採用車種一覧/283系

Last-modified: 2017-04-21 (金) 20:07:25

概要

従来、エル特急「くろしお」に使用されていた381系の置き換え・高速化を図るため、そして観光列車にふさわしい車両として設計され、川崎重工業・近畿車輛・日立製作所で製造された。381系電車に倣い、振り子式車両として設計されているが、制御式自然振り子機構を採用したため、乗り心地は381系より改善されている。

足回りは223系1000番台をベースとしたIGBT素子によるVVVFインバータ制御で、日立製作所製と三菱電機製の2種類の制御装置を使用している。集電装置にはJR西日本の在来線電車では初めてシングルアーム式パンタグラフが採用された。681系と同じ旋律のミュージックホーンが引き続き採用された。

最高速度は130km/hで、登場時は曲線通過速度本則+35km/hを目標としていたが、2008年時点では最大で本則+30km/hである。紀勢本線(きのくに線)の半径400mのカーブが連続する区間を100km/hで走行することが可能である。130km/h運転は東海道本線(JR京都線)外側線ときのくに線の一部区間で実施されている。

車体は普通鋼製だが、車高を低くすることで軽量化を図っている。側面にはイルカをイメージしたマークがある。

特急ノクターン

弘南から先、日本橋高速鉄道東北日本鉄道への運行区間延長を機に導入された。
日本橋高速鉄道所有の車両が283系である。

運用・編成

詳細は共にノクターンのページを参照のこと。

特急みずしまライナー

水島支社と宮地急行電鉄笠置支社を直通する特急列車のうち、水島支社所有の車両が283系である。