◆殺◆ ニンジャ名鑑N135 【ディアハンター】 ◆伐◆
アマクダリ・セクト所属のニンジャ。ガントレットが秘密裏に創設していたスナイパー訓練所「シャーテック」の元・主席訓練生。ソウカイ・シンジケートの消滅にともない闇に身を潜めていた。その実力は師をも凌駕する。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#135 【ディアハンター】 ◆殺◆
ソウカイ・ニンジャ、ガントレットが秘密裏に創設していたスリケンスナイパー訓練所「シャーテキ」の元・主席訓練生。ソウカイ・シンジケートの消滅にともない闇に身を潜めていた。その実力は師をも凌駕する。
登場エピソード
- 「ディフュージョン・アキュミュレイション・リボーン・ディストラクション」(推定)
- 「シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー」(物理書籍版)
- 「トゥー・ファー・トゥー・ヒア・ユア・ハイク」
- 「バトルグラウンド・サツ・バツ」
(((怒りとは。果たして何だったか)))
人物
- アマクダリ所属のスナイパーニンジャ。シャーテック出身。
- 名鑑には#135という比較的若い番号で掲載されたが、ある意味凄腕のスナイパーらしいとでも言うべきか、その確たる所在は長い間杳として知れず、本格的な登場は第3部を待つこととなった。
- 元は孤児であり、ソウル憑依から程なくしてシャーテックに拉致され、ドージョーで過酷な訓練を受けた。その過程で感情は摩耗しきり、もはや悼みや憎しみ、怒りといった感情の痕跡はない。
- 第2部のエピソード「ディフュージョン・アキュミュレイション・リボーン・ディストラクション」にて、ダークドメイン率いるザイバツ勢を迎え撃ったアマクダリ・ニンジャ達の一人である、名称不明のスナイパーニンジャはディアハンターではないかという説は早くからヘッズの間で囁かれていた。
- 後にザ・ヴァーティゴ=サンの質疑応答企画でも「時系列を考えるとディアハンターだろうな」との回答がなされている他、物理書籍版での改訂により、時系列上では同エピソードの直後に配置された「シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー」にも登場しており、この説の信憑性は100%ではないものの実際高いため、本項目ではその活躍も含めて記述する。
- あくまでメディアミックス作品の描写という点に留意する必要はあるが、「ニンジャスレイヤー(コミカライズ版)」ではスナイパーがディアハンターであることが明示され、台詞も発している。
外見
- 都市迷彩色の装束を着用。トライアングル状に三つのスコープが配置されたフルフェイス・メンポを装着している。
- 前例から彼も独自改良したスナイパースリケン射出機構を装備しているものと思われていたが、なんと素手である。その右腕は左腕よりも拳一つ分長い。
元ネタ・考察
- ディアハンター(Deer Hunter)は「シカ猟師」の意味。
- ニンジャネームの直接の元ネタは、往年の戦争映画『ディア・ハンター』か。ベトナム戦争の狂気の犠牲となった若い兵士達を描いたその内容は、彼の生い立ちに通じるものがあるかもしれない。
ワザ・ジツ
スナイパースリケン・ジツ
- シャーテックの主席訓練生として相応しい狙撃のワザマエの持ち主であり、ダークドメインでさえ反撃できぬほどの超遠距離からスリケンを放つことが可能。第3部では、実に4キロメートル遠方の標的目がけてスナイプを行った。
- その様は地の文をして「ナムアミダブツ!なんたる長距離攻撃!」と言わしめた。
どっかの標的と数十メートルしか離れていない至近距離から狙撃するスナイパーとは大違いである。
- その様は地の文をして「ナムアミダブツ!なんたる長距離攻撃!」と言わしめた。
- また、それだけの遠距離から狙撃しているにも関わらず、スリケンの威力は爆弾と見紛うほどのもの。クローンヤクザやサイバー馬の頭部を一撃で爆発破砕せしめており、ニンジャでも直撃すれば致命傷は免れないだろう。
- 恐るべきはその狙撃を「素手」で行っていること。シャーテック・ドージョーでの訓練の成果か、狙撃スキル全般に加えてニンジャ筋力も相当なもののようだ。
- 通常、スナイパースリケンの投擲には手甲状の加速器を用いるが、ディアハンターにとってそうしたニンジャギアは邪魔なものらしい。彼はこのスタイルが最高のスナイパースリケンへの近道だと確信していたようだが、あるいはこれもシャーテックという狂気の集団が導き出した答えなのだろうか。
ストーリー中での活躍
- 「ディフュージョン・アキュミュレイション・リボーン・ディストラクション」に登場したスナイパーニンジャは、ニンジャ相手のキンボシこそないものの、クローンヤクザの頭部を次々に破砕せしめ、ブラックウィドーを的確に援護し、ダークドメインにこそ回避されるもインペイルメントの騎馬を撃破して機動力を削ぐなど、渋い活躍を見せた。
- 書籍版で大幅にリライトされ、時系列上では「ディフュージョン~」から連続するエピソードとなった「シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー」にも登場。今回も姿は見せなかったものの、ナンシー・リーの台詞から狙撃手が彼であることが明らかにされた。
- ビル屋上で交戦するニンジャスレイヤーとアブサーディティを狙って長距離狙撃を敢行。ニンジャスレイヤーを吹き飛ばし、アブサーディティを戦闘不能に追い込んだ。また、敗北を悟ったワイルドハントが自分もろともニンジャスレイヤーを葬らせるべく大規模な領域侵犯を起こしたため、スナイパースリケンで彼の心臓を撃ち抜き致命傷を与えた。
- Twitter連載順では彼の名が初めて現れた第3部の短編「トゥー・ファー・トゥー・ヒア・ユア・ハイク」は、実質的に彼を主役として進行するエピソードであり、その過去や内面も僅かながら語られる。
- 無辜の一般市民を囮に使い、ニンジャスレイヤーを4キロメートル先からスナイプする状況を作り上げ、何の感慨もなくただ狙撃の瞬間だけを待ち続ける彼の姿はある種の壮絶さを感じさせるものだった。
- そして狙撃の機が到来したその瞬間、目論見通りに投擲されたスナイパースリケンは、ニンジャスレイヤーのスリケンによって投擲手へと跳ね返されていた。
- 自らの渾身の一撃によって脳を破壊され爆発四散する直前、最期に彼のニューロンに映ったのは、彼が失って久しい「怒り」の感情を奥底に湛えたニンジャスレイヤーの眼であった。
一言コメント
- ↑ まっとうな分析の筈なのに「ニンジャ物理法則」の方が納得できてしまう気がするのナンデ…ニンジャいい加減にしろよ… -- 2017-07-08 (土) 03:43:24
- ↑↑ボールは弾性体だから自身がバットに衝突したときに変形に運動エネルギーが使われて、その復元+バットでエネルギーが乗るから -- 2017-07-08 (土) 11:42:26
- つまりはカラテが凄かったということですね -- 2017-07-09 (日) 00:17:31
- アラバマオトシで相手にだけ衝撃を与えたり、エンパイアステートビルから落ちても前転すれば良かったり、打ち返した球に投球の威力が含まれていたりするのがニンジャ物理法則の世界なので、弾ね返ったスリケンが投擲者に当たったからといって、(現実と同じように) 弾ね返した側が投擲した側と同じ遠投能力を持つわけではない、ということでしょうネー -- 2017-07-09 (日) 11:30:39
- アームパンチなる実際むせそうなヒサツ・ワザがありそうだ。 -- 2019-02-17 (日) 12:54:04
- 出自を考えると探偵サイゴやゲンキジャスティスが例えに出てくるの切ねえな。きっとそれらに憧れた普通の子供だったんだろうに -- 2020-06-05 (金) 10:53:15
- コミカライズではザイバツに先制を入れたのが彼だとはっきり描写されましたね。そして狙撃手めいた出で立ちが実際カッキェー! -- 2021-11-06 (土) 15:13:57
- コミカライズだと兄貴たちと驚いたり戦慄してて割と感情豊かに見える -- 2022-02-08 (火) 12:05:01
- アイエエエ、ターレットレンズ! -- 2023-12-13 (水) 08:03:06
- ニンジャスレイヤーが遠距離戦に弱いですか? おかしいと思いませんか?あなた 実際これまでのスナイパーニンジャとの戦いでスリケン技術向上な -- 2024-09-05 (木) 14:18:29