◆殺◆ ニンジャ名鑑N114 【ソニックブーム】 ◆伐◆
カゼニンジャ・クランのグレーター級ソウル憑依者。元ヤクザ・バウンサー。音速を超える拳で衝撃波を作り出すソニックカラテの使い手。ソウカイ・シンジケートのシックスゲイツのニンジャであり、スカウト部門の長として辣腕をふるう。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#114 【ソニックブーム】 ◆殺◆
ソウカイ・シックスゲイツのニンジャで、元ヤクザ・バウンサー。ソニックカラテやジェットカラテの訓練を積んでおり、格闘能力は高い。気が短く凶暴であるが、同時に、冷静な判断力をあわせ持つ。
登場エピソード
「だがサイキックのニンジャなんてのはな、ソウカイヤにもザイバツにも、幾らでもいるんだ。今も昔もニンジャはカラテを極めた奴が上を行く。身をもってわからせてやろうじゃねえか」
人物
- ソウカイヤにおいて、野良ニンジャのスカウトを担当するソウカイ・シックスゲイツの一人。カゼ・ニンジャクランのグレーターニンジャのソウル憑依者である。
- ニンジャソウルが憑依したショーゴー・マグチとヤモト・コキをソウカイヤへ引き込む役目を担い、ショーゴーを圧倒的な実力で叩きのめし、彼のメンターになると共に「スーサイド」なる皮肉な名をつけたゴッドファーザーでもある。
- ショーゴーをスカウトした時はサラリマンめいた風体で「フマトニ」と名乗っていたが、これが本名なのか偽名なのかは不明である。
- ショーゴーをスカウトした時はサラリマンめいた風体で「フマトニ」と名乗っていたが、これが本名なのか偽名なのかは不明である。
- 冷徹な組織人としての立ち振る舞い、そして本項目冒頭の名言にも表されている通りの「ノー・カラテ、ノー・ニンジャ」の体現者であることが、他のシックスゲイツよりも印象深い所以としてよく挙げられる。
- 作品全体を貫くこの戦闘哲学を若い二人に身を持って叩き込む、決して新人いびりに終わらない人物である。
- オーディオドラマ、アニメイシヨンでの担当声優は黒田崇矢=サン。伝説の極道を長きに渡り演じているベテラン声優。ヤクザ出身のソニックブームにはぴったりの人材。
外見
- ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表によると身長192cm。金糸を織り込んだニンジャ装束とシャープなメンポを装備。
- ニンジャスレイヤーがインタビューしたどこかのソウカイ・ニンジャによると『金糸のニンジャ装束、悪趣味な』とのことである。
- わらいなく=サンによる物理書籍版のデザインでは、ヤクザめいた柄シャツに白いズボンを着用。腕にはスタッズ付きブレーサーを装備している。頭髪は威圧的なリーゼントヘアー。
- 「ニンジャスレイヤー(コミカライズ版)」やアニメイシヨンでも、概ね書籍版に準拠したデザインで登場している。
- 「フマトニ」と名乗っていた時の姿は、無印コミカライズ版とアニメイシヨンでのみ描かれている。リーゼントを下ろして真ん中で分け、ネクタイを締め白いジャケットを着て作り笑いを浮かべる怪しいサラリマン風の姿だった。
元ネタ・考察
- ソニックブーム(sonic boom)とは「超音速に伴う衝撃波」のこと。
- まさしく、名は体を表すである。
- 登場時に名乗った「フマトニ」に元ネタがあるかどうかは不明だが、神代文字で偽作された占術書『フトマニ』との関係が指摘されたことがある。
- とはいえ、人物との関連も薄く、また本作の主要でない人名は原作者モーゼズ氏がプログラムでランダム生成しているらしいので、「フマトニ」と「フトマニ」に実際関係があるかどうかは微妙なところ。
ワザ・ジツ
- 「ニンジャのスカウト」という、一歩間違えば死と隣り合わせな重要任務を任せられるだけの高いカラテのワザマエを持つ。
- その力量は、ニュービーニンジャならば例えアーチ級のニンジャソウル憑依者であろうと容易く一蹴するほど。
- また「ノー・カラテ、ノー・ニンジャ」を体現しながらも、ヤモトのユニーク・ジツを油断ならぬものとして警戒し、クローンヤクザを威力偵察にぶつけるなど、粗暴な態度や言動に見合わぬ慎重さと戦術眼も備える。
ソニックカラテ
- 読んで字の如く、ワザを繰り出すと共に衝撃波を放ち、離れた相手に衝撃波のダメージを与えるカラテ。
- 普通では届かないような離れた間合いにいる相手に攻撃を加えられるカラテであるが、超至近距離においては衝撃波のダメージが自分にも来るという弱点を持つ。
- しかし彼の場合、至近距離に適応したカラテのワザマエを磨くことでその弱点を克服しており、当人のカラテ使いとしての豊富な経験が窺える。
ジェットカラテ
- もう一系統修めたカラテらしいが、詳細はよく分からない。
- 作中で度々使用した「ジェット・ツキ」がこちら由来のワザであろうか。
- ジェット・ツキがそうであったとして、アイキドー9段で習得される同名のワザとの関連は不明。
ストーリー中での活躍
- ニンジャソウル憑依後にハッちゃけていたショーゴーの前に現れ、カラテをもって実力差を教え込み、ソウカイヤに引き込む。彼に「スーサイド」のニンジャネームを与え、訓練施設で徹底的にしごいた。
- その後、スーサイドとクローンヤクザを伴ってヤモトの確保に向かうが、スーサイドが造反。立ちはだかったスーサイドを一蹴した後、ヤモトのオリガミ・ジツを巧みにかわしながら追い詰めるも、戦闘の余波で破壊された屋台から現れた(屋台エントリーナンデ!?)ニンジャスレイヤーと対峙することになる。
- 善戦するもカラテの差は覆しがたく、最後は吹き飛ばされたところにヤモトのカーボンビニール・フェニックスの直撃を受け、爆発四散した。
- 名前の割にしょぼい戦績しか残していない者もいるシックスゲイツの中でもかなりの見せ場を持つのも、やはりカラテあってのことなのだろう。実際スゴイ。
- ソウカイヤ内外を問わず評価が高く、どんなジツを持ちどんな戦術を立てたところでニュービーには決して倒せない、と広く認識されていた模様。
- この前提から、ソウカイヤは「ラスト・ガール・スタンディング」の事件における協力者(実際通りすがりだったが)の存在を推測した。
- この前提から、ソウカイヤは「ラスト・ガール・スタンディング」の事件における協力者(実際通りすがりだったが)の存在を推測した。
- 余談だが、彼の行動と主張は一貫してシックスゲイツ創設者・ゲイトキーパーが掲げる「新たに現れるニンジャの組織的管理と暴走抑止」そのものである。
- 実際ショーゴーは大いにヤンチャしていたし、人格を否定する罵倒の数々も兵士の養成過程と考えれば案外自然。
- 粗暴さや嗜虐性は別に演技でもなく地のようだが、非常に任務に対して有能で、適材適所であった事は間違いないだろう。
- 後にメンターを持たなかった数々のニュービーニンジャの暴走劇や増長劇、あるいは悲劇といったエピソード描写が増えるに従い、ヘッズの中で相対的に株を上げてゆくこととなる。サイオー・ホースな。
一言コメント
- ↑2同じくカゼ・ニンジャクランのグレーター憑依者であるロングゲイト=サンなんか比較対象として相応しいかもですねー。いずれも新旧ニンジャスレイヤーと戦い、相応に渡り合った油断ならない強敵。単なる尖兵ではない幹部級ニンジャだ! -- 2022-06-30 (木) 18:03:51
- 久々にコミカライズ読んだけど、ソニブ=サンの絶妙な強さがやっぱなんか好き。中堅~上位勢のボーダーラインに位置する番人的な実力者っぽさがある -- 2023-12-12 (火) 10:18:36
- 実際強い -- 2024-03-25 (月) 16:56:30
- 最近ではTRPGの影響もあるかな。まだ企画そのものが黎明の頃からプレイヤー達のメンター兼超上級者向けの裏ボス(最序盤に中~終盤大ボスクラスといきなり戦える)的存在として登場してきたし -- 2024-03-27 (水) 15:46:33
- TRPGの方はやったことないけど、ソニブレベルが裏ボス扱いって事はプレイヤーはシステム的にサンシタからは抜け出せない様になってるのか。ソウカイヤに加担し続ければいずれニンジャスレイヤーに狩られ、背いてもダークニンジャ辺りに処罰されて強制ロストかね、ショッギョムッジョ。 -- 2024-03-27 (水) 21:06:42
- いや、いきなりかなり強い相手と戦えるって意味だと裏ボスとも言えるかもだけど、全然サンシタから脱却できると思うよ。かなり成長を重ねないとだけど。 -- 2024-04-09 (火) 22:04:13
- ソニックブームさんってザイバツとの戦争では活躍していたんでしょうか? -- 2024-04-09 (火) 22:21:53
- 少なくともマルノウチ抗争には参加してなかったらしいのでスカウトの方に忙しかったんじゃないかな? -- 2024-04-11 (木) 10:45:56
- リクルーターは組織の入り口を任される要職。古事記にもはっきり書かれている。 -- 2024-04-11 (木) 11:01:14
- 実際TRPGの方だとシックスゲイツを引退してスカウトに専念するルートあるからなソニックブーム=サン -- 2024-04-11 (木) 20:47:42