時期や難易度を考えるとあちらが有利だが、防御力はこちらが上回るので、自分に適した方を選びたい。
- ガンナーの反動軽減防具は他にも色々と優秀な装備があるが
シンプルに攻撃力UPが付くと言うのは条件を選ばず安定し、それはそれで素直に使い勝手が良い。
大半の優秀なボウガンが「反動:中」であり「反動:やや小(+ロングバレル)」になるだけでも
デザートテンペストや火竜夫婦の各種ボウガンと言った銘銃の威力が
普段使いの感覚でさらに向上する上に、オマケで攻撃力UPまで付くのだから至れり尽くせりである。
属性弾特化の武器でも「反動:やや小(+ロングバレル)」で物理弾のサブを強化する使い道も含めて
変則射撃に便利な5スロも踏まえて、XXから新規で始めたプレイヤーなら考えてみても良い。- 「反動:大」のために性能の全てが台無しになってしまった千刃竜のライトに至っては
装飾品やお守りの助けも要するが、反動軽減+2と攻撃力UP【小】によって
別物かと思えるほどに立ち回りが高速化する。
素で会心率+10%が付いているのも威力に更なる拍車を掛け、
全弾装填や絶対回避【臨戦】の狩技ゲージが溜まるのを待つまでも無く自動リロードによる止まらぬ射撃は
まさしく刃鱗を休む事無く飛ばし続ける千刃の竜、セルレギオス斯く在るべしとも言える。
鎧竜の圧巻を模した見た目のゴツさからは想像できないが。
- 「反動:大」のために性能の全てが台無しになってしまった千刃竜のライトに至っては
グラビドXシリーズ
- 一式で攻撃力UP【小】、盾使い、剣士はガード性能+1、ガンナーは反動軽減+1、他に睡眠が8点分付く。
スロットは6つ、ガード性能、反動軽減は上位版と同じく13点分ある。
剣士はランス向けのスキルが多く揃っており、非常に相性が良い。
ガンナーの場合は盾使いの恩恵を得られるのがヘビィのみとなるのは悩み所だが、
反動軽減+1はライトでも重要なスキルのため、オマケで「スタミナ急速回復」が付いて来ると割り切って
盾持ちの複合スキルのうち「ガード強化」の方は無視してしまうのも一考の余地はある。
- 一式でランス向けのスキルを持つものは他にボロスXシリーズやアグナXシリーズ、鎧裂シリーズがある。
ボロスXシリーズは製作時期の関係上最終的な防御力が低く、
アグナXシリーズは防御力でこちらを上回るものの、スキルがこのシリーズよりもぱっとしない。
鎧裂シリーズはスキル構成、防御力共に優れるが、二つ名装備故に製作難易度が高い。
そのため、手軽に作れる一式のランス用装備としては最終候補として十分な性能を持つ。
- 腰の部位に限り複合スキルである盾持のSPを持たないので、
同等の値である“攻撃+3”を持つヴァイクX腰に換装させて戦闘持久力を高める手もある。
マイナーだが独自性は悪くないので、扱い方次第では頼りになることもあるだろう。- 武器種によって盾持ちを完全に捨てるつもりならバトルXシリーズとのキメラも良い。
ガード性能や反動を+2まで上げるも良し、
逆に、それぞれ+1に止めつつ攻撃力UP【中】まで引き上げるも良し、
上手く組み合わせればスロット穴を追加できるため、混成の方法を研究してみるのも良い。
バトルXシリーズを組み入れると防御力が少し下がる点には注意が必要だが、誤差の範囲である。
- 武器種によって盾持ちを完全に捨てるつもりならバトルXシリーズとのキメラも良い。
- 実は盾持スキルを持つ防具はもう一種類あり、それがグリードZシリーズである。
あちらは他に斬れ味、匠のポイントを持っており、特に後者を両立するのには最適。
胴か腕を取り替えて腰装備と護石を駆使すれば
ガード性能+2、盾使いに斬れ味レベル+2は十分可能な構成である。
護石が良質であれば攻撃力UPないし睡眠無効などもおまけで付けることができるだろう。
ランス装備として名を馳せている鎧裂装備とはまた違った形で終着点になり得る性能を持つ。- なお、グリードZを混ぜて業物を付けることはおおよそ愚策。
何故かと言うと鎧裂装備に業物が含まれているので、そちらを一式装備すれば十分であるため。
- なお、グリードZを混ぜて業物を付けることはおおよそ愚策。
- 上述のようなグリードZとの混成装備にすると、黒い衣服系に白く巨大なゴツゴツが合わさり
それはもうとんでもなくカオスな見た目になる。気になるなら防具合成しよう。
グラビネコシリーズ
- MH4Gにて登場したグラビモス素材を用いたオトモ用装備。
なおハンター用防具とは異なり名称は"グラビ"ネコシリーズである。ややこしい...
- MH4Gの公式サイトにおいては、オトモ合体技にて剣豪ネコシリーズのオトモと共に
"ネコ式突撃隊・改"の紹介画像にて登場している。
しかしMH4Gにおいてはグラビモス自体はモンニャン隊に登場せず、
他のモンスターのオマケとして入手できる仕様だったため、
他の紹介画像に登場した新規のオトモ装備が作れてからも何の装備か分からなかった人もいるとか。- 左肩にガンナー装備のような意匠が採り入れられているのだが、この紹介画像では隠れてしまっている。
- 武器はグラビモスのビームを砲撃になぞらえてか「グラビネコバズーカ」。
「バズーカ」と括られてはいるものの、形状はどちらかと言うとドイツ軍の歩兵用対戦車ロケット弾、
「パンツァーファウスト」に近い。というかサイズ以外まんまである。
本来は棒の先端についている手榴弾型の弾頭を飛ばし、残った棒は使い捨てるのだが、
オトモ装備ということで砲撃はできず、これを装備させても殴るか投げるかが関の山。
もちろん本来の使用例のように使い捨てたりもしない。
名前はバズーカ、見た目は砲弾、使い方は棍棒…実にカオスである*2。- MHXXのG級獰猛化素材から作られる「獰グラビネコバズーカ」は火属性打撃ブーメランとして最高の性能を誇る。
単純な火力では獰アグナ武器に劣るが、
減気や眩暈を織り交ぜて戦うことで勝るとも劣らない活躍をしてくれるだろう。
秘伝書集めでドスギアノスを狩るときに特にオススメされる。
- MHXXのG級獰猛化素材から作られる「獰グラビネコバズーカ」は火属性打撃ブーメランとして最高の性能を誇る。
- 防具はガンナー用防具をモデルにしたと思われる頭用防具の「グラビネコマスク」、
同じくガンナー用装備をモデルにしたであろう胴用防具の「グラビネコアーマー」から成り、
フルフェイスという事もあってフル装備した時はオトモとは思えないような威圧感を放つ。
- なお防具の着彩設定ではリュックのカバーのカラーの他、
マスクの後ろやリュックを繋いでいるベルトのカラーを変更できる。
余談
- これ等一式を装備したハンターが体重計に乗ったら恐ろしい数字が叩き出されることだろう。
なんせガンナー用の腰装備の説明文に「石造りの床にもヒビが入ろうかという重量」と書かれているくらいである。
パーツ一つでそんなに重いなら、完全武装した上で武器まで持ったら
むしろ体重計をぶっ壊して床を突き破るかもしれない。
そんな武装をしてさも当然のように動き回るハンター達はやはり超人である。
そしてそんな装備を装備したハンター達を難なく支える
ポッケ村やココット村の家の床はとんでもなく頑丈である。
飛行船の床はどうなっているのだろうか。そんな重量をもってしてもやはり風圧はスキルを付けなければ無効化できないのであった。
- 男性用のガンナー頭装備が某SF映画の暗黒卿のマスクや、
某映画シリーズの強化服のマスクっぽいといわれることがある。
特に亜種の素材で作られるものは見た目がほぼそのまんまだったりする。