◆殺◆ ニンジャ名鑑N10 【ドラゴン・ゲンドーソー】 ◆伐◆
通り名はローシ・ニンジャ。ドラゴンニンジャ・クランの末裔にして、最後のリアルニンジャ(ソウル憑依ではなく鍛練だけでニンジャとなった者)。
ナラクに肉体を乗っ取られかけたニンジャスレイヤーを救い、インストラクションを施した。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#10 【ドラゴン・ゲンドーソー】 ◆殺◆
本名ドラゴン・ゲンドーソー。通り名はローシ・ニンジャ。平安時代から続くドラゴンニンジャ・クランの末裔にして、日本最後のリアルニンジャ(鍛練だけでニンジャになった者)。
わずか三日間だけ、ニンジャスレイヤーの師となる。
登場エピソード 
「ノー・カラテ、ノー・ニンジャ」
「ニンジャとは"である"者ではない。"する"者なり」
人物 
- 名鑑通りの奥ゆかしい老ニンジャ。ニンジャスレイヤーが尊敬の念を表す数少ない人物である。
- ニンジャネームは「ローシ・ニンジャ」。
- 「○○・ニンジャ」という称号はリアルニンジャの中でも高位の実力者であるアーチニンジャにしか許されていない。つまり、彼はリアルニンジャであると同時に、ドラゴン・ニンジャクランのアーチニンジャでもあるのだ。本人もそう言っている
から間違いない。
- 「ローシ」(老師)の称号は、確かなワザマエと深いインストラクションを裏付けるものである。
- 「○○・ニンジャ」という称号はリアルニンジャの中でも高位の実力者であるアーチニンジャにしか許されていない。つまり、彼はリアルニンジャであると同時に、ドラゴン・ニンジャクランのアーチニンジャでもあるのだ。本人もそう言っている
- 彼が属するドラゴン・ニンジャクランは、物語が進むにつれて作品世界の秘密と深く関わってくる。
- 孫娘だったはずのユカノこそ、ドラゴン・ニンジャクランの創始者であるニンジャ六騎士最後の一人、ドラゴン・ニンジャであったことが第2部終盤で明かされた。つまり、彼は何百回と記憶を消し、様々な姿で生きながらえてきた自身のクランの始祖を孫娘として庇護していたことになる。
- ドラゴン・ニンジャクランがマッポーの世であるネオサイタマの時代までリアルニンジャを輩出するクランとして存続した理由は、開祖の発見・庇護が主な任務だったがゆえなのかもしれない。
- 開祖とはいえ、記憶を失っていたユカノに再びドラゴン・ニンジャクランの精髄を教えこんでいたようである。
- 「トビゲリ・ヴァーサス・アムニジア」において記憶が消えかけ、「ユカノ」としての存在が抹消される危機に陥った彼女を救ったのは、かつてのユカノ──ドラゴン・ニンジャ自らが作り、ドラゴン・ゲンドーソーに受け継がれ、そして彼が再びユカノに伝えたインストラクションであった。
- 結果として、彼が守ってきたインストラクションは、ナラク・ニンジャを制御出来ずに規格外の快楽殺戮者と化す可能性のあったフジキドと、自身のクランの開祖であるユカノの二人を闇堕ちから救ったことになる。もし彼がいなかった場合、想像するだに恐ろしい光景が地上に広がっていたに違いない。
- 最後の「リアルニンジャ」ドラゴン・ゲンドーソー。序盤であっけなく命を落としてしまったが、彼のインストラクションはひとまず世界を二回救ったと言えるのかもしれない。
- その救った世界が救いようのないマッポーの世だとしても。
外見 
- 鋭い眼光を湛えた小柄な老人。竜の刺繍入ニンジャ装束を纏う。
- ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表
によると身長164cm。
- コミック版ではその媒体により容姿が異なるが、いずれも威厳を備えたタツジンの風貌となっている。
- いずれにも共通する大きな特徴は、ニンジャの特徴であるメンポと頭巾を装着しておらず、素顔なことである。
ワザ・ジツ 
- 長らくごく初期のエピソードでしかそのワザマエを垣間見ることは出来なかった。
- 大変な苦境の中での短い活躍であったが、マシンガンのごとく投擲されるスリケンなど、そこに描かれたイクサぶりからもまさしくタツジンと呼ぶにふさわしいワザマエであったことは見て取れる。
- 万全の状態での実力が明かされたのは、Twitter上での第3部連載中に訳出された「バック・イン・ブラック」においてのことであった。
体術 
- ほぼナラク・ニンジャそのものと化したニンジャスレイヤーを相手にしてもある程度まで渡り合えるカラテを持っており、ドラゴン・トビゲリやドラゴン・ヒノクルマ・ケリといったドラゴン・ニンジャクラン由来と思われるワザを用いる。
- アンブッシュのワザマエも尋常ではない。フロシキを用いてムササビめいて空中を滑空、遥か遠方で鳴ったナリコ・トラップの音を頼りに遠距離から一気に接近し、一撃のもとに敵を仕留めるという離れ業を見せている。
- ジュー・ジツの構えは「神秘的」と称される。物理書籍版「サプライズド・ドージョー」では、体格で遥かに優るアースクエイクを軽々と投げ飛ばすワザマエを見せた。
- また、ニンジャスレイヤーに対して用いた、一度捕えた相手を決して放さず無限に投げ続けるムーブは「ジュー・ジツのベーシック・アーツにして終生磨き続けるべきヒサツ・ワザ」と称されている。
- インストラクション・ワンの極意に通じるカラテの真理が垣間見える場面であるが、この小足払いから始動する投げハメじみた無慈悲なコンボは一部のヘッズを戦慄させた。
- 作中で披露する場面は実際少なかったが、ドラゴン・ニンジャクランに伝承されるチャドーの技も当然ながら体得している。
ニンジャ知識 
- ドラゴン・ニンジャクランが古代より継承し続けてきた様々なニンジャの知恵もまた、強大な武器と言える。
- 広範囲に張り巡らされたナリコ・トラップによる防衛網や、ドージョーに設けられたシークレット・パスなどからもそれが窺い知れる。
秘儀「イエ・モト」 
- 一時的にナラクの意思を封印した、謎めいたジツ。物理書籍版「サプライズド・ドージョー」などでもその存在は触れられていたものの詳細は長らく不明であったが、「バック・イン・ブラック」にてその実態がようやく明らかとなった。
- 名称はアニメイシヨンの用語解説
「BACK IN BLACK(バック・イン・ブラック)」の項目から。
- ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(14)
では「ソウル・ブロウナウト・ジツ」の名となっているが、N-FILES【バック・イン・ブラック】
では「ソウル・ブロウナウトから派生したワザ」と説明されている。
- N-FILESによると、イエ・モトは荒ぶるニンジャのソウルに内的なフーリンカザンをもたらし、その闘争性に鍵をかけて封じ込めてしまうワザのようだ。
「イエ!モトーッ!」
- ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(14)
- すなわち、チャドー呼吸を行いながら振り上げた腕に力を集中した後、上記の極めて謎めいたチャドー・シャウトと共に腕を振り下ろし、相手の心臓を撃つというものである。
- 「イエモト」は恐らく「家元」の意だろうか……?チャドー(茶道)だからシャウトがイエモト(家元)と考えれば分かるような分からないような……?なんにせよ、地の文=サンからも「極めて謎めいた」と言われる上記シャウトの謎っぷりは少なからぬヘッズを困惑、あるいは恐慌に陥れた。
- 「イエモト」は恐らく「家元」の意だろうか……?チャドー(茶道)だからシャウトがイエモト(家元)と考えれば分かるような分からないような……?なんにせよ、地の文=サンからも「極めて謎めいた」と言われる上記シャウトの謎っぷりは少なからぬヘッズを困惑、あるいは恐慌に陥れた。
- ジツのプロセスを見るに、チャドーと実際密接に関連するジツと推測される。また、ハンカバ・カブキの使い手が用いたというニンジャ封じの技との関連を指摘するヘッズもいるが、実際の所は未だ謎めいていると言わざるを得ない。
- 大元は相手のジツを破るチャドー奥義であるようで、上述された効果は本来の用途の副次的なものと考えられる。
インストラクション 
- インストラクション・ワン!
「百発のスリケンで倒せぬ相手だからといって、一発の力に頼ってはならぬ。一千発のスリケンを投げるのだ!」 - インストラクション・ツー!
「ニンジャは地水火風の精霊と常にコネクトし、操る存在だ。これをフーリンカザンと称す!」 - インストラクション・スリー!
「……惑うなかれ。敵の姿見えぬならば、邪悪なるニンジャソウルの存在を感じ取るのだ」 - 最後のインストラクションだ!
「ニンジャ・ソウルに呑まれるなかれ。手綱を握るのはおまえ自身」
自爆(仮) 
- ダークニンジャに対して用いたジツ。詳細は不明。
- 両手を天に掲げる姿勢を取り、掌から周囲の空気や炎を吸い込むと、次第に術者の目や口から太陽のような眩しい光が発せられる。やがて白いエネルギーの塊となった術者の身体は周囲に放射状の爆発を巻き起こす。
- 使用後、周囲は灰色の焼け野原と化し、術者ドラゴン・ゲンドーソーは死亡した(直前にデス・キリを受けているのでこれが死因の可能性も?)。
- 命と引き替えに放った大技であったが、地の文ではダークニンジャに「さほどのダメージはないようだった」と描写されていた。しかし後の第2部でダークニンジャの口から「恐るべきヒサツ・ワザ」と述懐されており、彼ほどのニンジャをして心胆寒からしめたことが伺える。
- ニンジャスレイヤーも爆発の衝撃で吹き飛ばされ、しばらくの間意識を失った。
ストーリー中での活躍 
- 「キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー」において、瞑想中にナラクの邪悪さを感じ取る。
- 「サプライズド・ドージョー」の書籍化時加筆では、何らかのジツでナラクを一時的に封印した大まかな経緯が追加されている。
- 「バック・イン・ブラック」においてナラクに憑依されて暴走状態のフジキドをジュー・ジツで止め、チャドー・シャウトを込めた一撃でナラクのソウルを封印するに至る詳細が描写された。
- この時点ではインストラクションを望むフジキドに対し、イクサから離れて堅実に生きるべしとの言葉を残して立ち去った。
- 当初はフジキドの弟子入り志願を断ったものの、「サプライズド・ドージョー」にてフジキドの心の底にある光を見出し、共闘する。
- その続編と言える「ジ・アフターマス」では、ウィルスに冒され苦しみながらも戦闘中にニンジャスレイヤーへインストラクションを与えている。
- 「メナス・オブ・ダークニンジャ」においてダークニンジャからニンジャスレイヤーを助ける為に捨て身の攻撃を仕掛け、命を落とす。
- この最期には謎もあり、果たして本当に爆発四散したのか疑問を持つヘッズもいる。備えよう。
- また描写は無いが、ウイルスに冒された身ながらチャドー暗殺拳も口頭のみで伝授している。
- 旧名鑑には三日間だけニンジャスレイヤーの師であったという記述があったが、名鑑の改訂によりなくなった。
- 三日間という期間ではさすがに足りないという判断だろうか。
一言コメント
- この人もフォーセイクン確定。(でいいよね?) -- 2022-03-23 (水) 15:30:05
- ↑カイデン済みのアーチで道場持ちだから違うんじゃ? -- 2022-03-25 (金) 09:03:47
- フォーセイクンってどちらかというと自嘲の色合いが強い呼び名に思えるし、しっかりと育ててもらったゲンドーソーセンセイは棄てられたなんて思ってないだろうから違うのでは? -- 2022-03-25 (金) 09:25:13
- 中途半端な力しか持たないニンジャのことをフォーセイクンと指してる訳であってドラゴン・ドージョーの正当な後継者であるセンセイは全然違うでしょう -- 2022-03-25 (金) 18:57:22
- センセイをフォーセイクンの括りに入れるのは相応しくないと思うが、やはりリアルニンジャとなった後の一つの到達点の区切りがカイデンなんでしょうねー。寧ろ、作中初期に登場したドラゴンドージョーのニュービーにリアルニンジャ化した生き残りがいたなら、フォーセイクンと定義される存在だったのかもですねー。全員死にましたが。 -- 2022-03-26 (土) 13:33:18
- ローシ・ニンジャのソウル憑依者が登場してしまったら果たして何が起こるのか…備えよう。 -- 2022-04-20 (水) 11:23:32
- インストラクション・ワンはよくネタにされているけど、キルゾーン・スモトリの「力に力で対抗してはならぬ……速さで行くと決めたならば、あくまでも速さを貫き通すべし。」の方が本質な気がする。 -- 2022-05-08 (日) 13:27:20
- 今更だが、センセイの名鑑にて「本名ドラゴン・ゲンドーソー。通り名はローシ・ニンジャ」とある。アーチ級ニンジャとなってカイデンネームを授かった後も、ニンジャとしての本名は元々のニンジャネームという慣習だろうか。あるいはゲンドーソーはモータル時代からの本名だという意味合いなのだろうか。 -- 2022-09-16 (金) 18:18:38
- イエ!モトーッ!! -- 2022-10-14 (金) 14:15:30
- やっぱりフジキドのニンジャとしての師匠はゲンドーソー=センセイなんだってはっきり分かるんだよね -- 2022-10-17 (月) 08:46:18