MH(G)、MHP、MHX(X)に存在する採取クエストの1つ。
無印シリーズを代表するトラウマクエストでもある。
目次
概要
MH~MHP
- 内容は、飛竜の卵1個の納品。
飛竜の巣に行って卵を持ち帰ればそれで終わり…といえば簡単そうだが、そこはドSのカプコン。
あろうことかこのクエストでは親のリオレウスがフィールド内を巡回しているのである。
この運搬クエで森と丘を舞台にリオレウスと決死の鬼ごっこを経験したハンターも多いだろう。
- それどころか、初回プレイ時は確定でエリア4でリオレウスが登場するムービーが流れる。
ならばエリア6の断崖を登って反対側から巣に潜入しようと考える人もいるだろうが、そうは問屋が卸さない。
苦労して崖を登った新米ハンターの目の前にそびえたつのは、巣の入り口をふさぐ巨大な黒い岩。
無論、破壊することは絶対に不可能である。
リオレウスとの邂逅は、絶対に避けて通ることはできないのだった。- さらに言うと、何とかリオレウスをかわして卵を強奪しても、
この岩のせいでエリア6側からベースキャンプに向かうことは無理。
つまり、リオレウスが陣取っているエリア4を再び通って帰らなければいけないということ。
リオレウスにペイントを付けるなどして、彼が移動したのを確認してから巣を出るのをお勧めする。 - 流石に子孫を強奪するハンターを許す訳が無く、普段以上にアグレッシブにハンターを追跡し襲いかかってくる。
盗まれた子供を犠牲にしてでも以降の子孫を守ると言わんばかりの攻めっぷりである。
こっちはこっちで抱えた卵を落とす訳にはいかないので、武器を出す事も出来ず必死に逃げるしか無い。
しかも重いので移動が遅く、少しでも気を抜くとあっという間にレウスに追いつかれてしまう。
- さらに言うと、何とかリオレウスをかわして卵を強奪しても、
- また、このフィールドにはいつも通りランポスも屯しており、
重い卵を運んでいるハンターに容赦なく襲い掛かってくる。
すんでのところでリオレウスを振り切ったというのに、ランポスに跳びかかられて卵を割られてしまった…
という苦い経験をした方も多いはず。
- キークエストなので避けて通ることはできない。
幸い制限時間は50分と長いため、何回か失敗したとしても十分取り返しはつく。
また、エリア4で卵を落としてからランポスを全滅させればその後復活しなくなるという裏技もあったりする。
あきらめずに何度も挑戦してみよう。
- こうしたこともあり、クエストクリアの瞬間、「二度とやりたくない…」と心から思ったハンターは数知れない。
だが、その後何回も飛竜の卵の納品クエストが登場するという悪夢を、新米ハンターはまだ知る由もなかった…。
- MHGでも全く同様のクエスト内容である。
無印のデータを使ってスタートした場合、クリアフラグが引き継がれるのは村★1までなので、
★3以降のクエストを受注したければ再びクリアする必要がある。
- MHPでも同様のクエストだが、クエストレベルが★1になっている。
キャラクターメイク後の「初心者ですか?」の質問に「いいえ」と答えると、
村★1クエストが免除されるのでこのクエストをクリアする必要が無くなってしまう。
- そもそも、この時点でリオレウスに挑むこと自体がかなり無謀なレベルである。
運搬クエである点やまともに逃げることすらままならない点から、
その難度は後のティガレックス初登場やラギアクルス初登場より遥かに高い。
それも、村長が明らかにリオレウスが居ることを知っていて依頼しているのだから性質が悪い。
しかもなにぶん初代MHの頃だからPSはしっかり備わっている見た目だけ新人もそう居る訳でもない。
一体彼は新人ハンターのことを何だと思っているのだろうか。
実は考え方が逆で、卵があるからこそ番のためにリオレウスが飛び回っているとも言えるかもしれない。
…だが、チャレンジ精神旺盛なハンターは卵の親をもあっさり倒してしまったようだ。- ただ、ココット村の村長はリオレウスがいる旨警告してくれている。
それにリオレウスは歯が立たない相手であることと出会ったらすぐに逃げるようアドバイスもしてくれる。
なので、他のトラウマクエストと違い良心的ではある。 - ★1クエストだけあって、★4の正式なリオレウス討伐クエストよりも弱く設定されている。
行動パターンを知っていれば、ある程度装備を整えることで討伐可能である。
- ただ、ココット村の村長はリオレウスがいる旨警告してくれている。
- 全く同じクエスト内でエリア4・5それぞれに初見時の専用ムービーが用意されているというのは当時ではこれ以外になく、
現在で見ても最新作であるMHWやMHRise系列をしてそう多くは見られない豪華仕様である。- 尚、エリア5に初めて入った際のムービーを見る前に
何らかの方法でリオレウスを瀕死にするなどでエリア5に追い込んでいた場合、
エリア5でのムービーにリオレウスが紛れ込んでいることがあり、しかも普通に攻撃行動を取ってくる。
同時に居るランポスは映っていないので恐らく想定されていない挙動だとは思われるが、
中央で待ち構え攻撃を仕掛けてくるリオレウスとその奥にある卵…と、演出的に見るとなかなか美味しい構図ではある。
- 尚、エリア5に初めて入った際のムービーを見る前に
MHX(X)
- MHXにて、懐かしのこのクエストが遂に復活。
ココット村の村長の依頼をこなしていくと、★3クエストとして直々に依頼される。
ターゲットの数は以前から1個増え、「竜の卵2個の納品」である。
- 旧作とは異なり、舞台は夜の森丘。
夜間の森丘が登場したのはMHP2G以来。
背景のモンスターの配置等も若干変化しており、従来の昼間の森丘とは一味違う雰囲気に浸れる。
- モンスターが寝静まった森丘を颯爽と駆けていくプレイヤーハンター。
古参プレイヤーはかつてリオレウスと初邂逅した時の興奮を胸に秘め、エリア4に到達したことだろう。
しかし、従来リオレウスの登場ムービーが流れていたエリア3、エリア4では登場ムービーが流れず、
道中でリオレウスと遭遇することもない。
プレイヤーハンターは、飛竜の歓待(?)が無いことを訝しがりながらも草原を横切り、
遂に飛竜の巣、エリア5に足を踏み入れる。
- そこでプレイヤーは驚くべき光景を目の当たりにする。
案の定ムービーが入るものの、しかし映し出されたのは火竜リオレウス…ではなく、
リオスの巣の上で悠々と眠るMHXの四天王が一角、電竜ライゼクス。
そう、これはあの伝説のトラウマクエストの焼き直しに見せかけた、
森丘を代表するMHXメインモンスターとの邂逅クエストだったのである。- エリアイン時点ではライゼクスは眠っているものの、一定時間経つと勝手に目覚める。
1個目の卵を拾う前にうろちょろしていると覚醒してとんでもないことになるので、
ムービーを見た後は速やかに卵を回収してエリア5から脱出しよう。
- なおこのライゼクス、結論から言うと討伐可能である。
ただし体力が尋常ではないレベルで強化されており、
半端な装備で下手に挑むと卵を運ぶ前に時間切れもあり得る。
また討伐できたとしても、一体分の素材では装備を作るのはほぼ不可能である。
効率を考えると、素直に卵を納品し、その後に出現する正式な狩猟クエストで改めて戦うほうが吉。- 上記の通り討伐自体は可能なので、腕試しとして挑戦する分にはいいかもしれない。
装備こそ作れないが、討伐できれば一足速くラインナップを覗ける可能性もある。
- 上記の通り討伐自体は可能なので、腕試しとして挑戦する分にはいいかもしれない。
- エリアイン時点ではライゼクスは眠っているものの、一定時間経つと勝手に目覚める。
- 今作ではエリア6とエリア5の道を塞ぐ大岩が存在せず、エリア6からエリアインすることも出来る。
ついでに言うと、MH4以降ハンターは片手で卵を持ったままツタを降りられるようになったため、
従来ではネコの着地術がないと困難だったエリア6の崖を無理矢理降りてショートカットする運搬法が可能。- なお、4シリーズで追加された「崖の上からツタを掴んで降りる」というアクションの存在を知らないと
エリア4の高台からも降りられなくなってしまう。
4シリーズを未プレイの復帰組は、地形変化で消滅してしまった段差に一度は焦ること請け合い。
- なお、4シリーズで追加された「崖の上からツタを掴んで降りる」というアクションの存在を知らないと
- 1個目を納品した時点で雑魚敵の再配置が行われるものの(エリア1にメラルーが出現したりする)、
道が大岩で塞がれたりと言った嫌らしい追加ギミックはない。
そのため、今作ではエリア5→エリア6→エリア2→エリア1→BCと運ぶのが最短ルートである。- エリア6に厄介な雑魚敵が出現することはなく、ネコ飯で運搬術辺りを付けておけば
他のエリアのランポスやメラルーも難なくやり過ごせる。
唯一危険なのはエリア2にライゼクスが来襲した場合であり、
運悪くライゼクスと鉢合わせた場合は前のエリアに戻って待機するか、
あるいはオトモを狙ってくれることを祈りながら強行突破を試みるしかない。
ちなみに、ライゼクスの登場ムービーを見てからリタイアし、もう一度クエストを受注した場合には
エリア5にライゼクスがいない場合があるので戦闘を避けたい場合は試しても良いかもしれない。
2回目以降も乱入が発生するが、イャンクックやドスランポスが現れるようになり、
ライゼクスの出現率は下がってしまう。
- エリア6に厄介な雑魚敵が出現することはなく、ネコ飯で運搬術辺りを付けておけば
類似クエスト
- 飛竜の巣に忍び込み、卵を持ち帰って納品する…というクエストは無印オフラインだけで4つもある。
- ★3の「飛竜の卵、回収作戦!」は制限時間25分とやや短い時間内に1つ納品するクエスト、
★4の「飛竜の卵を探せ!」は30分で2個納品というより上級者向けのクエスト、
★5の「飛竜の卵3つを納品」は文字通り。時間も30分という過酷なクエストである。
数をこなすうちにランポス回避が上手くなったり、リオレウス討伐の余裕ができたりと、
実力と装備の上達を実感できるクエスト群かも知れない。
しかし、いずれのクエストについても2回以上クリアする人は少ないだろう。 - ★3の「飛竜の卵、回収作戦!」は制限時間25分とやや短い時間内に1つ納品するクエスト、
- MHG, MHP
- 拡張版であるMHGでは「飛竜の卵、回収作戦!」が削除。
代わりにオンラインクエストとして「飛竜の卵 奪取作戦!」が追加された。
こちらはジャングルを巡回するリオレイアから卵を盗むクエストである。
MHPでは「飛竜の卵を探せ!」も削除され、「飛竜の卵 奪取作戦!」は村クエに移籍。
他の2つはいずれも続投。ただし「飛竜の卵3つを納品」は「グルメ貴婦人の夢」に名称変更。
- MHF
- MHFでも、森丘にて飛竜の卵を納品する「運び屋」というクエストがある。
徘徊するのはリオレイア。クエスト達成には3個必要だが、1個や2個でもサブターゲット達成となる。
また、現在では定番となっている狩人祭における日曜朝の採集系ボーナス試練の始まりは、
演習クエストの「草食竜の卵を採ってきて頂戴!」だった(砂漠で4個納品)。
その他、卵の納品は多数のクエストでサブターゲットに設定されている。
現在は停止しているが、かつて「樹海の卵」という飛竜の卵8個を納品するクエストがあった。
- MH3シリーズ
- MH3(G)では村クエスト★4で「飛竜の卵の納品」というクエストがある。内容は竜の卵2個の納品。
狩猟環境は不安定で、リオレイアが乱入してハンターから卵を取り戻そうと襲い掛かってくる。
しかし、リオレイアは同ランクで狩猟できるモンスターであり、
この頃になるとプレイヤー側も装備・PS共に充実してくるため、フリーハント報酬の入手も兼ねて
リオレイアを逆に狩猟してしまうハンターも多い。
また、クリアすると鋼のたまごや銀のたまごといった換金アイテムが手に入るため、
序盤の資金稼ぎに利用しているハンターもいる。
ネコの着地術を利用することで8番から5番まで卵を落とさずに大幅なショートカットが可能なことから、
従来シリーズより遥かに簡単にクリアすることも可能であることも金策化に拍車をかけている。- また、これとは別に、
MHP3とMH3Gでは集会下位クエストで「孤島のたまご祭り!」というイベントクエストがある。
内容は竜の卵の納品個数が3個に増えている点を除けば「飛竜の卵の納品」とほぼ同じ。
なお、MH3にも同名のイベントクエストが存在していた。が。
納品する卵の数は総計9個。更に制限時間はたったの15分。
ソロだとクリアはかなり難しかった。というか、ネコの着地術がないと絶対に無理
サブターゲットは乱入してくるリオレイアの尻尾切断と竜のナミダの納品であった。
過去形で察せる通り、オンラインが終了したため、このクエストはプレイ出来なくなった。
MH3Gの海外版であるMH3Uでは、ケロロフェイクの差し替えである“Kebab-boo”というお面の
製作クエストとしての側面も持っている。
- また、これとは別に、
- MH4(G)
- 村クエストでは、「秘密の卵運搬」という名前を冠する一連のクエストが存在する。
間違った方面で力の入ったクエストであり、
カプコンのドSっぷりが遺憾なく発揮された高難易度のクエストとなっている。