ゲーム用語/プレイステーション・ポータブル の変更点

SCEI(現SIE)から発売されていた携帯ゲーム機。

*概要 [#m9ffb897]
-2004年12月12日発売。略称はPSPが用いられる。
ゲーム以外にも、画像・音楽・動画・インターネット((但し、音楽・動画に関してはそれ相応の技術が必要であり、拝聴・視聴に関しては手間がかかる。))を楽しむことができ、
2007年9月20日に発売されたPSP-2000ではワンセグチューナーを取り付けることにより、
ワンセグ放送を楽しむこともできる。
最新機はPSP-3000・PSP go。
[[MHP>シリーズ/モンスターハンターポータブル]]、[[MHP2>シリーズ/モンスターハンターポータブル 2nd]]、[[MHP2G>シリーズ/モンスターハンターポータブル 2nd G]]、[[MHP3>シリーズ/モンスターハンターポータブル 3rd]]の4作を通じて、モンスターハンターシリーズはこのハードで大きく成長した。
また、このハードでは外伝作品として[[ぽかぽかアイルー村>シリーズ/モンハン日記 ぽかぽかアイルー村]]及び[[アイルーでパズルー>シリーズ/アイルーでパズルー]]の発売された。

-ライバルハードにニンテンドーDSがある。性能はこちら(PSP)が圧倒的に優位に立っているものの、
あちらの人気ソフト群に押され売り上げでは大きく水をあけられてしまっていた。
(あちらはMHPシリーズクラスのソフトがゴロゴロしているため、仕方ないといえば仕方がない。
むしろ今まで数々のメーカーが参入しては太刀打ちできずに消えていった[[任天堂>ゲーム用語/任天堂]]一強の携帯機市場で、
ここまで肉薄できたのは大健闘といえる)。
「ゲーム機とはソフトが主体である」という事をこれ以上ない程証明していると言える。
現にPSPは発表当初、値段の高さとPSP対応ソフトの少なさから購入を控えるものが多かったが、
MHPシリーズのブームが起きるとPSPは即完売した。
特にMHP3発売週は''発売から6年間で最高の販売数''だった。
--携帯ゲーム機ライバル戦線に於ける余談の後日談としては
2011年1月に発売された[[プレイステーションVita>ゲーム用語/プレイステーション・ヴィータ]]が
同年2月に発売された[[ニンテンドー3DS>ゲーム用語/ニンテンドー3DS]]と肩を並べる事となった。
本項はPSPの概要項目のため、次代のハードに関する言及はそれぞれのリンク項目に委ねるが、
ざっくり結論だけを言えば、[[MH3G>シリーズ/モンスターハンター3G]]以降は3DSへとシフトした。
---携帯機に於けるモンハンの時系列的には「PSPシリーズ」と「3DSシリーズ」で作品史が繋がっている関係上
PSPのライバルに該当するのは3DSだと言う考え方も、あながち誤りでは無い。
//--なお、海外ではMHP2Gまでの作品は発売されたものの、
//MHシリーズ全般に人気があまりないためボチボチの結果で、
//さらに海外市場におけるキラータイトルもなかったことから、
//海外においてPSPは''&color(Red){欧米の携帯ゲームシェア10~20%};''ほどで終わってしまった。
//上記のようにMHPが無ければ日本もこんな終わり方であったというのがよく分かる数値である。

-日本国内の市場では、2006年中頃から長いことMHPシリーズのいずれかの作品が
販売本数トップに居座っている。
2006年末はMHP、2007年末はMHP2、2008年末~2010年末はMHP2G、現在はMHP3である。
--最終的なソフト売り上げは第1位が''MHP3''(約450万本)、第2位が''MHP2G''(約245万本)、
そして第3位は''MHP2''(約172万本)とされている。
ご覧の通り、トップ3をMHシリーズが完全に独占しており、
特にMHP2G発売後のモンハンブームの凄まじさが窺い知れる。
因みに第4位には''ベスト版MHP2G''(約111万本)、さらに第10位に''MHP''(約66万本)がランクインしており、
駄目押しとばかりに第11位には''ベスト版MHP2G&color(Blue){の再廉価版};''(約64万本)が付けている((つまりMHP2Gはベスト版なども総計すると約420万本を売り上げたことになる))。
これほどまでにMHシリーズに売り上げが偏ってしまったため、
「''PSPはモンハン専用機''」などと揶揄されることも少なくなかった((モンハンがほとんど発売されなくなった後継機のVitaでも、『Minecraft』以外のソフトが売れないことから「''Vitaはマイクラ専用機''」と揶揄されていた。))。

-PS1の時代に''「ポケットステーション」''なるメモリーカード兼小型ゲーム機があったが、
ニンテンドウ64とゲームボーイの連動機能((当初は専用の通信ケーブルで両ハードをつなぐ物が構想されていたが、実際にリリースされたのはN64のコントローラーに装着したアダプタにGBソフトを接続してN64側の対応ソフトの機能としてアクセスする物であった。))より劣る上にデータが良く消えると酷評されていた。
--「据え置き型ゲーム機の記憶媒体に小型ゲーム機の機能を搭載し、連動するコンテンツを提供する」という
コンセプトに関して言えば、このポケットステーションの他には次の世代(プレイステーション2)における
競合機であったドリームキャストのビジュアルメモリしか存在しない。
-
このときの''経験(?)''と''PS3のノウハウ''を携帯レベルに抑える事により開発した''携帯AV機器''というコンセプトらしい。
ゲームメディアには「UMD」と呼ばれる小型光学ディスク(容量はゲームキューブのディスクと同じくらい)を使用し、
記憶媒体にはメモリースティックDuo系((メモリースティックPro Duoとすることも多いが、Duoはメモリーカード自体の物理的なサイズに対する表記であるのに対し、Proは内部構造に対する表記である。Pro自体はProが付いていない初期型の上位互換であるためProが付いていない初期型のメモリースティックDuoも問題なく使用可能だが、規格上の問題から実際には256MB以上の物は全てPro仕様となっている。))を使用する。
これは当時のソニー社が作った規格のみ対応する事から起因すると思われる。

-なお、本体を起動してからでないと音量調節が出来ないという携帯ゲームには珍しい仕様を持っている。
やはり、あくまでも携帯AV機器だからだろうか。
もし、音を出せない場所で安全に起動したいのであればイヤホンをつけて起動させることをお勧めする。
そのままイヤホンでプレイしても良いし、狩りに若干の支障は出るがミュートにしてからイヤホンを抜いても良い。

-バッテリーの持続時間は長いとは言えない弱点がある。
そのためモンハンを長時間プレイする時は対策を講じる必要がある。
幸いなのは公式が大容量バッテリーを発売していること。
一般的にはPSP-2000/3000用の大容量バッテリーとして発売されたものは
PSP-1000用のバッテリーに蓋を添付した物と言われているが、
実際にはこれも誤りでありPSP-1000のデフォルトは[[また別の物>http://www.jp.playstation.com/psp/peripheral/psp110.html]]だったようである。
公式の大容量バッテリーはPSP-1000用もPSP-2000/3000用も物としては同じ2200mAhであり、
PSP-2000/3000用として販売されていたものはPSP-2000/3000用の蓋を添付している。
ちなみにMHP3仕様のPSP-3000では元々この2200mAhのバッテリーが付属しており、
また十字キー側の裏面にもバッテリー蓋と同様のふくらみが存在しているため
グリップ感に関して言えば非常に良い。基本的な感触はゴムに似ている。
さらに、MHP2Gの辺りからはある携帯情報機器が爆発的普及を迎えたこともあってか、
持ち運び可能な外部バッテリーも多く見かけるようになった。
これによって標準搭載のバッテリーと併せて外出先でも長時間のプレイが可能である。

-2009年には後継姉妹機として、UMDドライブの省略された「PSP go」が発売されたが(ソフトはダウンロード販売専用)、
売り上げに伸び悩み、2年後の2011年に出荷終了となった。
そもそも通常のPSPでもダウンロード購入はできるうえ、UMDが使えなかった事が売り上げ不振の要因として挙げられる。
P2G以降の作品が遊べ、P2Gのダウンロード版配信日以降、PSP go本体購入者にP2Gが''無料''でダウンロードできるチケットがプレゼントされていた。
--なおPSPのメモリーカードがメモリースティックDuoであったのに対し、
PSP goはメモリースティックマイクロ(M2)という更に小さいものとなっている。((メモリースティックマイクロはProと表記はされていないが内部的にはPro仕様である。))
SDカードでいうminiSDとmicroSDの違いに相当するもの((ただし、物理的なサイズで比較するならばメモリースティックDuoとSDカードがほぼ同じ大きさである。))だが、
microSDは某携帯機器の普及の他に、メモリースティックDuoに変換するアダプターにより
PSP(PSP goではない)でも利用されているという事態((両メモリーカードの著作権保護機能の違いから、著作権保護機能が絡む用途(ワンセグ放送の録画など)には対応しない。))により広く普及している一方、
メモリースティックマイクロは全くと言っていいほど知られていない。

-そして発売から約10年が経過した2014年6月、ついに生産が終了。
現在PSPゲームをプレイするのであれば、中古で本体を入手するのが基本となるだろう。
ただし、中古では本体の経年劣化を念頭においた方が良い。
--ダウンロード版であれば、後継機のPS Vitaでもプレイ可能であるが、
こちらも2019年3月1日付で「''生産、出荷終了''」してしまったため、
(何らかの施策が無い限り)遠くない内にPSPのゲームを楽しむことは困難になると見られる。
**本体の違い [#l99efa39]
-標準的なPSPだけでも大きく分けると3種類存在し、これは本体の型番における4桁の数字の千の位で識別できる。
--PSP-1000 - 初期モデル。最初期のものはUMDの蓋が勝手に開く、
□ボタンの反応が悪いなどの不具合があったが、後に改善されていった。
--PSP-2000 - PSP-1000と比べると若干薄い。
内部メモリが拡張されておりUMD読み込みのキャッシュ領域などに利用できる他、
USB端子からの給電による充電も可能。
また、専用のケーブルを使用することでゲーム画面をテレビに出力することも可能。((PSPソフトについてはプログレッシブ出力のみの対応。))
--PSP-3000 - PSPソフトの外部出力においてもインターレース出力に対応、などのリファイン版。
--PSP-N1000(PSP go) - UMDドライブのないダウンロード版ソフト専用モデル。
また、画面がスライド式となり収納時には操作ボタンを隠すデザインなどで若干小型化されている。
--PSP-E1000 - ヨーロッパで末期に発売されたバージョン。無線LAN機能が存在しないが、
USB接続は可能なのでダウンロード版もPS3などを経由してインストールすることはできる。
UMD版ソフトにも対応している。

-なお同じ型番でも内部の違いで更に細かく分類することもできるが、
これについては本体システムへの不正改造の対策が主となっている。
ある種のいたちごっこぶりとも言えるだろう。
**余談 [#jef0507f]
-このハードで発売されている、セガの『''ファンタシースターポータブル''』の公式が使う略称も「PSP」だったりする。
ユーザー側はハードの通称と区別がつかないため「PSPo」という略称を使用している。

-Pシリーズにはまって長時間プレイした結果、各ボタンが壊れてしまったプレイヤーも多いと思われる。
修理に出そうにも高額の修理費&長期間の修理期間で二の足を踏み、いっそ新しいPSPを買ってしまおうか、
と悩むことも多かったのではなかろうか。

-PlayStation Storeからダウンロード版として購入できるゲームアーカイブスという形で、
(初代)プレイステーションやPCエンジンのタイトルをプレーすることもできる。
PSボタン(ホームボタン)で開くことができるメニューにより、ディスクチェンジをしたり、
解説書を見ることができ、非常にプレイしやすい。
なおPSPの場合、プレイステーションのタイトルについては
感覚上は初期のデジタルタイプのコントローラーでのプレーという形になるのだが、
L/Rボタンが各1個しかないためスライドパッドをL2/R2に割り当てる((L2+R2の同時押しはスライドパッドの上方向。))のが
標準的な操作体系となっている。
現在では「L/RをL2/R2に割り当て、L1/R1はスライドパッド操作」
「L/Rはそのまま使えばL1/R1、スライドパッドを上に入れながら押せばL2/R2」
「方向キーをL2/R2に割り当て、スライドパッドを方向キーとして使う」
といった体系に変更することも可能。
なおPSPからのPlayStation Storeへのアクセスは2016年3月末で終了しており、
現在はPSP用の購入においても他のデバイス(PS3、PS Vita、PC)からの操作が必要となる。
現在はPSP用の購入においても他のデバイス(PS3、PS Vita)からの操作が必要となる。
アカウント管理メニューは2016年4月以降も利用可能なため、
それらのデバイスで購入履歴に載せてしまえばダウンロードはPSPで行うということも可能。
*関連項目 [#occ137d1]
[[ゲーム用語/プレイステーション]] - 据置型
[[ゲーム用語/プレイステーション・ヴィータ]] - 後継機