新都心線(広福鉄道)

新都心線(しんとしんせん)は、広福市谷草区の谷塚山駅から市内を東西に横断して同新都心区の広福空港駅を結ぶ、広福鉄道の鉄道路線。運賃計算区分はＡ(営業キロをそのまま運賃計算に用いる)。ラインカラーはワインレッド。

概要

　広福鉄道の基幹路線の一つ。陸の玄関の新広福駅と空の玄関の広福空港を結び、ターミナルの広福駅も通るため終日混雑する。かつては並行路線がなかったため２００％を超える混雑となっていたが、地下鉄東西線と空港線の開業によって大幅に緩和されている。
　上り下りの中心である広福駅を通過するため、案内では「広福・新流川方面」や、「東行」「西行」などが用いられる。
　深夜帯に一部の貨物列車が通過するため線路規格は高め。

路線データ

・駅数：16

・全線電化

・複々線区間：岡崎ー藤林

・複線区間：上記以外の全線

・最高速度：110km/h

・保安装置：たぶんATS-P

・駅ナンバリングの記号：AP(「Ａ」ir「Ｐ」ort)

・混雑率：170％ぐらいな気がする

運行形態

　線内運転列車のほか、綾部から秋好線、広福から広福本線が分岐しており、多くの列車が直通する。ほとんどの列車は空港方面へ向かうため、朝ラッシュ時の広福ー藤林間は25本/hと高頻度で列車が走る。

全線時刻表(OuDiaSecondファイル)

・2020.5/30現在(一部手抜き)
こちらからダウンロードできます。

直通快速

　ほとんどの時間帯で１２分間隔で運転される。すべての列車が広福から広福本線に直通し、光坂駅まで運転される。広福本線内は各駅停車となるため。同線内では谷草線直通列車と合わせて昼間も10本/hが確保される。
　平日朝ラッシュ時には列車間隔や運用の都合で、藤林発光坂行きが数本運転される。この列車も停車駅は同じであるため、１駅しか通過しない。

快速

　すべての列車が綾部から秋好線に直通する。新都心線内の停車駅は直通快速と１駅異なるのみで、所要時間はほとんど変わらない。
　ラッシュ時以外は廣瀬ー空港間を１時間間隔で運転が基本で、両方向ともに東流川で普通を追い抜く。ラッシュ時は秋好発着の列車を中心に増発され、最大３本/h運転される。

通勤快速

　平日朝ラッシュ時の広福・新流川方面のみ運行され、すべての列車が空港発新広福行きとなる。快速の停車駅に高森町駅を追加したもので、ラッシュ時にも普通が増発されない高森町の需要に応えている。また広福以西ではすべての列車が東流川で普通を追い抜く。

区間快速

　平日朝ラッシュ時の空港方面を中心に運行される。通勤快速の停車駅に東流川駅、島村駅、北常盤駅を追加したもので、主に地下鉄から離れている駅からの需要に応える。朝ラッシュ時の広福以東では国崎で普通を追い抜く。
　また平日夕ラッシュ時には広福新都心発光坂行きが運転される。直通快速が止まらない岡崎駅に停車するためで、帰宅時間帯の増発に貢献している。

普通

　全線で終日運転される種別で、ラッシュ時以外は谷塚山ー空港間１２分間隔の通し運転が基本。朝夕ラッシュ時は谷塚山ー新都心間で本数が倍増し概ね６分間隔となり、光坂発藤林行きも数本運転される。また入出庫の関係で一日に数本新広福や広福新都心発着、早朝１本のみ新広福発谷塚山行き、深夜に１本のみ谷塚山発綾部行きが運転されている。
　金曜日と土曜日は終電延長のため谷塚山発綾部行きを藤林行きに延長し、折り返し藤林発綾部行きとして運行する。これにより金曜日と土曜日は終電が広福駅基準で藤林方面が１２分、新流川方面が２４分それぞれ繰り下がる。

使用車両

すべて８両編成の電車。

• ２０７系１０００番台
  　直通快速のほぼ全列車で使用される。６＋２の編成を組むが、分割併合運用は設定されていない。
  　朝夕ラッシュ時は一部の各駅停車などにも運用され、昼間は入らない広福以西でも見ることができる。
• ３０３系
  　普通列車を中心に使用される。全編成が８両貫通編成で、谷塚線列車とともに広福市内の普通列車の主力として活躍している。
  　朝夕ラッシュ時は一部の区間快速や通勤快速でも運用され、通過運転も少しではあるが行っている。
• ２０９系
  　秋好線直通列車の全列車で使用され、それ以外の列車では使用されない。新都心線内では４＋４の編成を組むが、秋好線内では基本的に４両編成となる(ラッシュ時は一部秋好駅まで８両編成が乗り入れる)。
• ２０５系
  　ラッシュ時の普通列車を中心に使用され、一部の区間快速や通勤快速、藤林発の直通快速で使用される。

駅一覧

●：停車　｜：通過