防具/モスシリーズ

Last-modified: 2022-06-25 (土) 01:38:34

最初期の無印MHから存在する、草食種のモスの姿を模した防具の事。
しかし無印では頭と胴しか作れず、全身装備を揃えられるのはMH2から。

概要

  • 見た目はかなりモスに近い。というか(特に男性ハンターの場合)人間骨格のモスそのもの。
    どうやら加工屋は「着たハンターがモスになりきれる事」を目指してこの防具をデザインしたらしく、
    もうモス気分!モスになりきって大自然に身を委ねよう!など
    説明文のテンションがやたら高い。いったいこの防具を考え付いた職人とはどういう人物なのか。
  • 素材元がブタと言う事で、やはりと言うかご多分に漏れずデブ装備の1つである。
  • 豆知識的になるが、
    豚=デブ・汚らしいという認識が広がっている現代社会だが、実際の豚およびその仲間達は怪力の持ち主。
    その大きな体を構成するのは体脂肪ではなく筋肉の塊であり、体脂肪率はわずか10%ほど。
    荷車を引っ張るのは訳もなく、噛みつかれれば指が無くなり、突進などは語るまでもないだろう。
    また大層キレイ好きで、泥をかぶるのも寄生虫を除去するための行動だったりする。
    本当の彼らはアスリート並みの筋肉をもつ身綺麗な存在なのである。

性能

  • シリーズ通して『早食い』や『まんぷく』等、食事に関するスキルポイントが付きやすい。
    いつもキノコを求めて採取ポイントの間を行ったり来たりしているモスらしいスキル構成と言える。

MH

  • 無印では頭と胴を装備するとマイナススキル『腹減り倍化だけが発動する。
    作成も困難な上に防御や耐性が優れているわけでも無いので完全なるネタ装備である。
  • しかしながら、ランポスフェイク、モスブレスト、そしてボーンコートを着ることで
    幸運気絶無効が発動した。
    防御力はかなり低くなってしまうものの、モス防具としては大分健闘している。
    そしてこの仕様を引き継いだのか、MHGでモス防具は革命を起こすことになる。やっぱり頭はネタだったけど
    もしかしたら他にも特定の防具と組むことで特殊なスキルが発動したのかもしれないが、
    それを調べるプレイヤーが現れないままオンラインサービスは2011年に終了。
    現在ではモスの固有素材が手に入らず、検証自体が正規の手段では不可能となった。
    • 仮にチートを使って防具の全パターンを検証するとしても、
      腕・腰・脚だけでも5万強通り存在する組合せを全て検証するのは手間がかかる上、
      他の組み合わせの例を鑑みるに有用なスキルはまず出ないと考えていいだろう。
      いつか無印がその時代の現役ハードに移植されて、誰か暇人が解析すれば何か分かるかもしれないが、
      少なくとも検証する価値自体は限りなく薄いのが事実である。
      仮に移植されたとしても、スキルがMHW方式にリメイクされている可能性もあるし

MHG・MHP

  • MHGでも一見ネタ防具扱い…かと思いきや、モスブレストになんと気絶+4、食いしん坊+2が付加する。
    頭のSPははらへりが-9とやはりネタであるが、胴防具に関しては使いどころがないわけでもない。
    防御力は1だし、当時は防具の強化もできなかったけど。
  • またMHGでは、モスGブレストがモス防具とは思えない本気を出している
    フェイクの方は最後まで無視できないはらへりのマイナスが付いて回り実用に耐えないが、
    モスGブレストはなんと運気+6という驚異的なSPを持つ。
    当時はランポスフェイクGに運気+10のSPが付いていたので、
    頭はランポス、胴はモスのコスプレをするだけで激運が発動する。
    ドスランポスの頭が面倒ならランポスフェイクでも同じSPを持つので、
    やや防御は下がるが素材の簡単なランポスフェイクで代用する手もある。
    当時は発動スキルが斬れ味レベル+1のみでも及第点には到達する程のスキル自由度の悪さだったのだが、
    腕・腰・脚を工夫すれば更にその斬れ味レベル+1を追加できるので、
    匠と激運の両立という当時では夢のようなスキルが実現できた。
    無印時代も幸運付き防具として一役買っていたが、ここまでの躍進を遂げるとは……
    なお、当時の環境の都合上匠を乗せた時点で他の火力スキル搭載は難しく*1
    したがって激運搭載による他スキルの制約は
    以後の作品と比べ気になるものではない(というよりは気にしようがないというほうが正しいか)ので、
    激運をつけることにより周回数を落とすほうが結果的に早く目的を達成できる場合も多々ある。
  • 強いて言うと、匠と両立しようとすると匠SP持ちはことごとくはらへりSPが負の値となるので、
    このSPの小ささであってもなおはらへり倍加が発動してしまうのが難点。
    とはいえこの超性能の代価としてははらへり倍加の発動如きはなんら問題にならない上に、
    そもそも斬れ味レベル+1を主軸にしようとする装備の大半がはらへり倍加を免れないのは
    直ぐ上に述べたとおりであるので、
    MHGにおいて剣士のはらへり倍加の発動は半ばデフォルトのようなものであり、
    プレイヤーの心理的にも気になりにくく、発動させていることによる周囲の目も全く痛くない。
  • また、当時はモスがメインターゲットのイベントクエストが存在したので、
    従来の作品では悩まされたモス素材の入手もあまり難しくないという利点もある。
    と言ってもモスの苔皮も一枚しか要求されないので、イベントをやらなくても入手は然程難しくはない。
    4%という数字だけ見れば逆鱗並のレア素材ではあるものの何分相手がモスであり、
    森と丘やジャングルといったエリア移動にそう多く時間の掛からないフィールドの、
    それもキャンプの比較的近くのエリアをのそのそ歩いていたりする。
    したがって思い立ったが吉日ということで森と丘に籠ればその日のうちに数枚は手に入る。
    むしろノヴァクリスタルの方が苦戦するかもしれない。
    と言ってもやっぱり一個なので努力で充分どうにか出来る範疇であるが。
  • 基本的には頭ランポスG・胴モスG・腕モノブロスS・腰ミラバルカン・脚レウスS等と言った組み合わせで
    激運と斬れ味レベル+1を両立する使い方が主流であり、
    モスGやランポスGの防御力の低さを腕・腰・脚の強さでカバーする構成となる。
    連戦の面倒なラオシャンロン戦やミラボレアス戦で特に好まれていたほか、
    腕・腰・脚で発動可能なスキルの数だけ活用法が存在することを活かして、
    運搬の達人を発動させ、激運と運搬の達人で周回数を減らす、
    あるいは状態異常属性強化を発動、サポガンを担当する等の活用法も存在した。
    • MHP、Wii版になってもこの優秀さは健在で、やはり多くのハンターに愛用された。
      防御力こそ11しかないが、激運によって報酬を狙うハンターは
      この組み合わせで激運が発動可能と知っている=MHG(P)の知識や経験があるわけで、
      立ち回りでカバーできるハンターが多かったため、そこまで問題にはならなかった。
      ついでに言えば防御力が低いと言っても護符爪込みで150前後にはなるので、
      G級の強者たちと戦うにしてもミラボレアスの攻撃かグラビームといった
      一部の強すぎる攻撃でもなければ一撃死することがまずない許容範囲の防御力だったのもある。
  • 残念ながら、モスSブレストについては防御力16とノーマル級やハード級で辛うじて戦える程度、
    SPもはらへりの-6と食いしん坊の+5のみ。
    N級の防具もそこそこ、H級の方に至っては極めて実用的だっただけに大変悔やまれる。
    また、防御力の伸びも無印防具→G防具よりも弱い+5(無印→Gは+10)。
    下位防具やハード防具で今後の作品の分も含めたポテンシャルを使い果たしてしまったのだろうか。
    挙句の果てに、モスSフェイクの方は相変わらずネタのような性能である。
    無駄に食いしん坊+9があるが、
    H級G級共々剥ぎ取りで僅か1%というレアアイテム、モスの頭が立ちふさがる。
    流石に1%では幾らモス狩りが楽でも結構厳しい。
    一応森と丘の山菜爺さんと鎧竜の翼と交換できるが、
    鎧竜の翼自体それなりのレア素材なので全く救済になっていない。
    これにより、頭防具に要求される頭素材で頭を悩ませることになるのだ。
    作った人は相当な物好き、それこそモス好きくらいのものであろう。
    • もっとも、このあたりの作品は上位防具より下位防具の方が優秀と言う例はほかにもあった。
      ただここまでの落差のものもなかなかないので、これでは流石にやるせないというものである。

MHP2(G)

  • MHP2(G)では何故か『体力+20』が発動する。
    一式装備も作ることができるようになったが、やっぱりネタの範疇である。

MHX

  • モスの復活に伴い防具も復活。
    拾い食いのみ発動する。体力が消滅した代わりに、はらへりも消滅した。
  • 上位のモスSではキノコ大好きが発動する。

MHXX

  • G級進出。モスXシリーズが生産可能。
    一式での防御力はマックス300と剣士/ガンナー兼用防具であることを考えても悲惨。
  • 付与されているSPは茸食が15ポイント、食事が6ポイント。
    …茸食に上位スキルは存在しないので、SPが過剰すぎる。食事と逆ならよかったのに…
    スロットは頭と腕に1、胴と腰に2と結構多いが、
    発動スキルはグルメの完全下位互換なので無理に作る必要は全くない。
  • しかし防具合成をするなら話が変わる
    戦闘用構築にモス一式を被せることで、大型モンスターと真っ向から張り合うモスが爆誕するのである。
    また、ネセト一式に被せれば実に多芸な天才肌のモスが、
    上述のグルメと合わせて隙あらばキノコと肉を早食いするタンクモスが、
    鏖魔白疾風燼滅刃などの二つ名防具と合成すれば二つ名の魂をその身に降ろしたモスが拝める。
    スキルの数だけモスがあると考えるとそのバリエーションは多彩の極みといえる。
    想像するとカオス極まりない訳だが。
    これ自体は防具合成の恩恵であり、モス防具以外でも似たような事は可能だが、
    見た目と実用性のギャップは間違いなくトップクラスだろう。
    ※想像して腹筋が部位破壊されても責任は負いません
    • ちなみに、合成だけを考える場合は下位や上位の防具で十分だったりするアレ?

MHF

  • MHFではなぜか『剥ぎ取り』のスキルポイントを持つ数少ない装備品。
    序盤で剥ぎ取り素材を多く集めたい!という人はわざわざモス装備を作る人もいるのだとか。
    だが一式装備をそのまま着ても『剥ぎ取り名人』には不足し、
    装飾品で補っても『死神の裁き』(一定確率で即死)というスキルが発動してしまうので、
    凄腕以降は他の防具と組み合わせるのが主流。
    頭部のみSPが+4なのでビストロRの代用品としても使える。
    • こんなモス装備にも、なんとSP防具版が存在する。
      共用装備のSP防具の為防御力は低い方だが、フルに強化すれば、
      (スキル面はさておき)上位くらいのモンスターなら対抗できるようになるだろう。
      また、SP防具は、採取装備としてスキルを組むと結構優秀になるので、
      採取装備用に作るのも悪くない。
      さぁ、お気に入りの色のモスになって、大自然に身を委ねよう!
  • その見た目から、全身モス装備に固めたハンターが登場する動画が多く投稿されている。
    ある意味ではどんなネタ装備よりも有名なのかもしれない。
    • MHFのシーズン10のプロモーションムービーでは、
      同アップデートで登場した上述のモスSPシリーズ一式の男ハンターが登場する。
      特異個体エスピナスの猛攻から逃げ惑うシュールな姿と、
      別シーンではデュラガウアに対し大剣の追加アクションで攻撃を加えるかっこいいモス男を見ることができる。

関連項目

モンスター/モス


*1 直接的な火力強化としては攻撃力UP小をつけるのが関の山であり、他の追加スキルもガード性能+1か耳栓までが限界とかなりの制約がある