ミ・ル戦闘BGM
変幻の黒影
- 使用作品
- MHF
- 収録
- モンスターハンターフロンティアG オリジナル・サウンドトラック
- 謎のG級モンスターこと、黒狐竜ミ・ル専用のBGM。
- 篠笛、尺八、琴、三味線、大太鼓などの楽器を用いているなど、
全体的に和風チックな曲調で構成されており、MHF全体でも異端の曲である。
様々なテイストを詰め込んだ構成となっているため、ループ部分までがやたらと長くなっており、
3分20秒強でようやく2周目へと突入する。標準的なMHの曲では2周目が終わってしまうような時間である。
幸い、ミ・ル戦は塔秘境のみでエリア移動が存在しないため、狩猟中はずっと聴いていられる。- なお、発覚BGMはUNKNOWNとは違い、G級専用のものとなっている。
- また、作曲時の仮の名称はそのまま「UNKNOWN2」であり、
UNKNOWNとの戦闘楽曲「UNKNOWN」のコンセプトにミ・ルの特性"変化"を加えている。
- 篠笛による静かで怪しげなイントロ部から始まる。
その寂しげで薄気味悪い調子に、歌舞伎における寝鳥の笛を連想する人もいるかもしれない。
- 拍子木によってイントロが終了した後は、
姿を現し、騒ぎ出したのを感じさせるかのように曲調が激しくなっていく。
曲は数回転調することで、前半と後半ではイメージがガラリと移り変わる。
クライマックスでは、和風中心だった曲に突如としてエレキギターによる激しいリフが入る。
近年でこそエレキギターを使用した狩猟曲が増えているが、
これほどにHR/HMの趣が強いリフを使用した曲は現在でも珍しく、
とても印象的な物となっている。
それまでの流れをぶった切るかのようにエレキギターが聴こえてくるため、初めて聴いた人は驚く事間違い無し。
その後は寂しげな三味線の響きの後、拍子木によってループする。
これらは黒狐竜ミ・ルが様々な姿に化けながら戦いを挑んでくる様子に合わせたものと思われる。- ミ・ルは中々出会えるモンスターではなく、ギターパートもかなり短いが、
それが却って強い印象を残すため、ギターパートだけを覚えてしまう人も居るという。
- ミ・ルは中々出会えるモンスターではなく、ギターパートもかなり短いが、
- ロックテイストを取り入れた戦闘BGMは、シリーズを通して
アルバトリオン戦BGM、ジンオウガ戦BGMに続き、史上三例目となる。
また、アルバトリオン戦BGMとはモードチェンジを意識した曲調という点で、
ジンオウガ戦BGMとは和風の曲調であるという点でもそれぞれ共通している。
- 乱入UNKNOWNよりは遭遇しやすいとはいえ、ミ・ルは挑む機会が少ないモンスターである。
イベントクエストで配信された「双哭招く終末」で初めて聴いたユーザーも居たという。
もっとも、このクエストの難易度はかなり高いため、BGMを聴く余裕は無いかもしれないが……。
- MHF-G2のプレビューサイト「緊急狩猟依頼、発令!」ではこの曲が使用されている
(なお、プレビューサイト内でページごとに複数のBGMが使用されている都合上、
MHF-G2のメインBGMである峡谷のG級狩猟曲と2曲同時に流れてしまう場合があるが、
その場合は一度別のページを選んでから再度「緊急狩猟依頼、発令!」を選ぶと解決する)。