中国磁器

Last-modified: 2006-02-27 (月) 12:19:50

ちゅうごくじき

中国の磁器は、元・明・清代にかけて、中国最大の窯業地域である景徳鎮の隆盛とともに発展し、
数多くの名品が生み出された。

元代には、青花といわれる染付の磁器が焼かれ始めた。
深く濃い青色で、のびやかで力強く雄渾な作風が特徴。

明代には、優美な作風の磁器が多く焼かれ、
五彩と呼ばれる濃密で絢爛な色彩の色絵磁器の生産が隆盛を極めた。

清代には、康煕、雍正、乾隆年間にかけて、絵画性に優れた青花磁器が最盛期を迎えた。
また、五彩を発展させて、色彩的に優れた粉彩や豆彩といった技法も生まれた。

中国・景徳鎮の磁器は、日本の伊万里焼においても数多く模倣され、
日本の磁器の発展に大きな影響を与えた。
日本と中国は互いに刺激を与え合い、磁器の技術を発展させた。__銅鐘