高科支社/芳鉄五獨谷線

Last-modified: 2011-03-08 (火) 21:23:02

五獨谷線

  • 管轄:芳槻電鉄
  • 軌間:1067mmか否か
  • 駅数:11(起終点含む)
  • 複線区間:芳鉄青木町~芳鉄西俣町
  • 単線区間:温泉津~芳鉄青木町・芳鉄西俣町~双真田町
  • 電化区間:全区間
  • 閉塞保安方式
    • 温泉津~芳鉄青木町・芳鉄西俣町~双真田町:自動閉塞式(ATS-P)
    • 芳鉄青木町~芳鉄西俣町:複線自動閉塞式(ATS-P)
  • 運転指令所
    • 青木町司令所
  • 最高速度
    • 温泉津~芳鉄青木町:60km/h
    • 芳鉄青木町~双真田町:110km/h

概要

開業当初は芳槻電鉄の本社がある阿久比から1本で繋がっており、途中から分岐する路線もなかったため便宜上「芳鉄線」や「本線」と呼ばれていた路線であり、高科#11にてさくらメトロおよび曾明鉄道との相互直通運転開始に伴う路線区分の再編で、芳槻電鉄五獨谷線となった路線である。
温泉津~芳鉄青木町間は単線の登山路線、芳鉄青木町~双真田町駅間はニコ鉄阿高本線と競合関係にあるなど、東西で異なる性質を持つ路線である。

温泉津~五獨谷間

温泉津(おんせんしん)は本線と五獨谷線の境界駅であり、温泉津から先が単線の登山路線となっているため、#11現在では特急あたかと早朝・深夜の普通を除き直通運転は行っていない。

温泉津(おんせんしん)を出ると橋を渡り、山の斜面にへばりつきながら高度をあげる登山区間となっている。また温泉津方面へ向かう列車の場合は、この区間で正面に大文字を見ることができ好評である。
その間にも高度をぐんぐん上げ、温泉津と比較して60m(A9換算)のぼった山間に六十谷(ろくとや)駅があり、駅の横に留置線を備えている。
当駅の高度は100m(A9換算)であり、好真公園線の駅が開業するまでは芳槻電鉄で最も高い位置にある駅*1であった。
また温泉津(おんせんしん)~六十谷(ろくとや)間が芳槻電鉄の中で最も駅間距離が長く*2、前述のとおり単線であることから特急のダイヤ上のネックとなっている。

六十谷(ろくとや)を出ると引き続き山の合間をすすみ、川を渡って右手から好真公園線が合流する所で五獨谷(ごどくだに)駅となる。
駅周辺には小さな集落が存在するのみであるが、好真公園線と五獨谷線の電車が相互接続するダイヤとなっているため、電車が到着する時間帯は乗り換え客で賑わう。

五獨谷~芳鉄青木町間

五獨谷(ごどくだに)駅を出るとすぐのところで留置線への線路と分かれ、引き続き山の斜面にへばりつくように進みつつ高度を下げたところに河岸(かわぎし)駅がある。
駅周辺は古くからの小さな町工場や、近年になって増えつつある中規模のビルがわずかな平地を奪い合うように立ち並んでおり、多少ながら通勤ラッシュも発生するようである。

河岸(かわぎし)を出たあたりからは登山路線としての性格は薄れ、川を渡った先に愛子台(あいこだい)ニュータウン駅がある。
その名のとおり愛子台ニュータウンへの最寄駅…ではあるが、ニュータウン自体は駅から離れた位置にあり、ニュータウン内を通る路線バスも次の青木町から出ているため、ニュータウンの住人はあまり利用していない。
逆に青木町から一駅であり、特急以外の全種別が停車する好立地であることから中小企業の進出が相次ぎ、山の合間に中規模ビル街が形成されつつあるといったアンバランスな光景が広がっている。

愛子台ニュータウンの先のトンネルを抜けると左手にニコ鉄阿高本線の高架が見えるが、こちらは進行方向を右手に変え、カーブの先に芳鉄青木町駅がある。
当駅の近くにはニコ鉄阿高本線の青木町駅があり、またここから先は複線区間となって本数が増加するため、海岸線ニコ鉄高科本線ほどの関係ではないとしても、双真田町までは競合区間となっている。

芳鉄青木町~双真田町間

芳鉄青木町を出るとすぐにトンネルに入り、トンネルを抜けてすぐのところに芳鉄河堀口(よしてつかわほりぐち)駅がある。
この周辺はかつて駅の近くを流れる川が暴れ川で、流路を度々変更したために三日月湖が形成されるような地形であり、上空から見たときに「川が城を守る堀のよう」に見えたことから河堀口という地名が付けられた。
当駅の近くにはニコ鉄線の河堀口があり、この両駅と次の戸上元町駅を結ぶ路線バスが運行されているが、特に乗り換え案内は行っていない。

芳鉄河堀口駅から次の戸上元町までは駅間距離が短く、路線自体も一直線であるため、ホームから互いの駅を目視することも可能である。
戸上元町は駅建設時に多数の住居立ち退きが発生したため、見返りとして好真急行・通勤急行が停車している。

戸上元町の次駅であり、通勤急行も停車する戸上駅と、ニコ鉄線との乗換駅となっている芳鉄西俣町駅の両駅の中間地点にニコ鉄高科本線の西俣町駅があるため、距離的にはどちらの駅からも乗り換えは可能であるが、公式には芳鉄西俣町駅を乗り換え指定駅としている。

芳鉄西俣町駅を出ると周辺の立地状況のために単線となり、右手からさくらメトロ中央線が近づいてくると双真田町駅となる。
当駅は芳鉄海岸線・五獨谷線、そしてさくらメトロの中央線が交わる主要駅であるが、駅設備はどこかの駅の旧設備とほぼ同じであり、山側の1・2番線からは3方向全てに発着するなど、カオスとまではいかなくとも慌しい様子が伺える。
なお曾鉄直通の特急シャイニースマイルは、当駅を通過するため注意されたし。

歴史

  • #04 芳鉄青木町まで開業済み
  • #06 芳鉄青木町~双真田町(~現:海岸線の砂嘴公園)が開業
  • #11 さくらメトロおよび曾明鉄道と相互直通運転開始・同時に芳鉄五獨谷線と名称変更。特急シャイニースマイルが延伸・快速急行が好真急行に名称変更・新種別として快速急行が誕生

駅(#11現在)

駅名読み特急SS特急あたか快速急行好真急行通勤急行普通元ネタ・備考
温泉津おんせんしん  本線に直通
ゆのつ(JR西・山陰本線)
六十谷ろくとや  むそた(JR西・阪和線)
五獨谷ごどくだに 好真公園線乗り換え
当駅周辺の駅名が誤読であることから
河岸かわぎし 新河岸(しんがし/東武東上本線)
愛子台ニュータウンあいこだい~ 愛子(あやし/JR東・仙山線)
芳鉄青木町よしてつあおきちょうニコ鉄阿高本線乗り換え(青木町駅)
おおぎ(阪神電鉄本線)
芳鉄河堀口よしてつかわほりぐちこぼれぐち(近鉄南大阪線)
戸上元町とがみもとまち栂・美木多(とが・みきた/泉北高速鉄道)
戸上とがみ
芳鉄西俣町よしてつにしまたまちニコ鉄高科本線乗り換え(西俣町駅)
双真田町ふたまたまち海岸線さくらメトロ中央線に直通
二俣川(相模鉄道)

特急SS:特急シャイニースマイル

運行車両

特急シャイニースマイル:東武100系
快速急行:小田急50000形
好真急行:名鉄2200系
通勤急行・普通:京王8000系
普通(芳鉄青木町~双真田町):南海1000系・6両(メトロ線内は急行)
普通(温泉津~五獨谷):南海1000系・2両(五獨谷でスイッチバックを行い好真公園線へ)


*1 現在は好真公園線の小田門・好真公園の両駅が高度160m
*2 信号所をカウントしない、純粋な「駅」同士の距離であれば、好真公園線の都留庭園~小田門が最も長い