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Tag: ATLUS 女神転生シリーズ スーパーファミコン 近未来を舞台にした作品 ディストピアをモチーフにした作品 バグの多い作品 記憶喪失を扱った作品 神殺しをモチーフにした作品 マルチエンディング |
contents | 用語分類 |
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メガテンシリーズ 主人公が記憶喪失の作品 バグの多い作品 魔法が弱すぎる作品 |
【作品内容】
アトラスから94年に発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム。
前作『真・女神転生』の後日談となる未来世界を書いた物語であり、パラレル設定の多いメガテンでは珍しく直接世界観が繋がっている作品である。
メシア教に支配される事で秩序を取り戻した東京を舞台に、コロシアムの戦士として生きる記憶喪失の主人公ホークが自分に与えられた役割を知り、統治者である元老院の思惑に巻き込まれていくストーリー。
特徴
未来を舞台にする事で世界観が前作より空想的になり、その舞台を様々な宗教上のモチーフを配置する手法で独特の世界を作っている。
シナリオやイベント展開はFC版『女神転生Ⅱ』の流れに近く、前作ではオミットされていた月齢によるイベントやパラメータチェックイベントなども再び採用されている。
インターフェースの進歩も大きく、アイテムの解説やまとめ買い、オートマッピングのショートカットなども初めて採用されている。
今作から雑魚戦も複数種類の組み合わせの敵が登場するようになっている。
一方で今作は初期パラメータを自分で振るシステムが廃止され、シリーズで初めて固定の初期パラメータとなっている。
【バグ】
真Ⅱと言えば【バグが多い】事でも知られている。
元々バグの多いシリーズであるが、本作はワープ技にアイテム技、進行不能や仕様通りに動かない要素など強力な物が揃っている。
装備の属性など基本仕様の時点でバグっているため、開き直ってバグを極めるやり込みが追求される事も多い。
以下は断りのない限りSFC初期版の物。
人間三身合体
今作の人間三身合体は本来の制限を無視して自分のレベル以上の悪魔を作ってしまえる。
マグネタイトの消費が激しい欠点はあるが、一気に最強クラスの仲魔を作ってしまう事も可能。
バグか仕様かははっきりしないがリメイクではできなくなっている。
アイテム増殖、アイテム変化
どんなアイテムでも作ったり増やしたりできる技。いきなり最強装備も作れるのでこの時点でバランスも何もないような物ではあるが、バグ技の花形とも言えるロマンに溢れる技でもある。
この技を使って香を増やしまくってステータスカンストする事もできるが、レベルアップ画面から脱出できず進行不能になってしまう*1。
トラエストワープ
やり込み向けの技。
特定のイベントマスでトラエストを唱えると、なぜか本来の効果ではなく、壁などを無視して一歩下がった位置に移動できると言う技。
イベントの大幅なショートカットが可能となり、ゲーム開始直後から魔界に飛ぶなどのフラグ無視進行を実現した。
一見どこにでも行ける夢の技のように思える技ではあったが、その後の調査によってシナリオ後半~終盤では実用的なワープ可能ポイントが存在しない事が分かり、ショートカットの実現と共に限界も示す事になった。
ヒロイン増殖
最初にヒロインが加入したら、次の目的地であるマダムの館に移動してから戻って来るとまたヒロインが仲間になってしまう。
増殖したヒロインはデータを共有しているので使い勝手はあまりよくないが、これだけ大きなバグが簡単に起こってしまう所がポイントである。
防御相性
本シリーズでは通常防具に防御相性が設定されており、これによって属性攻撃の軽減や防御が可能となっている。
しかし本作ではバグでこの防具による防御相性が機能せず、人間キャラはずっと相性を初期値で進めなくてはいけなくなってしまっている。
前作までは防御相性は隠しパラメータだったため、攻略本などを見なければ機能していなくてもプレイヤーには分からない、と言う事もあったと思われるが、間の悪い事に今作から鑑定によって相性を見れるようになったため、見れるようになった途端に機能しないと言う皮肉な事になってしまっている。
その他
- ナジャの融合イベントでヒロインの全パラメータが1アップと表示されるが、実際は上がっていない。
- タルカジャを重ねがけしすぎると、オーバーフローして一桁ダメージ程度の威力になってしまう。
- 一回の戦闘で7回以上悪魔を呼ぶとフリーズする*2。
- ダーク悪魔の攻撃を跳ね返す効果がある筈の『聖者の笛』に効果が無い。
- 『デカジャ』に効果がなく、『リカジャ』はデカジャの効果と取り違えられている。
- その他、原因不明のフリーズやHPバグの実例報告などがある*3
【評価】
ゲームその物よりバグのほうが話題になりやすいと言う不幸なタイトル。
しかもこの意味でSFC版よりPS版のほうが有名になってしまうという良くわからない事になっている。
宗教上の大物が多数登場する事からそういった嗜好の人に支持を集める一方、東京の終末といったような世紀末描写を好む人は前作のほうが良かったと回顧する傾向もある。
続き物のため前作を知らないと用語や世界観にややわかり辛い部分もある。
気になる点
中盤にお使いやフラグ立てのイベントが連続している。この際移動法が制限されたり過去のマップに戻らなければいけない事も多く作業感が高い局面が続く。
攻撃魔法が非常に弱い。ゲームを通してほとんど使う意味がなく、敵に使われてもまったく脅威ではない。
このためゲームバランスは少々よろしくないのだが、このシリーズではよくある事なのであまり問題にされる事は少ない。
まとめ買いや回復の操作が「一度で済ませられる」事に固執しすぎてしまい、かえって複雑になってしまっている。リメイクではまとめ買いは残したまま素直な操作になった。
【リメイク】
PLAYSTATIONとGAMEBOYADVANCEでそれぞれリメイクされている。
- PS版
UIの強化により遊びやすくなった、筈だったが、初期版でバグを多発させてしまい、修正版との交換対応を取る事となった。
PSアーカイブス等では修正版が配信されている。 - GBA版
前作のリメイク版と同様にサブシナリオを見れるモードが追加された。一方で後付け設定や矛盾も生じている。
外部リンク
真・女神転生Ⅱ(SFC 初期版)RTA 1:52:23 part 1/4 裏技あり レポート
真・女神転生 2 解析
関連用語
唯一神?
ドミネーター?
ミレニアム?
バグ?
魔界塔士Sa・Ga?
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