目次
概要 
- ラージャンの金と黒の毛束を丹念に織り込んで作り上げた防具。
作品によっては、見た目や必要素材が剣士とガンナーで大きく異なる。
豪奢な見た目とは裏腹に、どちらも攻撃的なスキルを持っているのが特徴。
超攻撃的生物の異名は伊達ではない、と言ったところか。
金色シリーズ 
- ラージャンの黄金の毛を惜しみなく使って作られた剣士用防具。
ノーマル、及びMHFの金色・魁、MHP2Gにのみ登場するG級防具の金色・真シリーズが存在する。
- ノーマルは、角飾りつきのカツラ、怒れるラージャンの逆立ったたてがみを模した意匠の羽織、
そしてボリュームある袖と袴に帯が特徴。
男性の場合一式を装備すると、金のカツラが腰の下まで伸びているかのように見え(実際は腰パーツの一部)、
歌舞伎の連獅子のような姿になる。
女性の方は黒いポニーテールのカツラなので男性ほどカブいてはいない。 - MHP2Gに登場した「金色・真」シリーズは頭パーツがカツラから兜に変更され、
袴が膝の辺りで切られており、よりシャープな印象を持たせる。
後述するように性能が高く、見た目もカッコいいので愛用しているハンターは多い。
- 上位、G級防具ともに金きらで目立ちすぎるためか、
それともラージャンのたてがみが発する怒気のためか、一式装備で「挑発」がついてしまう。
しかしソロプレイでやる限り常に自分が狙われるだけであり、
特に大剣やハンマーにとっては攻撃チャンスが増えるため、実質マイナススキルはないとも言える。
氷が-2なのをのぞけば全ての属性耐性がプラス(火と龍は+3、他は+2)であるのも強み。
逆に龍耐性があるからと言ってクシャルダオラに挑むなどすると、
もう一つの得意属性である氷で苦しめられることになるため、慎重に選ぶこと。 - 金火竜の装備とは違うので注意。
ただし、金色なだけあってか、作成に金火竜の素材も要求される場合もある。
MH2 
- 一式装備で「火事場力+2」と「体力+30」、マイナススキルで「挑発」がつく。
見た目は良いが、素材元の実力を考えると少し寂しいスキル構成である。
スロットも多くはなく、防御力も特別に高い訳ではなかった。
強いていえば氷耐性以外が全て10以上だったが、その程度である。
MH2ではラージャンの武器も特別高性能な武器はないので、腕試し的な側面が強いのかもしれない。- スロットが少ないと言っても皆無ではなかったのと、当時の水準では火事場SPが高め、
また他の装備もけしてスキルが潤沢というわけではなかったので、
これでも火事場用の装備としてお呼びが掛かることもあったようだ。
- スロットが少ないと言っても皆無ではなかったのと、当時の水準では火事場SPが高め、
MHP2 
- 一式装備だけで「斬れ味レベル+1」「火事場力+2」「笛吹き名人」が同時発動する。
各種属性耐性の高さも健在で、火事場を抜きにしても十分すぎる活躍が可能である。 - 欠点は一式そろえるのに金獅子の尖角が7本も必要で、
金火竜の上鱗も一部パーツに使うという素材面での面倒くささ。
尖角ならば最後の招待状で角破壊が出来れば確実に入手できるのでまだマシかもしれないが…。
またスロット総数が4と少なく、武器にスロットが空いていなければ補助スキルの発動が見込めない。
しかしデフォルトで笛吹き名人が付く防具として狩猟笛使い達の人気は高い。
このスキルがあれば笛アイテムが壊れにくくなるため、
狩猟笛以外の武器を担いでも死にスキルにはならないが、基本的には狩猟笛向きの防具である。
- スロット数不足に加え、各スキルポイントの配置が均等のためパーツごとに使う分にはやや勝手が悪い。
MHP2G 
- G級相当である金色・真は火事場と笛の代わりに「集中」と「龍耐性+5」が発動する。
こちらはスロットも10空いているためスキル構成の自由度が上がっている。
集中と高い自由度により、抜刀アーティ用防具としての採用率が高い様だ。
他にも高い龍耐性をスキルでさらに上げれば、
ヤマツカミの怒り吸い込みにもギリギリで耐えられるくらいの堅牢さを得られ、
G級の古龍やティガレックスとの戦いも格段に楽になる。挑発はマイナススキル扱いだが、
大剣を使うのであれば頭を狙いやすくなり、むしろ好都合なので消されることはまず無い。
実質全てのスキルがプラススキルと言っていいだろう*1。
- しかしこちらは一式揃えるために金獅子の剛角を5本も使うのが最大のネック。
G級ラージャンの角破壊かラージャンが絡む大連続(低確率)でしか手に入れられない上、
100%出るわけではないというハンター泣かせの素材である。
鋼の厚龍鱗、金火竜の厚鱗に黄金の煌毛、と他の素材もそれなりに厄介。
激昂したラージャンの角を破壊すれば90%の確率で手に入るが、
逆に10%の確率で尖角×2を引いてしまったらやる気を失うことになるだろう…。
またG★3防具にしては初期防御力が低い点にも多少気をつける必要がある。氷以外の属性が効かないが、
肉質が全体的に柔らかいラージャンの特長を再現しているといえる。
- 集中だけが必要なら剛角は頭パーツの2本で事足りるので覚えておくと便利。
- 上記の通り、大剣との相性は抜群に良いので、カイザミ装備と同様にテンプレ装備と言える。
MH4 
- 金色・黒子共に力の解放+1と挑戦者+1が発動し、
金色には匠の、黒子には装填速度のポイントが若干付く。
また、どちらもスタミナのマイナスポイントが付いているが、-8と発動はしない。
誰もが夢見た、腕が光るスキルを両立させることが出来るのである。
防御を捨て、複数の強化で一気に畳み掛けるMH4のラージャンを体現したスキル構成であると言える。- しかし、どちらのスキルも+1ではいまいち使い勝手の悪い効果であり、
また生存関係のスキルが一切付かないこと、同時に発動させることが出来ないことなどから、
一式で使うのはロマン以外の何物でもない。
- しかし、どちらのスキルも+1ではいまいち使い勝手の悪い効果であり、
MHX 
- 今作の金色/黒子シリーズは発動するスキルがガラリと変わり、攻撃アップ【中】、明鏡止水、挑発が発動。
純粋に攻撃力を高めた上で、今作の目玉である狩技を積極的に発動できるようになっており、
シンプルながらも扱いやすいスキル構成となっている。
耐性も氷がマイナスである以外はすべてプラスとなっており極めて優秀。
しかし、空きスロットが胴と腰に一つずつのみで、スキルの追加はお守り頼りとなってしまう点がネック。
- 黒子一式の場合は発動スキルが攻撃アップ【中】、明鏡止水、隠密と挑発が隠密になっただけで構成は同じ。
しかし、スロットの関係上各種弾強化や集中といった必須スキルの追加が難しい。- 普通、一式装備では剣士/ガンナー共に共通のマイナススキルを持っていることが多いが、
黒子一式の場合はマイナススキルがポイントを含め一切存在しないという珍しいスキル構成となっている。
そもそも、挑発そのものがマイナススキルとしての側面がやや薄い為に、
このような仕様となっているのかもしれない。
- 普通、一式装備では剣士/ガンナー共に共通のマイナススキルを持っていることが多いが、
- 肝心の作成難易度であるが、なんと今作では一式生産必要な金獅子の尖角の数が7本に増加。
それ以外のレア素材は特に必要ないものの、一式生産の難易度は過去作に比べてもやや高めになっている。
ただ、一部のクエストで報酬として出るようになっているので、低くなったということもできるか。
MHW:I 
- アップデートでのラージャンの追加に伴い登場。
今作ではEX金色α・βの2種類が実装された。- αは通常の金色装備とほぼ同様のデザインだが、
βは金色・真のような具足と小手で衣服をまとめた姿に金色の鬣と黒の面頬を備えた新規デザイン。
- αは通常の金色装備とほぼ同様のデザインだが、
部位 | α | β | ||
---|---|---|---|---|
スキル | スロット | スキル | スロット | |
頭 | 弱点特効Lv2 | なし | 弱点特効Lv2 | Lv4×1 Lv1×1 |
匠Lv2 | ||||
胴 | 逆恨みLv2 | Lv3×1 Lv1×1 | 逆恨みLv2 | Lv4×1 Lv1×2 |
砥石使用高速化Lv2 | ||||
腕 | 逆恨みLv1 | Lv2×1 | 逆恨みLv1 | Lv4×1 Lv3×1 |
匠Lv2 | ||||
腰 | 弱点特効Lv1 | Lv3×1 Lv1×1 | 弱点特効Lv1 | Lv4×1 Lv3×1 |
匠Lv1 | ||||
脚 | 逆恨みLv2 | Lv2×2 | 逆恨みLv2 | Lv4×1 Lv2×1 |
攻撃Lv2 | 攻撃Lv1 | |||
一式 | 逆恨みLv5 | Lv1×2 Lv2×3 Lv3×2 | 逆恨みLv5 | Lv1×3 Lv2×1 Lv3×2 Lv4×5 |
弱点特効Lv3 | 弱点特効Lv3 | |||
攻撃Lv2 | 攻撃Lv1 | |||
匠Lv5 | ||||
砥石使用高速化Lv2 | ||||
シリーズ スキル | 2部位以上:金獅子の怒気(心眼/弾導強化) 4部位以上:金獅子の怒気(剛刃研磨) |
- 逆恨みと弱点特効がメインの構成で、攻撃Lv1~2もある為非常に攻撃的。
スロットもβは全体的に多めで拡張性も高い。
同じく頭と腰で弱点特効とシリーズスキルが狙えるEXジャナールから乗り換えたハンターも多い。
- スロットの少なさでやや敬遠されがちなαに関しても、頭は匠2・弱点特効2、腰には弱点特効1・匠1と極めて優秀。
頭に関してはβに匠珠IIを入れた場合と比べLv1スロット分劣ってしまうが、
腰はβのLv3に匠珠を入れるとLv4スロット1つとなるため下位互換とはならない。- ミラボレアス実装後の環境においては、最終的にEXドラゴンが待ち受けることを考えると
Lv1スロット1つのためだけに匠珠を粘るというのはあまり堅実とは言えない。
運良く攻略の道すがら匠珠IIが手に入った豪運の持ち主か、とにかく寄り道好きなプレイヤーでもない限り、
これからMHW:Iをプレイする新規プレイヤー、またはサブデータであれば
αの方にお世話になる機会も多いだろう。
- ミラボレアス実装後の環境においては、最終的にEXドラゴンが待ち受けることを考えると
- 2部位で発動する心眼は弱点特効とは相性が良くはないが、
当のラージャンのように弱点部位が硬い部位に近いケースもある為、
あっても無駄にはならない。
また、ガンナーでは通常弾や貫通弾を使う場合に弾導強化がおまけで付いてくるのは美味しい。
- βは脚部位の攻撃スキルがLv1下がる以外は剣士スキルがカットされるだけなので、
ガンナーで使う場合はβ一択。
MHRise 
- 剣士防具とガンナー防具の区別がなくなったため今作も金色シリーズのみの登場となっている。
ラージャン自体は★7で正式にクエストが出現するが、狩猟環境不安定による乱入は★5の時点から発生するため
運と相応の実力は必要なものの★5でも作ろうと思えば作ることはできる。
★5時点ではもちろん、★7の他の防具と比較しても頭一つ抜けた高い防御力が目を引く。
その防御力は1部位70と、今作のラスボス防具の76についで発売時点では2位の防御力を誇る。
発動スキルは火事場力Lv5、渾身Lv3、力の解放Lv3、超会心LV3と会心、火力てんこ盛り構成。
スロットも全部位合計でレベル3が1つ、レベル2が2つ、レベル1が5つとそれなりにあり、
攻防共に隙のない優秀な装備で非常に頼りになる。 - ところで百竜夜行には寒冷群島のみを生息地にするモンスターが登場しない。
これが何を意味するかというと、金色シリーズの唯一の弱点である氷属性という穴を突かれる心配が一切ないのである。
死ぬことがさしてリスクにならないという百竜夜行独自のシステムも火事場力Lv5と好相性で
百竜夜行においては最適解と言っていい防具となる。- ジンオウSシリーズと組み合わせれば弱点特効+超会心の装備を組むことも容易。
今作で人気のナルガ武器との噛み合わせも抜群である。
- ジンオウSシリーズと組み合わせれば弱点特効+超会心の装備を組むことも容易。
- Ver.2.00アップデートにより超会心や力の解放の珠が作れるようになり、
しかもLv2スロットであったため、相対的に弱体化した。
特に攻撃2・見切り2を持つインゴットSは単純にLv2*4相当であり、
スロット数換算のみを考えればインゴットSに劣っている。
しかしそれでも超会心2・力の解放1が付く脚はそれなりに強力であるのと、
一部位防御力90まで強化できるようになったため、
高い防御力を保ちながら超会心装備や足りない会心率を補いたい場合には出番となるだろう。- 但しLv1スロットの多さではインゴットSに勝るので、
Lv1スロットを多用するガンナーにおいてはこちらのほうが扱いやすい可能性はある。 - Ver.3.00以降は防御力400半ば程度だと確定即死、
または僅かでもダメージを追っていれば即死というケースがいくつか出てくるようになり、
剣士であっても即死を回避する目的でこちらを採用出来る可能性はある。
Lv1スロットが多いため乗算効果となる防御Lv3を搭載するのも難しくなく、
素の防御差も含めてインゴットSと比べ50以上防御力を伸ばせることもある。
- 但しLv1スロットの多さではインゴットSに勝るので、
MHF 
- 金色シリーズでは、部位毎に「攻撃5・底力3・回避性能4・耐暑3・耐寒3」がつく。
剛力スキルの2点と回避性能を両立しているスキル内容であり、
スキルシミュレータをかけると特に腰が要求されやすかった。
ただし黒子シリーズにも言えることだが、
強化に際してラージャン素材をものすごい量要求されていたため、製作は楽ではなかった。
現在では強化素材のほとんどが鎧玉となり、
上位のラージャンも弱体化したので格段に作りやすくはなったが、
現在では他にも多数の優秀な防具が存在するので作られることはほぼ無い。
- G級では金色G/黒子Gシリーズが登場。
いずれもスキル「怒」を備えており、現実的にG級で真根性を発動可能になる最初の防具セットであった。
GG以降はエントラシリーズとそれに関連するハンターナビにその立場を譲ったが、
それ以前は繋ぎとして多くのハンターに採用された防具である。- ちなみに、他の多くの防具と同じくデザインは従来のままであったが、
MHF-GGではデザイン変更が行われた。
全体的に金色の毛が増量されている。
特に分かりやすい部分を挙げると、金色Gの頭のカツラが金色になっていることなどか。
- ちなみに、他の多くの防具と同じくデザインは従来のままであったが、
黒子シリーズ 
- 概要にもあるように金色シリーズとは対照的な黒ずくめの装備。
金色シリーズが黄金の毛を多く使用しているのに対し、こちらは金獅子の黒毛をメインに使用している。
動きやすくするためか膝丈のくくり袴に脚絆という足ごしらえとなっている。
金色シリーズと同様に他モンスターの素材を要求される場合もあるが、
鋼龍や蛇竜など暗色系のものが多く、地味の一言に尽きる。
金色装備が歌舞伎の連獅子ならば、こちらは同じく歌舞伎の黒衣をモチーフにしたものだろう。
隠密のスキルを有するのも、派手な演者の裏で補助や人形の操作等を行う黒衣の役割にちなんでいるのかもしれない。
- こんな格好でもMH2当時は金色とスキル構成が同じで、すなわち挑発が発動した。
- MHP2(G)でのスキルは「火事場力+2」「砲術王」、そしてこれまた金色とは対照的な「隠密」。
徹甲榴弾を主力運用しない限り砲術王の恩恵を受けることは難しく、ソロよりPTプレイでの運用に向くか。
砲術のスキルポイントがあるのはラージャンのライトボウガンが徹甲榴弾の速射に対応しているからだろうか。
- MHFでの黒子シリーズは、部位毎に「気配5・装填4・聴覚保護3・精密射撃2・弾調合2」が付属する。
金色と比べると少し需要は低い。
- 黒子・真シリーズになると、
スキルが「通常弾・連射矢威力UP」「集中」「龍耐性+5」「隠密」となり連射弓に適した装備となる。- スキル構成の関係上、この弓とセットで使われることも多い。
特に腰装備は作成に金獅子の剛角を必要としない点も大きい。
男性用頭装備はこれまた虚無僧を髣髴とさせる深編笠である。
そのためか、頭装備にだけ笛のスキルポイントがひっそり+3されている。
- 黒子・真一式の完成には、金色・真と同じく金獅子の剛角を5本も使う。
このうち頭に2本使うのは同じだが、金色で使う腕には使わずなぜか脚に3本も集中して要求される。
腕は通常弾強化のポイントが+3あるので、有難いと言えば有難い。
蛇竜の特上皮計6枚も面倒くさいので旧火山ツアーでさっさと集めてしまいたい。
- MHW:Iではラージャン装備は上記の通り金色シリーズのα・βという形で実装されており、
この装備は作成できない。
斉天・仙師シリーズ 
- MH4GのG級の金色・黒子シリーズに相当する装備で斉天が剣士、仙師がガンナー用となっている。
一式で発動するスキルは金色・黒子シリーズから順当に強化され、
共通で力の解放+2、挑戦者+2、雷属性攻撃強化+2が発動する。
また相変わらず一式では発動しないもののスタミナのマイナススキルがあり、
剣士では匠、ガンナーでは装填速度のポイントが少し付いている。
一式を作成するためには金獅子の剛角を7個に加え、紅玉や宝玉などのレア素材を要求される。
斉天の腰部位は匠3スロット2に加え本気と闘魂のポイントが3ずつあるため、
匠と闘魂を同時に発動させる場合は役に立つだろう。
しかしやはり発動スキルの関係から上位の時同様後述の怒天・心滅シリーズに立場を奪われがちである。
- MHXXではXの金色/黒子シリーズを踏襲したスキル構成で再登場。
剣士用は金色シリーズをベースに逆恨みが追加され、
ガンナー用は黒子シリーズにフルチャージが追加される形になる。
スロット数も2から5へとそれなりには改善された。
但し2スロ部位が1箇所(腰)のみで残りが1スロ部位(頭・胴・脚)とやや使いにくい配置になっている。
剣士用には挑発、ガンナー用には隠密が付いている特徴的な構成もそのままである。
ガンナー用は隠密が目論見通りに機能するかは置いておいて
隠密でヘイトを下げてフルチャージを維持するという、
黒子の用に忍ぶ立ち回りを目的としているのはまだ良いとしても、
剣士用は挑発でヘイトを上げて被弾することで攻撃力を更に上げるという、
とんでもない逆ギレ装備になっている。ワザと殴らせておいてからキレて殴り返す様はヤンキーそのもの。
特にこの狩技なんかは「モーション中に攻撃されることによるメリットがあり」
「必要ゲージ量が特大なのでゲージ効率も出来るだけ高めたい」とこの防具で使ってくれと言わんばかり。
なお溜め短縮6スロット3のお守りとスロット3の大剣を用いれば、
斉天・真一式のスキルに集中と抜刀術【技】を追加する事が可能である。
抜刀術を軸にした普段通りの立ち回りが出来る大剣でありながらも、
一味違った狩りを楽しみたいと言うなら一式揃えてみてはどうだろうか。- 特にブレイヴスタイルなら震怒竜怨斬だけではなく、
普段からイナシによる赤ゲージ発生もあるので、逆恨みが効果的に作用すること間違い無し。
武器と戦い方次第では集中も抜刀術も切り捨てて、他のスキルを自由にしてしまえるのも嬉しい。
また狩技2つ以上のスタイルなら明鏡止水で狩技ゲージ上昇率を高めた上で、
逆恨みだけではなく獣宿し【獅子】の効果まで乗せた震怒竜怨斬という、
ロマンに振り切れた今作最大級の一撃をお見舞いすることが出来る。
- 特にブレイヴスタイルなら震怒竜怨斬だけではなく、
- MHR:Sでは再びマスターランクの通常個体装備として登場。
スキルは火事場力、力の解放、渾身、超会心、ひるみ軽減に変更されておりヘイト関連スキルは
ないなど、上位版に毛が生えた程度のスキル構成になっている。
装備が剣士とガンナーで統一された関係により、仙師は登場せず。- 理由としては激昂ラージャン装備である怒天が今作にも存在する為と思われる。
怒天の方がより攻撃的なスキルを揃えているが、スロットは貧弱なのに対し
こちらは全身でLv4×3、Lv3×1、Lv1×5と充実。差別化点となっている。 - 怒天の項目にある通り、こちらはMHW:Iでは激昂したラージャンの防具だった斉天シリーズの見た目を受け継いでいる。
これがどういう事かというと、通常個体防具のこちらが激昂個体派生武器のような白っぽく輝く金色の毛が生えているのに対して、
激昂個体防具の怒天シリーズの方は、通常個体派生武器のように黄色味が強い黄金の毛で装飾されてしまっているという
双方なんともチグハグな見た目になってしまっている。
- 理由としては激昂ラージャン装備である怒天が今作にも存在する為と思われる。
- 下記の怒天/心滅シリーズ共に解説文が上位の頃とは打って変わって漢文を和訳したような文体になっている。
剣士ガンナー共通で「古人曰く、是を以て〇を守る。」から始まっており、〇には各部位の名称があてがわれる。
怒天/心滅シリーズの場合は書き出しが「古人曰く」が「偉人曰く」に変わっていて、
通常個体より上位の扱いである特殊個体の格を窺わせる。
なかなか個性的な解説文なので暇な人は読んでみると面白いだろう。
怒天・心滅シリーズ 
- MH4にて追加された、激昂したラージャンの固有素材『羅刹の金角』や『金獅子の怒髪』を使うことで
作成できる、言わば激昂したラージャンの防具。
剣士用が『怒天シリーズ』、ガンナー用が『心滅シリーズ』となる。
- 外見はMHP2Gの金色・真/黒子・真シリーズと近いものになっており、
一部の装飾が黒色から金色となっている。
- スキルは金色・黒子シリーズの上位互換であり、本気が+13、闘魂が+12、
怒天は匠、心滅は装填速度がそれぞれ+4となっており、マイナススキルとして鈍足も発動する。
やはり一式では使いにくいので、パーツごとの運用が好ましい。
- 属性耐性も金色・黒子シリーズの傾向を受け継いでおり非常に優秀。
ただし氷耐性だけは剣士で-35と壊滅的なので、相手によっては食事でフォローしておきたい。
MH4G 
- MH4Gでは怒天/心滅・真シリーズが登場。
一式で挑戦者+2と力の解放+2と属性攻撃強化・鈍足が発動されるのだが…
怒天・真の腰装備はなんと、あのリベリオンメイルを超える刀匠3スロット2という真打装備に打ってつけの装備となった。
胴も刀匠1スロット3と「あと1ポイント」という時に最適。
リベリオンに変わる真打装備4G版として活躍が期待される。
また、一式でのスキルからもおわかりのように挑戦者+2との共存も容易。
MH4以上に混合防具で真価を発揮するといえるだろう。
ちなみに腰は刀匠とスロの他に闘魂2本気2も付いている。
混合防具で真価を発揮してるのは真打のほうかもしれないが。
また、腕装備も優秀で、刀匠スキルもスロットも無いものの、
本気+6、闘魂+7というトチ狂った性能を誇る。- ちなみに女性用の胴装備は胸元の露出が素晴らしい事になっており、
ワイルドな魅力を好む紳士にとっては性能のみならず外見までも注目せざるをえない逸品である。
- ちなみに女性用の胴装備は胸元の露出が素晴らしい事になっており、
- 生産難度は前作以上に酷く、もはや鬼畜と言っていい。
ラージャンハートや羅刹の金剛角といったG級激昂ラージャンの素材を山ほど要求されるのはもちろんのこと、
今作では部位ごとにラージャン以外の素材もかなり要求される。
頭装備にキリンの剛蒼角×3、胴には堅牢な白銀の角×3、
腕に黒狼鳥の剛翼×3、脚に怪鳥の福耳×2という、
集めるのに骨が折れるG級素材の数々を要求される。
注目すべきはそのラインナップである。キリン、モノブロス亜種、イャンガルルガ、イャンクック…
そう、これらのモンスターはモノブロス亜種が村・探索限定、それ以外は未知の樹海限定という、
出会うことすらひと手間かかる奴ばかりなのである。
しかもどれも部位破壊をしなければ手に入り辛いものばかりであり、
特に、前述した通り有用な胴装備に必要な堅牢な白銀の角を集めるには、
ソロ限定を強いられるにも関わらずG級相当の強さを持ったモノブロス亜種の角を3回折る必要があり、
これを使った装備を着ていることはそれ自体が実力の証明になると言っても過言ではないだろう。
角折りはサブタゲなので閃光玉と罠を駆使してさっさと帰ればすぐだが。
一方、腰は激昂したラージャンの素材だけで作れる。
ラージャンハートと羅刹の金剛角の両方を必要とするものの
前述の性能から、まずはこれから作るといいだろう。
いずれにせよパーツ単位で運用するのなら、その見返りは大きい。
MHX 
- MHXでも激昂したラージャンが登場し、怒天/心滅シリーズも無事続投。
気になる発動スキルだが、業物/弾薬節約、集中、明鏡止水、挑発/隠密と極めて強力なラインナップとなっている。
一式でこれだけのスキルが発動し空きスロットもある装備は非常に珍しい。- 業物と集中が有効に働き、かつ強力な狩技が多い太刀と合わせるのが良いだろう。
武士のような出で立ちにもピッタリ合う。
その他にも挑発を最大限活用できるハンマー、他スタイルに比べ手数が増えるエリアル大剣にも合わせられるか。
また、集中に魅力を感じないなら空きスロットに無心珠を入れると
業物、明鏡止水を残したまま頭装備がフリーになる。
隼刃の羽飾りなど優秀な頭防具や、いいお守りがあればスキルを2個追加することも可能でこちらもおすすめ。
羽飾りなら髪型もフリーになる。
- 業物と集中が有効に働き、かつ強力な狩技が多い太刀と合わせるのが良いだろう。
- パーツ単位で見ると、腕のスキルポイントが溜め短縮+5・斬れ味+3・無心+2と優秀であり、
集中を含む防具を組む上では高確率で引っかかる。
しかし、そんな優秀なパーツをそう簡単に手に入れられるはずもなく、代償として生産時に金獅子の闘魂を一つ、
そして、強化時にもう一つ要求される。
MHXX 
- MHXXではG級激昂ラージャンに合わせて怒天・真/心滅・真が製作可能。
上位の怒天/心滅シリーズから業物/弾薬節約を失った代わりに、
怒天・真は回避術、心滅・真は舞踏家を手に入れる形になった。
スロットも斉天・仙師シリーズと同じように2から5へ拡張され、
こちらは2スロ部位が胴と脚、1スロ部位が腰と使い勝手も少し改善されている。
もちろん剣士が挑発/ガンナーが隠密で真逆になっている構成と明鏡止水も据え置きである。
これによりXシリーズでは全てのラージャン防具一式で挑発(隠密)と明鏡止水が発動することになった。
明鏡止水の意味は「澄み切った穏やかな心」であり、破壊の権化たるラージャンには似合わないようにも思えるが、
狩技をバンバン撃てるようになる本スキルは、派手で豪快な攻撃をバンバン撃ちまくるラージャンと
ある意味結び付くものがあると言える。
- 剣士用は斉天シリーズのようにとんでもない逆ギレこそしなくなったものの、
挑発するだけしておいて回避術で当たらせないという、
これまた煽り性能の高いモンスターを苛立たせるだろう装備に仕上がっている。
集中も武器種によっては立ち回りを激変させるので、是非ともその恩恵を受けられる武器で使いたいところ。- 回避タンクという単語が浮かんだゲーマーも多いだろうが、
挑発のみではヘイトを独占できるような劇的な効果があるわけではないので悪しからず。
更にヘイトが欲しいとなればハンマーを高々と掲げてモンスターを煽ってやろう。
まぁ併用しようがヘイトが逸れる時は逸れるわけだが。
- 回避タンクという単語が浮かんだゲーマーも多いだろうが、
- またなんの因果か集中が欲しくなる近接武器にはヘイトが向いてくると都合が良いことも多い。
振り向きに頭を狙える大剣やハンマーは言うまでもなく、
鏡花の構えや剛・気刃斬りによるカウンターといった要素を持った太刀もその仲間に加わった。- ブレイヴスタイルの双剣もヘイト上昇によって研ぎ払いを狙いやすくなるがそれ以上に欲しいスキルも多い。
よりによって上位の怒天一式が持っていたにも関わらず、
怒天・真になる際に失った業物がトップクラスに欲しくなる武器種でもある。
スラアクの集中?死にスキルの事は忘れよう。ジャスト回避を除けばカウンター系の行動もないし。
- ブレイヴスタイルの双剣もヘイト上昇によって研ぎ払いを狙いやすくなるがそれ以上に欲しいスキルも多い。
- なお斉天・真一式でも紹介した「集中+抜刀術【技】+明鏡止水+挑発+震怒竜怨斬」の構成はこちらでも可能。
攻撃力UP【中】と逆上が無くなった分一撃の破壊力では流石に劣ってしまうが、
それと引き換えに手に入れた集中はスタイルにもよるが大剣には喉から手が出る程のもの。
これに抜刀術【技】を追加するだけならば、スロット2の武器か護石があれば済む程にハードルが低くなっている。
そのおかげでお守りの難易度が落ちるのが勿論のこと、
スロットの無い二つ名武器を使用してゲージ上昇率を更に高めた上で、
10ポイント以上かつスロット2のお守りで更にスキルを追加するのみならず、
会心強化5スロット3+スロット3の大剣ならば新大剣三種が発動出来てしまう…
なんとここに来てラージャン防具による大剣3種+挑発というまさかの先祖返りである。
あれは怒天・真ではなく金色・真だという再現度に拘る御方ならば合成してしまえば問題ないが、
抜刀術【技】+超会心の追加には武器スロット3まで必須なので、
今作のディアブロス素材の大剣がどちらも使えないのが悔やまれるばかりである。
- ガンナー用は集中が追加された仙師シリーズともいうべき使い心地で、
狩技を多用したい場合の弓の運用に向いているが、
チャージショットを軸に据えたライトボウガンという変わり種もある
(見落とされがちだがライトボウガンもチャージショットにのみ集中が適用される)。
またフルチャージも回避距離との複合スキルになった事で維持がしやすくなったのも嬉しい。
ここに弾強化スキルを追加するのが定石だが、
ブレイドワイヤーを軸に運用するとある弓の場合はその定石すら投げ捨てる事になる。
MHW:I 
- アップデートで特殊個体が参戦したことで、防具も無事に実装された。
今作では特殊個体素材を用いて作成する防具名が過去作でのG級通常個体装備である「斉天シリーズ」となっているが、
防具としての立ち位置やシリーズスキルなどを考慮し、この項目で扱うことにする。
スキルに関しては同時に実装されたEXブラキウム同様に火力寄りの構成となっている。
性能は下記の表の通り。
部位 | α | β | ||
---|---|---|---|---|
スキル | スロット | スキル | スロット | |
頭 | 火事場力+3 | なし | 火事場力+1 | Lv4×1 |
耳栓+3 | 耳栓+3 | |||
胴 | 渾身+3 | Lv1×1 | 渾身+3 | Lv4×1 Lv2×1 |
耳栓+2 | ||||
腕 | スタミナ急速回復+2 | Lv2×2 | スタミナ急速回復+2 | Lv4×1 Lv2×1 Lv1×1 |
防御+3 | ||||
腰 | 渾身+2 | Lv×1×3 | 渾身+2 | Lv4×1 Lv2×1 Lv1×1 |
火事場力+2 | ||||
脚 | 体力増強+3 | Lv2×2 | 体力増強+3 | Lv4×2 |
火事場力+2 | ||||
一式 | 火事場力Lv7 | Lv1×4 Lv2×4 | 火事場力Lv1 | Lv1×2 Lv2×3 Lv4×6 |
渾身Lv5 | 渾身Lv5 | |||
体力増強Lv3 | 体力増強Lv3 | |||
耳栓Lv5 | 耳栓Lv3 | |||
スタミナ急速回復Lv2 | スタミナ急速回復Lv2 | |||
防御Lv3 | ||||
シリーズ スキル | 2部位以上:金獅子の闘志(渾身・極意) 4部位以上:金獅子の闘志(火事場力・極意) |
- まず、渾身・極意が2部位で発動するのはかなり優秀。
今までは必要部位が多く採用しにくかったスキルだが、
2部位ならば他のシリーズスキルや優秀な防具と組み合わせやすい。
胴、腰のβ装備だけで渾身Lv5が発動するため、渾身装備ではその2つの採用が基本となる。
ついでにLv5ならMHW時と同じ発動条件になるので、
やっと渾身を採用することが現実的になった。
上乗せされる会心率も+40%である為、MHW時以上に恩恵が大きいのもポイント。
- 火事場力・極意は4部位装備する必要こそあるものの、
その効果はLv7で攻撃力1.4倍&防御力+150という破格の効果。
これはあの猫火事場を超える補正であり、
劣化猫火事場と揶揄されていた悲しい過去を払拭することに成功。
また、単に猫火事場を超えただけが優秀なのではない。
MHW:Iで火事場ラインまで体力を削る方法は、大きく分けると、
環境ダメージや毒で少しずつ削って小タル爆弾で固定する方法、
モンスターの大技を被弾してギリギリで耐える方法がある。
時間効率では後者が優れるのだが、特に根性を採用する方法だと、
今までは食事スキルが猫火事場で埋まるためにわざわざ護石で発動する必要があった。
しかしこの防具ならば食事でネコのド根性を発動することで護石枠がフリーになり、
今まで積めなかった火力スキルを更に上乗せできる。
- また、極意スキルほどのインパクトこそないものの、
耳栓が最低でもLv3発動するので、
だいたいの敵は咆哮を無視して戦える。
- 腕防具に付与されたスタミナ急速回復は、
維持が難しい渾身をより容易に維持できる為、補助スキルとしてはなかなか有用。
同時に付与される防御についても、装飾品などでレベルを最大まで上げれば、
火事場発動時の防御力に拍車がかかり、カスタム強化などを怠らなければ防御力1300越えも可能。
体力増強で火事場発動ラインが引き上げられた状態ならば、
火事場力を発動させてもある程度の攻撃にも耐えられるほどの耐久性を得ることが出来る。
具体的に言うと、防御スキルと同時に火事場力をHP上限ギリギリで発動していれば、
歴戦古龍といえども通常攻撃程度なら余裕をもって耐えられるほど。
- 脚部位も、どの武器種でも生存スキルとして最有力の体力増強が最大まで発動した上で
特にβはLv4スロットが2つも空いており、汎用性が高くテンプレ装備で使用されている。
- 2つの極意スキルがかなり強力で目を引かれるが、
その他のスキルも2つの極意スキルをバランスよく補助してくれる。
スロットもそこそこあるので、ある程度自由なスキル構成も実現可能。
火事場力が発動した時点で、他の構成での100%超会心と同倍率であり、
そこから更に火力スキルを積むことも可能である為、
火力だけならば間違いなく達人芸の上を行くロマン運用が可能。
- ここまではリターンのみを記述してきたが、当然ながら相応のリスクが重くのしかかる。
- 火事場力運用自体が難易度が高く、初心者でもできる…とは言い難い。
- 回復カスタムも火事場力に関しては重い足枷になってしまう。
- 防具の4部位が固定される為、剣士での採用率が高い達人芸が使用不可。
- 物理のみに補正がかかる為、属性特化武器での運用は非効率的。
- 渾身の維持=スタミナ維持の容易な武器種が推奨される。
これらの条件を満たそうとなると、プレイヤースキルは勿論の事、
使用可能な武器種も大きく制限されてしまう。
- 勿論、これらは一式運用した際の話であり、パーツ事にみれば非常に強力な防具である。
MHR:S 
- MHR:Sにて、激昂したラージャンの再登場により装備も再登場。
スキルは激昂、見切り、業物、弾丸節約、連撃、回避距離UP、会心撃【属性】と
控えめだった斉天と比べるとだいぶ盛り盛りになっており、かなり攻撃的な構成。
一方、上述の通りスロットはマスターランク相当とは思えないほど貧弱。- MHW:Iと同じく欲しいスキルが付いている部位を採用して混成装備にするのも良いだろう。
- 一式のスキル構成は以下の通りになる。
- 剣士かガンナーどちらかで確実に腐るスキルがあり、
なおかつLv1スロット3つという傀異錬成との相性が抜群の頭部位が目玉か。
不要なスキルを消しつつ、スロット強化を引き当てることができればかなり強力。
激昂も、これ目当てにするには微妙とはいえオマケで付いてくる分にはそれなりに有用なスキルである。 - 後に激昂と非常に相性がいいスキルの龍気変換が登場した。
発動部位が被るため頭部位は採用できないものの、赫耀・暦を頭・胴・腰に、
この防具を腕・脚に装備することで錬成も護石もなしで激昂Lv2と龍気変換Lv3を発動できる。
防具の傀異錬成や傀異マカ錬金があまりできない段階で龍気変換装備を組みたい場合は
この組み合わせを取っ掛かりとしていくといいだろう。
黒子ネコノシリーズ 
- MH4にて登場した、金獅子素材のオトモ用装備。
"黒子"の名を冠している通り、ハンター用の
黒子シリーズ(厳密にはその元ネタ)を模したデザインになっている。
この防具を身に付けたオトモに対しては見えないものとして振る舞うのが礼儀だとか。
オトモの実存の問題に鋭く切り込む、
やたら哲学的な装備に…あれ?見えない…
- 金獅子を金色シリーズ調に可愛らしくデフォルメした人形を
武器の先端に取り付けた奇抜な武器、その名も「金色ネコノカラクリ」。
もちろん操るオトモは見えない振りをするのがお約束である。- 武器説明文によればこの人形には魔除けの意味があるらしい。
実際に魔除けの効果があるかはともかく、装備しているだけでかなり目を引く。
なお実際に武器に付いているのは雷属性である。 - MH4(G)では頭防具のターゲット傾向が"小型一筋"なので、ハンターに忍び寄る魔を祓ってもらうのもいいだろう。
同作においては、金獅子の端材を使ってユクモ村農場で"ネコ薪割り訓練"に使われている斧の実戦対応版、
その名も「マキワリ(S)ネコ斧」を作ることができる。 - 武器説明文によればこの人形には魔除けの意味があるらしい。
- MHX(X)では獰猛化個体の端材を利用した猛(獰)黒子ネコノ装束が作成可能であるが、
その性能は作中トップクラスの防御力に加え、火6・水3・雷10・氷-18・龍15などと、
マイナス方面への振り切り具合も含めて大変素晴らしいものになっている。
強力な相手にこそ使い手の多い火・雷・龍に耐性があるのは非常にありがたい。
なお、耐性値は頭装備に偏っているため、耐性値が目当てなら胴だけ換装することも選択肢に入る。
見た目が気になる人もXXには防具合成があるので安心だ。
- MHXXのG級で作製可能な「獰金色ネコノカラクリ」は近接特化型で、雷打撃武器としては最高の性能を誇る。
また、今作にはブーメラン向きの雷打撃武器が「すずらんXネコロッド」と「異議ありパネル」しかなく、
どちらも性能が低めなので、属性値の低さとマイナス会心はあるが雷打撃ブーメランとしても最高の性能となっている。- と言っても属性値は12しかないため、雷ブーメランとしての活躍が見込めるかと言うとイマイチで、
大抵はミラニャンセスロッドの方が良い。
どうしても打撃武器でないとダメという場合でも、第二弱点の属性武器や鏖ネコ鎚ニャンディスあたりで十分。
- と言っても属性値は12しかないため、雷ブーメランとしての活躍が見込めるかと言うとイマイチで、
- 防具の着彩設定では
面隠の繋ぎ目、腰紐や背中の太鼓等が変更可能。
正直あまり変化しないが、あまり変更できる範囲が広すぎると悪目立ちするので
黒子というデザインコンセプト上、あまり劇的に変更できるようには出来なかったのかもしれない。
金色ガルシリーズ 
- MHRiseより登場の、オトモガルク用の装備。アイルーと同様、生産には金獅子の端材を使用する。
防具の「金色ガルノ獅子頭」「金色ガルノ獅子衣」は金色の毛をふんだんに使用したド派手な外見となっている。- 武器は打撃系統の「金色ガルノ鼓」。
ラージャン武器の例に漏れず物理偏重で、数値にして僅か5と申し訳程度の雷属性が付いている。
- 武器は打撃系統の「金色ガルノ鼓」。
- モチーフは恐らくハンターと同様に歌舞伎だろう。頭防具の巨大な鬣と木彫りのような質感は獅子舞も連想させる。
余談 
- 金色は「きんいろ」ではなく「こんじき」と読む。
- MHP2Gの金色・真およびMH4の怒天一式は、
カプコンの人気アクションゲーム『戦国BASARA』シリーズに登場する武将:前田慶次
の着ている鎧と
外観が少し似ている。デザインの参考にしたのだろうか?
また、BASARAの慶次は夢吉という小猿を連れていたり、
世間では「猿」のイメージの根強いゴリラ及びキングコング豊臣秀吉の元友人であったりと、
猿とは並々ならぬ関係がある。
そのあたりも参考にした由縁かもしれない。
黒子・真および心滅のガンナー頭装備もBASARAに出てくる「おたずねもの」の頭と同じであり、
説明文にも書かれている「伝説の暗殺者」=「おたずねもの」である可能性が高いと言える。- 一方、EX斉天αシリーズの男性用は、前述の豊臣秀吉を彷彿とさせる外観となっている。
- 激昂したラージャンと似たようなポジションに怒り喰らうイビルジョーがいるが、
そちらのG級防具は「グリードZ」である。
その法則でいけば怒天・心滅には「Z」を表す「極」が付くはずなのだが何故か「X」を表す「真」が付いている。
MH4Gには「極」と付く防具自体が登場しないため、存在自体がなくなったのかもしれない。
- 斉天の由来は西遊記の主人公である孫悟空の別名から来ているのであろう。
西遊記は、花果山で産まれた斉天大聖を名乗る猿(孫悟空)が天界に反逆するものの、
お釈迦様によって調伏され、数百年に渡って幽閉されるところから始まる。
その後、改心した孫悟空は三蔵法師の弟子となり、共に天竺を目指す旅に出るというのが西遊記のストーリーである。
恐らく斉天シリーズは天界相手に大暴れしていた頃の孫悟空をモチーフにしているのものと思われる。
なおEX斉天ネコα一式は緊箍児(頭につける金輪)と中華風の胴着に如意棒である。
さらに頭装備には猿の様なかつらまでついており、一式揃えると孫悟空そのものの見た目になる。
言うまでもないが、決してサ○ヤ人の方では無い…- ちなみに斉天大聖という称号は自称であり、後に天宮で大暴れして無理やり認めさせているものの、
後に経典を持ち帰った功績を称えて正式に授けられた仏としての名前は「闘戦勝仏」という。
しかし、一般的には斉天大聖という異名の方が有名でこちらはあまり知られていない。
- ちなみに斉天大聖という称号は自称であり、後に天宮で大暴れして無理やり認めさせているものの、
- 「怒天」に関しては慣用句である「怒髪天を衝く」もしくはその様を表した「怒髪天」からか。
日本語の慣用句としても普通に使われているが、実は元々中国の故事。
趙という国にとても希少な宝石があり、それを欲した秦の国の王様が領地とのトレードを申し込んだが、
いざ宝石を前にすると欲心に駆られ一方的に騙し取ろうとした挙げ句に宝石を携えてきた
藺相如という趙の家臣を殺そうとまでした。藺相如は当然怒りを顕にしたが、その様が凄まじく、
髪は逆立ち、被っていた冠が跳ね上げられた様を見た秦の面々は気圧されてしまったという。
この様子が「怒髪天を衝く」である。
なお、「怒髪」が天を衝くのであって、「怒髪天」を衝くのではない。- 余談だが、無事に国に帰った彼はこの功績で昇格する事になる。
しかし、口先だけで良いポストを得た事を妬んだ廉頗という歴戦の将軍との間に対立が生じてしまう。
結局紆余曲折あった末、廉頗は藺相如もまた自分と同じく国を思う同志である事を悟り和解。
お互いの為なら首を刎ねられても惜しくはない…と誓い合った事がこれまた
「刎頸の交わり」という故事の元になったとされている。
- 余談だが、無事に国に帰った彼はこの功績で昇格する事になる。