おおかみこどもの雨と雪

Last-modified: 2014-02-12 (水) 14:16:25

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大学生の花(宮あおい)は、彼(大沢たかお)と出会ってすぐに恋に落ちた。

 

やがて彼が人間の姿で暮らす"おおかみおとこ"だと知ることになったが、
花の気持ちが変わることはなかった。

 

そして一緒に暮らし始めた2人の間に、新たな命が生まれる。
雪の日に生まれた姉は≪雪≫、雨の日に生まれた弟は≪雨≫と名づけられた。

 

雪は活発で好奇心旺盛。雨はひ弱で臆病。

 

一見ごく普通の家族だが、生まれてきた子供たちは、
「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ、≪おおかみこども≫だった。

そのことを隠しながら、家族4人は都会の片隅でひっそりと暮らし始める。
つつましくも幸せな毎日。

 

しかし永遠に続くと思われた日々は、
父である"おおかみおとこ"の死によって突然奪われてしまった―――

 

取り残された花は、打ちひしがれながらも
「2人をちゃんと育てる」と心に誓う。

 

そして子供たちが将来「人間か、おおかみか」どちらでも選べるように、
都会の人の目を離れて、厳しくも豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住むことを決意した。