台詞/女神パドラ =ヌス・ユールはかくのごとく語れり

Last-modified: 2018-10-27 (土) 22:48:10

『なになにー』
『えへへへー』

概要

魔導図書館でのサー=ヴァル暗黒卿の台詞
食物再拝錬金術を成し遂げたことによるジャンクションされたドロップアイテムについて魔導博士達に尋ねるシーンより

女神の割に言動が残念である、かわいいなどとコメントで総ツッコミを受けた

最終話にも登場
こちらはゲイラキャットサンドストームの台詞

メタ的な解説

ノムリッシュ翻訳では文頭の挿入文として入る言葉。

 

パドラ=ヌス・ユール とはFINALFANTASY XIII-2に出てくる人物。
その正体は神が生み出した最初の人間。また、彼女の能力を受け継いで転生した者もまた「ユール」と呼ばれる。そのため時代を跨いで複数のユールが存在し、それぞれ性格も嗜好も異なるが、彼女達はみな能力と共に魂も受け継いでいるため本質的には同一人物である。
かつてユールは死を司る女神エトロから時詠みの能力、エトロの眼を授かり、未来を視ることができるようになったが、その力の代償として未来を見るたびに寿命が縮むため、歴代のユールは皆若くして死んでしまう運命にある。

 

物語が進み女神エトロが滅びを迎えると、エトロが制御していた「不可視の混沌」が暴走し現実世界を蝕んでしまうようになる*1
世界を滅ぼし、時空さえ歪める不可視の混沌の正体は、転生を繰り返したユールの心や思念、魂の集合体。本来ならいくつもの魂を抱えたことで自己矛盾を起こすはずの混沌が世界を破壊し得るほどの力を発揮したのは、全てのユールが「愛する人カイアスと一緒にいたい」という思いを共有していたためであった。

 

そして、ライトニングリターンズのラストで、全能の神ブーニベルゼをライトニング達が倒し、新たに神がいない世界が始まる。しかし、ユールの魂達とカイアスは人の魂を見守るために死の神として闇に留まることを決意し、最後のユールを新世界へと託したのであった。
ユールが女神として語られているのは、恐らくここから来ているのだろう。
参考:FF用語辞典「パドラ=ヌス・ユール」

 
 

……と、このようにFF本編では非常に複雑な背景を持つ超重要キャラクターなのだが、一方でノムリッシュ翻訳では文頭でランダムに現れるということもあって、大袈裟な前振りの割にどうでもいいことばかり言っているようなキャラクターとしてしばしば「駄女神」扱いされてしまっている。哀れ。


*1 これがXIIIシリーズ三部作のライトニングリターンズに繋がる