◆殺◆ ニンジャ名鑑N62 【アンサラー】 ◆伐◆
イッキ・ウチコワシの重鎮エージェント。かつてドラゴンドージョーに在籍していたとも噂される。彼のチョップは「バーニングハンド」と呼ばれ、バイオバンブーすらもバターのように切断する。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#62 【アンサラー】 ◆殺◆
イッキ・ウチコワシの重鎮エージェント。かつてドラゴンドージョーに在籍していたとも噂される。彼のチョップは「バーニングハンド」と呼ばれ、バイオバンブーすらもバターのように切断する。
登場エピソード
「諸君!私は今!確かな時代の転換点を!革命の空気とうねりを感じ取っている!」
人物
- イッキ・ウチコワシの重鎮ニンジャ。
- 組織内でもバスター・テツオに近しい位置にいるようで、その正体についても知っている素振りを見せている。また、バスター・テツオに代わって演壇に立ち、熱弁を振るうこともある。
- 「ニンジャといえども所詮、一人の人間である事に変わりは無い」というニンジャとしては珍しい考えの持ち主で、イッキ・ウチコワシの本質を見極めるべく一時客分として身を投じたニンジャスレイヤーの前でも温厚に振舞っていた。
- だが、その本性はイッキ・ウチコワシの革命思想を愚直に信じているため、企業体の支配に与する者やブルジョワ、彼らに支配されることに疑問を持たない者、無思想な者などのことは完全に見下している。
- ニンジャ・非ニンジャを問わず、革命のために暴力を使って彼らを排除することに一切躊躇いがなく、この辺りはイッキ・ウチコワシに所属するニンジャの共通点と言える。
- ニンジャ・非ニンジャを問わず、革命のために暴力を使って彼らを排除することに一切躊躇いがなく、この辺りはイッキ・ウチコワシに所属するニンジャの共通点と言える。
- 名鑑にある通り、かつてドラゴン・ドージョーにてドラゴン・ゲンドーソーに師事していた。
- ヨトゥンによると、何らかの理由でドラゴン・ドージョーを見限り、イッキ・ウチコワシに転向したらしい。
- 彼の来歴については名鑑において示唆されてはいたが、Twitter連載上の本文中で言及されたのは、「シャドー・コン」におけるサラマンダーの台詞内でのことであった。唐突に名前を出されて「アンサラー?誰だっけ?」と思ってしまったヘッズもいたことだろう。
- その後、物理書籍版「ネオサイタマ炎上#2」においても、自らの出自をニンジャスレイヤーに明かすシーンが新たに挿入された。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【オイランドロイド・アンド・アンドロイド】にて、本名が「シドウ・ムネ」であることが明かされた。
- また、兄弟子のサラマンダーとの修行中の事故で二人同時にディセンションし、そのことによる増長が原因となり、二人で共謀してドラゴン・ドージョーを出奔したという来歴が語られた。
- アニメイシヨンでの担当声優は楠見尚己=サン。俳優および声優として、映画、アニメ、ゲームなど様々な作品に出演するベテランである。また、カラテ、ジュドー、ケンドーなどの各種武道を修められており、作中きってのカラテ強者であるアンサラーを演じるにはまさに適任と言えよう。
外見
- 鮮烈な赤い装束に、カマとハンマーの意匠がレリーフされたレッドスティール製のメンポという、まさに筋金入りな出で立ち。
元ネタ・考察
- ニンジャネームである「アンサラー("Answerer"=応える者)」とは、ケルト神話に登場する剣「フラガラッハ(Fragarach)」の英訳名。どんな鎧でもこの剣の一撃を止めることは不可能とされており、バーニングハンドの由来とも取れる。
- しかしケルト神話におけるイクサでは槍や投擲武器が主流とされており、フラガラッハは強力な武器であるものの華々しい活躍はしていない。
ワザ・ジツ
- カラテのワザマエはナラク化したニンジャスレイヤーに匹敵する。
バーニングハンド
- 名鑑に特記される、彼のヒサツ・ワザたる決断的な赤熱チョップ。劇中では一貫して左手から繰り出されている。
- その熱量たるや凄まじく、バイオバンブーと鋼鉄を複合し鋼鉄の二十倍硬度を誇るブレーサー(しかも防御者はニンジャだ!)さえその腕ごとバターめいて切り落とす。
- N-FILES【オイランドロイド・アンド・アンドロイド】によると、これはジツとカラテアーツの高度な融合によるものであるとのこと。また、左手で戦うのは進歩的革命思想者であるが故の拘りらしい。
ストーリー中での活躍
「ならば粛正だ。君は最後まで非合理的であった」
- 第1部・第2部の時点では重鎮的存在として行動しており、ニンジャスレイヤーがイッキ・ウチコワシへ仮入団した際の手配や、バスター・テツオ不在時には闘争経過報告を交えた演説などを行っていた。
- 第3部「オイランドロイド・アンド・アンドロイド」にて満を持して出陣。ウチコワシの同志を率いてネコネコカワイイのライブを襲撃、破壊と煽動により会場を革命的闘争の場へと一変させた。
- 会場警護にあたっていたアマクダリのデッドロックを一蹴し、ネコネコカワイイの機体を両断するなど、前評判に違わぬバーニングハンドのワザマエを見せる。
- その後、会場へとエントリーしたニンジャスレイヤーと交戦。ドラゴン・ドージョーの出身者同士、激しいチョップの応酬を繰り広げた。
- アンサラーの言葉によれば、彼はユカノをアムニジアに仕立て上げたことに何ら罪悪感を持たず、ユカノは革命の精神を得て真に幸福だったのだという確信を持っており、ニンジャスレイヤーをますます激怒させる。
- カラテによる勝負に敗れ、さらに作戦の失敗を見せつけられてもなおその盲信とすら言える信念は揺らがず、言論闘争を挑んだ。……のだが。
アンサラーはそこに人外の怪物を見た。復讐の殺戮機械を。あるいは憎悪の獣を。そして恐れ入って震えた。「ゴボ……貴様は、何者なのだ」
一言コメント
- 憑依時に神話時代のビジョンが見えたってことは アンサラー=サンに憑いたソウルは相当高位のニンジャだったんだろうな -- 2021-06-23 (水) 23:07:01
- ニンジャ大戦時代のニンジャソウルだからそこらのニンジャより格は高そうだな。後暗黒メガコーポ恨んでる理由は、修行時代に事故に巻き込まれたせいでニンジャソウル憑依者になってしまたったのが理由か。 -- 2021-06-24 (木) 21:31:39
- ↑暗黒メガコーポ恨んでるのは、ドージョー入りするまで貧困のせいで苦汁を飲まされてきたからであって、ソウル憑依時の事故は直接関係ないだろ。 -- 2021-06-24 (木) 23:43:20
- 思考停止ととるかブレない思想ととるかでこいつの扱いは変わると思う。バスターテツオに吹き込まれたのか間違っているにしろ自身の頭で到達した思想なのかってのもあるし。マッポーのネオサイタマで泥沼思考から抜け出すのは難しいしね。 -- 2021-08-07 (土) 02:05:24
- 人もニンジャも思想の前に皆平等!理想社会の実現を!ってのが彼の見つけたアンサーなんだろうけど、結局アマクダリとは別方向で自分に都合の良いシンプルな世界を作りたかっただけなんだよね。そんなロジックでは推し量れない埒外の化け物を前に「なんだこいつは?」って疑問を抱きながら死んでいったことを踏まえるとなかなか皮肉の効いたニンジャネームに思えてくる。 -- 2021-12-01 (水) 17:43:46
- アンサラー=サンの力は純粋さ・シンプルさに根差すものだと思う。ウチコワシのシンプルな理念と自身の世界認識を愚直に信じ続けて強大なカラテを持つまでに至り、フジキドと真っ向から対決し敗れて散る。復讐者としての純粋さと人間としての複雑さの狭間を生きてきたフジキドとの対比、最期の「貴様は、何者なのだ」も合わせて、刹那的ゆえに印象的な活躍だった。 -- 2021-12-13 (月) 16:50:29
- アンサラー脊椎剣なるニンジャウェポンにされなくてヨカッタネー…もしかしてこれかアーソン=サンがあれの元ネタになってるのかな…? -- 2023-02-03 (金) 18:14:40
- 忍殺が元ネタだとは思いませんが、強いて言うならサクリリージ=サンの方が近いと思いますネー。まんま脊髄を剣にしてますし -- 2023-02-03 (金) 23:06:49
- 奇しくもアヴァリスが使用しナラクが言及したことで「バーニングハンド・ジツ」があること、ドラゴン・ニンジャと関係の深いティアマトが使用したことでドラゴン・ニンジャクラン由来のカラテ、ジツである可能性が高いことが判明しましたね。アンサラーの憑依ソウルがドラゴン・ニンジャクランだったのか、ドラゴン・ドージョーで修行して身につけたのか… -- 2023-06-21 (水) 08:58:33
- シヨンの橙ハイライトはやはりドラゴン・ニンジャクランの特徴なのか -- 2023-06-21 (水) 20:43:42