モンスター/イャンガルルガ

Last-modified: 2024-03-13 (水) 08:49:08
種族
鳥竜種(竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 耳鳥竜上科 ガルルガ科)
別名
黒狼鳥(こくろうちょう)
英語表記
Yian Garuga
危険度
MH4・MH4G・MHX・MHXX:★5
登場作品
MHP, MH2, MHP2, MHP2G, MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHW:I, MHF, MHST, MHST2, MH-R
狩猟地
森丘, 密林, 樹海, 未知の樹海, 古代林, 地底火山, 遺群嶺, 古代樹の森, 導きの地, 峡谷

目次

特徴・生態

禍々しささえ感じられる濃紫色の甲殻と喉元を覆う白色の鬣が特徴的な鳥竜種の大型モンスター。
ハンターズギルドからはその容姿から《黒狼鳥》の異名でも呼ばれる。
怪鳥イャンクックとよく似たシルエットを持ち、長らく近縁種と見られていたが、
最近の研究ではイャンクックが単独行動に特化し、生き抜くために独自の進化を遂げた姿とされている。
現在では明確に区別されているが、イャンクック及びその亜種の一種であると誤認されていた時期があり、
以前はイャンクックの討伐依頼で本種と激突することもあったという。
前述の通り、遠目から見ればイャンクックと似ている部分が多いが、
実際に相対して見ると外見や能力に幾つもの相違点がある事に気付かされる。
まず体格が通常のイャンクックより一回り以上も大きい傾向があり、
時には飛竜種や獣竜種などの大型モンスターに迫るほどの個体も確認される。
威嚇時に広がる耳は硬質で尖っており、イャンクックの耳が扇のように開閉するのに対して
イャンガルルガの耳は普段は寝ており、威嚇時には立ち上がる。
優れた聴覚も持ち合わせているが、好戦的な性格故か爆音にもほとんど怯まない。
嘴の先端も鋭く、敵を貫く武器としての進化を遂げており、
強力な個体の場合、その一振りは堅い地面でも一撃で深々と穿つ。
口からは火炎液ではなく火竜のブレスのような火球を吐き、時には外敵の耳を劈く咆哮を上げる。
棘だらけの甲殻は非常に堅く、怒りや興奮に呼応して強度を増す性質がある。
足には尋常ならざる瞬発力と速さを秘めており、
ハンターの仕掛けた罠を踏み抜いて破壊することすら可能。
尻尾の先端には三叉槍のような形状の棘が生えており、軽い衝撃にも反応して出血性の毒を滲ませる。
なお、イャンガルルガ自身は出血毒に対して極めて高い抵抗力を持ち、
自身の有する毒は勿論の事、外敵から浴びせられた猛毒の影響も然程受け付けない。
鳥竜種の中でも類を見ない戦闘力を誇る危険種で、その危険度は強大な大型飛竜にも匹敵する。
しかし本種の最も恐るべき特徴は、
「戦闘」という行為そのものを好むという生物として異質な性質を持つ点である。
捕食や縄張り争いなどといった理由もなく、力量差も一切顧みず、
ただ向かい合ったというだけでその相手を対戦相手と捉え、猛然と挑みかかる。
書士隊があるイャンガルルガを観察していたところ、その個体がイャンクックの縄張り争いに乱入し、
その場にいたイャンクックを皆殺しにしてしまったという記述も残されている。
同種と鉢合わせた場合でも一切の遠慮無くぶつかり合い、
それまで相手としていた対象を見失うと、次に目についた生物に突然襲い掛かることまである。
こういった戦闘本能は相手が格上の場合であっても全く翳りを見せず、
それは古龍に匹敵するほどの力を持つ生物に対してすら例外ではない。
かの恐暴竜イビルジョーと戦闘になった個体は、初めは恐暴竜の怪力に圧倒され、岩場に叩きつけられながらも
なお戦意を失わず食い下がり、最終的に咆哮と尾の一撃にてダウンさせるといった
蛮勇とも言えるほどの闘争心と執念深さを見せたこともある。
戦闘に関しての知能も高く、耳を劈くような咆哮で外敵の動きを封じつつ攻撃を仕掛ける、
著しい形勢不利を悟った場合はその場から離れて態勢を立て直そうとするなど、非常に狡猾。
鋭い観察眼と学習能力を持ち、ハンターが仕掛けた罠を見抜いて回避するばかりか、
他のモンスターが行う攻撃を模倣して自らの行動に活かしていると考えられる様子さえ見せるという。
ただしプライドもまた相当に高く、余程の窮地に陥らない限りは退却しないばかりか、
完全に決着を付けたと判断するまではまともな休息も取らない。
相手を仕留めた後も回復を待つことなく即座に次の相手を探しに飛び去ることもしばしばで、
それ故に多くの個体は身体の何処かしらに大小様々な傷を持っている。
こういった性質は狩場でフリーハントを行うハンターにとっても非常に危険であり、
長年に渡り多くのモンスターを相手にしたハンターをして傍若無人の権化と言わしめ、
一部では「黒き凶風」の異名で呼ばれ、恐れられている。
とにかく戦闘に特化した生態が目立つ本種だが、その好戦的な性格ゆえか子育てが不得手であり、
現大陸に生息するイャンガルルガの雌はイャンクックの巣に托卵する事で子孫を残すとされている。
主に密林や樹海など、木々の生い茂る温暖な地方で目撃されるが、
灼熱の環境である地底火山においても生息が確認されている。
一説によるとイャンクックを追跡する形で渡りをしているとも言われているが、
ただ対戦相手を探して各地を放浪しているという説もある。
なお、新大陸古龍調査団が調査を続けている新大陸においても出現が確認されているが、
今のところ同大陸にはイャンクックの生息は確認されておらず、
一部の学者はリオレイアや他の飛竜種に対して托卵を行なっている可能性を指摘している。
基本的にはイャンクックと同様、主に地中の虫などを嘴で掘り出して捕食するが、
多くの個体は自力で獲物を探す事が少々苦手であるらしく、
イャンクックが獲物を発見したところを襲撃して横取りする事が多いという*1
また、ほぼ完全な昆虫食であるイャンクックとは異なり、
一部の個体は川や池などから魚を掬い取って捕食したり、
他の大型モンスターが捕食した草食モンスターの死骸を啄んで腹を満たす姿も確認されている。
イャンガルルガは古傷を負った痛々しい姿の個体が殆どであるが、
場合によってはそれらの個体を「傷ついたイャンガルルガ」と呼び分け、
身体に外傷や古傷が殆ど見られない個体を通常のイャンガルルガとして扱うこともある。
傷を負っていない理由は明確ではないが、成熟して間もないがゆえにまだ激しい戦闘を経験していないか、
手酷い傷を負わされるほどの外敵と遭遇することなく生き延びてきた個体ではないかと考えられている。
手傷を負っていようがいまいが本種特有の凶暴性と潜在的な戦闘力は何ら変わりないものの、
狩人の間では死線を潜り抜けてきたと見られる傷有りの個体を特に危険視する傾向がある。
余談だが、イャンガルルガの存在は「黒狼王」と呼ばれる人物と何らかの関係があるらしい。
黒狼王はかつて比類なき狂気と圧倒的な軍事力で以て辺境の国々を震え上がらせ、
自らもイャンガルルガの素材で作られた大振りな妖刀を携え、
その凶刃で稀代の名君を屠るなど、血生臭い伝説の数々を残したという。
しかしその恐るべき所業故か、幾つかの断片的な伝承を除いて詳細は闇に葬られ、
現在では一部の学者が専門的に探求する歴史上の大きな謎の一つとされる。
なお、イャンガルルガの素材から作られる武器は鉄をも易々と切り裂く切れ味を誇り、
あらゆる守りを突き崩すとして現代でも恐れられている。


派生作品の種・個体

特異個体
耳が大きく成長し、背中や尻尾の棘は鋭利に発達した個体。
身体のどこにも目立った外傷や古傷が見られないが、
これは非常に高い戦闘力と狡猾さを兼ね備えているが故、
そもそも戦闘において深手を負った事が無いという説が有力である。
尻尾に含まれる大量の毒と、発達した心肺機能を駆使して放たれる咆哮で、獲物の自由を奪う。

概要

  • MHPで初登場した、黒く硬い甲殻に身を包んだ鳥竜種モンスター。別名:黒狼鳥
    好戦的な性格のため、傷だらけの姿で登場することもある。
    特殊個体などは下記の記事を参照されたし。
  • 見た目はイャンクックに似るが、
    サマーソルト尻尾、火球ブレスと、イャンクックよりもリオレイアに近い戦闘能力を持つ。
    落とし穴を避ける、回転による尻尾に当たるだけで毒に侵される、
    怒りやすい、硬い、バックジャンプと同時に咆哮するなど厄介な面が多い。
    鳥竜種としてはある意味特徴のありすぎるモンスターであり、セオリー通りの戦い方で挑んでも返り討ちに遭う。
    また、イャンクックと違い音爆弾は全く効果が無い。
    • MHP2Gまでの鳥竜種の中では、咆哮するのも尻尾が切れるのも2箇所以上部位破壊があるのも本種のみだった。
      鳥竜種の中でもとりわけ特徴的なモンスターである。
  • 怒り状態になると能力が大きく上昇する。これは他のモンスターでも同じである。
    しかし、怒りによって注意力が低下するモンスター達とは違い、
    興奮状態であるにもかかわらず、より冷静かつ狡猾に状況を分析するようになる
    • 落とし穴を使ってもその存在を察し、穴に落ちる前に強く蹴り込むことで落とし穴を踏み抜いてしまう。
      落とし穴は作動するが肝心のイャンガルルガはバックジャンプで離脱。虚しく穴が広がるだけである。
      一応全くの無駄にはならず、落とし穴を破壊させると落とし物を落とすことがある。
      しかし、落とし穴で稼げるダメージや時間との引き換えが
      たった一つの落とし物というのはあまりにも不釣り合いである。
      イャンガルルガは比較的怒りやすいモンスターであるため、罠を持ち込む際はメンバーや状況と相談しよう。
      なお、何気に罠を自発的に無効にする初めてのモンスターでもある。
      • MHP2Gのトレジャーハンタークエストに登場する個体に関しては一転して重要な要素となる。
        あえて落とし穴を破壊させ、落とし物狙いで高得点トレジャー入手の機会を少しでも上げていきたい。
    • 体力が10%ずつ減るごとに「怒りづらい→非常に怒りやすい」を忙しなく繰り返し、
      体力3割を切るとほぼキレっぱなしになるというやや変則的な怒りパターンを持つ。
      両耳の場合は瀕死になるまでそう頻繁には怒らない。
  • 様々な特徴を持つこのモンスターだが、最大の脅威はなんといってもノーモーション突進であろう。
    この攻撃、本当に何一つ前触れがないのだ。最悪、振り向きすらしないでいきなり突進することもある。
    普通の突進はしっかりと声を出すのだが、こちらは鳴き声らしい声も出さずにほぼ無言で走り出す。
    厄介さも相まって何とも不気味。
    その上範囲が突進であることを考慮しても馬鹿みたいに広く、かつかなり痛い
    他のモンスターの突進なら当たらないはずの足の間や、横や後ろ足側にいても普通に巻き込まれる。
    そのため振り向きすらしない適当な突進だからと甘く見ると、やたらと引っ掛けられてしまう。
    特に剣士が注意すべき攻撃である。剣士は敵の攻撃の隙を突くのがセオリーだが、
    イャンガルルガに対してはその辺を徹底しないと手痛い反撃を受けるハメになる。
    P2&P2Gの村クエストではリオスより先に登場するが、
    トリッキーな攻撃パターンと特性により、リオスより手強いと感じたハンターも多いだろう。
    • 両耳、片耳を問わず、村上位以上になると突進→キャンセルサマーソルトという
      さらに厄介な攻撃を繰り出してくるようになる。
      ガルルガの攻撃モーションの中でも飛びぬけて威力が高く、しかもモーションの性質上
      ヘタな距離にいると予兆ゼロでいきなり繰り出してくる。もちろん毒もあるので絶対に食らいたくない。
  • 弱点属性は水、次いで氷である。しかし近接武器で優先的に狙う頭に水はあまり効かず、
    むしろ紫だろうが何だろうが問答無用で弾く腹と背中に効きやすい。
    特に背中の方は水属性が70%も通る。何かガルルガにとって重要な器官でもあるのだろうか?
  • 数少ない「毒状態にならない」という特徴を持つ通常大型モンスター。
    • MH2では強力なオフ武器として毒属性武器のデッドリィタバルジンが有名なのだが、
      タバルジンではウリの毒ダメージが一切入らないため、他のモンスターよりも厳しい戦いとなる。
  • 毒以外も、麻痺や減気がほとんど効かない、鳥竜種でありながら音爆弾を物ともしないなど、
    様々な状態異常への対抗手段を備えている。
    閃光玉は良く効くが、目くらまし状態でも近付くと普通にこちらを狙って攻撃してくる
  • 部位破壊を狙いづらい相手でもある。
    破壊箇所が4箇所(翼を左右別にすれば5箇所)もあり、更に頭は2段階破壊となっている。
    • まず頭はどの武器種でも弱点なので問題なく破壊できる。
      しかしP2Gの上位以下はともかく、G級のクチバシや耳は存在しないので、
      狙う目的は破壊報酬よりダメージ効率や気絶となるだろう。
      • 一段階目でクチバシのヒビが増え、二段階目で健在だった右耳も根元からへし折れる。
        ちなみにイャンクック同様瀕死になると耳を畳むのだが、
        基本的に頭を集中して狙う都合上、すぐに耳が折れてしまうためにかなりわかりにくい。
        一応、かすかに残った左耳をよく観察すると畳んでいる状態は見分けられるのだが、
        瀕死になる頃にはほぼ怒ってばかりなのでじっくり観察している余裕もあまりなかったりする。
        なお、後述する傷の少ないイャンガルルガであれば、頭破壊後も左耳が健在なのでわかりやすい。
    • 翼は切断ではいまいちダメージが通らず、射撃ではもっと効かない。
      打撃には多少弱く、ランスであれば攻撃が打撃判定になる。
    • 胴体に関しては、腹も背中もバカみたいに堅く、近接武器がまるで通じない。
      ただし背中は属性にやたらと弱く、腹は射撃に弱い。
      しかし落とし穴を使わない限り背中にきっちり当てるのは難しい上に
      前述の通り異常に固く、腹は判定がかなり小さい。
      剣士の場合は落とし穴に掛けた上で爆弾を使って破壊するのが楽だが、
      G級に上がるまではココ限定の報酬があるわけでもないため、わざわざ壊す必要性は薄い。
      銀狼毛が必要な場合はガンナーで頑張った方が精神的にも楽。
      MH4では乗りの登場により背中の部位破壊が剣士でも行い易くなった。
    • 最後に尻尾だが、当然ながら切断でないと切れない。
      背中肉質で判定される部分を除けば柔らかい上に、耐久値も低めなので斬るのは簡単な部類に入る。
      ブーメラン矢切りでの切断に挑戦してみるのも良いかも知れない。
      毒尻尾の振り回しのリーチが短くなるため、切断後は若干戦いやすくなる。
  • 骨格がほぼ同じな他の飛竜種に比べ、突進時に行うスライディングの攻撃判定時間が非常に長く、
    起き上がる直前くらいまで残っている謎の長さを誇る。
    スライディング後は一見すると隙だらけなのだが、
    チャンスだと思って脚付近へ近づくと普通にダメージを喰らいふっ飛ばされる。

MHP

  • 初登場であるMHPでは出現条件が特殊で、
    • 村のランポス20頭討伐クエストに出現。しかも一度だけ
      この時はクエストの制限時間が20分しかない上に異常に体力が高い。
      • 非常に強力な個体であるが、有志の手によって
        先に集会所を進めて強力な武器を用意するなどして討伐可能と証明された。
        尻尾切断を含む部位破壊も可能で、部位破壊報酬で素材も獲得できる。
    • 以降はMH2と連動させるかイベントクエストでないと出現しなくなってしまう
      クエストの成功・失敗・リタイアを問わず一度きりなので、尻尾剥ぎ取りを繰り返すことも不可能。
    というものだった(詳細はこちらこちらを参照されたし)。
  • また、この頃はとんでもなく硬い甲殻を持っていた。
    特に背中や翼が硬く、斬れ味が白ゲージの片手剣でも弾かれる有様だった。
    MHPでは片手剣のみ1.5倍の斬れ味補正がかかっており、
    斬れ味が緑以上の片手剣を弾くモンスターは
    ラオシャンロンとミラボレアス、そしてこのイャンガルルガだけだった。
    一方で打撃には比較的弱く、当時は不遇とされたハンマーの出番となるクエストでもあった。

MH2

  • MH2にも出現するが、戦うにはMH2とMHPをUSBコネクタで接続することによって飛来させる必要がある。
  • その性質から長らくオフライン専用のモンスターとなっていたが、
    後にオンラインでもイベントクエストとして配信された。
    下位から挑めるものの強さは上位仕様、下位クエストにもかかわらずランダムスタートであった。
    更に体力はあの紅龍と同等であり、
    当時の武器が貧弱だったことも相まってかなりの長期戦となっていた。
    そしてなぜか、ガルルガと一切関係ない魚竜のコインの救済も兼ねていた。
    詳しくはこちらを

MHP2

  • 村クエストが登場し、ソフト単体で狩猟できるようになった。
    ただし、(イベントクエストを除けば)集会所クエストは存在せず
    イャンクック種を合計10頭狩猟することで出現する村クエストが1つあるのみと、
    本作でも相変わらず隠しモンスター的な存在である。
    この関係上、本作では上位個体が存在せず、素材も下位止まりである。
    • なお、出現条件のある村クエストは他に
      • 通常種の狩猟クエストをクリアすると出現する亜種のクエスト*2
      • ギルドポイントを一定値ためると出現するドス古龍のクエスト
      • 村クエストで狩猟可能なモンスター*3を全て2頭狩猟すると出現するシェンガオレンのクエスト
      • 他のほぼ全ての村クエストをクリアすると出現する「最後の招待状
      のみである。
  • 本作以降、打撃武器でのスタン蓄積が1.5倍になるようになり、スタンに極端に弱いという特性が与えられている。

MHP2G

  • 本作では傷無しの個体が初登場。
    それにより、従来の外観(傷有り)の個体は特殊個体扱いになり攻撃パターンも変化。
    全モンスターの捕獲が条件の勲章「生態研究報告書」取得において見落としやすいので要注意。
    詳しくはモンスター/傷ついたイャンガルルガを参照されたし。
  • 本作で追加された村上位と集会所G級では、特に出現条件のないイャンガルルガのクエストが登場。
    いよいよ完全に「普通に戦えるモンスター」になった。
    ただし通常個体と戦えるクエストは、村上位では大連続狩猟のみ、G級では2頭狩猟と大連続狩猟のみであり、
    単体狩猟クエストは特殊個体のものしかない。
  • G級行動として「大きく踏み込みながら嘴を2回地面に突き立てる」という技を習得。
    主にダッシュの締めに使用するためかなり移動しながらの攻撃なのだが、
    逆に移動し過ぎて被弾し辛く、隙が大きいだけのサービス行動と化してしまっていた。
    しかし、この攻撃が後の世界で凶悪な行動へと変貌するのだった。詳しくは後述。
  • 余談だが、通常個体が傷無しになったことで、
    MHP2唯一の出現クエストだった「孤高の黒狼鳥」の依頼文が微妙に変更されている*4

MH4

  • MH3以降シリーズへの登場は無かったが、
    2013年8月29日発売のファミ通および同日更新の公式サイトにてMH4への参戦が発表された
    お馴染みの片耳の姿であり、未知の樹海でサマーソルトなどを披露している。
    高低差に対応した攻撃が追加されており、本来の好戦的な性格も相まって
    逃げ道を誤るとあっという間に追い詰められてしまう。
    • 同作には生態上関わりの深いイャンクックの復活が告知されていたこと、
      東京おもちゃショー2013に展示されていたジオラマ内に、
      参戦の情報が全くなかったイャンガルルガのフィギュアがしれっと配置されていたこともあり、
      以前から「イャンガルルガも復活するのではないか」という期待も持たれていた。
  • 今作での登場ムービーのタイトルは「はばかる憎まれっ子」。
    後述するギルクエでの幅の効かせっぷりからもピッタリなタイトルである。
    内容も印象的で、まず樹海探索中のハンターの前にイャンクックを追走する形でいきなり現れる。
    その後は唖然呆然とするハンターを完全無視してクックを追い掛け回し
    空中に飛び上がってまで追いかけ続けるが、やはり獲物を捕らえるのが下手なのか結局振り切られてしまう。
    地上に降りてぴょこぴょこ走り去るイャンクックと
    悔しげにその後ろ姿を見つめるイャンガルルガが対照的である。
    しかし当然と言うべきか、このまますごすごと引き下がるイャンガルルガではなく、
    すぐさま新たな獲物たるハンターに向き直り、
    戦いを挑むべく吠えかかり突進してくる…ところでムービー終了。
    イャンガルルガの大胆で好戦的な性格とともに、
    自然界におけるイャンクックとの関係も描き出した秀逸なムービーである。
    初回クエストで見る際はそのまま戦闘続行になるのだが、
    ガルルガの異常性がよく表わされているだけに、初見で尻込みしてしまったハンターもいるとか。
    尚、ムービー終了時、ガルルガはハンターに突進しているので
    うかうかしていると先制で轢かれてしまう。
    • 2頭(+1匹)のモンスターがアクションを演じる非常に珍しい登場ムービーでもあり、
      似通った特徴を持つ両者を間近で見比べることも出来る。
      なによりなかなか面白い映像なので、ハンターなら一見の価値ありである。
    • なお、イャンクックがエリア移動時の独特な走り方で逃走しているのに対し、
      イャンガルルガは手加減一切抜きの突進で追走している
      可愛らしい走り方で逃げるイャンクックを全力で追いかけるイャンガルルガ、
      と言う構図は、なんだか微笑ましい気持ちになるようなならないような
    • ちなみに、イャンクックとイャンガルルガがムービーで共演するのはこれが初だったりする。
  • イャンクックと比べて好戦的で凶暴な面が強調されているモンスターだが、
    お食事の際には腐肉を漁ったりアプトノスやガーグァを襲ったりといった事はせず、
    イャンクックと同じようにクチバシで地面を掘り返してクンチュウを捕食する。
    これまでイャンガルルガの食性は明かされてこなかったのだが、
    何となく肉を貪っているイメージもあっただけに意外な感じである。
    • 一方、MH2・MHFの大闘技会ではやたら肉系の素材ばかり餌として食べていた*5
      もしかして雑食なのだろうか…。
  • ギルドクエストでのみ登場…なのに探索に比較的出難い(特に下位)、
    その癖素材の要求数は結構多いと、後述する戦闘力とは別の部分で不評を買っている面もあったりする。
    イャンガルルガのギルクエをすれ違い配信設定にしているハンターもたまにいるので、
    探索が面倒だというハンターは気長に待つのも手である。

戦闘能力

  • 狡猾で好戦的な性格はさらに拍車がかかっており
    極端に言ってしまえば一挙手一投足が大幅にテコ入れ(主に強化させる方向で)された。
    • まず、鳥竜種の十八番である4連ついばみ攻撃が判定・速度ともに大幅強化されており、
      リーチも伸びたため前方に距離を取るだけでは避けづらくなった。
    • 尻尾回転の仕様も変更されており、被弾すると確定で毒状態にされてしまう上、
      尻尾を切断しても毒判定が消失しなくなったため、一気に厄介な技へと変貌した。
      • その代わり、疲労時には被弾しても毒に侵されなくなった。
        もともと、初登場のMHPでは尻尾を切断しようが確定で毒状態になっていたため、
        旧来の仕様に戻ったという解釈もできる。
    • バックジャンプも強化されており、咆哮と風圧でハンターを硬直させる…のみならず
      その後ハンターが硬直していると見るや否や、
      こちらの硬直が解けないうちにそのまま滑空からのサマーソルトを繰り出してくることがある。
      • ただイャンガルルガの咆哮で怯んだ場合であれば若干猶予があり、ギリギリ回避やガード可能。
  • ストレッサーであったノーモーション突進に関しては、突進の前に必ず軸合わせを行うようになった。
    とはいえ、ほんの数秒軸あわせをしたあとには、
    若干猶予が出来たなんちゃってノーモーション突進が繰り出される点も相変わらず。
    軸あわせを挟んでくることから「普通の突進か…」と騙されやすく、
    普通の突進に慣れているほど厄介という点は結局変わっていない。
    • ダウン時に攻撃を加えていると、復帰と同時にこちらが吹き飛ばされることがある。
      ダメージもバッチリあるため、突然何が起こったのかと目を白黒させることだろう。
      その後イャンガルルガは怒り移行モーションをとるため、おそらくは
      ダウン時に怒り蓄積→ダウン復帰後即突進→突進キャンセル→怒りモーション
      という一連の動作が超高速で起こっているのだと考えられる。
    • なお、ギルドクエストレベル76以上では従来のノーモーション突進も行う。
  • 更に、その場で跳び上がりクチバシを地面に叩きつけるという新技を繰り出してくる様になった。
    過去に2ndGで習得した技を更に昇華させたものであり、この攻撃の恐ろしい所は
    前方へのリーチは短いものの、ほぼ180°(足の横や間にいても当たる時がある)をカバーする広範囲&2回放つ
    という点。
    威力も相当なもので、ガード性能+2を発動させたランス・ガンランスでも軽いノックバックが発生する。
    機動力の低いこれらの武器種では必然的に2回連続で受け止めることになるため、スタミナ管理が非常に
    厳しい…というか追撃をガードできないことが多いため、強走薬はほぼ必須である。
    「どうみても当たってねーよ」はお約束。
  • 今作のイャンガルルガは、突進を途中でキャンセルして別の攻撃を挟んでくることが多い。
    具体的には上記の4連ついばみ、二段クチバシ叩き付け、滑空サマーソルトの3つ。
    しかしその流れはどう見てもキャンセルというよりコンボと言った方が良い代物であり、
    慣れていないハンターはまずここでつまずく。
    しかも前方に攻撃判定が集中したついばみ、周りを囲む戦法に抜群の強さを発揮するクチバシ叩き付け、
    こちらとの距離を一気に詰めてくる+大ダメージのサマーソルトと、
    高威力かつ隙の少ないモーションばかりであるため対処が難しい。
    ついばみを警戒して迂回したら叩きつけがヒットor叩きつけを警戒して前進したらついばみがヒット
    とパターン化するのも難しいため、突進には特に注意を払っていきたいところ。
    • さらに頭の痛い事に、ギルドクエストレベル76以上になると
      突進から反時計回りの尻尾回転に繋げるパターンが新たに追加される。
      反時計回りという点から想像が付くように、叩きつけとは攻撃の出だしが真逆であり、
      叩きつけを避けようと左に向かったら見事に尻尾でなぎ払われてしまう。
      迂闊に回転回避を出さず、直前まで何が来るかを見極めたいところだが
      怒り状態で突然の尻尾回転に対応するのはかなり厳しい。
  • また、過去作では通常時や怒り時に閃光玉を投げると威嚇を連発するので対処しやすかったが、
    今作では逆に狂ったように大暴れして手が付けられなくなってしまった。
    しかも、視界を奪われているにもかかわらず、ついばみ攻撃をかなり高精度に命中させてくるので、
    運が悪いとそのまま一気に体力を持っていかれてしまうことも。
    • 補足しておくと、閃光玉の効果中でもこちらの位置を特定してくるのは旧作からの仕様ではある。
  • その動きの激しさ故か、比較的疲労しやすく、疲労時の隙も大きいという弱点ができた。
    普段の攻撃チャンスが少ないこともあり、慣れないうちは疲労するまで逃げ回るのも手。
    • ちなみに、この疲労には少し変わった特徴があり
      閃光玉を用いて目が眩んでいる間はどんなに時間がたっても疲労状態のままである。
      当然疲労中なので動きが鈍く、尻尾回転の毒も無くなり
      あらぬ方向へと攻撃をするため隙だらけであり大きな攻撃チャンスとなりうる。
      その上、閃光玉の効果時間自体が比較的長め。
      PTであれば麻痺やスタンと併用して徹底的に攻撃を続ければ
      後述の高レベルギルドクエストの個体でも一度の疲労でガルルガを瀕死、
      あるいは討伐にまで持ち込めることも。
    • スタン耐性も異様に低く、なんと蓄積値が1.5倍になる。
      この特性自体は旧作からあるが、今作では更に疲労状態での弱体化が大きいという特性も加わったため、
      以前にも増して打撃武器との相性が良くなっている。
      特に、リーチが長くフットワークも軽い狩猟笛との相性が良い。
  • もともとかなり好みが分かれる強さを持っていたモンスターであるが、
    MH4でのあまりの強化っぷりには悲鳴を上げたハンターが多かった。
    ただでさえ速すぎる怒り時のスピードに加え、判定が異常に強いクチバシ叩きつけ、
    バックジャンプ咆哮→着地キャンセルサマーソルトの鬼畜コンボに翻弄されたハンターは多いだろう。
    加えて上記の通り、従来から嫌われてきたノーモーション攻撃が消えたのはありがたいものの、
    新たなノーモーション攻撃が増えてしまったということで、以前から劇的に戦いやすくなったとは言いづらい。
    むしろ新技の回避しづらさと下記の狂竜化により、従来より対処しにくいと言う意見も出ている。
    基本的な一挙一動もかなり変化しており、
    過去に比べると良く言えば滑らか、悪く言えばフラついているように見える。
    特に、サマーソルトの準備モーションに顕著。
    そのあまりの強さから、本作のイャンガルルガを糞モンスとみなすプレイヤーもいる。
    • 本作では、ガルルガ武具以外にも毒属性や紫色の武器に
      イャンガルルガの素材を細かく要求されることが多い(特に交換素材武器)。
      ただでさえ探索・ギルドクエスト限定で探すまで時間も掛かるのに、
      要所要所でストッパーの役割も果たす点でもかなり頭の痛い存在。
      本作のガルルガにいい印象を持ったプレイヤーはどれくらいいるのだろうか…

狂竜化個体

  • 高レベルのギルドクエストに出てくる個体は当然狂竜化する…のだが…
    狂竜化したことによるスピードアップによって全行動最高速度1.4倍という世紀末ターボ状態となっており
    遠くから突進してきたと思ったら、既に目の前にいて攻撃を繰り出される事態が頻発する。
  • 狂竜化中の怒り状態などは殆ど隙がなく、まさに悪鬼羅刹のごとき強さ
    近接武器のソロプレイでは、もはや攻撃することも回復をすることもままならない
    その暴れぶりたるや、咆哮や風圧により一度ペースを握られた時点でBC送りの可能性があるほど。
    通常のイャンガルルガに慣れてちょっと自信を付けた程度の腕前では、
    圧倒的な攻撃力で放たれる怒涛の猛攻により手も足も出せないまま死ぬことになる
    更にパーティープレイにおいても、「同じ相手を執拗に狙い続ける」という特性から、
    剣士の防御力でも一撃で体力を半分以上削られる攻撃何連続も狙われるため、
    非常に失敗率が高い。
    • このような凄まじい強さを見せる一番の原因は行動スピードの低下が一切存在しないせいである。
      基本的に狂竜化モンスターは攻撃・移動の度に行動速度がランダムで素早く、または遅くなる。
      具体例を挙げると、狂竜化ジンオウガは行動速度がランダムで0.8~1.2倍になるのだが、
      これに対して狂竜化イャンガルルガの行動速度は1.0(変化なし)~1.4倍の間で変動する。
      イャンガルルガ自体が元々機敏な上に凶悪なノーモーション攻撃を繰り出すモンスターであるため、
      このスピードアップはかなりの脅威である。
      • 特に顕著なのが、狂竜化イャンガルルガの側に陣取っていると、
        稀に相手が動いてもいないのにハンターが超ダメージを受けて吹っ飛ばされる現象が起こる。
        バグかと思うかもしれないが、そうではない。
        ただノーモーション突進&即突進キャンセルを、見た目では判断が付かないほどの
        イカした イカれたスピードで行っているだけである。
    さらに狂竜化したモンスターは疲れやすい代わりに疲れ状態からの回復が早いという特徴があるのだが、
    イャンガルルガの場合は後者が特に顕著。
    具体的には、連続ついばみ(疲れ状態専用モーション)→棒立ち→何らかの行動
    だけで即回復してしまう場合が多い。
  • これらのことから、クエストレベル100の狂竜化イャンガルルガは、同条件の狂竜化ブラキディオスと並んで
    MH4における最狂モンスターとする声も多い。超龍種などと呼ばれることも
    なお、ギルドクエストにはあろうことかこの両者を同時に狩猟するものが存在している
    • MH4公式ガイドブックにある「狂竜化したモンスターの特徴」と題した項目においては、
      元が素早いモンスターほど狂竜化による強化が著しいと解説する中、
      わざわざこの2種を名指しして手に負えない強さ」と評している。
      ハンターたちの声が届いたのか、元からそういう設定だったのかは定かではないが、
      狂竜化イャンガルルガと狂竜化ブラキディオスの群を抜いた実力は公式も認識しているようである。
      • ちなみにこの2種には「狂竜化による強化具合が他より明らかに強い」という共通点がある。
        イャンガルルガは速度低下が無い+速度上昇最高値という2段構えの速度優遇があり、
        ブラキディオスは技の強化が激しい点と、粘菌まで強化されている点がある。
  • 過去作とは比較にならない程の強化を受けた通常個体をさらに極悪にした狂竜化個体ということで、
    凄まじいターボ化と、納刀ダッシュすら捉える超範囲の嘴叩き付けもあって狂気じみた戦闘力となっており
    上級者の間でも付け入る隙が微塵もない糞モンスター」として名が通っている存在である。
    だが、あまりに振り切れ過ぎたその強さから腕試しの相手としてはこれ以上ない程の逸材とみなされ、
    やり込み用のモンスターとしては評価する向きもある*6
    この点は前作のジョジョブラキに近いと言えるかも知れない。

MH4G

  • MH4より引き続き続投。
    前作において最狂、とまで言われた戦闘力が調整されるのか注目されていたが……
  • 結論から言うと、前作MH4とほとんど同じである。
    上位までの個体の実力はほとんど据え置きで、
    ギルクエLv86以上のG級個体も後述の連続サマーソルトを除けば、殆ど前作MH4の高レベル個体と同等である。
    つまり最狂の称号を欲しいままにしたあのノーモーション突進や嘴叩き付けを相変わらず多用し
    キャンセル尻尾回転も引き続き使用してくる
    ソロの場合、面倒臭さ以外では多くの極限モンスターがヌルく見えるレベルである。
    • 乗り状態の咆哮には調整が入り、発生が遅くなっている。そのため、乗り主体では戦いやすくなった。
  • G級個体の新技としてサマーソルト後にイャンガルルガの正面側に居ると、
    更に空中で軌道修正してもう1回サマーソルトを仕掛けてくる行動が追加された。
    この2回目のサマーソルトは、前作の時点で使用してきたバックジャンプ咆哮からのサマーソルトと同じもの。
    ちなみに後ろ側にいれば使ってこないので、尻尾斬りを妨害されることはない。
  • ギルドクエストのLv126以降の個体は、単発ブレスの直後に突進してくるようになる。
    本当にブレスを吐き終えた直後に突進を開始するため、頭を殴るのは非常に難しくなってしまった。
    突進そのものに当たり判定はなく、突進後はすぐさまサマーソルトに移行するため、
    サマソの後、着地時に頭を狙うとよいだろう。
    また、バックジャンプ咆哮→着地をキャンセルしてサマーソルトのコンボに
    もう一度着地をキャンセルしてサマーソルトを行う様になった。
    焦って1回目のサマーソルトを緊急回避すると2回目の被弾が確定するため注意が必要。
  • 前作では探索・ギルドクエスト限定モンスターの中で、
    ドスランポス、バサルモス共々イベントクエストが配信されなかったが、
    今作では村上位で単体クエストが追加された。
    • これで少しは素材集めが楽に…と言いたいが、一から武器を作るには下位素材から作る必要があるし、
      相変わらず下位個体は下位探索のレアかギルドクエストを探さなくてはならない。
      見つけたら戦い続けて上位→G級と上げていけば素材も集めやすいため、
      単体クエストの追加は結局のところ遅いと言わざるを得ない。
      その後、G級ガルルガが登場するクエストが配信され、G級素材の収集も比較的容易になった。
      が、結局下位クエストは未配信のままだった
    • ちなみに、村上位ではリオレウス亜種やブラキディオスと同じ★9に位置している(集会所の★6に当たる)。
      どうやら、ドンドルマやバルバレのギルドでは頭ひとつ抜けた危険生物と認識されてるようだ*7
  • 上記の事情により、下位素材である黒狼鳥の耳が意図せぬレア素材となってしまっている。
    剥ぎ取りやクエスト報酬では出現せず、入手できるのは下位個体捕獲時の5%か、
    頭部二段階破壊(下位80%/上位10%・2個)のみ。きちんと狙わないと永遠に手に入らない。
    それほど使用する武器・防具があるわけでは無いが、なにげに逆境珠【2】の素材になっているため、
    不屈を発動させたい場合、思わぬストッパーになる場合がある。
    下位個体ギルクエの手持ちが無い場合、下位探索に出てくるのを待つか10%に賭けるしかなくなるのだから。

MHX(X)

  • MHXにも堂々の続投。久々に所縁の地である森丘との共演が実現した。
    今作で通常個体として登場するのは、なんとMHP2G以来の傷無し個体である。
    • なお、MH4(G)シリーズで通常個体として扱われていた所謂「傷ついたイャンガルルガ」は登場しない
      部位破壊が達成された個体としては二つ名個体「隻眼が存在するが、
      二つ名個体の性質や体色は従来の「傷ついたイャンガルルガ」とは別物である。
  • なんと村★5「黒き禍*8」で緊急クエストに抜擢されるという大出世を遂げた。*9
    4シリーズから引き継いだトチ狂った動きで、新米だけでなく熟練ハンターをも翻弄してくる姿はまさしく鬼教官である。
    集会所も下位・上位共にキークエストになっており、嫌でも避けては通れない強敵である。
    また、上位クエストでは地底火山に出現する。
    これまで森丘や密林、樹海など木々の生い茂る地方にばかり現れていたイャンガルルガだったが、
    好敵手を求め彷徨い、ついに強豪の集う火山地帯にまで進出してきたのだろうか。*10
    ただし、暑いところは苦手なようで、クーラードリンクの必要なエリアにはあまり侵入してこない。
    地底火山での戦闘の場合
    ガルルガ本体そのものよりもアップダウンと段差の激しい地形そのものが脅威となる。
    上段からの飛び降りで逃げる時ならまだしも、
    下段からのよじ登りの小さな隙でさえ、ガルルガは見逃す事も無く的確に突っついて来る。
    段差下で追い込まれたら、絶対回避を駆使しようとも逃れるのは至難なので注意したい。
  • 基本戦法はMH4と同様だが、前作で不評だった怒り時の二連クチバシ突き乱発は控え目になった模様で
    判定範囲も大幅に縮小されているため、幾分闘い易くなってはいる。
    ただ、それでも割とよく使ってくるので厄介なことに変わりはない。
    また、公式ガイドブックには記載がないものの、今作ではクチバシを使った攻撃が龍属性を帯びているため、
    龍耐性の低い防具で被弾すると思いがけないダメージを受けてしまうこともある。
    上位になると、MH4では高レベルギルクエの個体のみが使用した突進からの尻尾回転を使用するようになる。
  • 車庫入れに代表される後退系行動の頻度アップの影響か、こいつもバックジャンプ咆哮の頻度が高い。
    硬直は短いので怒り中でも然程脅威ではないが、
    風圧無効の行動がある武器なら耳栓があると攻撃チャンスが増える。
  • 怒り時の速度補正がMH4のときよりも下がっている。
    イャンガルルガが前作で強敵とされた大きな要因の一つが弱体化しているため、
    前作で慣れているハンター、特に狂竜化個体との戦闘経験がある人はかなり楽になったと感じるだろう。
    一方で4シリーズを経験していないMHP2Gから復帰したプレイヤーにとっては、かなり強いと感じられるようだ。
  • 「背中が水属性に極端に弱い」という弱点は過去作からあったものの、
    MH3での水冷弾の仕様変更*11により落とし穴や乗りダウンといった限定的な状況でしか狙う事はできなかったのだが、
    MHXでは貫通水冷弾によりMH2系列と同様に集中砲火を浴びせる事ができる。
    頭や翼といった防御壁を貫いて水冷弾が突き刺さるため、
    属性弾特化装備を組めば絶大な威力を発揮して頻繁に怯ませることができる。
    MH2系列と同じような戦いを楽しみたいガンナーは是非お試しあれ。
    • オトモ相手に段差の下でじゃれている場合、ガンナーなら、段上から背中を水攻めにする事もできる。
      ただし、速射の場合は、反動によっては撃ち切り直後にガルルガの突進を避け切れない場合も。
      また、火球攻撃が段差を超えて正確無比に飛んで来たり、
      ホバリングから滑空+サマーソルトで空から攻めて来たりもするので油断大敵。
  • 疲労している時に閃光玉を受けると眼が眩んでいる間は疲労したままという弱点もそのままである。
  • MH4(G)よりサイズが全体的に一回り小さくなっている。
    そのため、クチバシ突きだけでなく総じて当たり判定が小さくなっている。
    • そのせいかMH4のプレイ感覚で金冠ツアーをすると違和感を感じる人も。*12
    • とはいえ連続くちばし等は相変わらずの追尾力なので、やや大きめに回避した方が無難。
  • 行動の殆どで翼を斜め上へ広げるためか、エリアルスタイルだとだいたい翼か体に引っかかってしまう。
    攻撃の殆どで上空まで攻撃判定があるので、そのまま叩き落されやすい。
    突進中の体躯部分や尻尾回転中の尻尾は見た目以上に上空への判定が強く、
    尻尾に至ってはどう贔屓目に見ても当たっていない高さではたき落とされる。
    • 回転中の右翼を踏み付けると分かるが、無敵時間が終わった瞬間に
      ハンターの下を通過中の尻尾に叩かれ毒をプレゼントされる。
      全盛期のガノトトスを彷彿とさせるかなり強力なアタリハンテイ力学である。
  • 当たり判定が小さく、回避能力の高いニャンターでは難易度が大幅に下がる。
    スキルに防音・毒無効、サポート行動に緊急撤退を入れた猫に水属性武器を持たせれば
    慎重なプレイでも現実的な時間で討伐可能。
    また、ガルルガ素材で作れる猫装備が火力・属性値・防御力・耐性と全要素がハイスペックであり、
    「ガルルガ一式揃えるのが基本」とまで言われるほど猫とは全体的に相性が良い。
  • 今作では瀕死状態になった際、ハンターの目の前で堂々と足を引きずってエリア移動をする。
    前作までは未発見状態でしか見られなかったので新鮮味が感じられる人も多いのでは?
  • MHXXでは闘技大会にも登場する。
    有用度の高い会心珠【3】やクロオビXシリーズの素材になるタツジンチケットGが報酬で得られ、
    しかも他の入手手段はニャンターの闘技大会*13のみなので、
    ニャンターが苦手な人には需要が高めの闘技大会となっている。

獰猛化個体

  • 勿論新要素である獰猛化にも対応している。
  • ただでさえ前作の狂竜化を彷彿とさせるトチ狂った動きと戦闘能力があるうえ、
    明確なチャンスタイムであった疲労状態や捕食行動もオミットされている。
    無論、体力も獰猛化らしく上がっているので長期戦は覚悟する事。
    とは言え狂竜化ほどの超スピードを発揮することはなく、一部の攻撃は逆に動作が遅くなることもあり、
    流石にMH4で最狂とまで言われた狂竜化個体ほどの難敵であるとは見なされていない。
  • 何故か唯一部位耐久値が通常の個体と一切変化がない
    その為、サブターゲットは(獰猛化の中では)比較的狙いやすい方だったりする。

MHW:I

  • MHWでは登場せず終いであったが、超大型DLCのアイスボーンにてまさかの復活を果たす。
    8月23日にWebで先行公開されたTVCM『新モンスター篇』にてノーモーション突進の如く唐突に登場
    本CM公開までに発表されていた動画や前情報では一切登場を仄めかされていなかったために、
    PV4やデベロッパーズダイアリーVol.2の内容に沸いていたハンターたちの度肝を抜いた。
    • 今回のサプライズ溢れるCMでのチラ見せは、MHPでのあのクエスト絡みの展開とよく似ている。
      アイスボーンでの復活にあたり、当時の演出をツイッターという媒体で再現したものと捉えられなくもない。
    • 各メディア向けアイスボーン先行実機プレイの動画が公開された際、
      武器の派生表の場面で紫色の素材を使う毒属性武器が映る部分があった。
      世評ではドス古龍最後の一角であるオオナズチのものとするものが優勢だったが、
      蓋を開けてみればまさかのイャンガルルガということで、界隈は色々な意味で盛り上がった。
      なおオオナズチの方は最後まで実装されることはなかった。
    • 後に公開されたsteam(pc版)のアナウンストレーラーでは、
      アイスボーンで復活した全てのモンスターと共に映像化されている。
  • MHW:Iの開発者インタビューでは、今作で復活するモンスターについて
    「モンスターハンターの各作品を代表するモンスターをチョイスしている」との言があったが、
    本種は『MHP』を代表するモンスターとして選出されたものと思われる。
    MHPのパッケージモンスターでこそないが、イャンガルルガはMHPで唯一の完全新規モンスターにして
    MHPと次作であるMH2とを繋ぐ架け橋のような役割を担った特殊なモンスターでもあり、
    同作の実質的なメインモンスターと言える存在である。
  • 今作では傷無しの個体が通常個体として登場
    それだけでなく、傷有りの個体」が特殊個体歴戦の個体として登場するという特別仕様である。
    傷なし個体と傷あり個体は長らく「片方が登場すれば片方が登場しない」という関係が続いており、
    MHP2G以来、実に10年以上の時を経てようやく両者が揃い踏みしたことになる。
  • 今作での出番は復活モンスターの中でも際立って遅く、
    エンディング後に訪れる「導きの地」にて、特定条件を満たすことでようやくお目見え。
    導きの地にて森林地帯の地帯レベルを3まで上げると特殊な会話イベントが発生し、
    調査団リーダーから任務クエスト「傍若無人がやってきた!」を依頼される形で狩猟解禁となる。
    • イャンガルルガは常設のフリークエストが存在せず、
      再戦したいのであればランダムであるが導きの地の探索で出るのを待つか、
      捕獲して特殊闘技場でのクエストの出現を待つことになる。
      幸い調査クエストは問題なく発生するため、
      再戦の機会があれば痕跡を集めるなどして調査クエストを入手しておくといいだろう。
    ちなみに生まれも育ちも新大陸の調査班リーダーは本種の事を全く知らなかったらしく、
    あの耳をつんざく程の咆哮を「どんなものなんだろう」と興味津々な様子で語っていた。
    師の生物研究所所長はイャンガルルガの事を教えなかったのだろうか…教えたけど聞いていなかっただけかも知れないが。
  • 登場ムービーでは木の上でイビルジョーに遭遇するも、
    牙を見せつけながら近づいてくるイビルジョーを前に全く逃げる様子を見せず
    それどころかあの恐暴竜に向かって嘴や脚の爪を武器に先制攻撃を仕掛ける
    だがしかし、古龍級生物たるイビルジョーに真っ向勝負で敵うはずもなく、
    嘴や爪による攻撃を「鬱陶しい」程度の反応で受け流された挙句、
    逆に頸に食らい付かれて地面に叩き付けられ、引っ掻き回される…という激しい猛攻を受けてしまう。
    そして凄まじい勢いで放り投げられ、岩塊を突き破って岩盤に激突。
    そのまま崩れた岩盤の下敷きになり沈黙してしまう。
    格の違いを見せ付けたイビルジョーはハンターに向けて悠々と歩を進めるが、
    なんとここで「まだ終わってねェぞゴルァ!!」と言わんばかりに岩を吹き飛ばして再登場。
    再び執拗にイビルジョーに攻撃を加え、またもや喰らい付こうとしたイビルジョーに対して
    同じ轍は踏まないとばかりに甲高い咆哮でイビルジョーを怯ませ、一瞬動きを止める。
    そしてそのままイビルジョーの顎にサマーソルトを叩き込み、短い時間ながらもダウンを奪い取る
    しかも直前に頭部を脚で抑えることで回避すらも封じるという徹底ぶりである。
    最恐の危険生物を前にしても、戦闘バカイャンガルルガはイャンガルルガであった。
    その後はイビルジョーが体勢を立て直し、互いに威嚇を行う場面でムービーが終了する。
    • このままハンターvsイビルジョーvsイャンガルルガの三つ巴の闘いが始まるかと思いきや、
      イビルジョーはムービー終了と同時に即座にエリア移動してフィールドから姿を消してしまう。
      メタな話をすると、これはマスターランク帯のイビルジョーが全て例の魔物に置き換わっており、
      そもそもマスターランク帯でイビルジョーの通常個体の狩猟が想定されていない為だと思われる。
      あくまでムービー限定のゲスト出演という事なのだろう。
      もしここで乱入してきていたのが魔物だったとすれば、
      挑みかかったイャンガルルガは恐らく無事では済まなかった。
    • ムービーではイビルジョーと対等とも言える争いを起こしたが、
      ・後述のラージャンとの縄張り争いの結末
      ・歴戦個体の危険度
      を考えると、
      モンスターとしての格自体は、今まで通り各地の主モンスターや復活したメインモンスターなどと同格と思われる。
      持ち前の知能と好戦的な性格により、
      時に格上ともやり合うことが出来るということだろうか。
      • ちなみに、このイベントはマスターランク帯で通常のイビルジョーを目撃できる唯一の機会でもある。
        また、登場ムービーにそのランク帯で狩猟できないモンスターが出演するのはかなり異例であり、
        他の例は同作の悉くを殲ぼすネルギガンテが導きの地へ行く際のムービーに出演する
        通常のバゼルギウスくらいである。
    • たかが咆哮で、ましてあのイビルジョーが怯むものかと疑問に思ったハンターもいるだろうが、
      ゲーム内における前情報として「耳をつんざく咆哮も強力な武器」という言及がある。
      なお、ゲーム上はそれでもいままで通りの通常咆哮であり、流石に奴のようにダメージはないが
      強烈な音による怯ませ効果はオトモの技「ばくおんゴング」などでお馴染みであろう。
      またイャンガルルガやイビルジョーに限らず、
      今作の多くのモンスターは乱入してきた他のモンスターの咆哮で怯む事が多い。
  • 縄張り争いジンオウガとその亜種との対戦が組まれている。
    まずイャンガルルガが空からジンオウガを掴み、相手を地面に叩きつけてダメージを与えるも、
    直後に反撃を食らって跳ね飛ばされ、追撃の尻尾攻撃でダメージを食らって痛み分けになる。
    • また10月10日の大型アップデートで実装されたイビルジョーのライバル、
      古龍級生物ラージャンとのカードも存在する。モーションはリオレウスらと共通のもの。
      イビルジョー戦同様空中から攻撃を仕掛けて翻弄し、一度は怯ませることに成功するが、
      背後に回ろうとして尻尾を掴まれ、振り回された上に地面に強烈に叩きつけられて敗北する。
      地力の差と縄張り争いモーションの流用を考えれば妥当な結果だが、
      ムービーでイビルジョーと渡り合っただけに、一矢報いて欲しかったと残念がるファンも少なくない。
  • 金冠が比較的出やすい歴戦の個体クエストには傷ついたイャンガルルガが登場するため、
    金冠イャンガルルガは金冠コンプを目指すやり込みプレイヤーにとって鬼門となりうる。あれ?既視感が…?
    導きの地では地帯レベルが最大だとモンスターのサイズ変動に最大補正が掛かるが、
    森林地帯は地帯レベルが6になった時点で傷ついたイャンガルルガしか出現しなくなることも
    金冠集めの難しさに拍車を掛けており、ただ漫然とプレイしているだけだと
    「傷ついたイャンガルルガの金冠は揃っているが、通常個体の金冠がどちらもない」という状態に陥りやすい。
    もしクリア条件が厳しく、追加報酬枠も潤沢な貴重なイャンガルルガのクエストが手に入ったのであれば、
    是非とも有効活用していきたい。それでも沼に嵌るけど。
    • そんなイャンガルルガだが、現在では金冠救済クエストとして配信される音楽用語系イベントクエストの一つ、
      「大樹のヨーデル」に登場している。まだ金冠が出てない人は利用するといいだろう。
      ただし配置順としては4番手であるため3体の初期配置のうちの1体を狩猟するまで出現せず、
      ここでも若干面倒くさいことになっている。
  • イベントクエストの「耳塞ぎてミミ隠さず」では闘技場で
    ハンターほどの体格しかないイャンガルルガの極小個体が出現する。
    が、依頼文が色々とおかしくなっている。以下が全文。
    ちは~!オレす!
    闘技場に、やけに大きなヨリミチウサギが放たれていたす。
    ちょっと凶暴でうるさいけど、あの耳はどう見てもヨリミチウサギす。
    これはインスピレーションの出番すよ!
    ※報酬で特別な素材排出
  • お気づきの通り、どうやらこの依頼者はイャンガルルガとヨリミチウサギを見間違えたようである。どういうことなの…?
    そもそも、ヨリミチウサギの耳とイャンガルルガの耳は似ても似つかない形をしている。
    どうしたら見間違えるというのだろうか。
    • なお、同日に配信された激昂したラージャンのイベントクエストにおいても
      この依頼者はキンセンザルと激昂したラージャンという、とんでもない見間違いをしている。
    もしかしたら、実際の環境生物を見た事がなく、「耳が大きい」「金色の猿」といった
    身体的な特徴しか知らなかった…という説も無くはないが。
    もしも実物を知っていたのなら、彼の目は節穴というレベルではない。
  • 公式サイトでも他のモンスターと同様に紹介されているが、
    何故か本種のみ「映像を見る」という項目がグレーアウトしており、紹介動画を見ることができない。
    隠し玉であったジンオウガとネロミェールですら「映像を見る」ことはできるため、
    隠しモンスターだからという理由ではないと思われるが、理由は不明である。
    • 考えられる可能性としては、公式サイトで紹介する以前に公開された本種に関する映像が
      上記のTVCM内でのイビルジョーとの戦いの一幕しかなかったが故というのがある。
      先述したジンオウガやネロミェールの映像については、PV5内で映っていた
      ハンターとの戦闘シーンしかなく、他のモンスターについても、各PVや他のメディアで
      事前に公開されたハンターと戦う場面が紹介用の映像として利用されていることから、
      TVCMで登場ムービーの一部の公開に留まった本種には使用できる映像が無かった為に、
      紹介動画が無いということなのかもしれない。

戦闘能力

  • 戦闘面での大きな特徴として、なんとほとんどの技の後隙をキャンセルする
    従来の大技である嘴叩きつけや後述のチャージブレスでさえも、技を出し終えると即座に次の行動に移るため
    ハンター側が安全を確保できる時間は非常にシビアである。
    また距離を詰めるために突然走り出す点は従来と変わっておらず、
    狩猟中はほぼノンストップで暴れまわっているような印象を受けるだろう。
    • しかもこちらが遠距離にいる場合はまず正面にブレスを吐いてから突進し、
      そこから距離が離れていたら三連ブレス、距離が近ければ二連嘴叩きつけ…といった感じで、
      ただ連続で技を繰り出すのではなく、こちらとの距離に合わせて派生する技を変えてくる。
      また、こちらの死角に走って回り込んでからブレスや二連嘴叩きつけをしてきたり、
      咆哮バックジャンプから空中蹴りでハンターをこかしながら画面外へ、
      そしてそこから滑空サマーソルトに繋げるという凶悪なコンボ技を繰り出してきたりと、
      イャンガルルガという生物の特徴でもある知能の高さが今まで以上に戦闘に反映されている。
      一撃もそれなりに重いので、一度ペースを崩されると、ずっとガルルガの好きなようにされることもザラ。
      「たかがガルルガ」と侮ること無く、より一層気を引き締めてかかろう。
  • ストーリーで強調された事もあってか、咆哮は前作まで【小】だったが今作では【大】になっている。
    硬直時間も増えており、前述の連続攻撃も相まってまともに受けてしまうと危険である。
  • 二連嘴叩きつけだが、今作では二発目の前に前後の位置調整を行い、より正確に狙ってくるようになった。
    従来有効であった手前側に移動して範囲から逃れる方法では被弾してしまう可能性が高い。
    ただし、叩きつけの判定自体はやや小さめというか見た目通りになった。
    そして発生の前にしっかり予備動作が追加され、以前ほどの理不尽さは無くなっている。
    また、疲労時には二回目の叩きつけの後地面から抜く際に手間取ってしまい、大きな隙を晒す。
  • 新モーションもいくつか追加されている。
    • まずチャージブレスを撃ってくるようになった。
      その爆発規模はリオレイアが放ってくるものと同じで、直撃したらかなりのダメージを受ける。
      ただしレイアと違って3連続でチャージブレスを撃つことはなく、必ず単発で撃ってくる。
      しかし、通常ブレスの後に続けてチャージブレスを撃ってくることもあるので、
      ブレスを吐き終わったからと真正面に陣取るのは自殺行為である。
    • さらに大技として、空中に高く飛び上がり、
      ターゲットにしたハンター目掛けて頭から突っ込んでくる空中からの強襲という技を用いるようになった。
      誰が呼んだかガルルガミサイル
      この技の後はあまりの勢いに嘴が地面に突き刺さってしまい、少しだけだが隙が生まれる。
      予備動作も分かりやすく、回転回避でも避けられるので安定して反撃できる技である。
      しかし威力はその見た目に違わずかなり高く、防御力800程でも余裕で体力の半分は持っていかれる上、
      着弾地点付近には振動が発生するので、位置取り次第では攻撃チャンスを逃してしまう可能性もあり得る。
    • 上記のオリジナル技の他、レイギエナの反転尻尾叩きつけや、
      リオレウスの空中蹴り(通りすがりキック)のような他の飛竜種のモーションも使用してくる。
      また、新たにバックジャンプ咆哮からブレスに繋げてくることもある。
  • シリーズを通してハンターを苦しめてきたノーモーション突進はなくなり、
    隻眼イャンガルルガのチャージ突進に似た構えを一瞬行うようになった。
    また、MHWのワイバーン型モンスターほぼ全般に言えるが、突進とは別にダッシュモーションが追加されている。
    こちらは戦闘中にハンターに対して距離を詰める行動で、威力は低く当たっても尻餅をつくだけに留まっている。
    そしてその後に叩き付けが飛んでくるのはお約束である
  • とにかく執拗に攻撃を行ってくるのは前述の通りだが、
    弱点もまた従来通りでスタミナの消耗が激しく継戦能力が低い
    特に嘴を使った攻撃が顕著のようで、これを誘うなどして疲労させる事が攻略の手立てのひとつとされている。
    • 一方、従来極端に弱かったスタンについては、頭部のスタン蓄積1.5倍が廃止され標準程度の効きやすさになった。
      とはいえ疲労時の弱体化が大きいのは変わっておらず、頭部の肉質も打撃のほうが柔らかいため、
      打撃武器との相性の良さは今作でも健在であるといえる。
    • 加えて新しく弱点として設定されたのが空中にいる際にスリンガーで怯むと特殊ダウンするというもの。
      特に狩猟地に必ずあるはじけクルミを2回当てることで墜落しかなり長い時間もがくため
      過去作で言う閃光レベルの弱体化が狙える。特に特殊個体で必須。
  • また、部位破壊をすると一部の行動が弱体化する。
    咆哮【大】が【小】になりブレスの威力も落ちる頭部の破壊、毒を受けなくなる尻尾の切断が効果を実感しやすい。
  • 今作ではこちらからの毒を完全に無効にすることはなくなっており、一応だが毒状態にはなる。
    とはいえ通りは悪いので、毒属性武器を担ぐのは控えた方が良いが。
  • 従来通り頭部の部位破壊は嘴と耳で独立しているが、
    耳を破壊した場合のビジュアルが従来とは異なり、耳に破れたような傷が付くものの原型を留めている。
    これによって瀕死時に耳を寝かせた際にひと目で判断しやすくなっている。

派生作品

MHF

  • 原種の時点で極めて硬いのだが、変種はそれに輪をかけるほどの硬さであった。
    フォワード.2で変種の肉質が修正され、属性こそ通らないものの全体的に柔らかくなり
    概ね好評である。
  • 聴覚保護のポイントを稼ぐ手段として多用される「音無珠G」を
    作成するに当たって必要となる「音無珠」に耳を使用するため、
    実はMHFプレイヤーの間では意外と需要の高いモンスターである。
  • フォワード.4以降はギルド優先依頼の対象外という事でやや不遇な面もあったが、
    MHF-G7より全ランクのイャンガルルガが優先依頼にエントリーし、人気を取り戻した。
  • 変種はビギナーシリーズのラスボスとしても登場している。
    通常のクエストでは密林での戦闘となるが、以前は一部のクエストで峡谷に登場していた他、
    現在はデイリークエストで峡谷に変種が登場するものがある。
    • なおビギナーシリーズのラスボスとして登場する際も行き先は密林となるのだが、
      その前後のやり取りで「峡谷に表れた」と言いつつもすぐに「密林に移動している」となっていて
      何が起きているのかわからないという意見もある。
      真相はココ!

      ちょうどこの時というのはクレオがハンターとしての再起の旅の途中で知り合ったニキータと共に、
      彼にとっての因縁の相手であるベルキュロスと対峙している真っ最中だった。
      そのため、峡谷に移動されてクレオ達のところに割って入られると面倒な事になる為、
      密林にいるうちに狩っておいてほしいという事で、プレイヤーに対しては密林でのクエストが提示される。
      前後のセリフをきちんと読んでいればこういう流れだと分かるようにはなっている。

特異個体

  • 見た目の変化
    • 傷がついた個体ではなく、耳が両方揃っている
    • 嘴の先端が紫色に変色している
    • 翼膜が藍色
    • 眼がより黄色になっている
    • 背中の棘が大きい
    • 尻尾の棘の生え方が変化し、大きくなっている
    • 脚が赤みを帯び、太く発達している
  • シーズン10で登場。
    通常個体で苦情が多かった軸合わせなしのノーモーション突進は使ってこない。
    それ自体は使用するものの、必ず軸合わせ後に行うので若干の猶予がある。
    ただし、軸合わせによる猶予というだけで、
    突進自体がノーモーションなのは変わっていない(この仕様はMH4にも引き継がれた)。
    さらに体力が下がって全体防御率も上がっているので、総合的な耐久力は6割未満になっている。
    慣れれば通常個体よりも確実に素早く狩ることが可能。
  • もともとのガチガチ肉質を考慮してか、防御面では脆くなったとはいえ、
    これまでの戦いで大きな負傷していないその戦闘力は通常のイャンガルルガを遥かに上回る。
    ブレスはリオレウス亜種の特異個体が放つものと同じく、
    周囲に数か所の誘爆を発生させる比較的広範囲の爆裂火炎ブレスとなっている。
    また、上から頭を振り下ろすようにしながらブレスを地面に叩き付け、
    …たと思ったら、いきなり反転してもう一度ブレスを叩き付けることを2回繰り返す技もある。
    叩き付けるため、足元にまで爆風が及ぶ近接武器にとって厄介な攻撃である。
  • 特に咆哮は強力で、通常のイャンガルルガの咆哮は耳栓で防御できたが、
    特異個体は咆哮【大】を通り越していきなり超咆哮となっており、超高級耳栓が必須。
    さもなくば5秒間という長時間ハンターを拘束してくる。
    その扱いにも非常に優れ、従来通りのその場咆哮やバックジャンプ咆哮のみならず、
    バインドボイスを放ちながら突進を行ったりするほか、
    バインドボイスを放ちながら飛び上がり、
    間髪入れずに空中からブレスで狙撃するというリオレウス涙目の荒業までやってのける。
    咆哮突進はあらかじめ横軸でずらしておけば回避余裕…
    と思いきや、高確率で連発するため、超高級耳栓を意地でも発動させ、
    そのうえで閃光玉でイャンガルルガの突進を阻止する方法がオススメされる。
  • その強力な毒を活用した技もいくつか持ち、
    サマーソルト尻尾攻撃と同時に正面へ気絶効果を併せ持った毒霧を放出する攻撃や、
    クチバシで地面を抉る攻撃を前進しながら3回連続で行う攻撃なども繰り出す。
    特に後者は勢いよく振り回される尻尾にも判定があり、しかも全身どこに触れても毒効果
  • 後述のG級でもハードコアモードに切り替えることができるが、
    凄腕以下とは異なり、特異個体になると耐久力が上昇するようになっているので要注意。
    とはいえ、通常個体の耐久力が★7とは思えないほどの低さなので、
    特異個体補正を加味してもなお、★7としては脆い方なのだが*14

G級

  • 2013/9/18のMHF-G2中間アップデートにて、G★7クエストの解禁と同時にG級へ正式参戦した。
    つまり難易度は★7である。
    鳥竜種では後に登場したフォロクルルトリドクレスと同じ難易度設定で、
    MH2から存在する鳥竜種としては最も高い難易度になった。
  • G級行動としては、火炎ブレスが毒ブレスに変更されている。
    被弾すると毒に侵されてしまうため、適性防御力未満での戦闘は極めて危険。
    なおこのブレス、実装当初は破滅的な火力を有していた。
    怒り時に毒ブレスを受けると、適正防御力の体力150からでもほぼ確実に即死するダメージを受けたのである。
    適正防御+元気のみなもとで、かろうじて7割ぐらいのダメージ量になる という程度であり、
    しかもこのブレスは、ブレスと毒煙でそれぞれ別判定(いわゆる多段ヒット判定)になっており、
    かつどちらにあたっても毒が発症、それによる削りダメージが存在するため、
    スキル「真根性」があっても二段目か毒ダメージでもれなく即死が待っている。
    そのため、ブレスに掠っただけでも即死する可能性があった。
    故にG級モンスター最強クラスの一撃とまで言われたほどである。
    一方、ブレス以外の攻撃は全て防御力によるダメージ軽減が確実に機能する設計となっており、
    MHF-G1・G2のG級モンスターの境遇から、調整ミスなのではないかという指摘もあった。
    その後、2015年代にはブレスの威力が調整されたようで、上記のような極端な火力は有さなくなった。
    • また、とにかく何よりも最優先でこの毒ブレスを撃とうとするようになったため、
      引き換えにイャンガルルガの代名詞たる突進はほとんど使わなくなった
      これは特異個体でも通常個体でも同じ。どうやら近~中距離のハンターに対しては
      ほぼブレスしか使わないようになっているようだ。
      これにより、ブレスにさえ気をつければ凄腕以下よりよほど戦いやすくなっている。
  • 肉質は原種に微調整を加えた形になっており、
    元が硬すぎることもあって硬化している部位は首の弾肉質ぐらいとなっている。
    脚の肉質が原種・変種以上に柔らかくなっており、水属性も更によく通るようになった。
    また、★7モンスターは体力20000前後のものが多い中、イャンガルルガの体力は12000しかない。
    特異個体にすると15600にはなるが、しっかり弱点を突けば素早く討伐することが可能となっている。
  • このモンスターから作成できるG級武器はいずれも無属性。
    G2時点では高い攻撃力と良質な斬れ味ゲージを兼ね備えていたが、
    流石に現在では型落ち感が目立つものとなっている。
    防具も、匠や底力など現在のG級ハンターにはあまり使われないスキルとなっている。
  • 武具面での需要は薄れたが、
    ★5~★7までのモンスターの中では弱点さえ突けばかなり脆いことや、
    ギルド優先依頼に対応していることもあり、そちらでの需要はかなり高い。

MHSP

  • 03弾「風をまとう古龍」で参戦。
    鳥竜種では初、かつ唯一の3段階成長する(未成体を挟む)トモとして参戦した。
  • 初期狩力は42。
    これはクック先生はもちろんリオレイア及びその亜種を凌駕し、
    01~02弾で登場していたリオレウスすらも上回る驚異の数値となっている。
    厳密な意味ではジンオウガやゴア・マガラと同等のスペックである。そこまで強かったのかコイツ…。
    狂竜化や二つ名個体は別として
    • 火属性+毒属性なので、リオス夫妻と同感覚で扱う事が出来る。
      しかも雷耐性完備である為、リオ夫妻では餌にしかなれなかったジンオウガにも対抗できる。
      さすがにリオレウス亜種が来るとあちらに後釜を譲りがちだが、決してそのまま終わるスペックではない。
      痛いのは看板モンスターが天敵とも言えるクシャルダオラであることか。
  • ちなみに幼体は紫色のクック幼体みたいな感じ。
    耳もしっかり揃っており傷もなく、狡猾で凶暴無比な成体に成長するとはとても思えないほどに愛くるしい。
    ただこの時点でも特殊攻撃は非常にえぐく、やはり凶悪無比の片鱗は備えている様子。
    • なお成体になるといきなり左側に傷がつく
      設定的には成長する過程で戦いにより傷付いたと解釈できるのだが、
      今作ではハンターの目の前で幼体から成体になるため、傷無しからいきなり傷有り個体に変貌することになる。
  • なお★1の緊急クエストの相手はコイツ。
    情けないハンターに強烈な喝を入れに来るその姿は、まさしく教官である。
    まあ、そんな教官と心を通わせられるのは、ここからもっと後の話になるのだが。
  • 特殊攻撃は「かち上げ滑空突撃」(Lv.1)・「連続火球追撃尾」(Lv.2)。

MHST

  • MHSTでも登場し、オトモンにすることもできる。
    敵として登場する際には、通常攻撃(テクニックorスピード)のほか、
    テクニック技猛毒テイル」で毒状態を狙い、
    毒状態に陥った相手をパワー技猛毒チェイサー」で必ず追撃する戦法をとる。
    真っ向勝負で勝つこと自体はたやすく、絆ゲージも溜めやすいうえに、
    真っ向勝負で勝利した場合は毒状態には陥らない点も重要である。
    ただし、毒状態の相手に大ダメージを与えるという猛毒チェイサーの効果だけは勝っても発揮されてしまう。
    • ナビルーが「真っ向勝負で負けると手を変えるとか…」と言う通り、
      真っ向勝負にガルルガが負けた場合、次に出す通常攻撃のタイプを変えてくる。
      テクニック攻撃に勝てるパワーを選択すると、タイプを変えスピード攻撃で返り討ちを狙ってくる。
      また、通常攻撃は残りHPの少ない方を狙うという特性もある。
    • HPが減ってくると怒り状態となり、すくみ無し全体火属性攻撃の「拡散炎ブレス」も使うようになる。
  • ストーリー中ではとある特殊な状態に陥った個体が登場するが、
    素早さが非常に高い上、なんとデフォルトで1ターン中に2回行動するという難敵となっている。
    怒り状態で2回行動するモンスターは既に登場していたが、最初からそれをやってのける相手はこいつが初。
    頭と尻尾を部位破壊すれば2回行動はできなくなるが、それまでにやられてしまうことも少なくない。
    • なお、頭破壊で水耐性低下、尻尾破壊で素早さ低下となる。
      本命は両方破壊の2回行動封じだが、よほどのことがない限り尻尾から破壊を狙ったほうがいいだろう。
    毒を絡めた攻撃も厄介であるため、毒無効のスキルを持つオトモンや装備を利用することも視野に入れよう。
    パワー攻撃主体のため真っ向勝負を引き分け以上に持ち込みやすく、
    かつ毒攻撃のシャットダウンや火属性攻撃のダメージを軽減できるリオレウスが特にオススメ。
    幸い、上記の特殊な個体と戦闘する頃にはレウスが加入しているので、
    きちんと育成しておけば勝利はさほど難しくはないだろう。
    また、執拗にテクニック攻撃を使用してくる点を突いて、
    それに反応するマスイ罠を利用するといった戦法も有効。
  • イャンガルルガは怒り時に討伐すると帰巣しやすいという性質を持つが、
    案の定と言うべきかそもそも非常に怒りやすいので帰巣させるのは割と楽だったりする。

オトモン

  • タマゴから孵った瞬間はもちろん無傷だが、
    次の画面へ進んである程度成長した姿となると突然傷を負う。何があった。
  • 耐久力は低めだが攻撃力と素早さに優れたステータスとなっており、
    敵として登場する際と同じく毒チェイサーや毒テイルを得意とする。
    成長型も「早熟」なので、入手すれば比較的早期からの活躍が見込めるだろう。
    ライドアクションは「飛行」。
  • ちなみに、散々ネタにされてきた母親レイアとの関係だが、
    固有スキル「毒スパイク」は今作において珍しいすくみ持ちの技であり、
    火属性+2のボーナスが付き、ガルルガが唯一自力習得しないスピードタイプの攻撃でもあり、
    更に確率で毒状態にする効果にする効果もあるため「毒チェイサー」を持つガルルガとは非常に相性がよい。
    また余談になるが「毒スパイク」のモーションは
    ワイバーン骨格のオトモンの場合あのサマーソルトのモーションになり、
    そういう点でも相性がよいと言える。
  • 絆技は「バレルロールチャージ」。
    ものすごい勢いできりもみ回転しつつ相手を襲撃する単体攻撃技で、
    威力のみならず相手を3ターンの間毒状態に陥らせるという凶悪極まりない追加効果まで付属する。
    • あまりにも回転の勢いが凄まじいのでライドオンしているライダーが心配になってくるが、
      なんとかイャンガルルガの背にしがみついている様子が見て取れる。

MHST2

  • 今作でも登場し、オトモンに加えることも可能。
    前作では比較的後半に登場したが、今回はアルカラ大陸周辺とかなり序盤に出てくるのでビビった人も多いだろう。
    メインシリーズで危険度★5・MHWorldで言う主クラスのモンスターを相手にするのもここが初。
    勿論序盤相応の強さではあるが、今まで以上に気を引き締めて行こう。
  • 戦闘では通常時はテクニックを、怒り時にはパワーを繰り出してくる。
    また、時折ノータイプの「ハイポイズンテイル」で猛毒にしてから
    猛毒チェイサーに繋ぐコンボも仕掛けてくるので、解毒薬やげどく草は忘れないように。
    モンハンシリーズにしてはかなり早めに登場した猛毒に驚いたライダーもいた事だろう。
    一方で真っ向勝負で負ける度にすくみ傾向を変えてくることは無くなった為、
    他のモンスター同様に傾向を覚えれば勝機は見えるはずだ。
  • 怒り時に頭部を破壊すると帰巣しやすくなる。
    帰巣狙いの際は怒るまで頭部を攻撃しすぎないようにしよう。
  • 前作に引き続きボスとしても登場するが、今回は敵対ライダーが使役する敵オトモンとして戦うことになる。
    オトモンである故に野生と違って行動パターンは不規則なだけでなく、
    絆技まで平然と使ってくるため、敵ライダーの絆石の状態は常に警戒すること。

オトモン

  • 前作では拡散炎ブレスを使うくせに「素朴な鳥竜のタマゴ」だったが、
    今回はちゃんと「燃える鳥竜のタマゴ」から産まれてくる。
    ライドアクションは変わらず「飛行」。
    • 基本属性が火属性に変更された影響か、それともバグによるものなのかは現状不明だが、
      オトモンにした際は棘や爪の色が、前作で火属性が高かった際の赤色になっている。
      • ちなみに同じく基本属性が変更されたポポにはこの様な現象は起こっていない。
  • 困った事に登場時期が思いっきり前倒しさせられたせいで
    序盤で火属性テクニックが頭打ちになってしまっている。これ以降何も増えない。
    このせいで火属性テクニック技は枯渇の一言であり、
    パワーばっかりの火属性オトモン達がスピード対策に頭を抱えてしまっているとかなんとか…。隻眼がいれば…
  • アクティブスキルは毒遺伝子【小】の「ポイズンテイル」、
    火球遺伝子【中】の「火炎球」、そして追い打ち遺伝子Tの「オールチェイサーT」を持つ。
    • ポイズンテイルはテクニックタイプの単体無属性小ダメージを与え、低確率で毒状態を狙うことができる。
    • 火炎球はテクニックタイプの単体火属性小ダメージを与え、高確率でやけど状態を狙うことができる。
      これはイャンクック亜種にも言える事だが、「火炎球」は火属性では超貴重なテクニック技であり、
      それより強いものは全体攻撃の「イグニッションブレス」や「乱れ火炎液」しかなく、
      単体攻撃も他には追加効果の無い「火球」や「ファイアクラッカー」しかない。
      この現状を見ればどれくらい深刻かが一目瞭然であろう。
      • とはいえ、高確率で相手に状態異常を押し付けられる見返りは決して馬鹿にできたものではない。
        加えて、やけど状態には相手の防御を低下させる効果もあるため、
        相手にダメージを与えつつ高確率でデパフを掛けられるという点では優秀な技と言える。
    • そしてオールチェイサーTはテクニックタイプの単体無属性中ダメージ。
      あらゆる状態異常に対して与ダメージが大アップし、状態異常を解除する。
    火属性のオトモンに需要が高い火炎球は勿論のこと、オールチェイサーTも裂傷状態を絡める際に
    お呼びがかかる事があるため、遺伝子の伝承要員としてそれなりに需要はあるといえる。
  • 絆技は「バレルロールチャージ」。基本属性が変更されたこと以外は特に変更点は無い。

余談

  • ポータブルシリーズで初登場したメインモンスターはみなパッケージを飾っているが、
    ガルルガはMHP当時、隠しモンスター的な要素が強かったためか、パッケージはリオレウスになっている。
    ただし、全武器種にポータブルシリーズで初登場のメインモンスターの素材を使った武器が登場する例は
    この時からあったようで、ガルルガの素材を使う武器も当時の全武器種、
    大剣・ハンマー・ランス・片手剣・双剣・ライト・ヘビィの7つ全てに存在する。
    • MHXの公式サイトではナルガクルガと同時に情報が公開となったのだが、
      その際はページのキャッチコピーが「シリーズで人気のメインモンスターも続々登場!」となっていた。
  • プレイヤーの間では一時期、イャンクックとリオレイアの混血種という説が上がったことがあった。
    実際その行動パターンは、イャンクックとリオレイアを融合したようなものである*15
    また、よく目撃される地域は森丘、密林、峡谷、未知の樹海などリオレイアの飛来が確認される地域である。
    早い話、ガルルガは浮気妻の私生児であり、
    あの攻撃的な性格も恵まれない家庭環境でやさぐれちゃったからなのかもしれない、というものである。
    • しかし、彼らの体色に紫黒色の部分はこれっぽっちもない。
      亜種同士なら一応ピンク+にはなるが。
      その一方で二つ名にてリオレイアが紫色になったりガルルガはガルルガで部分的に緑掛かっていたり
      現状この2体のみが劇毒を使ったりと妙な接点が増えてしまった。
      • 密林に登場する紫色のモンスターということでオオナズチの血も入ってるというトンデモな噂も存在していた。
    • 尻尾に毒を持っているという点ではリオレイアと共通しているが、
      あちらはサマーソルトの追加効果なのに対して、こちらは普通に回転で振り回しても追加効果として発生する。
    当たり前だが非公式のネタであり、実際は種としてリオレイアとの接点は公開されていない。
    オオナズチとの接点もあるわけがない。…が中には本気で信じていた諸氏もいたりする。
  • イャンガルルガの略称は大抵「ガルルガ」であり、MHP2の20頭狩猟した際に得られる称号も「ガルルガ」である。
    しかし、MH2とMHFでイャンガルルガを5頭狩猟した際に得られる称号は「イャンガルハンター」と、
    随分と微妙な区切りになっている。
    他のモンスターの20頭称号がMHP2では20頭称号+「ハンター」の組み合わせとなることに倣い、
    初めから「ガルルガハンター」でもよかったような気はするのだが…
  • 初登場はMHPなので結構な古株モンスター。しかも随分と濃い設定を持っている。
    にもかかわらず、ノベル版では未だに出番が無い
    それどころか、ガノトトスやディアブロスなどと違って巻頭マンガなどにすら呼ばれていない
    しかし、イャンガルルガの素材で作られた武具は結構な頻度で登場している。
  • MH4Gのモンニャン隊でも出現するが、場所は火山である。
    ハンターが火山でガルルガを狩猟するクエストはMH4Gを含め1回もないのだが…
    • MHXでは、地底火山に炭鉱夫たちバウンティーハンター志望者をしごきに出没するようになった。
      しかし、すぐ側に溶岩があるような灼熱の地には適応出来ないのか、そのようなエリアには一切現れない。
  • MHR(:S)では残念ながら未登場となった。
    これにより同作における鳥竜種最強モンスターは危険度4のプケプケとなってしまった。
    まぁガルルガのいない作品は大体こんな感じであるが。

生態について

  • 己の傷すら顧みず、何よりも戦いを優先する戦闘狂っぷりは生物として完全に欠陥品であるような印象を受けるが、
    この生態は完全に非合理的とは言い切れない面がある。
    自然界で「戦闘」という行為は死や大きな負傷といったリスクを伴うため、
    イビルジョーの様な切羽詰まった理由がない限り、手傷を負う可能性の高い相手との戦闘は避けるのが常である。
    一方でイャンガルルガは、他生物に積極的に戦闘を仕掛け、
    格上にも食い下がれる知能と実力を持つ上、最悪死ぬまで抵抗を続けてくる。
    たとえ倒しきれる実力がある生物でも、文字通り死に物狂いで戦うイャンガルルガとの戦闘は殊更リスクが大きいだろう。
    このように、種族単位で「手を出すと厄介な存在」の地位を確立することで、
    格上から積極的に襲われにくくなっている可能性がある。*16
    • また、イャンガルルガは比較的細身で甲殻が硬く、加えて尻尾には毒を持つため食糧にも向かない。
      この倒した場合のリターンの薄さも生存に有利に働いていると考えられる。
  • 本種の異常な攻撃性は個体選別のためとも考えられる。
    現実世界のサメは、複数の胎児が母体の胎内で殺し合い、生き残った強者のみが生まれてくる。
    これは強力な個体のみを選別して次世代へと残して行き、結果的に種全体を強くするためである。
    イャンガルルガも、戦いに勝ち抜いた屈強な個体のみを残して繁栄するために、
    好戦性が本能として備わっているのかもしれない。
    戦いに明け暮れて全身傷だらけになり、たとえ片目を失おうとも戦いつづけるのも、
    ひとえに異性にモテたいが故なのかもしれない。
  • とはいえ上記を考慮しても、生物としては欠点が多すぎるのは否めない。
    欲求を解消するために負傷すら顧みず自ら敵を求める生態は、生存する上であまりにもリスクが高く、
    また時には生態系にすら悪影響を及ぼしかねない。
    加えてモンハンフェスタ'13の藤岡Dのインタビューにて、
    イャンガルルガは子育ても食糧確保も得意ではないと語られている。
    比較すると、全体的に度が過ぎているとはいえ、
    一貫して生存に不可欠な行動を取っているイビルジョーの方がまだ生物としてはマシに感じられる。
    もしかすると遠くない未来、世界からイャンガルルガの姿が消えてしまうかもしれない
    MH4の新モーションや狂竜化個体で地獄を見て、「本当にそうなってしまえばいいのに」とか言わない。
    • 生理的欲求を満たす以外の、所謂娯楽によって快楽を得られるという点については、
      見方によっては人間、あるいはカラス並に発達した知能の持ち主であるとも言える。
      快楽のために自分の生活すら犠牲にするという点で、若干廃人に近いのが残念だが。
  • 本種はイャンクックへの托卵によって子孫を残すとされるが、托卵には「カッコウのジレンマ」と呼ばれる問題点がある。
    端的に言えば「托卵は托卵先の種の繁栄を前提とした行為だが、
    托卵という行為自体が相手の繁栄を妨げてしまう」というジレンマの事である。
    イャンガルルガはこれに加えてイャンクックを積極的に襲うために、
    「カッコウのジレンマ」を自ら加速させてしまうという点でも、なかなか問題のある生態だと言える。*17
  • ギルドクエストの個体は瀕死になるとしっかり睡眠を取る姿が見られる。
    探索で現れるものに至っては、時間経過で自主的に撤退を図る。
    この様子を見る限りだと、未知の樹海のイャンガルルガは曲がりなりにも理性的なのだろう。
    未知の樹海は生息する種が非常に多く、不安定な環境であるため、用心深い個体が生き残りやすかったとも考えられる。
    つまり生き残るのはギルクエのヤバイ個体ばっかりと…
  • ゲーム中ではイャンクックと同じ位器用にクンチュウを掘り出して捕食する。
    ハンターが対面するのは、こういった比較的食糧確保などが得意な個体なのかも知れない。
    まともに食い物に有り付け無いヤツが生き残れる訳無いし。
    • アイスボーンではクンチュウは登場しない。
      その代わり、屍肉や他モンスターの食べ残し、
      そして時々地中から掘り起こす昆虫の(コガネムシ科のものによく似た)幼虫などを食べている。
      このことを見るに、餌取りが苦手とは言っても比較的の話で、
      やはりある程度は自力で確保できる能力があると見るべきだろう。
      • ちなみに、この掘り起こされる幼虫は大型モンスターの腹の足しになるだけあって、
        丸まった状態でも両手で持つようなビッグサイズである。
        もしもこの虫が成虫になったら、果たしてどのような姿になるのか非常に興味深いところである。
        ゲーム中ではスタミナライチュウがよく似ているため、これを食べている可能性が高いが、
        スタミナライチュウが育った姿は依然として不明なままである。
    • その他、導きの地の森林地帯では誤ってレア環境生物のモギーを掘り出してしまい、
      ぺっと吐き出す様子が見られる事もあるらしい。
      せっかくならそのまま食べてしまっても問題は無さそうだが、毛のある小動物は苦手だったりするのだろうか。
  • MHW:Iで出演を果たしたイャンガルルガであるが、
    イャンガルルガは餌取りや子育てが苦手で、それらはイャンクックに依存しているとされているモンスターである。
    餌に関しては現大陸の個体と同様に自ら地中の虫*18を掘り起こしたり、
    時には他のモンスターの捕食痕(屍肉)を漁るなどして問題なく確保しているようだが、
    繁殖に於いて必須に近い托卵相手がいないというのはかなり由々しい問題である。
    • 新大陸で確認された鳥竜種のプケプケは、メルノスの巣に托卵するという生態を持っているため、
      新大陸のイャンガルルガも翼竜を托卵相手にしているのか、
      調査団に発見されていないだけで実はイャンクックも新大陸のどこかにひっそりと棲息しているのか…
      という考察が為されていた。
      また、プケプケも托卵相手の翼竜種が居ないMHRiseに参戦しているが、
      これは本来の生息域から迷い込んできてしまった個体である事が明言されていたため、
      イャンガルルガも喧嘩に明け暮れるなどして迷い込んできたのではないかとも考えられていた。
      • その後発売された設定資料集によれば、導きの地にイャンガルルガがいる理由は
        『イャンクックの習性に倣って暖かい地へ渡りを行なったから』らしい。
        しかしイャンクックがいない理由については生存競争の結果かもしれないとの考察が載せられており、
        この地ではイャンクック相手に托卵をするのは不可能という事になってしまう。
        ではこの地におけるイャンガルルガがどうしているのかというと、
        リオレイアなどの飛竜種に托卵している可能性も否定できない
        という新たな説が(確定ではないとはいえ)提唱されているようだ。
        更には子供を育てる可能性がある種や異種交配の相手になるかもしれない種に対しては
        共生の意識があるため縄張り争いを行わないのではないか、という考察も記述されている。
        同大陸におけるイャンガルルガの生存戦略の高さが窺い知れる驚きの結果である。
    • ただし、MHW系列の設定資料集は(あくまで仮説としてだが)かなりぶっ飛んだ考察も載せていることでも有名で、
      牙竜種のはずであるドドガマルガスガエルの遠い祖先が進化した種という珍説から、
      かの黒龍ミラボレアス世界の歪みに巣食う存在であるというトンデモ説まで掲載されている。
      こうした大胆な考察については、あくまであの世界の学者の仮説の一つに過ぎないものとしてとらえたほうが良いだろう。
    • イャンガルルガの説については、托卵相手については十分考えられる説だが、
      リオレイアやほかの種に対しての異種交配に関しては、流石に種として離れすぎている*19ため現実的ではない
      また、余談の項にもある通りリオレイアとイャンガルルガは一部で不倫ネタが噂されているが、
      こうした話題は極めて人を選ぶ内容になるため、考察はTPOを守って行うようにしよう。
    • なお、MHW:Iは近縁種である事からイャンクックの存在を前提として紹介されることの多かったイャンガルルガが、
      イャンクックからの派生形としてではなく、
      イャンガルルガという(いち)モンスターとしての参戦を果たした作品であるともいえる。

ガルルガ教授/教官

  • 近縁種であるイャンクックの「先生」ほど高名ではないが、
    イャンガルルガにも「教授」もしくは「教官」という渾名がある。
    具体的にはP2(G)において、「硬い、痛い、しつこい」でハンター達を苦しめた為に付いた渾名である。
    • 同ランクの他のモンスターは問題なく狩れるのに、何故かこいつにだけは勝てないハンターが続出し、
      姿形やポジション等が似通っていたイャンクックの「先生」を真似て、「教授/教官」と名付けられた。
      4からのトチ狂った強さのガルルガはまさに「鬼教官」と呼ぶに相応しいだろう。
  • MHXでは二つ名持ちの隻眼イャンガルルガがニャンターのレベル上げにかなり貢献しており、
    真の意味での「教授」と呼ばれるようになった。
    なお、上記の通り通常個体もキークエとして立ちはだかるため、
    こちらもまごうことなき「教授(教官)」である。

素材

火炎袋
中に可燃性と爆発性を持つ粉塵が詰まった内臓器官。
イャンガルルガの放つ火炎ブレスの大本を生み出す。
イャンクックやリオレウスなどからもよく似た性質の内臓器官が素材として入手できるが、
どちらかと言えばイャンガルルガのそれはリオレウスなどから得られるものにより近い。
強力な個体であるほど良質な器官が得られる傾向があるのも同様である。
黒狼鳥の鱗
イャンガルルガから剥ぎ取った鱗。汎用性が高く、幅広い用途に使われる。
形状はイャンクックの鱗によく似ている。
しかしその色は禍々しささえ感じられるほどの紫黒色で、強度も比べ物にならないほど頑丈。
怪鳥のそれとは歴然たる硬度を誇る上質なものは「上鱗」、
傷を付けることすら困難で、更に紫水晶のように輝く最上級の鱗は「厚鱗」と呼ばれて珍重される。
獰猛化した通常種からは通常よりも黒ずみ強度を増した鱗が入手でき、こちらは「獰猛化黒狼鳥鱗」と呼ばれ、
G級個体の物は「獰猛化黒狼鳥厚鱗」と呼ばれる。
MHFのG級個体からは、見る者を圧倒させる覇気を纏い、
傷一つつけることすら困難な「絶鱗」と呼ばれる鱗が入手できる。
黒狼鳥の甲殻
イャンガルルガの身体を覆う深紫色の甲殻。硬い材質で、防具によく使われる。
至る所に堅い棘が生えており、怒りに呼応してその強度を増すと言われる。
滅多に入手できる代物でないため、研究材料としても需要が高く、高額で取引されている。
年月を経て強度を増したものは「堅殻」と呼ばれ、その硬さゆえに加工には困難。
より深みを増した紫黒色を宿し、唯ならぬ威圧感すら放つ最上級のものは「重殻」として区別される。
MHFのG級個体からは、見る者を圧倒させる覇気を纏い、
並の攻撃では傷すらつかない段階まで成長した「絶殻」が入手できる。
また、G級特異個体からは、幾度もの戦いを経て、
多くの傷がついてもその硬さが決して失われることのない「黒狼鳥の裂殻」と呼ばれる甲殻を稀に剥ぎ取れる
黒狼鳥の耳
イャンガルルガの耳。柔軟な材質で防具によく使われる。
イャンクックの耳が普段は扇のように畳まれ、柔軟性に富んだ素材であったのに対し、
イャンガルルガの耳は普段は寝ており、戦闘時には威嚇のために立ち上がる。
また、硬質で先端が尖っており、集中的に攻撃を受けると破れるのではなく割れる。
特に成長したものは「黒狼鳥の地獄耳」と呼ばれ、
この素材から作られた防具は着た者の感覚を研ぎ澄ますという。
尖ったクチバシ
イャンガルルガの武器とも言える嘴。堅固な材質で武器によく使われる。
イャンクックの嘴は捕食のために進化したが、
イャンガルルガの嘴は形状からして明らかに外敵や獲物を貫くための槍である。
その一振りは大地にすら深々と突き刺さるほどで、一撃の威力は想像に難くない。
上質なものは「イカしたクチバシ」という独特な総称で呼ばれている。
なお、色、艶、しゃくれ度合いの全てがイカしていなければこうは呼ばれないので、
その名称とは裏腹に入手難度はかなり高い。
MHFの変種特異個体からは「毒々しいクチバシ」という、毒々しい色に変化した珍しい嘴を剥ぎ取れる。
なお、毒々しいだけであって毒性はないようだ。
黒狼鳥の翼
イャンガルルガの翼。非常に高い強度を誇るために加工は困難。柔軟な材質で防具によく使われる。
繋ぎの素材として使われることが多いが、その価値は一級品。
特に大きく発達したものは「剛翼」と呼ばれ、熟練の職人をも唸らせる。
ちなみにイャンクックとは違い、翼膜だけでは素材として扱うことが出来ないので翼ごと切り出す必要がある。
MHFの上位特異個体からは強い毒性のせいか、翼膜部分がうっすらと変色しているものが得られることがあり、
その翼は「黒狼鳥の紫翼」と呼ばれている。
また、G級個体からは一度羽ばたくだけで強烈な風圧が発生するほどの巨大さを持つ
「黒狼鳥の大翼」という素材が入手できる。
黒狼鳥の尻尾
イャンガルルガの尻尾の先端部。鋭い棘が三本生えている。強靭な材質で防具によく使われる。
この棘は毒腺と繋がっており、ちょっとした衝撃が加わるだけで猛毒を吹き出す。
この素材を加工した武器には毒属性が宿る場合が多い。
特に強い毒性としなやかさを兼ね備えたものは「黒狼鳥の靭尾」と呼ばれる。
宿る毒は獲物を死に至らしめるほどに強力であるため、加工には慎重を要する。
黒狼鳥のたてがみ
イャンガルルガの下顎の付根や首周りに生えている鬣。用途の幅広い、応用性のある材質。
武具の装飾として用いられることもあるが、これ自体からただならぬ威圧感が漂っており、
これを素材とした武具にもその雰囲気が宿る。
さらに上質なものは禍々しさと美しさを兼ね備えており、「黒狼鳥の銀狼毛」と呼ばれる。
導きの地に生息する個体のものは「禍々しい銀狼毛」と呼ばれる。
黒狼鳥の鉤爪
イャンガルルガが持つ、鋭い鉤爪。
捕食することに発達した爪は獲物の肉を容易く切り裂いてしまう。
MHFのG級個体から極稀に入手することができる。
黒狼鳥のモミジ
トレジャーハンタークエストで入手できるトレジャーの一つ。イャンガルルガの脚。
本来の「モミジ」とは鶏の足先の部分、もしくは鹿肉を指すが、この場合は間違いなく前者の意味合いだろう。
煮込むと極上のスープになる食材として知られている。
黒狼鳥のマツバ
イャンガルルガの鎖骨部分から取れる肉。
一個体から取れるのはほんの僅かという貴重な食材で、若干ながら黒狼鳥のモミジよりも価値が高い。
本来の「マツバ」とは、これと同様に鶏の鎖骨部分から得られるV字型の肉の事で、
内側に骨があるために調理には一手間掛かるが、味はあっさりとしていて美味しい部位である。
黒狼鳥の白肝
イャンガルルガのキモ。豊富に蓄えられた栄養分の影響により、美しい白色に染まっている。
キモを食材として利用できるモンスターは他にもいるが、それらの中でも特に貴重で高額で取引されている。
ただし入手法はイャンガルルガの落とし物のみ。
つまり、怒り状態のイャンガルルガに落とし穴を踏ませなければならない
肝を落とす辺り、冷静に見えてかなり驚いているのかもしれない。かなりで済む話では無いが。
トレジャーハンタークエストでは自前のアイテムは持ち込めず、支給品にも落とし穴は入っていないため、
そもそも落とし穴を使用できる機会が滅多に無く、故にこのトレジャーを入手できるのは極めて稀。
しかも4000ptという微妙な価値(黒狼鳥のモミジの2倍黒狼鳥の秘玉の1/5)しかなく、
わざわざ狙っていく価値があるとは言い難い。
黒狼鳥の秘玉
イャンガルルガの体内に稀に生成されるという冠絶の玉。
トレジャーハンタークエストにて稀に入手できる。

関連項目

モンスター/傷ついたイャンガルルガ - MHP2GとMHW:Iに登場する特殊個体。傷の有無に関する変遷の記述あり
モンスター/隻眼イャンガルルガ - 二つ名持ちモンスター
武器/ガルルガ武器 - イャンガルルガの素材から作られる各武器へのリンクあり
防具/ガルルガシリーズ - ガルルガフェイクについても記述あり
BGM/イャンガルルガ戦闘BGM ‐ 専用BGM
モンハン用語/キノコバグ - イャンガルルガと交戦しなくても撃退できるという、MHPにおけるバグ

モンスター関連

モンスター/イャンクック - イャンガルルガの分類学上の近縁種であり、繁殖期の本種はイャンクックに托卵する
モンスター/イャンクック亜種 - 旧作のモンスターリストでは「イャンクックの亜種」と記されている
モンスター/プケプケ - 同じく托卵する生態を持つ鳥竜種。こちらはメルノスに托卵する。
モンスター/オドガロン - 非常に好戦的な性格。古龍にも襲いかかる狂犬っぷりはイャンガルルガにも引けを取らない。
モンスター/ルナガロン - 同上。

クエスト関連

クエスト/怒りの黒狼鳥
クエスト/ランポスの群れを討伐せよ! - イャンガルルガ初登場クエスト
クエスト/メトロイド・特殊任務
クエスト/逆襲!双黒変種


*1 モンハンフェスタ'13における藤岡Dへのインタビューより
*2 甲殻種2匹は亜種が存在しないため、別フィールドでの狩猟クエストが出現する。
*3 この時点では狩猟できないシェンガオレンとラージャンは除く。
*4 「隻眼の黒狼鳥」が「一頭の黒狼鳥」になっている。
*5 ちなみにイャンクックは大闘技会でも虫系素材を好んで食べる
*6 報酬の質・量・種類のどれをとっても、発掘装備目当てで狩猟する必要性が皆無、すなわちやり込み目的でもない限りわざわざ高レベル個体を狩らなくても特に支障はないのもその一因
*7 但し、古龍級生物や古龍を除く
*8 ちなみにこの「禍」は「わざわい」と読む。モンハンでは別の読み方のほうが多いため、初見で読めなかったハンターもいることだろう
*9 イャンガルルガが狩猟必須になる事例は傷あり個体を含めればP2Gの「一匹狼に捧ぐ挽歌」以来となる。無論傷なし個体では初。
*10 ただし、MH4Gのモンニャン隊のクエストでは火山に出現することがあった。
*11 MH2系列までは火炎弾以外の属性弾は貫通する仕様であったため、水冷弾で背中を狙うのは楽な部類だった
*12 例えば最小金冠個体の足先~かかとの棘先までの長さはMH4(G)では大タル爆弾Gよりわずかに短い程度だったが本作では大タル爆弾Gからハンターの頭ぐらい短い。
*13 テツカブラとババコンガ。
*14 通常個体の体力12000・防御率0.45。特異個体補正は体力1.3倍なので15600となるが、防御率に補正は掛からない。
他の★7HCモンスターの主な耐久力はリオレウス希少種16799/0.45、バルラガル21000/0.40、ナナ・テスカトリ(ソロ専用)12000/0.40など

*15 ちなみに咆哮のモーションはゲリョスが閃光を放つ時と同じ
*16 現実世界にもこのような生物は実際に存在し、イタチ科のクズリやラーテルなどがこれに該当する。
*17 実際にMHW:Iでは苛烈な生存競争の結果、導きの地からイャンクックを消してしまった可能性が指摘されている。
*18 ただし餌としているのはクンチュウではない。
*19 イャンガルルガは鳥脚亜目、リオレイアは竜脚亜目と、竜盤目に分類される以外に共通点はなく、かなり離れた分類同士であると言える