いとなみ

Last-modified: 2006-05-15 (月) 15:20:17

かつての日本人の生業=なりわい、日々の生活の諸事全般。
日常生活からハレの日の行事まで、いにしえから日本人の生活にある折々の事柄とその背景となる思想。
農耕の民だった日本には季節や自然の移り変わりにのっとった行事やならわしが多くみられる。
季節と共に営まれた稲作を中心とする農事や日本特有の相互扶助による協調社会で営まれた生活、
古事記の時代からの神事、仏事がもとになっている。
また中国から伝来し日本で独自に展開をみたものもある。
豊かな四季に祈りと感謝を捧げる素朴な自然信仰があり、
現在も日々、季節を慶び、貴ぶ気持ちは受け継がれている。