ロスリック・モーグリ
CV:HIKARI・高(VoiceText)
「年収1000万ギルを超えるこの俺っちはロスリックモーグリ!」
種族
ムース・ラットゥス目 モーグリ科 モーグリ属 ロスリック・モーグリ Lothric Moogle |
解説
サヌビア砂漠を抜けた先にあるドール湖畔の湖、エンドオヴデスに住むモーグリ。湖のほとりに、二千年計画で魔物の巣窟となった家を模した住処を作ろうとしていた。ところが、詰んでいた建材のユグドラシルにサー=ヴァル暗黒卿の運転する魔導ライナーがぶつかり、台無しとなり、それがカーバンクル一行との苦い出会いとなった。
有能な建築家(錬金術をも用い、人柱を錬成できる)であり、世界樹や霊樹エクスデスの取り扱いも容易に行う。その腕を買われてか、所属する神羅カンパニーでは年収1000万ギルを超え、高給取りらしく庶民の感覚は何一つわからないと豪語する。
ただし本人曰く長時間労働を強いられているそうで、その労働環境はお世辞にも良好とは言い難く、健康維持のためか以前は嗜んでいた酒と煙草をすっぱりと止め、現在は野菜中心の食生活を心がけているようだ。
副業としてこの秋から帝国に魔導書専門の書店をオープンしており、経営者としても順調である模様。
なお愛猫家か夢想家かは定かでないが、この世のどこかにあるという"猫の楽園"を探し求めているという。
章の中盤、後にハイエンドなコンビとなるトンペリと出会う。当初は各々が理想の住まいを作ろうとしていたが、うまくいかず、カーバンクル公の助言で協力して家づくりを行うことに。結果、トンぺリの狂気とも思える提案を見事に取り入れた「立派な人喰いとなってしまった家」を完成させた。
5章には戦いの描写がなく戦闘能力は不明だが、魔物の巣窟と化した家の作り方を見ただけで見切ったことから最近ランクA+に昇格したことがサー=ヴァル暗黒卿の口から語られた*1。高レベルの錬金術を用いること、エクスデスを容易に仕留めたことから察するに、ある程度の戦闘力も持っていると思われる。
メタ的な解説
ノムリッシュ翻訳されたアメリカビーバー。
「クポ」というモーグリの口調を使うフレンズはこれまでにも登場していたが、モーグリそのものとして出てきたのは彼女が初めて。語尾の「っす」が「クポ」に変換されやすいため、モーグリの名に相応しいクポ率を誇る。
基本的には原作の人の良さ、自信のなさなど元の性格のままである。反面、金持ちなことや自分の技術力を自画自賛したり、やたら物騒な家を作りたがるなど、ノムリッシュけものフレンズの世界らしいところもしっかり表れている。
『ロスリック』はフロム・ソフトウェアARPG『DARK SOULS3』の登場人物名、ひいては国名だが、何故かノムリッシュ翻訳で「アメリカ」の訳のひとつになる。
『モーグリ』はチョコボに次ぐFFシリーズのマスコットキャラ。語尾は「クポ」。初出はFF3だが、FF2の頃から既にモーグリのグラフィックは出来上がっていたものの使い所がなかったため、改変してジャイアントビーバーという生き物を登場させたという。ノムリッシュ翻訳はこれが由来だろう。
種族名の『ムース・ラットゥス』はすばらしきこのせかいに登場する装備品のブランドの一つ。同作のブランド名は十二支がモデルとなっており、その「子」に該当するため「ネズミ」目の訳になったのだろう。ノムリッシュ翻訳の中でも数少ない野村哲也氏と関わりの深い訳である。