防具/犯人シリーズ
Last-modified: 2018-02-26 (月) 23:27:27
知られたからには、狩るしかねぇ!
MHXXに登場する、『名探偵コナン』とのコラボ装備。
同作に登場する犯人を模した防具である。
概要 
- 犯人と言っても、作中に登場した特定の犯人を模した防具ではない。
作中で正体が判明する前の犯人が、誰か分からないように
一様に黒いシルエットで描かれるものをそのまま再現した装備である。
その見た目から、「黒ずくめ」や「黒タイツ」と称されることもある。
- タイツと言うと、前作MHXを知るプレイヤーにとっては否が応にもアレが思い出されるところだが、
あちらとは違い犯人シリーズの場合はハンターの顔まで隠れてしまう。
そして案の定と言うべきか、その表情は非常に邪悪なものになる。
- 生産に必要な素材はコラボクエストで入手できる犯行の証拠。
このほかにコラボクエストの相手である連続切り裂き魔セルレギオスの素材や
喰い逃げ犯イビルジョーの厚黒鱗や厚黒皮が必要。
さらに泥棒ゲリョスのゴム皮も大量に使う。ラバースーツということだろうか
- なお、コラボクエスト「名探偵コナン・砂漠の逮捕劇!」は、
その名通り砂漠で激しい抵抗を行うセルレギオス1頭を逮捕、もとい捕獲するもの。
しかし「証拠を集めるために逮捕してくれ」との事だが、逮捕は証拠が固まってからやるものではなかろうか?
緊急逮捕ということだろうか。別件逮捕かもしれないが
そうしてセルレギオスが別件逮捕されると犯行の証拠が手に入るわけだが、
それは特にセルレギオスに罪を償わせるためには使われず、ハンターの防具の素材にされる。
しかもそれで作られた防具が、犯人に扮する全身タイツでいいのだろうか。
- 捕獲クエストである都合上、最後には捕獲用麻酔玉(ないし弾)で〆ることになるのだが、
原作の主人公・江戸川コナンが時計型の麻酔銃を駆使して事件を解決していくこととかけているのかもしれない。そのまま受け止めると毛利探偵が犯人ということになるが
なお、この麻酔銃はコラボのオトモ装備にもしっかり反映されている。
一応時計型の銃はある。ウォッチ(watch,腕時計)というよりクロック(clock,置時計、柱時計)だが。
- なお依頼主は「恰幅の良い警部」という人物。
十中八九、同作のレギュラーキャラである目暮十三
警部の事だろう。
- また、この犯人とは本来はHR13以上でしか闘えない。*1
それだけの強敵なので、解放前のハンターは心して挑もう。
- 細かい事だが上述の激しい抵抗を行うモンスターを捕獲する事がメインターゲットという内容は、
今のところこのクエストだけというかなり珍しいものになっている。
性能 
- 腰パーツはなく、頭・胴・腕・脚の4種類で完成。
一式揃えた時のスキルは剣士・ガンナーで共通で、隠密とキープランの2つ。
さらにスタミナも6ポイント付いている。腰防具があいているとはいえ、スロットはなく拡張性は乏しいか。
- 隠密は良いとして、キープランはどう見ても走って逃げる気満々にしか見えない。
犯行実用面ではどう考えても殺害事件狩猟クエストではなく卵盗難(=児童誘拐)事件運搬クエスト用。
本当の犯行ならばどちらにせよ警察から走って逃げる羽目になるが
原作コナンでは策略とトリックを駆使してアリバイを演出し警察を欺くが、
いざ暴かれて追い詰められた後は観念して大人しく捕まる犯人が殆どであるので、
原作を再現しているとは言い難い。
- キープランがある関係上、スタミナのポイントを補ってランナーを発動させるとしても
攻撃にスタミナを消費する武器以外では死にスキルとなるので注意。
- はっきり言ってしまえば見た目重視の完全なネタ装備なのだが
意外にも防御力(剣士)は最大強化すれば1部位あたり158と、しっかりG級防具水準の数値を持つ。
腰部位が無いので、犯人一式のみだと防御力は低いが、
お好みの防具に三眼の腰飾りあたりを合成して腰部位を補おう。
属性耐性はゴム皮が良く燃えるためか、火属性がマイナス。それ以外は各属性+1ずつ(一式で+4)とささやか。
全身ゴム皮だが、ゲリョスシリーズとは違って特に雷に強いというわけでもない。
- 見た目全振りといった性能だけに、防具合成の見た目装備として使いたいという方も多いだろうが、
残念ながらコラボ装備のため、クエスト配信時点では合成不可能だった。
しかし、Nintendo Switch版の発売に合わせて合成対象に選べるようになる事が発表されたため、
界隈ではこれをどう着こなすか悩むハンターも増えているとかいないとか。
- ちなみにこっちのタイツと違って着色は一切できない。
まあ、元ネタを考えれば黒以外だと不自然というレベルではないため、仕方ないことだが。
余談 
- コラボ配信直前になって紹介動画
が公開されている。
動画の始まりと終わりがアニメ版のアイキャッチ風*2になっていたり、
「古代林の毒怪鳥殺人事件(MHXX篇)」というタイトルが表示されるなど、なかなか凝った演出。
この毒怪鳥は8割方殺されてないだろうが。というか殺「人」でもないし。
- 『名探偵コナン』に登場する犯人は、もとの人物の性別や体型に関わらず、
一律同じような黒いシルエットで描かれる。
犯人はそこにいるのだが、犯人像のヒントになる描写はしたくないということから生まれた演出であるため
男女年齢関係なく、代理登場させられる"犯人"という全身黒タイツ(影)のキャラクターである。
そのため、正体が判明したときに痩せ型の坊主とハゲ以外は姿が似ても似つかず、凄まじい違和感を生み出すことがある。
動きの入るアニメ版では、黒い描写の犯人がかなりよく動いてしまうため、特に顕著。
本防具も、男女の見た目差が非常に小さくなっているが、ある意味これも原作再現と言える。
- ちなみに『名探偵コナン』に限らず、犯人の正体を明かしたくない場面で黒いシルエットにするのは推理漫画ではよく使われる手法である。
- なおこのクエストと同じコナンコラボのDLコンテンツで称号「黒ずくめ」が手に入るが、
コナン原作では黒ずくめと言えばコナンに子供化の薬を投与した組織の人物を指す言葉であり、
犯人が黒ずくめの描写をされている事とは基本的に無関係。
ただし組み合わせてネタに走るハンターが現れるであろう事は言うまでも無い
- コナン本人が黒タイツと化して登場したこともある。
毛利小五郎を狙う謎の人物として登場したが、狙っていたのはお年玉であった。
- 他の話でも情報を得るために警官を物陰に連れて行く際黒ずくめで表現されていた。
- ちなみにこの「犯人」、その立場上一切の素性が不明の名もなき人物であるにも関わらず、
ネタとして見た目のインパクトが優れているためか、アクションフィギュア化も果たしており、
カプセルトイではシークレットアイテムに抜擢されるなど、コアな人気を獲得している。
- この黒ずくめの「犯人」を主人公とした『名探偵コナン』スピンオフ漫画として『犯人の犯沢さん』が連載中だったりする。
「犯沢さん」という米花町で殺人犯罪をしにきた一人の犯人(になる予定)の人物にスポットライトを当てた作品なのだが、
『名探偵コナン』の長期連載化等にもとづく「現実的にツッコミたい点」をネタにした作品である*3。
犯沢さん自身は時折凄い悪人面で笑ったり犯行の計画等をしている以外は至って常識人であり、
そんな彼から米花町のおかしさを突っ込ませるシュールな作品である。
関連項目 
オトモ/探偵ネコシリーズ - 同コラボのオトモ装備
モンスター/セルレギオス - コラボクエストで戦うことになる連続切り裂き魔
武器/工房謹製・オオナグリ - 宣伝動画で使われた犯人の凶器