邪王真眼を持つ狂王

Last-modified: 2022-04-20 (水) 01:10:25

邪王真眼を持つ狂王

CV:HIKARI(VoiceText)

「永久なる魂の共鳴を誓おうね」
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種族

邪王真眼を持つ狂王
グランドトラインルブルムヴィー・スト
Grand-Trine Rubrum-Beast

解説

 第一章終盤から登場。混沌と掟の支配する未来を託されたさだめの者。カーバンクル公は「グランド・トライン殿」と呼ぶ。何の魔獣なのかは、【預言書】にすら記されていない。クァール枢機卿とは死闘を繰り広げた仲だが、彼女をはじめ【魔道生物】とは一切喋らず、カーバンクル公のみに対して喋る。三千年間も喋っていないらしい。そのため、クァール枢機卿は預言書に記されていたにも関わらず「本当に喋れたのか」と驚嘆していた。その魂のささやきは人類の手に余るとのこと。また、魔導ライナーとリンクすることで半自動モーターサイクルさせることができる能力を持つ。
【ジャパエデン】に関して知らないことは無いと思われる…のだが、想定外の事態に遭遇すると謎の言葉を発しながら動かなくなってしまう。

 

夜刀神魔導博士からは真名と思しき「グランドトラインルブルムヴィー・スト」という名で呼ばれるほか、ウァ=ラーイン騎士団長のように「幻想狂王」と呼ぶ者もいる。

 

普段は魔導生物と一切喋らない狂王だが、天狼の記憶(アカシックレコード)のホメオステイシスが因果仕掛けの原則のため、*1かの者のクライシス・N(コード:ネメシス)対応時*2のみ魔導生物への干渉イソレーションが許可されている。

メタ的な解説

 ノムリッシュ翻訳されたボスことラッキービースト。その荘厳な二つ名前から大物感を発揮するが、そこはボス。「ユダネテ」が口癖だが予想外のことがあると神眼《ゴッドアイ》を発揮して固まってしまう。ノムリッシュ翻訳のために、説明が原作以上の設定説明の長台詞となっていたり、「目覚めたようだな…しからば進軍しよう」「~ぞよ」といった威厳ある言葉使いとなり、太古の叡智を引き出せる賢者のように聞こえる一方で、動作不良の時の謎の言葉は本当に何かのゲームがバグった時のような語の連続に翻訳されているため、原作より落差がさらに著しい。そのためポカをやらかす度、カーバンクル公と視聴者からキツいツッコみが入るのは定番。一方、異説第五章では「僕だったピンクの肉片」と発言したことで視聴者を震撼させた。

 

 「邪王真眼を持つ狂王」は「ボス」のノムリッシュ翻訳。「邪王真眼」の元ネタは、「中二病でも恋がしたい!」のヒロイン小鳥遊六花の邪気眼設定から。愛らしい外見と大仰で恐ろしげな名前のギャップは六花以上に激しく、名が最初に出た場面だけで腹筋崩壊したとかいまだに笑えるという視聴者も少なくない。ちなみに「狂王」の方はこれが元ネタかどうかは不明だが、昔のOVA作品「うろつき童子」作中において、デーモン閣下曰く超神(楽土を創造すると多元世界に伝わる伝説の神)と対となる存在であり、その力は魔界の王すら××し殺す程に強大な力を有する悪魔?であるとされる存在である。
 カーバンクル公による呼称「グランド・トライン殿」は「ラッキーさん」の訳語。正式名称である「ラッキービースト」の訳は、夜刀神や魔導博士による呼称「グランドトラインルブルムヴィー・スト」となる。
 「グランドトライン」はFF6に登場する最強の青魔法、及びその修得元となるモンスターの特技として有名。リンクにも記載されているが、元は占星術用語で3星調和という大幸運配置を意味する語なので「ラッキー」の訳語となっているのだろう。
 「ルブルム」はFF8に登場する最強クラスの通常モンスター「ルブルムドラゴン」からと思われ、ラテン語で「赤」を意味する。だが邪王真眼を持つ狂王はどこも赤くは…そんな…馬鹿な…!*3
 「ヴィー・スト」は「ビースト(獣)」の音もじりだろう。

 


*1 生態系の維持が原則のため
*2 人の緊急事態対応時
*3 あるいは「ビースト」という語そのものが黙示録の獣や竜などの「赤い獣」の婉曲語の側面もあるけどまあ関係ないかもしれないゾイ