ヒカル「」

Last-modified: 2008-01-01 (火) 23:50:44

虹裏ベビプリ人気投票で脅威の長文をコメントに残し続ける「」。
他の「」の20倍はあろうかというそのヒカルへの熱意にはただ愕然とさせられる。
もどかしくも甘く心温まるその内容に癒される「」も多い。
また、12/29前後をもって急激にヒカルへの想いを露にする「」が急増。
なんらかの因子が感染しているとみられ、根本的な対応策が望まれている。


2008/01/01 21:49:12 四女 ヒカル

... 新しい生活が始まって、初めての年越し…カウントダウンだけを見届けて、新年になった瞬間を体感してから俺はベッドに入った。そして目が覚めて、みんなに挨拶をしようとリビングまで行ったらヒカルがソファーに座って雑誌のページを捲ってた「ん、ようやく起きたか」ヒカルは俺に気付き、雑誌から顔を上げて言った。新年だし、こういう時の挨拶は…ヒカル、あけましておめでとう「一応、おめでとう。…それとオマエ、良く寝てたけど今何時だか分かっているか?」時計を見れば6時半頃か…?初詣へ行くには丁度いい時間帯かな「はぁ…新年早々正月ボケか?今は1月1日、元日の午後6時過ぎだな」ああ、6時…え?「何だ、まだ寝ぼけてるのか?…ったく、人の話くらいしっかり聞いとけ、もう一度言うぞ?今は2008年の夜6時をとっくに過ぎているんだ」……へ?えーっと…マジか?「嘘を言ってどうなるってんだ。じゃあこれ、電話の時報」ヒカルが差し出した電話を耳に当てる…(午後6時37分、30秒を…)…やっぱり寝過ごしたー!?「ここまで予想通りの反応をするとは…それでオマエは初詣に行くのか?」うーん、どうしたものかな…そういえば他の子達は?「チビ達はオマエも一緒に全員で初詣行きたいって駄々をこねてたんだが…オマエが何時起きるか分からないんで、海晴姉達に任せて私が留守番してたんだ」そうか…悪い事しちゃったな、それだったら叩き起こしてくれても良かったのに…「新年から無駄な体力を使わせる気か?」殴り初めか、新しいな…あ、やめてこぶし作るのやめて「冗談はさておき、どうするんだ?」ど、どうするって…?「初詣、行かないのか?」そうだな…行くだけ行ってみようか……そうして着いた近所の神社、人の数はそれ程多くない…というか当たり前だな「ほら、さっさと参拝するぞ」ヒカル、そんなに急かすなよ…さてと、財布財布……そうして財布から小銭を取り出し二人並んで賽銭箱へ投げ入れる…願い事なぁ、特に何もないし…ヒカルはどうなんだろうと思い薄目を開けて見ると…「…!?」視線が、合った……えーっと…ヒカル?なんでこっちを見て…「そ、そっちこそ…その、なんだ…」お、俺は特に願いなんて無いからヒカルはどうなのかなーって思ってだな「その…奇遇だな、私も同じ事を考えてたんだ」…何だか急におかしくなって、俺とヒカルとで声を出して笑い出してた。…神主らしき人に咳き込まれて、ようやく賽銭箱の前から移動する……「あー…そろそろ、適当におみくじでも引いて帰るとするか」そうだな、やっぱり何だかんだ言って寒いし………「折角だし、同時に見てみるか」そうだな、じゃあ行くぞ?せーの…「…オマエはどうだった?」…末吉、ヒカルこそどうだった「小吉…うーん、揃って中途半端だな」…学業、大成する、ただし努力が必要…分かってるよ!それと、待人…既に逢ってる…?「健康は良し…」その時、ヒカルのおみくじの待人の項が目に入った。…俺と一緒だ、その時はそうとしか思っていなかった。「うん?やっぱりぼんやりしてるな…そろそろ戻るぞ」そう、だな…ヒカル、適当に温かい物でもコンビニで買って帰ろうか。そんな俺は…ヒカルが側に居てくれるだけで心が暖かくなっていくのを実感している…もしかして…いや、まさか、な?「早くしないと置いてくぞ?」… ヒカルはこっちへ振り向きながら言った。…今は、深く考えるより…思いつかない願いより、目の前の幸せを大事にしたい…これが、俺の願いなのかもな

2007/12/30 03:54:42 四女 ヒカル

... あ、ヒカル!丁度いいところに…ちょっといいか?「…珍しいな。オマエから話だなんて…で、どうした、何かあったのか?」い、いやそうじゃないそうじゃない!…その…ヒカル、何か欲しいものってあるか?「…本当に急にどうしたんだ?」いや、本当にただ単に気になっただけだって!ただの世間話…それにほら!今は12月だから、そういう話題だっておかしくないじゃないか!「…クリスマスが1週間近く前に終わって、もう年越しの準備の大半も終わってるのにか?」それは…その…「…まぁ、大体の察しはついた。けどその前に、さくらへのプレゼントは何か考えているのか?」大丈夫だ、さくらへのプレゼントは一応一段落している。…で、次はヒカルへのプレゼントを考えようと思ったんだが、いいアイデアが思い浮かばなくて…「それで私に直接聞いたのか…何と言うか、本当にバカだなオマエは…」いや、そんな事は…「単純とも言うな、大体プレゼントを隠れて送りたい相手に直接何が欲しいって聞くのは言語道断…違うか?」うぅっ…返す言葉もございません…「さぁて…こういう機会でも無いと、欲しい物はねだれそうに無いな」…あ、あのヒカルさん?出来る限り俺の出来る範囲で…「そうだなぁ…新しいグローブや、サンドバッグ…ああ大丈夫、そんな無茶を言うつもりは最初から無い」ホっっとしたぁ…ところで、結局ヒカルは何が欲しいだ?「うーん…特に無い…いや、一つだけあったなっけな」な、何だ!?「…それは、不器用なオマエには難しいだろうな」そう言いながらいたずらっぽく笑うヒカル…何だよ、それだったら何か教えくれって!「ダメだ…それじゃ、当日は楽しみにしているからな」…ヒカルが本当に欲しいもの、それは一体何なのか分からないが…ヒカルの為なら、何だってやってみせたいと思った…さて、実際の答えは「(本当はなんでもいいんだぞ…オマエが一生懸命選んでくれた物だったら何でも…な)」……そんなヒカルが可愛くて仕方なくなってきた

2007/12/29 02:03:10 四女 ヒカル

...… むぅ、冷えるし寝付けない…ちょっとトイレ行くか…「…こんな時間にどうした?」ヒカル…いや、ただ単に寒くて寝付けないしちょっとトイレ行こうと「なんだオマエもか、ちょっと待ってろ…今、良い物を用意してやるからな」うん?良い物?…そういうとヒカルは台所で鍋を火にかけ始めた。「すぐ出来るからそこに座って待ってろ」…ま、少しくらい付き合うか…どうせすぐには寝られそうにないしな。…待つ事10分「待たせたな、はいこれ」ヒカルが差し出してくれたマグカップには出来立てのホットミルクが入っていた…ヒカル、わざわざスマンな「いや、私も何だか寝付けなくてな。それでオマエを見かけて、せっかくだから…だな。まぁ元から作るつもりだったから、一人分増えるくらいどうってことは無いさ」そうか…ありがとうなヒカル「つ、ついでだからな!別に深い意味は無いぞ」そっぽを向いて、そう言うヒカルの顔は見えないが耳まで赤くなっている…こっちまで顔が赤くなった。手の中のマグカップより熱を持ってるみたいだ…こりゃあ今夜はすぐには寝付けそうにないな

2007/12/28 00:44:38 四女 ヒカル

... うーん…はぁ…「ん、いきなり溜息なんかついてどうした?」ヒカル…見ていたのか?「リビングの隅で座り込んで溜息を付いていれば、誰だって気になるさ」そうか…いや、ちょっと思うところがあるんだ。やっぱり俺なんかが突然この家に住むことに…どうかと思っている子がいるんじゃないかって…「なんだ…そんなことを気にしてたのか?」お、おいおい…そんな事って言うなよ、これでも真剣に考えてるんだから「ったく、やっぱバカだなオマエは」な!?またバカっていうのか!「ああ、大バカだな。大体、既に19人も姉妹がいるんだから一人くらい人数が増えたって気にしてないさ。それに…」…それに?「私は、オマエのこと結構高く買っているんだぞ?だから…そんなに深く悩むな」…そんなヒカルの優しさに、俺の中で特別な感情が芽生えるのはそう遠くない…いや、もう芽吹いているみたいだな。ヒカルに対しての、素直な気持ち

2007/12/27 11:35:17 四女 ヒカル

... ヒカルは優しいなって言うと「ちょっと待て、オマエはいきなり何変なことを言い出すんだ」って返されるんだ。いや、別に変なことじゃないさ、いきなりこの家に来た見ず知らずの俺を気遣ってくれるんだからさ「…まぁ、経緯はどうあれ新しい家族らしいからな。それに…優しいって言われたのは妹達以外では初めてだ、ちょっとくらい惑うさ」と、顔を背けながら言うヒカル。そうか、俺がヒカルの初めての人かぁ何か嬉しいな「て、テメェ!何誤解を招きそうな事口走ってんだ!」これ以上何か言うと、強制的に眠らされそうだけど…そんな反応がとても女の子らしくて可愛い、ってね「か…か…カワイイだって…!?」あ、あれ?俺なんか言って…ゲフッ! …目が覚めるとあてがわれた部屋のベッドの上で寝ていた、起き上がって机の上を見ると書置き…[もう変な事言うなよ!でないと、守ってやらないからな。それと、ゴメン]…俺はそんなヒカルが大好きだ